「そろそろいい塩梅っすね」
その時を待っていた戸隠は焚火に手を入れて目的の塊を取り出そうとした。
「あ、あれ。おかしいっす。これ、焼き芋さんじゃないっす」
しかし、戸隠が火中から取り出したそれは、目的のものでは無かった。
「え?これ、電池っす?」
「はっはっは!掛かったね戸隠!」
「え?チルノちゃんさん?」
馬鹿め戸隠が焼いていた焼き芋は乾電池にすり替えておいたよ
ひ、ひど。チルノちゃんさん酷いっす。
くくくく、戸隠は日頃のおこないが悪いから天誅だ!
せっかく、お芋さんが焼けたらチルノちゃんさんにもわけようと思って居たのに。
大妖精『なお、乾電池は火にくべるのは危険だと思います。そういうのは良くないと思います』
戸隠がくすぶりいい塩梅になった焚火から拾い上げた塊は、焼き芋ではなく。
マンガンの単一乾電池だった。すこしでも、幻想郷の少女達の気を引こうと思いついた計画は電池切れになってしまった。
「……あ、あたい悪くないよ。お芋は返すから早く焼き芋作ってよ」
「そんなっす。今更遅いっす」
焼き芋を作るために集めた落ち葉は、もはや灰になってしまい。お芋を焼き芋に変えるだけの熱量を持っては居なかった。
「なんで、出来ないの?」
「ごめんなさいっす」
チルノは戸隠を責めるように見つめている。多分、どうやって仕返ししようかと算段しているに違いない。
「あやまっても、お芋は焼けないよ」
「……実は、チルノちゃんさんがこういうイタズラ仕掛けてくんじゃないかって思って、電子レンジ持参してたっす」
テッテレー、こんなこともあろうかと、戸隠はゴミステーションから中古家電を拾って準備してたのだった。
「なんだ、戸隠は割とやればできるんだねぇ」
「ふっふっふっす。レンジでチンするだけっす!」
低温でじっくりチンすれば、焼き芋に似た甘さを語る焼き芋みたいなふかし芋が作れるのである。
これを、作ってチルノに与えれば、戸隠の事少しだけ許してもらえるかもしれない。
少しだけ、少しだけでいい、
……コンセントをつなぐ電源がねぇ。
その時を待っていた戸隠は焚火に手を入れて目的の塊を取り出そうとした。
「あ、あれ。おかしいっす。これ、焼き芋さんじゃないっす」
しかし、戸隠が火中から取り出したそれは、目的のものでは無かった。
「え?これ、電池っす?」
「はっはっは!掛かったね戸隠!」
「え?チルノちゃんさん?」
馬鹿め戸隠が焼いていた焼き芋は乾電池にすり替えておいたよ
ひ、ひど。チルノちゃんさん酷いっす。
くくくく、戸隠は日頃のおこないが悪いから天誅だ!
せっかく、お芋さんが焼けたらチルノちゃんさんにもわけようと思って居たのに。
大妖精『なお、乾電池は火にくべるのは危険だと思います。そういうのは良くないと思います』
戸隠がくすぶりいい塩梅になった焚火から拾い上げた塊は、焼き芋ではなく。
マンガンの単一乾電池だった。すこしでも、幻想郷の少女達の気を引こうと思いついた計画は電池切れになってしまった。
「……あ、あたい悪くないよ。お芋は返すから早く焼き芋作ってよ」
「そんなっす。今更遅いっす」
焼き芋を作るために集めた落ち葉は、もはや灰になってしまい。お芋を焼き芋に変えるだけの熱量を持っては居なかった。
「なんで、出来ないの?」
「ごめんなさいっす」
チルノは戸隠を責めるように見つめている。多分、どうやって仕返ししようかと算段しているに違いない。
「あやまっても、お芋は焼けないよ」
「……実は、チルノちゃんさんがこういうイタズラ仕掛けてくんじゃないかって思って、電子レンジ持参してたっす」
テッテレー、こんなこともあろうかと、戸隠はゴミステーションから中古家電を拾って準備してたのだった。
「なんだ、戸隠は割とやればできるんだねぇ」
「ふっふっふっす。レンジでチンするだけっす!」
低温でじっくりチンすれば、焼き芋に似た甘さを語る焼き芋みたいなふかし芋が作れるのである。
これを、作ってチルノに与えれば、戸隠の事少しだけ許してもらえるかもしれない。
少しだけ、少しだけでいい、
……コンセントをつなぐ電源がねぇ。
焚火に電池くべてるだけでなんでこんなに面白いんでしょうか
そう言えば戸隠先生次で100作品目ですね!
楽しみにしています