「ゆかりさーま!ゆかりさま!」
「なんです橙……眠いのですけれど」
「藍様が油揚げ全部食べてますよ!」
「いつものことじゃない……」
「紫様が楽しみにしていたプリン食べているのも見ましたよ?」
「……は?」
紫は起きる。あの九尾に仕置きをするために。橙がいることも忘れてスキマに消えた。
その後にしめしめと笑う橙がいたそうだ。後から藍様に激おこされるのも分からずに笑っていたのだ。
ちなみにプリンを食ったのは橙である。
唐突に藍の目の前に現れた紫。
「藍!あなたがプリン食べたのね!?」
「……はい?」
唐突過ぎて藍は意味がわからない。
「あの、紫さ、「酷いわ藍!あなたに昨日言ったじゃない!」」
「え、ええ……聞いていましたけれども。私はそれに名前を書いてくださいとも言いましたよね?」
「それで私は書いたわよ、ほら」
みっともないがスキマからプリンの残骸が落ちてきた。
〈ゆかり♡〉と書かれたプリンの蓋。なぜハートをつけた。しかも平仮名。
「ええ、書いてますね。私は食べていませんよ?今初めて名前の蓋も見たことですし」
本当に藍は知らないのである。身に覚えのないことを言われても仕方がないのである。
「嘘、橙が……」
そこでハッとする紫。
そうして藍に何かを言う前にスキマに消えた。
藍は紫が現れたことにドキドキしていた。食べ過ぎた油揚げについて怒られるのかと思っていたのだ。しかしプリンの事だったので良しとする藍。しかし身に覚えのないので橙に問い詰めると決めた藍であった。
「橙!ちぇええええんんんん!!!」
紫にスキマがついた状態で追いかけられる橙。
うわ紫おばあちゃんやべえ。気持ち悪い。スキマから身体出した状態が気持ち悪い。それと顔が半泣き気味なのが気持ち悪い。
橙はそう思うのである。
「なんです紫様ぁぁぁぁああ!!!」
「橙がプリン食べたのねぇええええええ!!!」
こう話しながらドタバタと走り回る橙。紫様は追いかけているが足が出ていないので音はしない。
橙は思う。なぜバレた。
〜橙の失敗〜
・誰かのせいにした。
・藍様がプリンの蓋すら知らなかった。
・紫様が来た時に逃げた。
この三つのせいだろう。橙は気が付いていなかったが。そもそも紫を騙そうするのも無理があるのだ。
「はあっはあっ……」
「ほらーちぇええん?プリン買ってきてちょうだいね?」
紫様の恐ろしい笑顔にて懲らしめられた橙である。
プリンを買ってきた橙。
「ただいまあ……」
玄関を開けた途端に藍様がいた。後ろからゴゴゴと音がしそうな感じ。
アフターフィスティバル。後の祭りだ。
「ら、藍様……?」
「橙?人に罪を擦り付けるのは良くないことですねぇ?」
橙は悟る。ああ、怒らせたと。そしてその後の絶望を垣間見た。
わーお、橙よ。人のせいにするなよ!
そもそも人のプリンを勝手に食うなよ!
「こんなに怒られるなら食べるんじゃなかったぁぁぁぁああーーーーー!!!」
だから橙よ、その後悔こそアフターフィスティバルなのだよ!
「うわああああああ藍様許してぇえええ」
「当分許しませんよ!!!」
藍様の怒りは静まらない。
「なんです橙……眠いのですけれど」
「藍様が油揚げ全部食べてますよ!」
「いつものことじゃない……」
「紫様が楽しみにしていたプリン食べているのも見ましたよ?」
「……は?」
紫は起きる。あの九尾に仕置きをするために。橙がいることも忘れてスキマに消えた。
その後にしめしめと笑う橙がいたそうだ。後から藍様に激おこされるのも分からずに笑っていたのだ。
ちなみにプリンを食ったのは橙である。
唐突に藍の目の前に現れた紫。
「藍!あなたがプリン食べたのね!?」
「……はい?」
唐突過ぎて藍は意味がわからない。
「あの、紫さ、「酷いわ藍!あなたに昨日言ったじゃない!」」
「え、ええ……聞いていましたけれども。私はそれに名前を書いてくださいとも言いましたよね?」
「それで私は書いたわよ、ほら」
みっともないがスキマからプリンの残骸が落ちてきた。
〈ゆかり♡〉と書かれたプリンの蓋。なぜハートをつけた。しかも平仮名。
「ええ、書いてますね。私は食べていませんよ?今初めて名前の蓋も見たことですし」
本当に藍は知らないのである。身に覚えのないことを言われても仕方がないのである。
「嘘、橙が……」
そこでハッとする紫。
そうして藍に何かを言う前にスキマに消えた。
藍は紫が現れたことにドキドキしていた。食べ過ぎた油揚げについて怒られるのかと思っていたのだ。しかしプリンの事だったので良しとする藍。しかし身に覚えのないので橙に問い詰めると決めた藍であった。
「橙!ちぇええええんんんん!!!」
紫にスキマがついた状態で追いかけられる橙。
うわ紫おばあちゃんやべえ。気持ち悪い。スキマから身体出した状態が気持ち悪い。それと顔が半泣き気味なのが気持ち悪い。
橙はそう思うのである。
「なんです紫様ぁぁぁぁああ!!!」
「橙がプリン食べたのねぇええええええ!!!」
こう話しながらドタバタと走り回る橙。紫様は追いかけているが足が出ていないので音はしない。
橙は思う。なぜバレた。
〜橙の失敗〜
・誰かのせいにした。
・藍様がプリンの蓋すら知らなかった。
・紫様が来た時に逃げた。
この三つのせいだろう。橙は気が付いていなかったが。そもそも紫を騙そうするのも無理があるのだ。
「はあっはあっ……」
「ほらーちぇええん?プリン買ってきてちょうだいね?」
紫様の恐ろしい笑顔にて懲らしめられた橙である。
プリンを買ってきた橙。
「ただいまあ……」
玄関を開けた途端に藍様がいた。後ろからゴゴゴと音がしそうな感じ。
アフターフィスティバル。後の祭りだ。
「ら、藍様……?」
「橙?人に罪を擦り付けるのは良くないことですねぇ?」
橙は悟る。ああ、怒らせたと。そしてその後の絶望を垣間見た。
わーお、橙よ。人のせいにするなよ!
そもそも人のプリンを勝手に食うなよ!
「こんなに怒られるなら食べるんじゃなかったぁぁぁぁああーーーーー!!!」
だから橙よ、その後悔こそアフターフィスティバルなのだよ!
「うわああああああ藍様許してぇえええ」
「当分許しませんよ!!!」
藍様の怒りは静まらない。
プリンのふたに妙なやる気を発揮する、最高に少女って感じだ、紫さま!
シンプルな話でしたがノリがよくて読んでて楽しかったです