ある日のことです。阿求はこっぴどく振られてしまいました。
相手の男が、執筆ばかりして自身に構ってくてないので愛想を尽かされてしまったのです。
執筆に夢中であなたのことを疎かにしてしまって申し訳ない。心を入れ替えるからとすがりつき泣きました。でも、そのすがりついた手は無慈悲に振り払われてしまいました。
その日はずっと泣きました。男が望んでいた執筆活動の中止を今更体現しずっと男を思い泣いたのです。それから、しばらく塞ぎ込んでしまいました。
短い寿命でやらねばならない事が沢山あります。季節が次の時期に変わろうかとしている頃、立ち直らなくてはならないと一回外に出て気分転換に外に出る事にしました。
しかし、心は未練に囚われ、人里を歩いても何処かで男と出会い。やり直せないかと男を探してしまいます。執筆活動で得た観察眼は、一緒だった頃の男の動作を全て把握して居ました。執筆で疎かにしてしまって居ましたが、誰よりもその男を知っていて大好きだったのです。
通りの茶屋、一緒に買い物をした流行りの者が売っている店、二人で語り合った木陰、他にも色々回りました。
でも、結局見つけることは出来ませんでした。
仕方なくその日は、最後に友達がいる貸本屋に行って何か借りて帰ることにしました。
時間的に閉店時間でしたが私なら大丈夫だろうと、勝手にお店に入ります。そこで男と友達が仲良くしている事を見つけてしまったのです。閉店後ということもあり誰も来ないだろうと2人とも無防備でした。
こんな事が許されるのでしょうか。自身の事は振っておいて自分だけ幸せになっていたのです。しかも、友人とです。
『阿求これは』
『ごめんね。間違えた。幸せになってね』
言い訳しようとする友人に一言そう告げてその場から出て行きました。
それから、泣きながら家に帰りました。
幸せになってねと言いましたが、実際には全く思って居ません。
むしろ、憎悪の方が大きかったのです。
今日はいい気分転換になりました。
久々に筆が乗ったのです。
個人の主観が入っているのですから、あくまでも参考程度の本の続きを書きます。
あの男とあの本屋の女は人間友好度がどれだけ最悪なのか。
後日、2人が極悪人に書かれた本が販売され、2人の評判は目論見通り最悪になりました。
もう、人里に居場所はありません。
刃物を携えて、阿求の所に男が戻って来ました。
あの日、自ら振り払った阿求の元に駆け寄ります。
何処にそんな力があるのかわかりませんが、駆け寄った男を受け止めて力強く抱擁しました。細腕なのに振りほどくことは出来ません。
「私のところに戻って来てくれてありがとう」
口から血泡を吐き出しながら、命がなくなるまで男の耳元で囁きました。
相手の男が、執筆ばかりして自身に構ってくてないので愛想を尽かされてしまったのです。
執筆に夢中であなたのことを疎かにしてしまって申し訳ない。心を入れ替えるからとすがりつき泣きました。でも、そのすがりついた手は無慈悲に振り払われてしまいました。
その日はずっと泣きました。男が望んでいた執筆活動の中止を今更体現しずっと男を思い泣いたのです。それから、しばらく塞ぎ込んでしまいました。
短い寿命でやらねばならない事が沢山あります。季節が次の時期に変わろうかとしている頃、立ち直らなくてはならないと一回外に出て気分転換に外に出る事にしました。
しかし、心は未練に囚われ、人里を歩いても何処かで男と出会い。やり直せないかと男を探してしまいます。執筆活動で得た観察眼は、一緒だった頃の男の動作を全て把握して居ました。執筆で疎かにしてしまって居ましたが、誰よりもその男を知っていて大好きだったのです。
通りの茶屋、一緒に買い物をした流行りの者が売っている店、二人で語り合った木陰、他にも色々回りました。
でも、結局見つけることは出来ませんでした。
仕方なくその日は、最後に友達がいる貸本屋に行って何か借りて帰ることにしました。
時間的に閉店時間でしたが私なら大丈夫だろうと、勝手にお店に入ります。そこで男と友達が仲良くしている事を見つけてしまったのです。閉店後ということもあり誰も来ないだろうと2人とも無防備でした。
こんな事が許されるのでしょうか。自身の事は振っておいて自分だけ幸せになっていたのです。しかも、友人とです。
『阿求これは』
『ごめんね。間違えた。幸せになってね』
言い訳しようとする友人に一言そう告げてその場から出て行きました。
それから、泣きながら家に帰りました。
幸せになってねと言いましたが、実際には全く思って居ません。
むしろ、憎悪の方が大きかったのです。
今日はいい気分転換になりました。
久々に筆が乗ったのです。
個人の主観が入っているのですから、あくまでも参考程度の本の続きを書きます。
あの男とあの本屋の女は人間友好度がどれだけ最悪なのか。
後日、2人が極悪人に書かれた本が販売され、2人の評判は目論見通り最悪になりました。
もう、人里に居場所はありません。
刃物を携えて、阿求の所に男が戻って来ました。
あの日、自ら振り払った阿求の元に駆け寄ります。
何処にそんな力があるのかわかりませんが、駆け寄った男を受け止めて力強く抱擁しました。細腕なのに振りほどくことは出来ません。
「私のところに戻って来てくれてありがとう」
口から血泡を吐き出しながら、命がなくなるまで男の耳元で囁きました。
ひやっとするこの感じ、嫌いじゃないですが、もう一捻り予想外の要素があってもよかったんじゃないか感はちょっとありました
阿求が狂っててよかったです
最悪に最高でした