ねえねえ、慧音先生
なんだ、霖之助
先生、赤ちゃんはどうやって作るの
な、貴様!
『りんのすけ、5歳にはあの魔理沙っていう赤ん坊がどうやって生成されたのかが気になるお年頃だったんだ』
御歳5歳、霖之助は堂々と寺子屋に通う糞餓鬼様だったのである。
「ねえねえ、どうやって作るの? それと妹紅と先生の赤ちゃんはいつできるの?」
「き、きさ」
そんな霖之助と同級生の妹紅は、慧音先生と人里公認の夫婦茶碗であるからね。
いつか子供ができるのが必然だと、りんのすけは思ってた。
なぜ、父母その他から子供ができるってしってたかは、この間の授業で中国の偉い学者先生が言ったことを霖之助は覚えていたんだ。
『男と女、一緒。コレ、好き合う、だから出来るコドモ』
古代中国の歴史の授業で、霖之助が脱線した質問にも、教授はまっとうに答えていた。
「ねえねえ、どうやって作るの?」
「……霖之助、貴様。それ以上は聞くな、悪鬼悪霊の類が貴様の魂を奪いにくるぞ」
「え? 先生どういうと? 子供の作り方は忌避すべき言葉なの?」
タヌキのお姉さんがよくわかんない友達引き連れて、人さとぉをねり歩く情景を想像しんだ。
「いや、そのなあれだ。父之精母之血不可棄也という言葉があるだろう?」
「夏候将軍の話だね」
「つまり。多分それが歴史において赤子を作るという事はそういう事なんだ」
それは熾烈を極める三国時代よりちょっと前の話なんでしょうね。
「じゃあ、僕! 戦場で武勲を立てて、慧音先生との赤ちゃん作る!」
「……むり」
それから、慧音先生は霖之助が寺子屋に在籍していた期間、彼が何を言おうと無視すると決め込んだのだった。
そんな期間のせいで、深い心の傷が霖之助には残った。
けれど、あれは特訓だったんだって思う。それを大人になって気が付いた霖之助は女の子に罵られると何だかお腹に赤ちゃんが出来た気になる。
なんだ、霖之助
先生、赤ちゃんはどうやって作るの
な、貴様!
『りんのすけ、5歳にはあの魔理沙っていう赤ん坊がどうやって生成されたのかが気になるお年頃だったんだ』
御歳5歳、霖之助は堂々と寺子屋に通う糞餓鬼様だったのである。
「ねえねえ、どうやって作るの? それと妹紅と先生の赤ちゃんはいつできるの?」
「き、きさ」
そんな霖之助と同級生の妹紅は、慧音先生と人里公認の夫婦茶碗であるからね。
いつか子供ができるのが必然だと、りんのすけは思ってた。
なぜ、父母その他から子供ができるってしってたかは、この間の授業で中国の偉い学者先生が言ったことを霖之助は覚えていたんだ。
『男と女、一緒。コレ、好き合う、だから出来るコドモ』
古代中国の歴史の授業で、霖之助が脱線した質問にも、教授はまっとうに答えていた。
「ねえねえ、どうやって作るの?」
「……霖之助、貴様。それ以上は聞くな、悪鬼悪霊の類が貴様の魂を奪いにくるぞ」
「え? 先生どういうと? 子供の作り方は忌避すべき言葉なの?」
タヌキのお姉さんがよくわかんない友達引き連れて、人さとぉをねり歩く情景を想像しんだ。
「いや、そのなあれだ。父之精母之血不可棄也という言葉があるだろう?」
「夏候将軍の話だね」
「つまり。多分それが歴史において赤子を作るという事はそういう事なんだ」
それは熾烈を極める三国時代よりちょっと前の話なんでしょうね。
「じゃあ、僕! 戦場で武勲を立てて、慧音先生との赤ちゃん作る!」
「……むり」
それから、慧音先生は霖之助が寺子屋に在籍していた期間、彼が何を言おうと無視すると決め込んだのだった。
そんな期間のせいで、深い心の傷が霖之助には残った。
けれど、あれは特訓だったんだって思う。それを大人になって気が付いた霖之助は女の子に罵られると何だかお腹に赤ちゃんが出来た気になる。
話題はあれだけどなんかすごい歴史の教養みたいなのもあってそこのギャップがすごいアクセントになってて余計に笑えました