無意識とはなにか。
そんなことを問うても分かるわけのない命題である。
私、古明地さとりは覚である。
妹の古明地こいしも覚である。
と、言ってもこいしは覚のような違う妖怪なのだと私は予測する。
こいしは無意識というものを獲得した。
覚の心を読むという本質を曲げてまで。
それはなぜか。心を読むことに耐えられなかった、とは思う。
読める時はこいしの心は不安定であったから。そう思うしかないのである。そればかりは心を読めたとしても私に分かるわけないのだ。
仕事部屋の書斎にて私は椅子にもたれ掛かる。
お燐とお空はそれぞれの仕事なのでいない。ほかのペットたちも各々の好きなようにしている。
覚として私は心が読める。それは大前提の事だ。
それではなぜ、無意識は読めないのか。
そもそも、無意識とは誰にでもあるものだ。
意識をしない、何をしていたか分からない、いきなり倒れることだって無意識とも言える。
定義としての言葉ではあるが意味が多すぎるのである。
それではこいしの「無意識」の定義は何なのか。
自身が考えることも気がつくことも無い「深層心理」とでも言えばいいのか?
言葉が多すぎて分からない。どう考えても分からぬ。
妹のことなのに。覚としての皮を被った何かなのかもしれない……
ただ。私は妹は可愛いと思う。
理由なんてない。いつまで経っても守るべきものであり、心にどこかにいつもいる存在なのだから。
無意識とはなにか。
そんなことは分からなくても家族として、仲良くすごしていきたいのです。
そんなことを問うても分かるわけのない命題である。
私、古明地さとりは覚である。
妹の古明地こいしも覚である。
と、言ってもこいしは覚のような違う妖怪なのだと私は予測する。
こいしは無意識というものを獲得した。
覚の心を読むという本質を曲げてまで。
それはなぜか。心を読むことに耐えられなかった、とは思う。
読める時はこいしの心は不安定であったから。そう思うしかないのである。そればかりは心を読めたとしても私に分かるわけないのだ。
仕事部屋の書斎にて私は椅子にもたれ掛かる。
お燐とお空はそれぞれの仕事なのでいない。ほかのペットたちも各々の好きなようにしている。
覚として私は心が読める。それは大前提の事だ。
それではなぜ、無意識は読めないのか。
そもそも、無意識とは誰にでもあるものだ。
意識をしない、何をしていたか分からない、いきなり倒れることだって無意識とも言える。
定義としての言葉ではあるが意味が多すぎるのである。
それではこいしの「無意識」の定義は何なのか。
自身が考えることも気がつくことも無い「深層心理」とでも言えばいいのか?
言葉が多すぎて分からない。どう考えても分からぬ。
妹のことなのに。覚としての皮を被った何かなのかもしれない……
ただ。私は妹は可愛いと思う。
理由なんてない。いつまで経っても守るべきものであり、心にどこかにいつもいる存在なのだから。
無意識とはなにか。
そんなことは分からなくても家族として、仲良くすごしていきたいのです。