Coolier - 新生・東方創想話

第一章 二話 食い違い

2020/08/16 16:20:38
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「どうしてお前が此処に!」
「魔理沙!探したよ!」
「霊夢!何でここに海璃が!」
「ふーん、あなた海璃っていうのね。で、なんで海璃がここにいるか、そんなの知る訳ないでしょう。ここにくるなり魔理沙はどこだの、そんな不審者に教えるわけないのに。」
「すみません名前を言い忘れるとは。改めまして私は霧雨海璃と申します。」
「魔理沙と同じ苗字?」
「そうだ。こいつがある日突然養子になったんだよ。」
「血のつながりはないのか・・・。」
「もう帰ってくれよ・・・!」
「・・・そうやってまた僕を避けるの?・・・。」
「何言ってんだよ・・・。避けてたのはお前だろ!」
「魔理沙、落ち着いて。」
「そうよ。魔理沙。」
「すまん。」
「僕は避けてなんかない!」
「じゃあなんで母様に嘘の報告をしたんだよ!」
「嘘の報告?そんなの知らない!」
「はあ?知らないはずないだろ!そのせいで私は家を追い出されたんだぞ!」
「はいストップ!私たちにもわかるように説明して。」
「・・・ああ。」

「お母様!九九ができるようになりました!」
「そんなの当たり前でしょ。すぐ勉強に戻りなさい。」
「はい・・・。わかりました・・・。」
(母様は今思うと普通じゃなかったな。でも比較対象がいなかったからその時は普通だと思っていた。)
(お父さんは?)
(仕事が忙しくてろくに家に居なかった。)
(そっか、魔理沙の実家って霧雨道具店だったわね。)
(それってすごいの?)
(人里では断トツ一位のお店だよ。)
(話に戻るぜ)
「魔理沙様、今日は養子が来られます。」
「本当!仲良くなれるかな!」
(その時は仲良くなりたいって思ってた。でも、」
「初めまして、今日からお世話になります。海璃と申します。」
「私は魔理沙です。よろしくお願いね。」
「魔理沙!海璃は跡取り息子だぞ!出来損ないが!敬語を使え!」
「え・・・でも・・・」
「口答えするな!」
(わたしは女だったからな。代々、男性が店主になる霧雨家では私は邪魔だったんだろ。)
(時代錯誤も甚だしいわね。)
(うん。性別なんか関係ないよ!)
コンコン
「海璃様、入っても宜しいでしょうか?」
(その日、わたしは海璃に部屋に来るように言われていた。そして部屋で勉強を教えていたんだ。)
「ここはこうすると分かりやすいですよ。」
「きゃああああ!」
「お母様!」
(わたしは母様の寝室まで走った。そこには)
「お母様!お母様!」
(母様の死体があった。)
「恵菜!・・・どうしてここに居るんだ魔理沙!」
「お父様!お母様がぁ!」
「こっちに寄るな!親殺しが!」
「お・・・父様・・・。」
「どうしたんだ!海璃!」
「お姉様が・・・。」
「なんだと・・・出ていけ!悪魔が!」

「で、私は追い出されたわけだ。」
「待ってよ!その日、僕は誘拐されてたんだよ!」
「今更そんな嘘を」
「本当だよ!」
「うん。魔理沙、海璃の言っていることは本当よ。」
「どういうことだ・・・。」
「話す前にこの事件の首謀者をよぼうかしら。そうでしょ。―――。」

次回 事件の真相
一話ではタイトルをつけ忘れていました。申し訳ありませんでした。そして一話の最後、海璃が魔理沙に様をつけていましたが、これは誤字です。今後もこのようなことがあるかもしれませんがどうぞよろしくお願い致します。
カミィ
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価名前が無い程度の能力削除
完成させてから投稿したら?
2.10名前が無い程度の能力削除
5W1Hというものがありましてね…。
どこで誰が何をしてるのかも判らないようなのは小説どころか文章の体もなしてないというのを理解しましょう。
この怪文書を読んで内容を理解してんのは書いてるあんたくらいのもんだよ。読み手は作者の脳内を読み取れるエスパーじゃないんだからさ。
3.80モブ削除
名前付きのキャラクター、どうして魔理沙は家での扱いが悪かったのか。それは作中で述べられているような一言で済ませられるようなものだったのか。事件の中身とは一体何なのか。
お話が膨らむ要素は出ているので、それをこねこねしたものを是非とも見せていただけたらなあと思います。
お話自体が宙ぶらりんというのはとても寂しいものがあります。その世界を頑張って形にしてくれることを応援しています。