「私はやっぱりお嬢様を殺すなら銀のナイフかと。」
「しょっぱなからなにいってんだおまえ‼」
ある日の昼下がり。紅魔館のメンバーたちはレミリアの自室に集まっていた。
咲夜がレミリアにメンバーを集めてほしい。と頼みレミリアがそれを了承したからだった。
普段自分の意見を言わない咲夜からの頼みということはなにか重大なことがあるのか
レミリアはそう思っていたが...
『お嬢様を殺す方法‼』
メイド長がホワイトボードに書いた大きな文字にレミリアは絶句する。
そりゃあそうだろう。主人である自分に忠実に仕えるべきはずの従者が主人の殺害方法を考えようとしているのだから。
しかも本人の目の前で...!
しかしそれよりもレミリアが驚いたのは、
「いやあ毒殺じゃないですかね?」
「拷問だよ拷問!」
「ロイヤルフレアで一発...」
「咲夜さんに賛成です。」
愛しい妹、大事な親友、その他の残りのものたちがみんな賛同していることだった。
自分はこんなにも人望がなかったのかとしゅんとするレミリアを気にせずみんなは話を進める。
「咲夜さんナイフはだめですよ!心臓に届くまで時間がかかりすぎます❗」
「でも美鈴。毒だってきっと吸血鬼であるお嬢様にはきかないわよ?」
「じゃあ福寿草とか...?たっぷり飲ませれば...」
「ああ‼それもありかもね。」
うなずくとメイド長はホワイトボードに『福寿草』と書き込む。
「ロイヤルフレアはだめですよパチュリー様。お嬢様はきっと避けてしまいます。」
「じゃあその前に拘束したら?」
「それいいですね‼」
「でしょ?咲夜ー方法追加ー!」
「はーい‼」
『ロイヤルフレア』
「待ってよ‼そこは拷問でしょ?そして疲れきったお姉様を私が優しく...」
「しかし拷問道具なんてありましたっけ?」
「河童につくってもらえばいいよ‼」
「そうですね‼では妹様の提案を...」
『拷問』
「それからね...」
話し合いはまだ続いていたがレミリアは逃げ出そうとじりじりと扉に向かい後退する。
幸い誰にも気づかれずに脱出に成功した。
廊下に座り込みしくしくと泣き出すレミリア。
それは当然のこと。大人びてはいるが忘れてはいけない。まだ彼女は子供なのだ。
大好きな家族に殺されそうになったら子供は泣き出すだろう。レミリアも例外ではなかった。
レミリアはその後泣きながら館を飛び出し神社に向かった。
霊夢は話を聞くと優しくレミリアを抱き締めてあやした。
そして迎えに来たメイド長を怒りを込めて夢想封印で吹っ飛ばそうとしたがレミリアが泣きつかれて眠っていたので起こさないようにと自重したという。
今回の騒動の理由を聞いた霊夢は呆れながら次やったらマジ殺す的なことをいってレミリアをわたした。
館に戻るとレミリアはパチュリーに記憶を消されたため今回のことは覚えていなかったそう。
「しょっぱなからなにいってんだおまえ‼」
ある日の昼下がり。紅魔館のメンバーたちはレミリアの自室に集まっていた。
咲夜がレミリアにメンバーを集めてほしい。と頼みレミリアがそれを了承したからだった。
普段自分の意見を言わない咲夜からの頼みということはなにか重大なことがあるのか
レミリアはそう思っていたが...
『お嬢様を殺す方法‼』
メイド長がホワイトボードに書いた大きな文字にレミリアは絶句する。
そりゃあそうだろう。主人である自分に忠実に仕えるべきはずの従者が主人の殺害方法を考えようとしているのだから。
しかも本人の目の前で...!
しかしそれよりもレミリアが驚いたのは、
「いやあ毒殺じゃないですかね?」
「拷問だよ拷問!」
「ロイヤルフレアで一発...」
「咲夜さんに賛成です。」
愛しい妹、大事な親友、その他の残りのものたちがみんな賛同していることだった。
自分はこんなにも人望がなかったのかとしゅんとするレミリアを気にせずみんなは話を進める。
「咲夜さんナイフはだめですよ!心臓に届くまで時間がかかりすぎます❗」
「でも美鈴。毒だってきっと吸血鬼であるお嬢様にはきかないわよ?」
「じゃあ福寿草とか...?たっぷり飲ませれば...」
「ああ‼それもありかもね。」
うなずくとメイド長はホワイトボードに『福寿草』と書き込む。
「ロイヤルフレアはだめですよパチュリー様。お嬢様はきっと避けてしまいます。」
「じゃあその前に拘束したら?」
「それいいですね‼」
「でしょ?咲夜ー方法追加ー!」
「はーい‼」
『ロイヤルフレア』
「待ってよ‼そこは拷問でしょ?そして疲れきったお姉様を私が優しく...」
「しかし拷問道具なんてありましたっけ?」
「河童につくってもらえばいいよ‼」
「そうですね‼では妹様の提案を...」
『拷問』
「それからね...」
話し合いはまだ続いていたがレミリアは逃げ出そうとじりじりと扉に向かい後退する。
幸い誰にも気づかれずに脱出に成功した。
廊下に座り込みしくしくと泣き出すレミリア。
それは当然のこと。大人びてはいるが忘れてはいけない。まだ彼女は子供なのだ。
大好きな家族に殺されそうになったら子供は泣き出すだろう。レミリアも例外ではなかった。
レミリアはその後泣きながら館を飛び出し神社に向かった。
霊夢は話を聞くと優しくレミリアを抱き締めてあやした。
そして迎えに来たメイド長を怒りを込めて夢想封印で吹っ飛ばそうとしたがレミリアが泣きつかれて眠っていたので起こさないようにと自重したという。
今回の騒動の理由を聞いた霊夢は呆れながら次やったらマジ殺す的なことをいってレミリアをわたした。
館に戻るとレミリアはパチュリーに記憶を消されたため今回のことは覚えていなかったそう。
でもレミリアは死ななそう