東方利き小説なるものが開催されているらしいと、戸隠はその貧弱な情報網より仕入れていた。
なんでも、誰がそのサクヒンの作者か当てるのが目的のイベントらしい。
この波に乗って投稿するしかないって戸隠は思ってしまったのだった。
でもほら、なんとなく本人ってばれないように投稿しないといけない雰囲気を出していたから。
言っておくっす。このサクヒンは戸隠じゃないっすよ?
嘘つくと映姫様に舌抜かれるご褒美もとい罪に問われるっす!
後、読者の逆鱗に触れるっす!
だから、このサクヒンは戸隠であって戸隠じゃないっすよ!(戸隠及び戸隠共和国っすか?)
芳香『で、ここまで書いてまったく東方してないじゃんどうすんのよ?』
「あ、こんにぁちは芳香さん」
芳香さんは最近こんな戸隠とお友達になってくれるような気がするっす。
寄宿していたところから追い出されて、墓場で寝食をしていたら枕に使えって墓石をくれたっす。
芳香『こんにゃにち』
「そうだじゃあ、東方するの手伝ってくれるっすか?」
芳香『断る。卒塔婆やるから他で東方してろ』
「まったく、芳香さんはシャイっすね」
こうして、戸隠は卒塔婆を持って東方しに出かけたっす。
「卒塔婆! 卒塔婆! ……でも、卒塔婆で何すれば東方になるっす!?」
最初のうち戸隠は上機嫌で卒塔婆を振り回しながらお出かけしたっすけど。一度生まれた疑問に、あながうことは出来なかったっす。
というよりも、今更っすが。お墓で使用済み卒塔婆持ってお出かけしてる自分が怖くなってしまったっす。
これって、祟られるんじゃないっすか?
祟られるッスよね?
絶対祟られるっすよね?
芳香『娘々、あの阿保ボケカス、卒塔婆持って出て行ったよ』
「芳香、あなた害虫駆除できるようになったのね。偉いわぁ」
芳香『そうだ娘々にプレゼント』
芳香は墓場にお供えしてあった、菊の花束を青娥娘々に渡した。
「菊の花、どういうこと?」
芳香『これは、私から。いや、生前の私からの戦線布告だ! よくも私を辱めたな!」
「あら、あなた。よく喋ると思ったら。お札が綻んでいるわね」
そういうと、青娥娘々は宣戦布告の勢いで噛みつこうとしてきた芳香の額に再び新しいお札を貼りつけたのだった。
芳香『あ゛~あ゛~』
「良い子ねぇ。芳香わ」
綺麗な顔立ちしている青娥娘々だったが。操られている芳香を見て気持ちの悪い笑みを浮かべていた。
なんでも、誰がそのサクヒンの作者か当てるのが目的のイベントらしい。
この波に乗って投稿するしかないって戸隠は思ってしまったのだった。
でもほら、なんとなく本人ってばれないように投稿しないといけない雰囲気を出していたから。
言っておくっす。このサクヒンは戸隠じゃないっすよ?
嘘つくと映姫様に舌抜かれるご褒美もとい罪に問われるっす!
後、読者の逆鱗に触れるっす!
だから、このサクヒンは戸隠であって戸隠じゃないっすよ!(戸隠及び戸隠共和国っすか?)
芳香『で、ここまで書いてまったく東方してないじゃんどうすんのよ?』
「あ、こんにぁちは芳香さん」
芳香さんは最近こんな戸隠とお友達になってくれるような気がするっす。
寄宿していたところから追い出されて、墓場で寝食をしていたら枕に使えって墓石をくれたっす。
芳香『こんにゃにち』
「そうだじゃあ、東方するの手伝ってくれるっすか?」
芳香『断る。卒塔婆やるから他で東方してろ』
「まったく、芳香さんはシャイっすね」
こうして、戸隠は卒塔婆を持って東方しに出かけたっす。
「卒塔婆! 卒塔婆! ……でも、卒塔婆で何すれば東方になるっす!?」
最初のうち戸隠は上機嫌で卒塔婆を振り回しながらお出かけしたっすけど。一度生まれた疑問に、あながうことは出来なかったっす。
というよりも、今更っすが。お墓で使用済み卒塔婆持ってお出かけしてる自分が怖くなってしまったっす。
これって、祟られるんじゃないっすか?
祟られるッスよね?
絶対祟られるっすよね?
芳香『娘々、あの阿保ボケカス、卒塔婆持って出て行ったよ』
「芳香、あなた害虫駆除できるようになったのね。偉いわぁ」
芳香『そうだ娘々にプレゼント』
芳香は墓場にお供えしてあった、菊の花束を青娥娘々に渡した。
「菊の花、どういうこと?」
芳香『これは、私から。いや、生前の私からの戦線布告だ! よくも私を辱めたな!」
「あら、あなた。よく喋ると思ったら。お札が綻んでいるわね」
そういうと、青娥娘々は宣戦布告の勢いで噛みつこうとしてきた芳香の額に再び新しいお札を貼りつけたのだった。
芳香『あ゛~あ゛~』
「良い子ねぇ。芳香わ」
綺麗な顔立ちしている青娥娘々だったが。操られている芳香を見て気持ちの悪い笑みを浮かべていた。
後半の芳香と娘々の話切ない
どこにかわいさを見出すかはまたそれぞれですが……
いったい誰が書いたんだこのサクヒンは!
そしてこれは誰が書いたんだ……