紅魔館が爆発したらしい。早苗の奇跡で。
「おい、そこのバカ神ふざけんな私の城が爆発したじゃないか!」
ぐるぐるの包帯をしたレミリアに叫ばれた。しかも黒く燻ったような臭い。残りの住人はとりあえず博麗神社に押し付けて来たらしい。従者の咲夜だけは隣にいた。
いきなりのクレームをつけられても困ったものだ。当の早苗はどこ吹く風。おい、自覚はあるのかよ。
「まあまあ、神奈子。話は聞いてみようよ」
諏訪子に言われるがままにレミリアの高々とした説明が始まった。
~*~*~
今日は早苗がいつも紅魔館に信仰の話をする日だった。紅魔館のメンバーにしても意味が無いことを分かっていても結局は美鈴とおしゃべりしたいだけなのだろう。
「今日は奇跡をお見せします!」
「ほう。奇跡ですか」
美鈴は半信半疑で聞いていた。
「そうなのです! 守矢の奇跡は凄いんですよ!」
「それならお願いしてみようかな」
美鈴に悪気はなかったのだろう。そう言ってしまったのだ。
むむむ、と早苗は祈っているのか分からないようなことをしていた。
「えいっ! これで奇跡はおきますよ」
「まあ……半信半疑で。何かあったらまた言いますよ」
「ありがとうございます。それでは失礼しま……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「はぁ!?なに、なんで揺れてるんですか!?」
美鈴は慌てて紅魔館の庭に入った。
そして既に手遅れの庭を見た。いつぞやの間欠泉騒ぎの時のような水が庭全体から吹き出している。
そして庭の影にてお茶会をしていたお嬢様たちを襲った。
「ギャーっ!? 痛い痛い!! 咲夜助けウゴゲバ……」
「一体何なのよ!? ってお嬢様!?」
「……むきゅー……ごふっ……防衛の線が切れた……不味い……」
「うわぁぁぁ!! パチュリー様ーーー!」
水に飲まれたお嬢様達が不味かった。
「ちょっと早苗さ……ん」
後ろを振り向くとてへぺろをした早苗さんが空を飛んでいた。
「おい、ふざけんなーーーーー!!!」
温厚な美鈴でもこの惨状と、早苗の顔にてブチ切れたそうだ。
そして。
防衛線の切れた反動でパチュリー様の魔法具達が図書館から爆発する音が聞こえ始めた。
「ちょっとパチェ! これ何とかならないの!」
咲夜さんに助けられたお嬢様が叫ぶ。
「ゴホッ……ゴホッ……無理よ……防衛線が切れた時点でもう……」
よろよろとパチュリー様は事実を述べた。
「って、フランは!?」
「なんなのよ、人が気持ちよく寝てたら揺れて……なんなのこの水は!?」
ブチ切れモードでご登場なさった。
しかし。
「うわちちちちち、燃える燃える!!!!!」
吸血鬼の弱点にて燃えていた。
「妹様!」
美鈴がフランドールを抱えた。
「あ、美鈴ありがとう……で、なんなのこの状況」
「簡潔に申しますと水がでてきて大混乱です」
「なんじゃそりゃ」
そうして。私たちがもたもたしているうちに。
ドカーン!!!!!!!!
盛大に紅魔館は爆発した。
~*~*~
「うん。それは盛大に悪いことをした。早苗、流石に謝りなさい」
私は早苗を見て、キチンと謝らせる。
「すみませんでした! お詫びにもう一回奇跡を起こします!」
は? うちの子何いってんの?
「むっ……ハァ!」
手遅れでした。
ボンッ!
何かが弾けるような音がした。音のした方向を見ると……
レミリアの頭がアフロと化してした。
「ぶっ!? あっはははははははは!!!!」
畳を叩いて笑うは諏訪子。レミリアの様子を見るとワナワナと震えていた。
「こんの、小娘ふざけるんじゃないぞ!?!?」
早苗がいた位置を見るとすでに脱兎のごとく逃げていたのである。
レミリアは早苗を追って飛び出していった。
結局捕まってお仕置きされたらしい。
***
その後、文々。新聞にて紅魔館爆発とレミリアのアフロが公開されたため、烏天狗は焼き鳥になったそうな。
「おい、そこのバカ神ふざけんな私の城が爆発したじゃないか!」
ぐるぐるの包帯をしたレミリアに叫ばれた。しかも黒く燻ったような臭い。残りの住人はとりあえず博麗神社に押し付けて来たらしい。従者の咲夜だけは隣にいた。
いきなりのクレームをつけられても困ったものだ。当の早苗はどこ吹く風。おい、自覚はあるのかよ。
「まあまあ、神奈子。話は聞いてみようよ」
諏訪子に言われるがままにレミリアの高々とした説明が始まった。
~*~*~
今日は早苗がいつも紅魔館に信仰の話をする日だった。紅魔館のメンバーにしても意味が無いことを分かっていても結局は美鈴とおしゃべりしたいだけなのだろう。
「今日は奇跡をお見せします!」
「ほう。奇跡ですか」
美鈴は半信半疑で聞いていた。
「そうなのです! 守矢の奇跡は凄いんですよ!」
「それならお願いしてみようかな」
美鈴に悪気はなかったのだろう。そう言ってしまったのだ。
むむむ、と早苗は祈っているのか分からないようなことをしていた。
「えいっ! これで奇跡はおきますよ」
「まあ……半信半疑で。何かあったらまた言いますよ」
「ありがとうございます。それでは失礼しま……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「はぁ!?なに、なんで揺れてるんですか!?」
美鈴は慌てて紅魔館の庭に入った。
そして既に手遅れの庭を見た。いつぞやの間欠泉騒ぎの時のような水が庭全体から吹き出している。
そして庭の影にてお茶会をしていたお嬢様たちを襲った。
「ギャーっ!? 痛い痛い!! 咲夜助けウゴゲバ……」
「一体何なのよ!? ってお嬢様!?」
「……むきゅー……ごふっ……防衛の線が切れた……不味い……」
「うわぁぁぁ!! パチュリー様ーーー!」
水に飲まれたお嬢様達が不味かった。
「ちょっと早苗さ……ん」
後ろを振り向くとてへぺろをした早苗さんが空を飛んでいた。
「おい、ふざけんなーーーーー!!!」
温厚な美鈴でもこの惨状と、早苗の顔にてブチ切れたそうだ。
そして。
防衛線の切れた反動でパチュリー様の魔法具達が図書館から爆発する音が聞こえ始めた。
「ちょっとパチェ! これ何とかならないの!」
咲夜さんに助けられたお嬢様が叫ぶ。
「ゴホッ……ゴホッ……無理よ……防衛線が切れた時点でもう……」
よろよろとパチュリー様は事実を述べた。
「って、フランは!?」
「なんなのよ、人が気持ちよく寝てたら揺れて……なんなのこの水は!?」
ブチ切れモードでご登場なさった。
しかし。
「うわちちちちち、燃える燃える!!!!!」
吸血鬼の弱点にて燃えていた。
「妹様!」
美鈴がフランドールを抱えた。
「あ、美鈴ありがとう……で、なんなのこの状況」
「簡潔に申しますと水がでてきて大混乱です」
「なんじゃそりゃ」
そうして。私たちがもたもたしているうちに。
ドカーン!!!!!!!!
盛大に紅魔館は爆発した。
~*~*~
「うん。それは盛大に悪いことをした。早苗、流石に謝りなさい」
私は早苗を見て、キチンと謝らせる。
「すみませんでした! お詫びにもう一回奇跡を起こします!」
は? うちの子何いってんの?
「むっ……ハァ!」
手遅れでした。
ボンッ!
何かが弾けるような音がした。音のした方向を見ると……
レミリアの頭がアフロと化してした。
「ぶっ!? あっはははははははは!!!!」
畳を叩いて笑うは諏訪子。レミリアの様子を見るとワナワナと震えていた。
「こんの、小娘ふざけるんじゃないぞ!?!?」
早苗がいた位置を見るとすでに脱兎のごとく逃げていたのである。
レミリアは早苗を追って飛び出していった。
結局捕まってお仕置きされたらしい。
***
その後、文々。新聞にて紅魔館爆発とレミリアのアフロが公開されたため、烏天狗は焼き鳥になったそうな。