以前からご指摘を受けていました。
最近ではそのご指摘が強要にかわっているのです。
そう、喫煙者にとって肩身がせまい思いです。
特に妹紅はチェーンスモーカーでありましたから、特にその影響を受けていた次第です。
「あの、妹紅さんここで何で煙草吸っているんですか?」
「誰だあんた?」
妹紅は人里で喫煙所でも禁煙の場所でも無いところで煙草を吸っていたのです。
すると、近所の住民と思われる人物が恐る恐る聞いてきました。
妹紅は煙草を吸う奴って事で有名でしたから相手は、妹紅のことを知っていたのです。
「私が誰でも良いじゃ無いですか。煙草やめてくださいよ。穢れた紫煙が広がるじゃ無いですか」
「いや、別にここで吸っちゃ駄目なの?」
「いえ、そんなことはないのですが」
「……。すまん、他の所で吸うよ」
別に駄目ってわけじゃありませんが議論しても、立場が悪くなるだけと妹紅は諦めて火を消してその場を立ち去りました。
近所の住民はバツの悪い気分でしたが、追い払う事が出来てひとまず安心したのです。
人里から離れ人のいない所で煙草を吸いながら妹紅は考えました。このままでは煙草が駆逐され喫煙者が滅びてしまうんじゃないかと危惧します。
煙草を不倶戴天の敵として扱うこの文化はとてもひどいものです。
なぜ人々はここまで煙草の事を嫌いになったんだろう。
言われた時は特に気にしなかったけど穢れた紫煙ってなんなんだろう。
穢れなんて言葉、もしかして。そうか、そういう事だったのか!
一つの結論にたどり着きました。
幻想郷は月に既に侵攻されているのです。
人里の住民はいつのまにか、月の民に入れ替わっているに違いません。奴等の技術はとても高いですから、入れ替わっていることに誰も気がつかないのです。
しかし、煙草の煙に何か奴等にとって穢れであったんでしょう。
その本性は隠しきれてないに違いありません。
こうしては要られません。月の進行を食い止めなければならないのです。
輝夜ぶっ潰す!
輝夜ぶっ潰す!
輝夜は関係ありませんが、心の中で何回も叫びました。
そして、大急ぎで人里に戻って片っ端から住民に煙草の煙を吐きかけました。
月の民を燻し出すのです。
……妹紅は捕まってしまいました。
煙草の煙を吐きかけた相手全員が月の民だったようです。
多勢に無勢、あっという間に捕まり投獄されてしまったのです。
妹紅は既に敵の中で孤独だったのです。
もっと早く気が付いていればと良かったと後悔しました。
牢屋の中では煙草を吸えません。
と、お思いでしょう。
大丈夫、隠してありますから。
投獄前に身体検査はされましたが、月の民は穢れたところは調べませんでした。
最近ではそのご指摘が強要にかわっているのです。
そう、喫煙者にとって肩身がせまい思いです。
特に妹紅はチェーンスモーカーでありましたから、特にその影響を受けていた次第です。
「あの、妹紅さんここで何で煙草吸っているんですか?」
「誰だあんた?」
妹紅は人里で喫煙所でも禁煙の場所でも無いところで煙草を吸っていたのです。
すると、近所の住民と思われる人物が恐る恐る聞いてきました。
妹紅は煙草を吸う奴って事で有名でしたから相手は、妹紅のことを知っていたのです。
「私が誰でも良いじゃ無いですか。煙草やめてくださいよ。穢れた紫煙が広がるじゃ無いですか」
「いや、別にここで吸っちゃ駄目なの?」
「いえ、そんなことはないのですが」
「……。すまん、他の所で吸うよ」
別に駄目ってわけじゃありませんが議論しても、立場が悪くなるだけと妹紅は諦めて火を消してその場を立ち去りました。
近所の住民はバツの悪い気分でしたが、追い払う事が出来てひとまず安心したのです。
人里から離れ人のいない所で煙草を吸いながら妹紅は考えました。このままでは煙草が駆逐され喫煙者が滅びてしまうんじゃないかと危惧します。
煙草を不倶戴天の敵として扱うこの文化はとてもひどいものです。
なぜ人々はここまで煙草の事を嫌いになったんだろう。
言われた時は特に気にしなかったけど穢れた紫煙ってなんなんだろう。
穢れなんて言葉、もしかして。そうか、そういう事だったのか!
一つの結論にたどり着きました。
幻想郷は月に既に侵攻されているのです。
人里の住民はいつのまにか、月の民に入れ替わっているに違いません。奴等の技術はとても高いですから、入れ替わっていることに誰も気がつかないのです。
しかし、煙草の煙に何か奴等にとって穢れであったんでしょう。
その本性は隠しきれてないに違いありません。
こうしては要られません。月の進行を食い止めなければならないのです。
輝夜ぶっ潰す!
輝夜ぶっ潰す!
輝夜は関係ありませんが、心の中で何回も叫びました。
そして、大急ぎで人里に戻って片っ端から住民に煙草の煙を吐きかけました。
月の民を燻し出すのです。
……妹紅は捕まってしまいました。
煙草の煙を吐きかけた相手全員が月の民だったようです。
多勢に無勢、あっという間に捕まり投獄されてしまったのです。
妹紅は既に敵の中で孤独だったのです。
もっと早く気が付いていればと良かったと後悔しました。
牢屋の中では煙草を吸えません。
と、お思いでしょう。
大丈夫、隠してありますから。
投獄前に身体検査はされましたが、月の民は穢れたところは調べませんでした。