ある日の朝 紅魔館
「フランちゃん準備はできた?」
「うん!できたよおねーしゃま‼」
「そう。いいこね。じゃあお帽子かぶって。」
「あーい‼」
フランは大きく返事をすると帽子を被りレミリアの手をぎゅっと握った。
レミリアはそんな様子に思わず顔を緩めていてまわりにいるハウスメイドたちはメイド長の真似をして鼻をおさえる。
そして大勢のメイドたちに送られてレミリアとフランは出発した。
行き先は『幻想幼稚園』という妖精や妖怪のための幼稚園だ。
スカーレット家の次女であるフランドールも今日から入園することとなっていた。
フランが幻想幼稚園に入るということは幻想郷ではちょっとしたニュースだった。
それもそのはず紅魔館の当主でフランの姉であるレミリア・スカーレットは過保護なことで有名だったのだ。
妹を可愛がるあまり外に出さず自分の部屋で大事に大事に育てているらしいというのは幻想郷でもっぱらの噂だった。
フランにあったことのない人が多いというのは本当でレミリアが許可した人物としか接触できないのだ。
ただフランは別にそんな姉の愛を嫌がらずむしろ嬉しがっているらしい。
とこんな感じのレミリアが愛妹を幼稚園にやるというのだからニュースになるのも当然だろう。
まあ真相は
「いいかげん妹様から離れたらどうですか?」
というメイド長の意見に渋々ながらも従ったというだけだが。
そうして蝶々を追いかけて道路に飛び出そうとしたり、野良猫を可愛がったりするフランに苦戦しながらレミリアはなんとか幼稚園に登園させることに成功した。
「じゃあフラン。あとで迎えに来るからいいこにしててね。」
「うー?」
レミリアはフランの入るうさぎ組の担任である霊夢に抱いていた妹を渡す。
レミリアはしゅんとした感じでフランの頭を撫でたが当のフランはよくわかってないらしい。
キョトンとしたかおでレミリアを見ている。
そしてレミリアが帰ると、
「さあフランちゃん先生とお教室にいきましょうね。」
と霊夢がにこにこしながらフランのかおをのぞきこむ。
「うぅー...」
「おわっ...まずい来るぞ...」
霊夢がそういったとたん
「う...わぁぁぁぁぁぁん‼」
レミリアがいないことがわかったのかフランは大声で泣き出す。
「きたー..幼稚園に始めてくる子ってこうなるのよね...」
経験のある霊夢はなんとかなだめながら教室につれていくのだった。
...数時間後
霊夢は眠るフランを抱いてレミリアを待っていた。
結局フランは今日一日ほとんど泣いており今は泣きつかれて眠っているのだ。
とそこへ...
「霊夢‼」
レミリアがやってくると霊夢は眠るフランをそっとレミリアにわたす。
レミリアはなれた手つきでフランを抱える。すると
「....うー?」
「あら起こしちゃったかしらフラン。」
小さい声をあげてフランが目を覚ます。そしてレミリアを視線でとらえた瞬間
「おねーしゃまぁ....うー....」
フランはレミリアにしがみつきぐずぐずと泣き出す。
そんなフランを優しく撫でるレミリアを霊夢は微笑みながら眺めていた。
「咲夜‼私やっぱりフランを離さないわ❗幼稚園はやめさせる❗」
「もう好きにしてください....(このシスコン吸血鬼が...)」
「レミリアさんレミリさん。このメイドさん『このシスコン吸血鬼が...』っていってますよ。」
「こらぁぁ‼咲夜ぁぁぁぁ‼」
「ひぃぃぃぃ‼申し訳ありませーん‼」
「シスコンで何が悪いーーー‼」
「「そ...そこですかー⁉」」
「フランちゃん準備はできた?」
「うん!できたよおねーしゃま‼」
「そう。いいこね。じゃあお帽子かぶって。」
「あーい‼」
フランは大きく返事をすると帽子を被りレミリアの手をぎゅっと握った。
レミリアはそんな様子に思わず顔を緩めていてまわりにいるハウスメイドたちはメイド長の真似をして鼻をおさえる。
そして大勢のメイドたちに送られてレミリアとフランは出発した。
行き先は『幻想幼稚園』という妖精や妖怪のための幼稚園だ。
スカーレット家の次女であるフランドールも今日から入園することとなっていた。
フランが幻想幼稚園に入るということは幻想郷ではちょっとしたニュースだった。
それもそのはず紅魔館の当主でフランの姉であるレミリア・スカーレットは過保護なことで有名だったのだ。
妹を可愛がるあまり外に出さず自分の部屋で大事に大事に育てているらしいというのは幻想郷でもっぱらの噂だった。
フランにあったことのない人が多いというのは本当でレミリアが許可した人物としか接触できないのだ。
ただフランは別にそんな姉の愛を嫌がらずむしろ嬉しがっているらしい。
とこんな感じのレミリアが愛妹を幼稚園にやるというのだからニュースになるのも当然だろう。
まあ真相は
「いいかげん妹様から離れたらどうですか?」
というメイド長の意見に渋々ながらも従ったというだけだが。
そうして蝶々を追いかけて道路に飛び出そうとしたり、野良猫を可愛がったりするフランに苦戦しながらレミリアはなんとか幼稚園に登園させることに成功した。
「じゃあフラン。あとで迎えに来るからいいこにしててね。」
「うー?」
レミリアはフランの入るうさぎ組の担任である霊夢に抱いていた妹を渡す。
レミリアはしゅんとした感じでフランの頭を撫でたが当のフランはよくわかってないらしい。
キョトンとしたかおでレミリアを見ている。
そしてレミリアが帰ると、
「さあフランちゃん先生とお教室にいきましょうね。」
と霊夢がにこにこしながらフランのかおをのぞきこむ。
「うぅー...」
「おわっ...まずい来るぞ...」
霊夢がそういったとたん
「う...わぁぁぁぁぁぁん‼」
レミリアがいないことがわかったのかフランは大声で泣き出す。
「きたー..幼稚園に始めてくる子ってこうなるのよね...」
経験のある霊夢はなんとかなだめながら教室につれていくのだった。
...数時間後
霊夢は眠るフランを抱いてレミリアを待っていた。
結局フランは今日一日ほとんど泣いており今は泣きつかれて眠っているのだ。
とそこへ...
「霊夢‼」
レミリアがやってくると霊夢は眠るフランをそっとレミリアにわたす。
レミリアはなれた手つきでフランを抱える。すると
「....うー?」
「あら起こしちゃったかしらフラン。」
小さい声をあげてフランが目を覚ます。そしてレミリアを視線でとらえた瞬間
「おねーしゃまぁ....うー....」
フランはレミリアにしがみつきぐずぐずと泣き出す。
そんなフランを優しく撫でるレミリアを霊夢は微笑みながら眺めていた。
「咲夜‼私やっぱりフランを離さないわ❗幼稚園はやめさせる❗」
「もう好きにしてください....(このシスコン吸血鬼が...)」
「レミリアさんレミリさん。このメイドさん『このシスコン吸血鬼が...』っていってますよ。」
「こらぁぁ‼咲夜ぁぁぁぁ‼」
「ひぃぃぃぃ‼申し訳ありませーん‼」
「シスコンで何が悪いーーー‼」
「「そ...そこですかー⁉」」
レミリアも8歳か…
ああ...考えていませんでしたが確かにそうなりますね。