機械仕掛けの神とはなんぞや。
デウス・エクス・マキナ。混乱した場を納めるための機械仕掛けの神。あるいはただの舞台装置。
私は舞台の、物語の手法としては良いのだと思う。しかしとても面倒だと思われる。
そんなことを読んでいると隣のレミィが構えとうるさい。
「レミィ、うるさいわよ。図書館で騒ぐなら出ていってくれないかしら」
「パチェが話を聞かないからだろう? しかし今は何を読んでいるんだい」
「機械仕掛けの神の話よ。レミィが嫌いそうな」
「デウス・エクス・マキナか? 私が嫌いだと一回でも言ったかな? それは決めつけでは無いのか」
嫌いだと思っていたものはそうでもなかったらしい。
「無理矢理、舞台の場を納めるから興醒めしそうで嫌いだと思ったんだけれど」
「まさか。パチェは私の能力を忘れたのか?」
「運命を操る程度の能力でしょう?」
「そうだ。運命が見えるとね。デウス・エクス・マキナも馬鹿にはならないんだ。神という名の大きな力が登場人物をねじ伏せることは多々あることだからね。運命は機械仕掛けの神のように出来ているのさ」
「そんな馬鹿なことがあると思って? 私は運命が見えないからなんとも言えないけれども。機械仕掛けの神に操られているようで不器用だわ」
「はは、パチェならそう言うと思った。もしかしたら今だって操られているかもしれないぞ?」
「やめてよレミィ。私はそう思うのは嫌よ」
「はは、パチェは可愛いな」
「もう、何よレミィ!」
デウス・エクス・マキナ。機械仕掛けの神。
お前は何なのか。そんなことが頭から離れない。
デウス・エクス・マキナ。混乱した場を納めるための機械仕掛けの神。あるいはただの舞台装置。
私は舞台の、物語の手法としては良いのだと思う。しかしとても面倒だと思われる。
そんなことを読んでいると隣のレミィが構えとうるさい。
「レミィ、うるさいわよ。図書館で騒ぐなら出ていってくれないかしら」
「パチェが話を聞かないからだろう? しかし今は何を読んでいるんだい」
「機械仕掛けの神の話よ。レミィが嫌いそうな」
「デウス・エクス・マキナか? 私が嫌いだと一回でも言ったかな? それは決めつけでは無いのか」
嫌いだと思っていたものはそうでもなかったらしい。
「無理矢理、舞台の場を納めるから興醒めしそうで嫌いだと思ったんだけれど」
「まさか。パチェは私の能力を忘れたのか?」
「運命を操る程度の能力でしょう?」
「そうだ。運命が見えるとね。デウス・エクス・マキナも馬鹿にはならないんだ。神という名の大きな力が登場人物をねじ伏せることは多々あることだからね。運命は機械仕掛けの神のように出来ているのさ」
「そんな馬鹿なことがあると思って? 私は運命が見えないからなんとも言えないけれども。機械仕掛けの神に操られているようで不器用だわ」
「はは、パチェならそう言うと思った。もしかしたら今だって操られているかもしれないぞ?」
「やめてよレミィ。私はそう思うのは嫌よ」
「はは、パチェは可愛いな」
「もう、何よレミィ!」
デウス・エクス・マキナ。機械仕掛けの神。
お前は何なのか。そんなことが頭から離れない。
水 戸 黄 門
おもしろかったです
パチュリーにもわからないレミリアの一面もあるのですね