「うぅ。僕は、ぼきゅはもう駄目だ!」
「霖ちゃん! 諦めちゃ駄目ぇ!」
「うぇ。咲夜さん。でぃもぉ、僕は駄目なんだぁ! むきゅー」
「霖ちゃんんん。駄目じゃないわぁ! あなたならできるぅ!」
『霖之助の震える右手に咲夜は優しく手をそえた』
温かいそのぬくもりが、霖之助に森近(勇気)を与える。
これが温かい人の心なのか。商売と半妖の間で生きて来た霖之助にとっては心情に与える爆発的な出来事だ。
「咲夜さん、ぼきゅは! でもぉむ、むきゅー」
「頑張れとはぁ、言わないわぁ。霖ちゃんぅ。でもねにぇ、霖ちゃんの限界はこんなところじゃないってぇ! 私はしってるかりゃ!」
日記にはクールな男を気取ってなんか格好良いこと書いてる霖之助を咲夜は知っている。
そうだ煽ててなんぼ、煽てられれば、この男サイキョウのつもりになってまだ戦えるんだ。
「・・・・僕は!」
後一押しである。
「あなたぁが勝ったらぁ、熱いベーゼをあげるぅからぁ」
勝てたら、キスの一回休みや二回休みしてあげても良い。
勝てるならね。こんな最強の敵を前にして勝利という称号を得たのなら、咲夜は何してあげたって良いと思っている設定っぽく潤んだ瞳で霖之助を見た……つもりね。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
「おっと、霖之助選手復活しました。幽々子様選手とは既に100個以上を差をつけられているが大丈夫か?」
実況の妖夢が、まだ何とかなりそうな雰囲気でその場を盛り上げる。
その顔をに死相を浮かべ絶望の淵に居た霖之助がよみがえった。
もちろん咲夜の計算内である!
「僕! 征くよ! 咲夜さん! 僕は行くんだ! この茨のホットドック@ロードを制して次のステージへ!¥」
霖之助は喰いかけのパンに噛り付いた。次、次という明日を目指すために必要な第2歩目だった。
「きゃああああ、霖ちゃんんんん! ……素敵ぃ! 勝ったら! 好きぃ! 好きぃ!」
ホットドック大食い対決はまだ始まったばっかりだ。あきらめるな、霖ちゃん!
頑張れ霖ちゃん!
ちょっと、猫なで声で励ましただけなのに、馬鹿な男ねと咲夜は心の中で思い目的の行動を起こしたのだった。
出来試合でピエロが饗宴に酔って周りの注目を浴びている間に、優勝賞品のペア温泉旅行チケットを咲夜が時を止めて一生借りていった。
そう、咲夜はレミリアと温泉旅行に行きたかった。別府の地獄メグリ!
あ、なお優勝はご察しの通りでしたね。
「霖ちゃん! 諦めちゃ駄目ぇ!」
「うぇ。咲夜さん。でぃもぉ、僕は駄目なんだぁ! むきゅー」
「霖ちゃんんん。駄目じゃないわぁ! あなたならできるぅ!」
『霖之助の震える右手に咲夜は優しく手をそえた』
温かいそのぬくもりが、霖之助に森近(勇気)を与える。
これが温かい人の心なのか。商売と半妖の間で生きて来た霖之助にとっては心情に与える爆発的な出来事だ。
「咲夜さん、ぼきゅは! でもぉむ、むきゅー」
「頑張れとはぁ、言わないわぁ。霖ちゃんぅ。でもねにぇ、霖ちゃんの限界はこんなところじゃないってぇ! 私はしってるかりゃ!」
日記にはクールな男を気取ってなんか格好良いこと書いてる霖之助を咲夜は知っている。
そうだ煽ててなんぼ、煽てられれば、この男サイキョウのつもりになってまだ戦えるんだ。
「・・・・僕は!」
後一押しである。
「あなたぁが勝ったらぁ、熱いベーゼをあげるぅからぁ」
勝てたら、キスの一回休みや二回休みしてあげても良い。
勝てるならね。こんな最強の敵を前にして勝利という称号を得たのなら、咲夜は何してあげたって良いと思っている設定っぽく潤んだ瞳で霖之助を見た……つもりね。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
「おっと、霖之助選手復活しました。幽々子様選手とは既に100個以上を差をつけられているが大丈夫か?」
実況の妖夢が、まだ何とかなりそうな雰囲気でその場を盛り上げる。
その顔をに死相を浮かべ絶望の淵に居た霖之助がよみがえった。
もちろん咲夜の計算内である!
「僕! 征くよ! 咲夜さん! 僕は行くんだ! この茨のホットドック@ロードを制して次のステージへ!¥」
霖之助は喰いかけのパンに噛り付いた。次、次という明日を目指すために必要な第2歩目だった。
「きゃああああ、霖ちゃんんんん! ……素敵ぃ! 勝ったら! 好きぃ! 好きぃ!」
ホットドック大食い対決はまだ始まったばっかりだ。あきらめるな、霖ちゃん!
頑張れ霖ちゃん!
ちょっと、猫なで声で励ましただけなのに、馬鹿な男ねと咲夜は心の中で思い目的の行動を起こしたのだった。
出来試合でピエロが饗宴に酔って周りの注目を浴びている間に、優勝賞品のペア温泉旅行チケットを咲夜が時を止めて一生借りていった。
そう、咲夜はレミリアと温泉旅行に行きたかった。別府の地獄メグリ!
あ、なお優勝はご察しの通りでしたね。
面白かった