Coolier - 新生・東方創想話

ある悪霊の戯言

2019/04/28 09:25:40
最終更新
サイズ
0.66KB
ページ数
1
閲覧数
871
評価数
4/5
POINT
390
Rate
13.83
 博麗霊夢は、巫女である。

 いや、より厳密に言うのであれば“永遠の巫女”である。

 霊夢は、紫の髪の時からそうだった。能天気だが人妖を引き付け、それがスペルカードが始まってから顕著になった。

 巫女はいつか終わるもの。若くして潰えるもの。
 しかし、あいつはそれがない。
 人妖にとっての象徴になっている。

 だからより厳密に言うことは在り方を定義するのと同じだろう。

 ──だが。あいつは、霊夢は人を妖怪を好きにはならない。個人に入れ込むことはほぼ皆無だろう。

 そして、“永遠の巫女”はずっとここに、博麗神社にいるのだろう。

 お前は雨の中で、ずっと舞っているのだろう。

 いかなるときでも、お前は巫女なのだ。

 幻想郷に縛られた、“永遠の巫女”なのだ──
雨の中で、ずっと、ずっと──
ヘンプ
[email protected]
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.10簡易評価
1.100終身名誉東方愚民削除
博麗霊夢についてはこの作品のテーマの永遠の巫女だったりとか旧作のほぼ同名の紫髪の女性だったりと謎が多くてロマンが有って良いですよね ちょっともの悲しい感じがあっていい雰囲気でした
2.100評価する程度の能力削除
めっちゃ面白かったです
好きですよ、この雰囲気
もっと伸びろ!
3.90モブ削除
久遠を生きる魔女は、巫女に何を思うのでしょうね。
4.90雪月楓削除
蓬莱はいいぞ