とある日...
超絶カリスマ吸血鬼(自称)レミリアはフランと人里を散歩していた。
「ねえーお姉様❗あのお団子食べたい!」
とフランが急に騒ぎだす。何かと思ってレミリアはフランの指を指している方を見るそこには...仲が悪いと有名な月の兎たちの二つの団子やがあった
「ええ...」
レミリアは迷った可愛いフランに買ってあげたいのはやまやまだがあの二つの店のどちらかを買うとなると...
「あっお客さん。青蘭屋よりおいしい私の団子いかがですかー?」
「ちょっと‼あの人たちは私のお客様よ‼お客さん❗青蘭屋の団子の方がおいしいですよー‼」
「はあ?」
「何よ?」
こうなるのをわかっていたレミリアは「団子ー...」と駄々をこねるフランを引っ張ってその場を立ち去った。
「むうー...お団子食べたかった...」
と頬を膨らますフランをなんとかなだめるレミリア。最終的に今日の夕食をあーんってさせるという約束を取り付けやっとフランの機嫌は治った。散歩に来ただけでいつもの何倍も疲れたレミリアはにこにこするフランの手を引いて帰路をたどる。その最中掲示板に貼り出されているチラシになぜか興味を持ったフランが立ち止まってしまう。なのでレミリアも必然的に見ることになったのだが...
「.......何これ?」
そうそこにあったチラシの内容は
『幻想郷で一番可愛い人妖を決める大会開催‼』
というものだった。レミリアは唖然とした今時こんなバカみたいな大会を開催するやつはきっと低級妖怪とかなんかだろうと思った。そしてレミリアは主催者の欄を見る。そこには...
「八雲藍」
「古明地さとり」
「.......」
レミリアは主催者の名前を見てなんとなく気づいてしまった。おそらく藍とさとりのあいだで橙とこいしどちらが可愛いか言い合いなんかになったんだろう。何て愚かな.......とレミリアは嘆いた。
「幻想郷で一番可愛い?そんなのフランしかいないに決まってるじゃない。」
とレミリアが呟く。そう。フランが重度のシスコンなのは幻想郷中が知ってるがレミリアが親バカならぬ姉バカというのを知ってる人は少ないのだ。
「ねえーお姉様ーもう帰ろうよー」
とフランはレミリアのドレスの袖を引く。最初に興味を持ったのはフランなのだがどうやら飽きてしまったらしい。
「.......フラン。」
「なあに?」
「この大会申し込むから出なさいね。」
「うにゅ.......?はあい。」
フランはよくわからなかったが一つだけ分かったことがあった。そういったレミリアのかおが仕事をしているときみたいにすっごく真剣だったこと。
それから数日後その大会は開かれた。なぜか紅魔館で。どうやら企画したのはいいものの会場が見つからなくて困ってた藍たちにレミリアが提案したとか。すごい盛り上がりであちこちで自分の子に優勝するように言い聞かせている妖怪たちがいた。
「いい?私の可愛い霊夢ちゃん絶対優勝するのよ?」
「.......優勝商品はやまわけだからね。」
と隙間妖怪が巫女に言い聞かせてたり、
「こいし.......あなたなら絶対に負けません。どうかフランさんにかってレミリアさんを泣かせてやってください。」
「あらまあさとり。いい度胸ね。うちの超絶可愛いフランに勝てるわけないじゃないの。」
「なんですって?レミリアさんこそうちのこいしに勝てると思ってるんですか?」
「お姉様たちなんかこわーい‼」
「ねー」
と姉たちがにらみあっていたり、
「橙...お前は吸血鬼よりも悟り妖怪よりも可愛いんだ絶対勝ってくれよ。」
「はあい❗らんしゃま~❗」
「頼むよ橙。紫様より可愛い橙よ.......」
「らんしゃま紫様に消されますよ?」
とどこぞの親バカ狐が自分の式神に泣きついていたり。
とにかくすごい盛り上がりだった。それからすぐに大会は始まった。
「フランちゃーん‼可愛い可愛い私のフラン!頑張って~❗」
「こいしー‼世界一可愛い私のこいしー‼フランさんなんか抜いちゃいなさい!」
「なんですって?」
「あ?」
「霊夢ちゃーん‼可愛い私の霊夢ちゃん吸血鬼たちなんかぬきなさーい‼」
「ちぇええええええん‼私の大事な橙❗主より大事な橙❗ふぁいとー‼」
「ちょっと藍?今のどう言うこと?」
「そのまんまです紫様。そもそも年齢ピー歳の紫様が私の可愛い橙に勝てるわけないじゃないですか!」
「藍.......あなたあとで冥界に送ってあげるわ。」
「え?」
というやり取りがあちこちで勃発した。そしてとうとう順位発表だ。レミリアは不安そうな顔でフランを見つめる。他の妖怪もみんな真剣な顔で我が子を見つめていた。そして.......
「はい‼清く正しい射命丸です❗これから準優勝と優勝を発表します❗まず準優勝は.......紅魔館の悪魔の妹❗フランドールスカーレット❗」
「なんですって?」
とレミリアは驚く。フランが優勝だと思っていたからだ。隣ではさとりが「してやったり」という顔でレミリアを見ていた。
「私のフランが優勝じゃないなんて.......」
とレミリアはかりすまがーどでうずくまる。そんなレミリアを見ていた妖怪たちが文の声によって再びステージを向く。
「ではでは❗いよいよ優勝者の発表です❗」
わああああああ‼とみんなが盛り上がり我が子に向ける視線をあつくした。そして.......
「優勝者は...紅魔館の主レミリアスカーレットだああああ‼」
と文がさけんだ瞬間、わあああああ‼と観客全員がわいた。フランも嬉しそうに跳び跳ねている。さとりもこいしも楽しそうな顔をしている。しかし
「ええ...どう言うこと?私は出場してないのに...」
とレミリアだけは不思議そうな戸惑った顔をしていた。しかし誰も気づかず文は呆然としているレミリアをステージに引っ張りあげると、
「おめでとうございます❗」
とレミリアに大きなトロフィーを渡した。観客席がまたわあああああっとわく。奥の方で烏天狗たちのカメラが光った。そして意味がわからない大会は幕を閉じた。頭にたくさんはてなを浮かべるレミリアを残して...
その夜。
レミリアはいつも通りフランと寝ていた。うとうとしかけたとき、フランが「ねえ」とレミリアに声をかける。
「なあにフラン?」
とレミリアは眠そうに返す。フランはうれしそうな笑みを浮かべて
「優勝おめでとう」
といった。レミリアはすっかり目が冴えて、自分は出場してないんだとフランに言う。フランはレミリアの言葉をにこにこしながら聞いていた。そしてレミリアが話終えたとき、フランはいたずらっ子のような笑みを浮かべて衝撃的なことをいった。
「お姉様を大会に出したのは私でした~♪」と。
「え?」
とレミリアは絶句する。まさか犯人がこんな近くにいたとは思わなくて。フランはさらににこにこすしながら続けた。
「お姉様は私が可愛いから出したんでしょ?じゃあフランの可愛いお姉様も出さなきゃいけないよね?だから咲夜に頼んで申し込んでもらったんだ~♪」
フランのそのことばを聞いたレミリアは恥ずかしいのか枕にかおをうずめてしまった。
その日はどれだけレミリアに話しかけても反応しないので、フランは思う存分レミリアにくっつけた。
超絶カリスマ吸血鬼(自称)レミリアはフランと人里を散歩していた。
「ねえーお姉様❗あのお団子食べたい!」
とフランが急に騒ぎだす。何かと思ってレミリアはフランの指を指している方を見るそこには...仲が悪いと有名な月の兎たちの二つの団子やがあった
「ええ...」
レミリアは迷った可愛いフランに買ってあげたいのはやまやまだがあの二つの店のどちらかを買うとなると...
「あっお客さん。青蘭屋よりおいしい私の団子いかがですかー?」
「ちょっと‼あの人たちは私のお客様よ‼お客さん❗青蘭屋の団子の方がおいしいですよー‼」
「はあ?」
「何よ?」
こうなるのをわかっていたレミリアは「団子ー...」と駄々をこねるフランを引っ張ってその場を立ち去った。
「むうー...お団子食べたかった...」
と頬を膨らますフランをなんとかなだめるレミリア。最終的に今日の夕食をあーんってさせるという約束を取り付けやっとフランの機嫌は治った。散歩に来ただけでいつもの何倍も疲れたレミリアはにこにこするフランの手を引いて帰路をたどる。その最中掲示板に貼り出されているチラシになぜか興味を持ったフランが立ち止まってしまう。なのでレミリアも必然的に見ることになったのだが...
「.......何これ?」
そうそこにあったチラシの内容は
『幻想郷で一番可愛い人妖を決める大会開催‼』
というものだった。レミリアは唖然とした今時こんなバカみたいな大会を開催するやつはきっと低級妖怪とかなんかだろうと思った。そしてレミリアは主催者の欄を見る。そこには...
「八雲藍」
「古明地さとり」
「.......」
レミリアは主催者の名前を見てなんとなく気づいてしまった。おそらく藍とさとりのあいだで橙とこいしどちらが可愛いか言い合いなんかになったんだろう。何て愚かな.......とレミリアは嘆いた。
「幻想郷で一番可愛い?そんなのフランしかいないに決まってるじゃない。」
とレミリアが呟く。そう。フランが重度のシスコンなのは幻想郷中が知ってるがレミリアが親バカならぬ姉バカというのを知ってる人は少ないのだ。
「ねえーお姉様ーもう帰ろうよー」
とフランはレミリアのドレスの袖を引く。最初に興味を持ったのはフランなのだがどうやら飽きてしまったらしい。
「.......フラン。」
「なあに?」
「この大会申し込むから出なさいね。」
「うにゅ.......?はあい。」
フランはよくわからなかったが一つだけ分かったことがあった。そういったレミリアのかおが仕事をしているときみたいにすっごく真剣だったこと。
それから数日後その大会は開かれた。なぜか紅魔館で。どうやら企画したのはいいものの会場が見つからなくて困ってた藍たちにレミリアが提案したとか。すごい盛り上がりであちこちで自分の子に優勝するように言い聞かせている妖怪たちがいた。
「いい?私の可愛い霊夢ちゃん絶対優勝するのよ?」
「.......優勝商品はやまわけだからね。」
と隙間妖怪が巫女に言い聞かせてたり、
「こいし.......あなたなら絶対に負けません。どうかフランさんにかってレミリアさんを泣かせてやってください。」
「あらまあさとり。いい度胸ね。うちの超絶可愛いフランに勝てるわけないじゃないの。」
「なんですって?レミリアさんこそうちのこいしに勝てると思ってるんですか?」
「お姉様たちなんかこわーい‼」
「ねー」
と姉たちがにらみあっていたり、
「橙...お前は吸血鬼よりも悟り妖怪よりも可愛いんだ絶対勝ってくれよ。」
「はあい❗らんしゃま~❗」
「頼むよ橙。紫様より可愛い橙よ.......」
「らんしゃま紫様に消されますよ?」
とどこぞの親バカ狐が自分の式神に泣きついていたり。
とにかくすごい盛り上がりだった。それからすぐに大会は始まった。
「フランちゃーん‼可愛い可愛い私のフラン!頑張って~❗」
「こいしー‼世界一可愛い私のこいしー‼フランさんなんか抜いちゃいなさい!」
「なんですって?」
「あ?」
「霊夢ちゃーん‼可愛い私の霊夢ちゃん吸血鬼たちなんかぬきなさーい‼」
「ちぇええええええん‼私の大事な橙❗主より大事な橙❗ふぁいとー‼」
「ちょっと藍?今のどう言うこと?」
「そのまんまです紫様。そもそも年齢ピー歳の紫様が私の可愛い橙に勝てるわけないじゃないですか!」
「藍.......あなたあとで冥界に送ってあげるわ。」
「え?」
というやり取りがあちこちで勃発した。そしてとうとう順位発表だ。レミリアは不安そうな顔でフランを見つめる。他の妖怪もみんな真剣な顔で我が子を見つめていた。そして.......
「はい‼清く正しい射命丸です❗これから準優勝と優勝を発表します❗まず準優勝は.......紅魔館の悪魔の妹❗フランドールスカーレット❗」
「なんですって?」
とレミリアは驚く。フランが優勝だと思っていたからだ。隣ではさとりが「してやったり」という顔でレミリアを見ていた。
「私のフランが優勝じゃないなんて.......」
とレミリアはかりすまがーどでうずくまる。そんなレミリアを見ていた妖怪たちが文の声によって再びステージを向く。
「ではでは❗いよいよ優勝者の発表です❗」
わああああああ‼とみんなが盛り上がり我が子に向ける視線をあつくした。そして.......
「優勝者は...紅魔館の主レミリアスカーレットだああああ‼」
と文がさけんだ瞬間、わあああああ‼と観客全員がわいた。フランも嬉しそうに跳び跳ねている。さとりもこいしも楽しそうな顔をしている。しかし
「ええ...どう言うこと?私は出場してないのに...」
とレミリアだけは不思議そうな戸惑った顔をしていた。しかし誰も気づかず文は呆然としているレミリアをステージに引っ張りあげると、
「おめでとうございます❗」
とレミリアに大きなトロフィーを渡した。観客席がまたわあああああっとわく。奥の方で烏天狗たちのカメラが光った。そして意味がわからない大会は幕を閉じた。頭にたくさんはてなを浮かべるレミリアを残して...
その夜。
レミリアはいつも通りフランと寝ていた。うとうとしかけたとき、フランが「ねえ」とレミリアに声をかける。
「なあにフラン?」
とレミリアは眠そうに返す。フランはうれしそうな笑みを浮かべて
「優勝おめでとう」
といった。レミリアはすっかり目が冴えて、自分は出場してないんだとフランに言う。フランはレミリアの言葉をにこにこしながら聞いていた。そしてレミリアが話終えたとき、フランはいたずらっ子のような笑みを浮かべて衝撃的なことをいった。
「お姉様を大会に出したのは私でした~♪」と。
「え?」
とレミリアは絶句する。まさか犯人がこんな近くにいたとは思わなくて。フランはさらににこにこすしながら続けた。
「お姉様は私が可愛いから出したんでしょ?じゃあフランの可愛いお姉様も出さなきゃいけないよね?だから咲夜に頼んで申し込んでもらったんだ~♪」
フランのそのことばを聞いたレミリアは恥ずかしいのか枕にかおをうずめてしまった。
その日はどれだけレミリアに話しかけても反応しないので、フランは思う存分レミリアにくっつけた。
全く同じような内容を「幻想郷ロリコンテスト」と題うって書いております。
よければ見てニヤニヤしてください。
同じ思考の仲間が居てすごく嬉しいですw
ええええもちろん読ませていただきました❗レミリアが優勝なのは当たり前です❗( ・`ω・´)
これはすばらしいコンテストでした
レミリアおめでとう
フランちゃん優勝編は気が向いたら作ります