「どうですかお嬢様、1000人咲夜ですよ」
「さすがに1000人の咲夜は多すぎる」
「え? 多かったですか」
「本当に1000人いるのかしら? ここ私の執務室だから収容人数そんなに大きくは無いはずだけど。10人も入ったらめんどくさい」
「お嬢様私が1000人も居れば天下が取れますよ」
「天下取った後はどうするの?」
「それはもう毎日、いざよいとっかえひっかえさっくさくですよ」
「外はパリパリ中はジュウシー?」
「外はすべすべ中は腹黒の反対腹白ですよ」
「咲夜が腹黒でも私は構わないのだけどね」
「天まで真っ黒、墨染の腹」
「……ん? 何?」
「いえ、何でもないです」
「ところで、その増えた咲夜の中であなたはオリジナル咲夜なの?」
「いいえ、未来から来た咲夜です」
「ん? どういうこと?」
「実は1000人いるというのは嘘です」
「だと思った。明らかにさっきからあなた1人しかいないものね。まあ、良いけど。それで、なんで未来から来たの?」
「未来から来たことに驚かないのですか?」
「う~ん、そうねぇ。もう慣れたわ。一応身分証明になるもの見せて」
「原付免許で大丈夫ですか?」
「令和30年まで有効……免許の色はブルー、捕まったの?」
「ちょっと、時間を一時停止するのを忘れまして。自警団につかまりました。あいつら山賊ですよ」
「待って、時間を一時停止したとしてもそれって他から見たら止まっていることにはならないんじゃ」
「え? どういうことですか」
「とにかく気をつけなさいよ」
「はい」
「まあ、いいわ。それでなんで未来から来たの?」
「今の紅魔館に警鐘を鳴らしに来たと言ったらわかります?」
「その、令和30年より前辺りで危機が訪れるの?」
「え? なんで30年位ってわかったのですか? 運命をもう読まれているのですか」
「いや、免許の色がブルーだったから」
「なるほどスゴイ推理力ですね。そうか、あの時のあれはそういう事だったのか」
「あの時のあれ?」
「い、いえ。未だ見ぬお嬢様がこれから体験することですよ」
「なるほどね。それで、紅魔館に訪れる危機は?」
「……実は、なんて表現していいものか」
「もったいぶらないで、フランがシンガーソングライターになって家を出てったとしてもそれは運命だと受け入れるから」
「わかりました。言いますね」
「もったい付けてないで早く言いなさい」
「私未来から来たのは良いのですが、未来に帰る方法がありません」
「1000人というのは嘘として咲夜が2人に増えた!」
「さすがに1000人の咲夜は多すぎる」
「え? 多かったですか」
「本当に1000人いるのかしら? ここ私の執務室だから収容人数そんなに大きくは無いはずだけど。10人も入ったらめんどくさい」
「お嬢様私が1000人も居れば天下が取れますよ」
「天下取った後はどうするの?」
「それはもう毎日、いざよいとっかえひっかえさっくさくですよ」
「外はパリパリ中はジュウシー?」
「外はすべすべ中は腹黒の反対腹白ですよ」
「咲夜が腹黒でも私は構わないのだけどね」
「天まで真っ黒、墨染の腹」
「……ん? 何?」
「いえ、何でもないです」
「ところで、その増えた咲夜の中であなたはオリジナル咲夜なの?」
「いいえ、未来から来た咲夜です」
「ん? どういうこと?」
「実は1000人いるというのは嘘です」
「だと思った。明らかにさっきからあなた1人しかいないものね。まあ、良いけど。それで、なんで未来から来たの?」
「未来から来たことに驚かないのですか?」
「う~ん、そうねぇ。もう慣れたわ。一応身分証明になるもの見せて」
「原付免許で大丈夫ですか?」
「令和30年まで有効……免許の色はブルー、捕まったの?」
「ちょっと、時間を一時停止するのを忘れまして。自警団につかまりました。あいつら山賊ですよ」
「待って、時間を一時停止したとしてもそれって他から見たら止まっていることにはならないんじゃ」
「え? どういうことですか」
「とにかく気をつけなさいよ」
「はい」
「まあ、いいわ。それでなんで未来から来たの?」
「今の紅魔館に警鐘を鳴らしに来たと言ったらわかります?」
「その、令和30年より前辺りで危機が訪れるの?」
「え? なんで30年位ってわかったのですか? 運命をもう読まれているのですか」
「いや、免許の色がブルーだったから」
「なるほどスゴイ推理力ですね。そうか、あの時のあれはそういう事だったのか」
「あの時のあれ?」
「い、いえ。未だ見ぬお嬢様がこれから体験することですよ」
「なるほどね。それで、紅魔館に訪れる危機は?」
「……実は、なんて表現していいものか」
「もったいぶらないで、フランがシンガーソングライターになって家を出てったとしてもそれは運命だと受け入れるから」
「わかりました。言いますね」
「もったい付けてないで早く言いなさい」
「私未来から来たのは良いのですが、未来に帰る方法がありません」
「1000人というのは嘘として咲夜が2人に増えた!」
咲夜さん帰れないの巻
タイトルが嘘かよ!
と思わせながら2人には増えてるところが最高でした