ルーミアはすっごく不味い人間を食べてしまいました。
「う、うわ。不味い」
太もものお肉は口の中で、カメムシとクサガメ辺りをを混ぜたようなハーモニーが拡がります。
「妖怪さん、食べないで!」
「何よ! あんたなんか臭すぎて食べられたものじゃ無い」
噛み切った肉片を吐き出しながら、命乞いする不味い人間を追い払います。
人間は足をヒョコヒョコさせながら逃げて行きました。
ルーミアは口に残った不味い味が嫌で唾を吐きながら他の獲物求めて何処かに行きました。
何万年後か、ルーミアは不味くない獲物を食べ尽くしてしまいます。
不味い人間の子孫は大いに反映してましたが、ルーミアは餓死してしまいました。
あれです、動植物が毒を体に溜め込むように進化したみたいな、あんな感じで。