レポート課題。どうしてこんなものが存在するのか? 大学生は遊ぶのが仕事じゃないのか? 大学は教育機関の皮を被った迷える学生の為のテーマパークではなかったのか?
やばい。超やばい。やばいってもんじゃない。どうして! 一体どうして私は毎回ギリギリまでレポート課題をためてしまうんだろう。意味が分からない。操られてるのか? 何か、人類を堕落させるための悪の組織に。一体誰がそんな組織を作る? アドルフ・ヒトラーの末裔か? とにかくそうじゃなきゃ辻褄が合わない。だって私は毎回死ぬほど反省するのに。
実は二重人格者なのか私は? だってレポートに追われている時の宇佐見蓮子Aとレポートに追われていない時の宇佐見蓮子Bの性格の乖離があまりに激しすぎる。
今考えると宇佐見蓮子Bの思考回路はどう考えてもおかしい。イカれてるといっても過言ではないだろう。キ印! キ印!
Bは常にスリルを求めてる。勿論それはAである私もそうだけどこいつはかなり極端だ。だって私は非日常の中でしかスリル求めないのに対して、Bは日常の中までスリルを求めるのだ。そしてそのスリルによって私の内なるやる気を無理やり引き出させようという狂った思想の持ち主なのだ。このサディスト! 勿論、秘封倶楽部で不思議な体験を重ねている以上、このような刹那主義的なイデオロギーが形成されてもそこまで不思議ではないけど、それでもBの課題をやる上での計画の立て方が全く持って気にくわない。Aの気持ちも考えて欲しい。
Bの計画の立て方はこうだ。まず課題を確認して、何時間かかるか当たりを付ける。例えば今日の場合、これは少なくとも五時間はかかるレポートなので必要時間を五時間半と仮定する。
そして次に締め切り確認。今日のレポートはpdfファイルにして月曜の午前零時までに狸みたいな教授(名前は忘れた)のメールアカウントに提出しなければならないらしい。ここでBの真骨頂。あろうことかこいつは十二時の五時間半前、すなわち午後六時三十分まで一ミリも課題に取り組もうとしないのだ。手帳を見ても六時三十分からとはっきり書かれているし、スマートスピーカーのアラームもその時間に設定した。
「アレクサ、十八時三十分にアラームを設定して」
朝起きた時の私のセリフ。なんという怠惰! 堕落! 宇佐見蓮子B、死に至る病に精神を侵された破滅主義者に違いない。どうして同じことを繰り返す? 学習能力ゼロ!
そもそも今日、私は何をしていた? まず朝八時に起きる。その後朝十時までベッドの上でアザラシみたいにごろごろ。その後新聞裏面のクロスワードパズルに久々にドはまりしてしまい、全て埋めるとその下の数独まで解いてしまう。
近くのコンビニに行き、昼ご飯に巷でとんでもなく辛いと噂の焼きそばとクロスワードの雑誌を買いに行く。ついでに買ってきたペットボトルの麦茶と共に焼きそばを死にそうになりながら食べてしまうと、性懲りもなくクロスワードに熱中し出す。
分からないところは携帯のメモ帳に全てリストアップし、メッセージでメリーに聞いてみる。すると恐ろしい速さで返信が返ってきたので、メリーも暇してるんだとBは納得。喫茶店へお茶のお誘いをしてみるとOKの返事も僅か三秒でやってくる。
前回、秘封倶楽部の活動で約束の時間より早く到着するとメリーに変な顔をされたので、Bは彼女を安心させるためにわざと遅れて登場する。その後、メリーの小言を軽く受け流してだらだらと不毛な雑談をして時間をつぶした。
何が恐ろしいかって、今振り返ってもこの時の会話の内容が全く思い出せないということ。まって、大学の存在価値について話し合ったかも。何か素晴らしい結論が出て二人ではしゃいでいたけど、結局どんなものだったか何一つ思い出せない。楽しかったけどあの時間は何だったんだ。
別れ際、メリーにどこかで夕食を取らないかと誘われた。少し迷ったがレポート課題があることを思い出し急に陰鬱な気分になった。まだ課題が終わっていないとメリーに伝えたら、「ああ、あの課題ね。かなり大変だったけど頑張ってね」とかなり不吉な事を言われ、Bはビクビクしながら家路につく。
しかし、家に帰っても素直に課題に取り組まないのがBである。頭ではやらなければならないと分かっているし、体もやらないとまずいと心臓がバクバクさせて危険を訴える。でもやらない。じりじりと迫り寄ってくるようなこの恐怖感を日常から生じるスリルだとして僅かな満足感を覚える。そしてそれから逃れるようにクロスワードパズルに熱中する。端から見れば狂気の沙汰だが、やってる人間はこれが最適解だと思い込んでいるのでこれまた恐ろしい。この自己矛盾に気が付いているのはAである私のみ。そして結局アレクサが時間を知らせてくれるまで、全く楽しくないにも関わらず半ば機械的にクロスワードに取り組んでしまう。
もうやろう、今やらないと絶対間に合わない。絶望的に暗い気分を心に抱き、パソコンの前にしぶしぶ向かう。しかし、Bはプレッシャーという概念を忘れている。平常時にやりたくないこと(もしくはやらなければならないこと)を行う場合と緊張時に行う場合ではストレスの感じ方がまるで違うのだ。そして強いストレスを感じると、極度の睡魔に襲われるのがほとんどの人間の特徴である。しかしBはこの睡魔を疲労から来るものだと勘違いして、頭がおかしいのかここで仮眠を取ろうとする。
「アレクサ、アラームを一時間後にセット」
もちろんこんな精神状態で寝れるはずもなく、ベッドの上で携帯を触りまくる。そのまま三十分ほど時間を無駄にしてしぶしぶAにバトンタッチ。全くもってたまったもんじゃない。
不安で不安で仕方がないから、少しでも気分を紛らわせるためにクラシック・ジャズをかけてストレスを軽減。ついでにいつもの二倍の濃さでコーヒーを作り、机の上にセットする。吐き気をこらえながら、大学のウェブサイトにアクセスし、課題が書かれたpdfを入手。深呼吸して少しだけ心を落ち着けると恐る恐るそのファイルを開いてみる。
だが、これはパンドラの箱だった! 先週はあんなに軽いレポートだったのに今回の課題は結構重いものだったのだ。勿論時間さえかければ解けるものだけれど、今からやり始めると時間的に間に合うのかかなり怪しい。見通しが甘かった。メリーに質問することも考えたが、課題を解くために夕食を断ったので聞くことが躊躇われる。
「ピ、ポ、パ、私はロボット。出題されたレポートを解くためだけに、狂った科学者に開発された課題ロボットです。ロボットだから感情はありませんし、電気で動くから疲れも感じず睡眠も必要ありません」
本気で課題をやる際にいつも行う儀式を終え、問題に取り組む。興味がないからまともに聞いていない授業だったので、教科書から読み直さなければならない。途中で音楽が鬱陶しくなり結局消してしまう。
四分の三くらい解いたところで時間を確認すると現在午後十時。中々にいいペース。長い間集中していたので少しだけ休憩を取ろうと考える。さすがにクロスワードで頭を悩ましたくなかったのでYoutubeで動画を漁ることにした。
お気に入りからページへ飛ぶ。するとそこにはいつものように大量の動画が弁当箱の中身みたいにぎっしりと並んでいる。そこからサムネイルの気になった動画を適当に開く。そしてその関連動画、関連動画とどんどん動画を見始める。関連動画、関連動画、あなたへのおすすめ、関連動画……
自分でも危険な兆候だと分かってても止めることはできない。好奇心というものは中断させるのがとても難しいのだ。私は麻薬中毒患者のごとく動画を求め続ける。
段々と不安になってくる。心臓が早鐘を打ちはじめる。挙句の果てに、どうしてこんなに苦しい思いをして動画を見ているんだと謎の声が聞こえてくる。恐る恐る、パソコンの右下の時間を見てみる。そこには2300と無機質な数字の羅列。眩暈がした。
『助けて!!! このままじゃ間に合わない!! 来週のお茶代は全部私が払うから課題6の答え教えて!!!』もうなりふり構っていられない。メリーにメッセージを送りつけて、アクセル全開で課題に挑む。お願いメリー、このメッセージに気づいて! 昼間は三秒で返してくれたじゃない! どうして今回はこんなに遅いのよ!
机の上のコーヒーを一気に飲み干す。泥水みたいな味がしたけど気にしない。もう古いSF小説に出てきそうなロボットの物まねをやってる暇もない。時間よ止まれと願いながら、全ての感情を殺してひたすら問題を解く機械と化す。残り三十分、二十分、段々感覚が麻痺していく。この課題を時間内に終わらせないと世界が滅んでしまうような気がしてくる。
ピロンという着信音で心臓が止まりそうになった。急いで携帯を確認してみるとメリーから解答の写真が送られてきた。やった! メリー大好き! 友情に感動しながら一生懸命その解答をキーボードで打ち込み、やっとの思いで私はレポートを完成させた。
大急ぎで教授にメールを送って一息つく。時間を見てみると二十三時五十六分。間一髪だった。後悔と達成感が入り混じった甘い感覚に包まれる。動画の続きでもと思い、先ほど見ていたページを開いてみるが何が面白いのかさっぱり分からない。どうして私はこんなものの為に命を削ったのだろう。凄い不思議だ。
今日の事は流石に反省した。やっぱり何事もすぐやるのが一番だ。次回の課題は私が一番早く解いてやるぞ。固く心に誓って日曜の夜を私は終えた。
やばい。超やばい。やばいってもんじゃない。どうして! 一体どうして私は毎回ギリギリまでレポート課題をためてしまうんだろう。意味が分からない。操られてるのか? 何か、人類を堕落させるための悪の組織に。一体誰がそんな組織を作る? アドルフ・ヒトラーの末裔か? とにかくそうじゃなきゃ辻褄が合わない。だって私は毎回死ぬほど反省するのに。
実は二重人格者なのか私は? だってレポートに追われている時の宇佐見蓮子Aとレポートに追われていない時の宇佐見蓮子Bの性格の乖離があまりに激しすぎる。
今考えると宇佐見蓮子Bの思考回路はどう考えてもおかしい。イカれてるといっても過言ではないだろう。キ印! キ印!
Bは常にスリルを求めてる。勿論それはAである私もそうだけどこいつはかなり極端だ。だって私は非日常の中でしかスリル求めないのに対して、Bは日常の中までスリルを求めるのだ。そしてそのスリルによって私の内なるやる気を無理やり引き出させようという狂った思想の持ち主なのだ。このサディスト! 勿論、秘封倶楽部で不思議な体験を重ねている以上、このような刹那主義的なイデオロギーが形成されてもそこまで不思議ではないけど、それでもBの課題をやる上での計画の立て方が全く持って気にくわない。Aの気持ちも考えて欲しい。
Bの計画の立て方はこうだ。まず課題を確認して、何時間かかるか当たりを付ける。例えば今日の場合、これは少なくとも五時間はかかるレポートなので必要時間を五時間半と仮定する。
そして次に締め切り確認。今日のレポートはpdfファイルにして月曜の午前零時までに狸みたいな教授(名前は忘れた)のメールアカウントに提出しなければならないらしい。ここでBの真骨頂。あろうことかこいつは十二時の五時間半前、すなわち午後六時三十分まで一ミリも課題に取り組もうとしないのだ。手帳を見ても六時三十分からとはっきり書かれているし、スマートスピーカーのアラームもその時間に設定した。
「アレクサ、十八時三十分にアラームを設定して」
朝起きた時の私のセリフ。なんという怠惰! 堕落! 宇佐見蓮子B、死に至る病に精神を侵された破滅主義者に違いない。どうして同じことを繰り返す? 学習能力ゼロ!
そもそも今日、私は何をしていた? まず朝八時に起きる。その後朝十時までベッドの上でアザラシみたいにごろごろ。その後新聞裏面のクロスワードパズルに久々にドはまりしてしまい、全て埋めるとその下の数独まで解いてしまう。
近くのコンビニに行き、昼ご飯に巷でとんでもなく辛いと噂の焼きそばとクロスワードの雑誌を買いに行く。ついでに買ってきたペットボトルの麦茶と共に焼きそばを死にそうになりながら食べてしまうと、性懲りもなくクロスワードに熱中し出す。
分からないところは携帯のメモ帳に全てリストアップし、メッセージでメリーに聞いてみる。すると恐ろしい速さで返信が返ってきたので、メリーも暇してるんだとBは納得。喫茶店へお茶のお誘いをしてみるとOKの返事も僅か三秒でやってくる。
前回、秘封倶楽部の活動で約束の時間より早く到着するとメリーに変な顔をされたので、Bは彼女を安心させるためにわざと遅れて登場する。その後、メリーの小言を軽く受け流してだらだらと不毛な雑談をして時間をつぶした。
何が恐ろしいかって、今振り返ってもこの時の会話の内容が全く思い出せないということ。まって、大学の存在価値について話し合ったかも。何か素晴らしい結論が出て二人ではしゃいでいたけど、結局どんなものだったか何一つ思い出せない。楽しかったけどあの時間は何だったんだ。
別れ際、メリーにどこかで夕食を取らないかと誘われた。少し迷ったがレポート課題があることを思い出し急に陰鬱な気分になった。まだ課題が終わっていないとメリーに伝えたら、「ああ、あの課題ね。かなり大変だったけど頑張ってね」とかなり不吉な事を言われ、Bはビクビクしながら家路につく。
しかし、家に帰っても素直に課題に取り組まないのがBである。頭ではやらなければならないと分かっているし、体もやらないとまずいと心臓がバクバクさせて危険を訴える。でもやらない。じりじりと迫り寄ってくるようなこの恐怖感を日常から生じるスリルだとして僅かな満足感を覚える。そしてそれから逃れるようにクロスワードパズルに熱中する。端から見れば狂気の沙汰だが、やってる人間はこれが最適解だと思い込んでいるのでこれまた恐ろしい。この自己矛盾に気が付いているのはAである私のみ。そして結局アレクサが時間を知らせてくれるまで、全く楽しくないにも関わらず半ば機械的にクロスワードに取り組んでしまう。
もうやろう、今やらないと絶対間に合わない。絶望的に暗い気分を心に抱き、パソコンの前にしぶしぶ向かう。しかし、Bはプレッシャーという概念を忘れている。平常時にやりたくないこと(もしくはやらなければならないこと)を行う場合と緊張時に行う場合ではストレスの感じ方がまるで違うのだ。そして強いストレスを感じると、極度の睡魔に襲われるのがほとんどの人間の特徴である。しかしBはこの睡魔を疲労から来るものだと勘違いして、頭がおかしいのかここで仮眠を取ろうとする。
「アレクサ、アラームを一時間後にセット」
もちろんこんな精神状態で寝れるはずもなく、ベッドの上で携帯を触りまくる。そのまま三十分ほど時間を無駄にしてしぶしぶAにバトンタッチ。全くもってたまったもんじゃない。
不安で不安で仕方がないから、少しでも気分を紛らわせるためにクラシック・ジャズをかけてストレスを軽減。ついでにいつもの二倍の濃さでコーヒーを作り、机の上にセットする。吐き気をこらえながら、大学のウェブサイトにアクセスし、課題が書かれたpdfを入手。深呼吸して少しだけ心を落ち着けると恐る恐るそのファイルを開いてみる。
だが、これはパンドラの箱だった! 先週はあんなに軽いレポートだったのに今回の課題は結構重いものだったのだ。勿論時間さえかければ解けるものだけれど、今からやり始めると時間的に間に合うのかかなり怪しい。見通しが甘かった。メリーに質問することも考えたが、課題を解くために夕食を断ったので聞くことが躊躇われる。
「ピ、ポ、パ、私はロボット。出題されたレポートを解くためだけに、狂った科学者に開発された課題ロボットです。ロボットだから感情はありませんし、電気で動くから疲れも感じず睡眠も必要ありません」
本気で課題をやる際にいつも行う儀式を終え、問題に取り組む。興味がないからまともに聞いていない授業だったので、教科書から読み直さなければならない。途中で音楽が鬱陶しくなり結局消してしまう。
四分の三くらい解いたところで時間を確認すると現在午後十時。中々にいいペース。長い間集中していたので少しだけ休憩を取ろうと考える。さすがにクロスワードで頭を悩ましたくなかったのでYoutubeで動画を漁ることにした。
お気に入りからページへ飛ぶ。するとそこにはいつものように大量の動画が弁当箱の中身みたいにぎっしりと並んでいる。そこからサムネイルの気になった動画を適当に開く。そしてその関連動画、関連動画とどんどん動画を見始める。関連動画、関連動画、あなたへのおすすめ、関連動画……
自分でも危険な兆候だと分かってても止めることはできない。好奇心というものは中断させるのがとても難しいのだ。私は麻薬中毒患者のごとく動画を求め続ける。
段々と不安になってくる。心臓が早鐘を打ちはじめる。挙句の果てに、どうしてこんなに苦しい思いをして動画を見ているんだと謎の声が聞こえてくる。恐る恐る、パソコンの右下の時間を見てみる。そこには2300と無機質な数字の羅列。眩暈がした。
『助けて!!! このままじゃ間に合わない!! 来週のお茶代は全部私が払うから課題6の答え教えて!!!』もうなりふり構っていられない。メリーにメッセージを送りつけて、アクセル全開で課題に挑む。お願いメリー、このメッセージに気づいて! 昼間は三秒で返してくれたじゃない! どうして今回はこんなに遅いのよ!
机の上のコーヒーを一気に飲み干す。泥水みたいな味がしたけど気にしない。もう古いSF小説に出てきそうなロボットの物まねをやってる暇もない。時間よ止まれと願いながら、全ての感情を殺してひたすら問題を解く機械と化す。残り三十分、二十分、段々感覚が麻痺していく。この課題を時間内に終わらせないと世界が滅んでしまうような気がしてくる。
ピロンという着信音で心臓が止まりそうになった。急いで携帯を確認してみるとメリーから解答の写真が送られてきた。やった! メリー大好き! 友情に感動しながら一生懸命その解答をキーボードで打ち込み、やっとの思いで私はレポートを完成させた。
大急ぎで教授にメールを送って一息つく。時間を見てみると二十三時五十六分。間一髪だった。後悔と達成感が入り混じった甘い感覚に包まれる。動画の続きでもと思い、先ほど見ていたページを開いてみるが何が面白いのかさっぱり分からない。どうして私はこんなものの為に命を削ったのだろう。凄い不思議だ。
今日の事は流石に反省した。やっぱり何事もすぐやるのが一番だ。次回の課題は私が一番早く解いてやるぞ。固く心に誓って日曜の夜を私は終えた。
大学のweb授業やる前の俺がまさにこれ
滅茶苦茶な焦燥感が面白かったです。
すごく面白いのに身につまされる思いでした
蓮子が部屋の掃除をし始めなくて本当によかったと思いました
面白かったです。
いやレポート提出っていう学生にとっての事件は起きてるけど
それをここまで深く書いていく描写力がお見事すぎる
それでいてあーわかるわかるってなる作者の感性
濃密な作品でした