「カツ丼、ご馳走するから白状して」
「あたい、芳香のお札を剥がしてないよ」
「……飴ちゃんあげるから。本当の事を言って」
「飴ちゃん三つであたいが知っている真実を言っても良いよ」
ある日の事、芳香のお札が剥がされたうえ、その額に肉って書いた罰当たり者が居た。
油性マジックで書かれて居たのと、お札が剥がされていたことにより敵愾心むきだしの芳香を修理改修するのに、青娥娘々は大変苦労したのだった。
油性マジックと共に、芳香の貴重な剥がれ落ちた皮膚組織を見て静かな怒りを発散させる為に犯人を探しす出すことにしたのだった。
必ず見つけて、耳以外の全身に油性マジックでお経を書いて琵琶が似合う姿のキョンシーに改造してやるのである。
「肉って書いたのは大ちゃん! お札を剥がしたのはアタイ!」
犯人探しは割と直ぐに見つかった。芳香に付いてたお札で駄菓子を買おうとしていたチルノを発見したのであった。どうにも、お金のお札といわゆる霊的な事に使われるお札を混同して居るるるるるるぇぇのであった。
そして、巧みに甘そうなお菓子でチルノを連れ出し尋問を始めたのだった。
「嘘でしょう。肉って書いたのもあなたでしょう。あの、大妖精みたいな良い子がそんなことをするわけがない」
「でも、アタイは肉って書けないよ」
チルノはぎりぎり、にくと平仮名を書ける程度の能力者であった。一応は肉って読めるけど、その書き方が難しいらしくギリギリ読める程度だった。
『肉も内ものの人も内のにくの内なのであった』よし、このことわざっぽいのは9点!
その点、大妖精はすごいよな!肉も内も漢字で書けるんだから!
「本当に大妖精が書いたの?」
「これ以上は答えられない」
「飴ちゃんがここにもう一個有るんだけど」
「……油性マジックを渡したのはアタイ、肉って書いたら楽しそうだよって言ったのもアタイ。でも書いたのは大ちゃん」
”あの時はさいっこうだったね。お札の呪縛から解き放たれて放心状態だった芳香の額に肉の文字が刻まれているのにも気が付かないんだから。妖精としてこの上ないイタズラ冥利だったよ”
「はーん。そうだったんですねぇ」
「言ったんだから飴ちゃんを沢山頂戴!」
青娥娘々は司法取引で渡す予定noポケットに入った4っつの飴ちゃんを、ポケットに手を入れてコリコリコリコリと掌で回して遊んでいた。不意に掌の体温で温まっていた飴ちゃんが、ゴリっと掌の中で握りつぶされているなんてチルノは知らない。
梵字で肉の意を示す文字を全身に書かれて放心状態で衰弱している、チルノのと結局許されなかった大妖精が発見される九日前の記憶であった。
「あたい、芳香のお札を剥がしてないよ」
「……飴ちゃんあげるから。本当の事を言って」
「飴ちゃん三つであたいが知っている真実を言っても良いよ」
ある日の事、芳香のお札が剥がされたうえ、その額に肉って書いた罰当たり者が居た。
油性マジックで書かれて居たのと、お札が剥がされていたことにより敵愾心むきだしの芳香を修理改修するのに、青娥娘々は大変苦労したのだった。
油性マジックと共に、芳香の貴重な剥がれ落ちた皮膚組織を見て静かな怒りを発散させる為に犯人を探しす出すことにしたのだった。
必ず見つけて、耳以外の全身に油性マジックでお経を書いて琵琶が似合う姿のキョンシーに改造してやるのである。
「肉って書いたのは大ちゃん! お札を剥がしたのはアタイ!」
犯人探しは割と直ぐに見つかった。芳香に付いてたお札で駄菓子を買おうとしていたチルノを発見したのであった。どうにも、お金のお札といわゆる霊的な事に使われるお札を混同して居るるるるるるぇぇのであった。
そして、巧みに甘そうなお菓子でチルノを連れ出し尋問を始めたのだった。
「嘘でしょう。肉って書いたのもあなたでしょう。あの、大妖精みたいな良い子がそんなことをするわけがない」
「でも、アタイは肉って書けないよ」
チルノはぎりぎり、にくと平仮名を書ける程度の能力者であった。一応は肉って読めるけど、その書き方が難しいらしくギリギリ読める程度だった。
『肉も内ものの人も内のにくの内なのであった』よし、このことわざっぽいのは9点!
その点、大妖精はすごいよな!肉も内も漢字で書けるんだから!
「本当に大妖精が書いたの?」
「これ以上は答えられない」
「飴ちゃんがここにもう一個有るんだけど」
「……油性マジックを渡したのはアタイ、肉って書いたら楽しそうだよって言ったのもアタイ。でも書いたのは大ちゃん」
”あの時はさいっこうだったね。お札の呪縛から解き放たれて放心状態だった芳香の額に肉の文字が刻まれているのにも気が付かないんだから。妖精としてこの上ないイタズラ冥利だったよ”
「はーん。そうだったんですねぇ」
「言ったんだから飴ちゃんを沢山頂戴!」
青娥娘々は司法取引で渡す予定noポケットに入った4っつの飴ちゃんを、ポケットに手を入れてコリコリコリコリと掌で回して遊んでいた。不意に掌の体温で温まっていた飴ちゃんが、ゴリっと掌の中で握りつぶされているなんてチルノは知らない。
梵字で肉の意を示す文字を全身に書かれて放心状態で衰弱している、チルノのと結局許されなかった大妖精が発見される九日前の記憶であった。
貴重ないたずら好き大妖精でした