里から離れて住む私にとって来客が来る事は珍しい事極まりない。
しかしながらある日、もう晩夏の香りが漂う頃、一人の女が訪ねて来たのだ。
「こんにちは」
その女の優艶な佇まいは、鈍い筈の私が一目で彼女が人間でない事を理解させてしまう程だった。
圧倒された私はどうにかして声を絞り出し、どなたですかと問うと、女は西行寺と名乗り、何処かの令嬢をしているとだけ言った。
そのお嬢様が私に何の用だと訝しげに思っていると、彼女は一切表情を変えることなく、唐突にそしてただ淡々と私の友人の死を告げた。
いや、本当に友人と呼べる物なのかと聞かれると、それは嘘だと言わざるを得ないのではあるが。
兎に角、余り宜しくない縁で繋がった人間であった。
「えぇ、本当です。あの人はちゃんと亡くなりましたよ」
女はやはり一切の感情を見せる事なく、そう私に言った。
女が私に向ける顔は決して無表情な訳ではなく、それこそ誰もが見惚れるだろう微笑みなのだが、どうも意識がこちらに向いていない様に見えてしまう。
それは、彼女が人間ではないことを更に確信させることになった。
「あぁ、あとそれともう一つ。彼から預かっているものがありまして」
そうして女が取り出したのは一通の封筒であった。
彼が私宛に手紙を残している事は驚きだった。
何せ、彼とはもう殆ど犬猿の仲と言っても過言ではない。
ましてや誰がどう見ても腐っていると思える程の人間が、最期に何かを人に向けて遺そうとした事が本当に意外だったのだ。
私がそれを受け取ると、女は、ではまた会いましょうかとほんの少しだけ口角を上げてみせた。
また会おう、私はその響きに妙な胸騒ぎを覚えた。
奇妙な来客が去り、暫くの間立ち尽くしたが、それでもそれは治る事はなかった。
私は居間へと戻り、彼からの手紙をじっと見つめる。
考えていても仕方ないと、私はその封を切る事にした。
開封した瞬間、私の視界が何かで覆われた。
咄嗟に目を瞑り、顔を腕で守った。
衝撃に備えていたが、それは何時まで経っても来なかった。
ゆっくり目を開くと、私の身体には何処から来たとも知れない蝶がとまっていた。
小さな封筒の中から蝶、それに生きている物が入っているなど誰が想像出来よう。
危うく腰を抜かしそうになったが、それも落ち着き、私はこの蝶の姿をまじまじと見つめてみる。
全身が淡く光を放っている。
やはりそれはこの世の物ではない様であった。
それでも私の周りに輝く蝶が漂っているというのはなんとも幻想的で、私の心はすぐにでも惹かれていった。
しまった、本来の目的を見誤る所だった。
私は彼の手紙を読む為に今こうして封を切ったのだ。
我に返り、封筒に残っていた紙を取り出して徐にそれを開く。
そうして私の目に真っ先に入ってきたのは、おおよそ彼の物とは思えないほどの稚拙な文字の羅列だった。
彼に決して良くは無い事が起こったのは、それが明白に表していた。
私は震える唇を噛み締めてその手紙を読む決意をした。
***
貴方がこれを読んでいるという事は、やはり私は死んでいるのでしょう。
そうでなければ、貴方にこの手紙が届く事は無い訳ですから。
見苦しい文字をここに記す事はどうかお許し下さい。
此方も時間が残っていないのです。何せ、今際の際だと告げられたものですから、どうしようとも手の震えが止まらないのです。
さて、私がこれを書こうと思ったのは、私が死を迎える要因となった話を貴方に知ってもらいたい為です。
世間に疎い貴方でも、夜な夜な空を照らす蝶の噂は聞いた事があるんじゃないでしょうか。
淡く光を放ちながら暗闇を照らすその姿はそれは人里で話題になったものです。
斯く言う私もそんな噂に魅了された一人でして、危険だと分かっていても皆が寝静まった夜更けに里を抜け出す事にしたのです。
幸運にも道中妖怪に襲われる様な事もなく、私は無事にその蝶達が目撃された場所へと辿り着いたのでした。
そうして着いたはいいものの、蝶の姿は全くと言って見えません。
蝶が現れるのを待つにしても、深夜に、それも人里からも離れた所に長居する事など出来る訳が有りません。
噂は噂に過ぎないのかもしれないと、そうした考えが頭によぎった所で私は踵を返す事に決めました。
その時でした。何処からか此方へと近づいてくる足音がするのです。
勿論、こんな時間に人など出歩く訳が無いですから、私は恐怖を覚え、咄嗟に木の背後へと身を隠しました。
少しだけ顔を覗かせ様子を見ると、近づいて来たものの正体が女だということに気付きました。
それはそれは美しい容姿をしていたのでつい見惚れてしまいましたが、こんな夜中に女が、それに一人で出歩くなど正気の沙汰ではありません。
狂ったのか、それとも人間ではないのかとそんな事が次々と頭に浮かび、私は背筋が薄ら寒くなるのを感じました。
暫くの間女を見続けていましたが、ここである変化に気付きました。
女の周りが輝き始め、光が辺りへと舞い始めたのです。
もうお分かりでしょう、その光は蝶の形をしていました。
闇夜を照らす蝶の群れはその女によって起こされたものだったのです。
ええ、息を呑みましたよ。この世とは思えない程美しい光景だったものでしたから。
一体どれ程見惚れていたのでしょうか、気付くと私の肩には一匹の蝶が乗っていました。
群からはぐれたのか、蝶は一向に戻ろうとしません。
当時の私は、一体何を思ったのでしょうか。
私はそれを家へと連れ帰る事にしたのです。
逃がさないようにしっかりと両手で包み、私は駆け足で帰路に着きました。
帰宅した後、私は緊張から解放されたのか深い睡魔に襲われ、そのまま寝入ってしまいました。
目覚めてすぐ、私は酷い吐き気と倦怠感を覚えました。
身体の調子が妙に可笑しかったのです。
暫くするとそれは落ち着きましたが、どうにも悪い予感がして堪りませんでした。
自分の肩を見ると、昨日連れ帰った蝶が、未だ淡く光続けながらそこに居座っています。
ですが、どうした訳かその蝶に私の心が魅かれれば魅かれる程、私の身体から力が抜けていくのです。
どうも可笑しいと思った私は、名残惜しいながらも肩の蝶を下ろしました。
これ以上力が抜けるのは止まったものの、依然として私の体調は良くなりませんでした。
そんな中です。私のもとに一人の女が訪ねて来ました。
目を疑いましたよ、何せ昨夜に見かけたあの女だったのですから。
女は開口一番、もう手遅れだと私に向かって言いました。
勿論何の事だか分からないので、どういう事だと女に問い掛けます。
すると女は、私が光る蝶に触れなかったかと聞いてきたのです。
私は正直に蝶を家に連れ帰った事を女に伝えました。
すると、女は少し申し訳無さそうな表情をしたと思うと私が持ち帰った蝶についてを話し始めました。
女が言うにはあの蝶は死を誘う代物らしいのです。
ほんの少し程度の時間であれば体調が悪くなる程度で済むのですが、長い時間触れていると彼女の言う手遅れになるそうで。
手遅れになった後は死を待つのみ。
蝶を愛で続けて直ぐにでも死を迎えるか、蝶を捨て、残された一週間程の命を全うするか。
残された選択肢はこの二つだそうです。
さて、貴方はこの手紙を読んで一体どれほどの時間が経ったのでしょうか。
貴方が速読を極めていない限りは、少なくとも1分以上は経っているはずです。
女が言う手遅れに至るまでは約一分程。
この間、貴方の周りを飛んでいた蝶は何処にとまっていましたか。
恐らく貴方の肩辺りでも止まっているでしょう。
その蝶はそうやって人間の体に留まる事を好むそうですから。
ええ、そうです。貴方に留まっているその蝶は、私が連れ帰った物です。
どうやってその蝶を貴方のもとへと運んだかは私にも分かりません、これからまた会うであろう彼女にでも聞いてください。
それでは私はもう逝きますので。
***
そこまで読んだ時、私は自らが倒れ伏している事に気付いた。
体が全く言うことを聞かない。
気付かぬ内に随分と命を吸われていたらしい。
ここで動かなければこのまま直ぐに逝ってしまうというのに、力が抜けていく感覚が止まらず、動くことが出来ない。
意識が、体が溶けていく。
そうしてもう視界が利かなくなった頃、私は女の声を聞いた気がした──
***
また会ったわね。
ええ、御免なさいね。
私だって別にやりたくてやった訳じゃないのよ?
彼の望みを聞いたのは、彼があんまりにも可哀想に思ってしまったから。
夜に里の外を彷徨っていた彼も悪いけれど、私の秘密の遊びに遭遇したばかりに何も分からずに死んでしまうのは流石に可哀想だと思っちゃって。
何というか、気まぐれかしらね。
普段はあまりこういう風に思わないから。
それにしても、人間ってのは酷いものね。
最期の願いが家族や恋人とかに向けてじゃなくて、嫌いな人間を道連れにする事だなんて。
彼言ってたわよ、あいつがのうのうと生きて自分だけ無意味に死ぬのは許せないって。
だから、彼は封筒に手紙と蝶を入れて私に託したの。
死んだら貴方に届けてくれってね。
勿論気乗りはしなかったけれど、まあどんなに腐った人間でも最期くらいはってね。
もし私が貴方と先に会っていたなら、こうはなってはなかったかもしれないわ。
だからそうね、貴方は運が悪かった。
ただ、それだけよ。
しかしながらある日、もう晩夏の香りが漂う頃、一人の女が訪ねて来たのだ。
「こんにちは」
その女の優艶な佇まいは、鈍い筈の私が一目で彼女が人間でない事を理解させてしまう程だった。
圧倒された私はどうにかして声を絞り出し、どなたですかと問うと、女は西行寺と名乗り、何処かの令嬢をしているとだけ言った。
そのお嬢様が私に何の用だと訝しげに思っていると、彼女は一切表情を変えることなく、唐突にそしてただ淡々と私の友人の死を告げた。
いや、本当に友人と呼べる物なのかと聞かれると、それは嘘だと言わざるを得ないのではあるが。
兎に角、余り宜しくない縁で繋がった人間であった。
「えぇ、本当です。あの人はちゃんと亡くなりましたよ」
女はやはり一切の感情を見せる事なく、そう私に言った。
女が私に向ける顔は決して無表情な訳ではなく、それこそ誰もが見惚れるだろう微笑みなのだが、どうも意識がこちらに向いていない様に見えてしまう。
それは、彼女が人間ではないことを更に確信させることになった。
「あぁ、あとそれともう一つ。彼から預かっているものがありまして」
そうして女が取り出したのは一通の封筒であった。
彼が私宛に手紙を残している事は驚きだった。
何せ、彼とはもう殆ど犬猿の仲と言っても過言ではない。
ましてや誰がどう見ても腐っていると思える程の人間が、最期に何かを人に向けて遺そうとした事が本当に意外だったのだ。
私がそれを受け取ると、女は、ではまた会いましょうかとほんの少しだけ口角を上げてみせた。
また会おう、私はその響きに妙な胸騒ぎを覚えた。
奇妙な来客が去り、暫くの間立ち尽くしたが、それでもそれは治る事はなかった。
私は居間へと戻り、彼からの手紙をじっと見つめる。
考えていても仕方ないと、私はその封を切る事にした。
開封した瞬間、私の視界が何かで覆われた。
咄嗟に目を瞑り、顔を腕で守った。
衝撃に備えていたが、それは何時まで経っても来なかった。
ゆっくり目を開くと、私の身体には何処から来たとも知れない蝶がとまっていた。
小さな封筒の中から蝶、それに生きている物が入っているなど誰が想像出来よう。
危うく腰を抜かしそうになったが、それも落ち着き、私はこの蝶の姿をまじまじと見つめてみる。
全身が淡く光を放っている。
やはりそれはこの世の物ではない様であった。
それでも私の周りに輝く蝶が漂っているというのはなんとも幻想的で、私の心はすぐにでも惹かれていった。
しまった、本来の目的を見誤る所だった。
私は彼の手紙を読む為に今こうして封を切ったのだ。
我に返り、封筒に残っていた紙を取り出して徐にそれを開く。
そうして私の目に真っ先に入ってきたのは、おおよそ彼の物とは思えないほどの稚拙な文字の羅列だった。
彼に決して良くは無い事が起こったのは、それが明白に表していた。
私は震える唇を噛み締めてその手紙を読む決意をした。
***
貴方がこれを読んでいるという事は、やはり私は死んでいるのでしょう。
そうでなければ、貴方にこの手紙が届く事は無い訳ですから。
見苦しい文字をここに記す事はどうかお許し下さい。
此方も時間が残っていないのです。何せ、今際の際だと告げられたものですから、どうしようとも手の震えが止まらないのです。
さて、私がこれを書こうと思ったのは、私が死を迎える要因となった話を貴方に知ってもらいたい為です。
世間に疎い貴方でも、夜な夜な空を照らす蝶の噂は聞いた事があるんじゃないでしょうか。
淡く光を放ちながら暗闇を照らすその姿はそれは人里で話題になったものです。
斯く言う私もそんな噂に魅了された一人でして、危険だと分かっていても皆が寝静まった夜更けに里を抜け出す事にしたのです。
幸運にも道中妖怪に襲われる様な事もなく、私は無事にその蝶達が目撃された場所へと辿り着いたのでした。
そうして着いたはいいものの、蝶の姿は全くと言って見えません。
蝶が現れるのを待つにしても、深夜に、それも人里からも離れた所に長居する事など出来る訳が有りません。
噂は噂に過ぎないのかもしれないと、そうした考えが頭によぎった所で私は踵を返す事に決めました。
その時でした。何処からか此方へと近づいてくる足音がするのです。
勿論、こんな時間に人など出歩く訳が無いですから、私は恐怖を覚え、咄嗟に木の背後へと身を隠しました。
少しだけ顔を覗かせ様子を見ると、近づいて来たものの正体が女だということに気付きました。
それはそれは美しい容姿をしていたのでつい見惚れてしまいましたが、こんな夜中に女が、それに一人で出歩くなど正気の沙汰ではありません。
狂ったのか、それとも人間ではないのかとそんな事が次々と頭に浮かび、私は背筋が薄ら寒くなるのを感じました。
暫くの間女を見続けていましたが、ここである変化に気付きました。
女の周りが輝き始め、光が辺りへと舞い始めたのです。
もうお分かりでしょう、その光は蝶の形をしていました。
闇夜を照らす蝶の群れはその女によって起こされたものだったのです。
ええ、息を呑みましたよ。この世とは思えない程美しい光景だったものでしたから。
一体どれ程見惚れていたのでしょうか、気付くと私の肩には一匹の蝶が乗っていました。
群からはぐれたのか、蝶は一向に戻ろうとしません。
当時の私は、一体何を思ったのでしょうか。
私はそれを家へと連れ帰る事にしたのです。
逃がさないようにしっかりと両手で包み、私は駆け足で帰路に着きました。
帰宅した後、私は緊張から解放されたのか深い睡魔に襲われ、そのまま寝入ってしまいました。
目覚めてすぐ、私は酷い吐き気と倦怠感を覚えました。
身体の調子が妙に可笑しかったのです。
暫くするとそれは落ち着きましたが、どうにも悪い予感がして堪りませんでした。
自分の肩を見ると、昨日連れ帰った蝶が、未だ淡く光続けながらそこに居座っています。
ですが、どうした訳かその蝶に私の心が魅かれれば魅かれる程、私の身体から力が抜けていくのです。
どうも可笑しいと思った私は、名残惜しいながらも肩の蝶を下ろしました。
これ以上力が抜けるのは止まったものの、依然として私の体調は良くなりませんでした。
そんな中です。私のもとに一人の女が訪ねて来ました。
目を疑いましたよ、何せ昨夜に見かけたあの女だったのですから。
女は開口一番、もう手遅れだと私に向かって言いました。
勿論何の事だか分からないので、どういう事だと女に問い掛けます。
すると女は、私が光る蝶に触れなかったかと聞いてきたのです。
私は正直に蝶を家に連れ帰った事を女に伝えました。
すると、女は少し申し訳無さそうな表情をしたと思うと私が持ち帰った蝶についてを話し始めました。
女が言うにはあの蝶は死を誘う代物らしいのです。
ほんの少し程度の時間であれば体調が悪くなる程度で済むのですが、長い時間触れていると彼女の言う手遅れになるそうで。
手遅れになった後は死を待つのみ。
蝶を愛で続けて直ぐにでも死を迎えるか、蝶を捨て、残された一週間程の命を全うするか。
残された選択肢はこの二つだそうです。
さて、貴方はこの手紙を読んで一体どれほどの時間が経ったのでしょうか。
貴方が速読を極めていない限りは、少なくとも1分以上は経っているはずです。
女が言う手遅れに至るまでは約一分程。
この間、貴方の周りを飛んでいた蝶は何処にとまっていましたか。
恐らく貴方の肩辺りでも止まっているでしょう。
その蝶はそうやって人間の体に留まる事を好むそうですから。
ええ、そうです。貴方に留まっているその蝶は、私が連れ帰った物です。
どうやってその蝶を貴方のもとへと運んだかは私にも分かりません、これからまた会うであろう彼女にでも聞いてください。
それでは私はもう逝きますので。
***
そこまで読んだ時、私は自らが倒れ伏している事に気付いた。
体が全く言うことを聞かない。
気付かぬ内に随分と命を吸われていたらしい。
ここで動かなければこのまま直ぐに逝ってしまうというのに、力が抜けていく感覚が止まらず、動くことが出来ない。
意識が、体が溶けていく。
そうしてもう視界が利かなくなった頃、私は女の声を聞いた気がした──
***
また会ったわね。
ええ、御免なさいね。
私だって別にやりたくてやった訳じゃないのよ?
彼の望みを聞いたのは、彼があんまりにも可哀想に思ってしまったから。
夜に里の外を彷徨っていた彼も悪いけれど、私の秘密の遊びに遭遇したばかりに何も分からずに死んでしまうのは流石に可哀想だと思っちゃって。
何というか、気まぐれかしらね。
普段はあまりこういう風に思わないから。
それにしても、人間ってのは酷いものね。
最期の願いが家族や恋人とかに向けてじゃなくて、嫌いな人間を道連れにする事だなんて。
彼言ってたわよ、あいつがのうのうと生きて自分だけ無意味に死ぬのは許せないって。
だから、彼は封筒に手紙と蝶を入れて私に託したの。
死んだら貴方に届けてくれってね。
勿論気乗りはしなかったけれど、まあどんなに腐った人間でも最期くらいはってね。
もし私が貴方と先に会っていたなら、こうはなってはなかったかもしれないわ。
だからそうね、貴方は運が悪かった。
ただ、それだけよ。
質の悪い話でした。良かったです。
妖怪っぽさのある幽々子様もいいですね
概要の”ただの遊び”って一体誰目線から誰宛だったのでしょう、色々と想像が膨らむばかり。
これは悪い亡霊の面がでていてとても良いと思いました。
危機を伝えるにしてはやけに事細かであり、肝心の本題を最初に言わなかったと思ったら、それこそが罠でしたか……。
文章に惹き込まれている時は、みずからの肩に蝶が留まっていないか気をつけねばなりませんね。