「いやはや全く、完敗だ。フランに友人ができたことは知ってはいたが、まさかああも強いとはね」
負けた、と言う割には随分楽しげに、レミィはそんなことを言った。
「何か用?」
「つれないことを言うなよパチェ。親愛なる友人がこうして歓談に来てやったんだぞ? お茶でも振る舞うのが礼儀じゃないか」
「小悪魔、レミィはお冷やをご所望よ。頭からかけてやりなさい」
「オーケー流石におふざけが過ぎた。悪かったからそれは勘弁してくれ」
「冗談よ」
私は本に栞を挟んだ。続きが気になるのは確かだけど、レミィの無駄話に付き合うというのも、時にはなかなか悪くない。
「それで、何があったのかしら」
「いやな、久々にフランが外に出たいと言い出してな」
「はあ。……はあ?」
レミィが事も無げに言うので、一瞬理解が遅れてしまった。けれど、それは。
「負けたの?」
「勿論フランには圧勝だったとも」
そうではない。
「訊き方を変えるわ。結局フランはどうなったの?」
「出て行ったよ」
そういうことは早く言え、と私は眉間を抑えた。レミィのお喋りに付き合ったのは間違いだったのかもしれない。
「……美鈴を雇って正解だったわね。あの子は水を統べる種族だもの、いくらフランでも突破できやしないわ」
「いや、恐らく美鈴も突破されてる」
当然のようにそんなことを言うので、私はついに絶句してしまった。
「どうやらフランの友人とやら、認知を操るらしくてね。戦闘の音も聞こえないし、抜けられたと見ていいだろう」
「駄目じゃない」
呟いて私は席を発った。空気塊にもたれて浮かび、そのまま図書館の出口へ向かおうとしたところでレミィに止められる。
「おいおいパチェ、話はまだ途中だぞ?」
「あのねレミィ、貴方状況分かってる? 今はそれどころじゃないでしょ」
呑気な態度のままのレミィに、私は思わず声を荒げた。
フランが外に出るというのは、正直なところかなりまずい。彼女の能力は非常に危険だし、幻想郷のルールの理解も微妙なところで、それより何より前科がある。外の世界で、街を一つ壊滅させたのは、誤魔化し通すのが大変だった。ここ暫くは落ち着いているけど、幻想郷内でそんなことをされてしまってはたまらない。
だというのに。
「いやいやパチェ、大丈夫だよ。大したことにはならないさ」
レミィは平然とそんなことを言うのだ。
「根拠はあるの?」
「私のサイドエフェクトがそう言っている」
「……幻想入りさせるのは勘弁して頂戴。私は続きが読みたいの」
「大丈夫、私もだ」
すっかり馬鹿馬鹿しくなってしまって、私は椅子に舞い戻った。もうどうにでもなれ。責任は全てレミィにある。
「まあ冗談はともかくとして、なあパチェ。そろそろフランも独り立ちすべき頃じゃないか?」
私が落ち着いたのを見て、レミィが話を続ける。
「そうかしら。私はそうは思えないけど」
「そうともさ。前にフランが霊夢や魔理沙とやりあった時を思い出してみるといい。負かされたにも関わらず、反則の一手も取らなかったんだ。前準備としては十分じゃないか」
「まあ、それはそうかもしれないわね」
「そうだろう?」
加えてそれに、もう一つ。そう言ってレミィは指を立てた。
「フランの部屋に書き置きがあってね。どうやら二人は、旧地獄に向かったらしい」
私は首を傾げた。レミィの意図が分からない、と。
「つまり?」
「簡単なことだよパチェ。鬼の住処に吸血鬼の一人くらいは、潜り込んだって誤差だろう?」
「まあ、一理なくはないわ」
「そういうことさ」
そう言うとレミィは腰を上げた。どうやら雑談は終わりらしい。
その背中を見て私はふと、そこまで考えていて何故レミィはフランに立ちはだかったのだろうと、そんな疑問を頭に浮かべた。
一瞬、レミィに質問をぶつけてみようかとも思ったが、私はすぐに考え直した。よく考えればわかることだ。レミィに訊いても、はぐらかされるに決まっている。
「パッチェ」
数日後。一冊読み終えて伸びをしていると、横から声をかけられた。
「フラン。帰ってきてたの」
「今帰ったところよ。部屋に戻る前に、本を借りようと思って」
「そう」
私の返事に頷くと、フランは本棚の物色に取りかかったようだった。しばし、静かな時間が流れる。
「世界は広いのね」
唐突にフランが呟いた。
「私の拳を受けきるやつがいるなんて、思わなかったわ。おかげで少し熱くなってしまったわ」
「そう」
私はその勝負事の余波でどれほどの被害が出たのだろうと想像した。責任の一端が紅魔館の側にもあることを考えれば、それはなかなかぞっとしない話だった。
「太陽を放つ烏も死体を操る猫も、その噂話も知らなかった。私は本当に狭い世界で生きていたのね」
淡々と話すフランに、私は酷く違和感を覚えた。彼女はこうも理性的だっただろうか、むしろ激情家ではなかったか、と。
「欲を言えば、もっと世界を広げたかったけど。でも暫くはお預けね。流石にこれ以上出歩いていると、お姉様が怖いもの」
「……そう」
私は迷って、結局相槌だけ打つことにした。レミィの言葉を伝えようかとも思ったが、なにしろフランの静かな様子が私にはどうにも不気味だった。
「こんにちは」
声をかけられて顔を上げると、見慣れぬ少女の姿があった。
「どちら様?」
「フランちゃんの友人よ。それ以外の情報は不要よね」
「まあ、そうね」
見慣れぬとはいえ見覚えはあった。間欠泉の異変の直後に、守屋神社で見たのだったか。同時に彼女の能力を思い出して納得した。なるほど侵入も逃亡も防げないわけである。
「すごい数の本ね。お姉ちゃんが見たら喜びそう」
「持ち出しは禁止よ。心を読まれるのも勘弁願いたいわ」
「そんなことしないわよ、魔理沙じゃないんだから」
「そう」
私は本に目を戻した。正直なところ、彼女にあまり興味はない。
「あらら、構ってくれないの?」
「フランみたいなことを言うのね」
「そうかしら」
「ええ」
私は本に目を向けたままにそう応え、
「そっか、フランちゃんにもそう接しているのね」
悲しいわー、と続けられて思わず顔を上げた。
「貴方には関係ないことでしょう」
ついつっけんどんに返したのは、それがあまりよくないことだと分かっていて、けれど直せやしないから。それに気付いているのか否か、フランの友人という少女はじっと私と目を合わせたまま言葉を続ける。
「フランちゃんには言葉が足りないの。言葉を交わした経験が足りないの。今は本から補っているし私もよく話してるけど、やっぱり絶対量が足りないの。世間話でも物語でも、いっそ魔法論でも構わないわ。言葉を交わしてあげないと、いつまでもフランちゃんの心は欠けたままよ」
そんなことは、私とて分かっている。フランの精神に欠けたところがあることも、それが他者との交流の不足に起因することも。
けれど、私にはどうもできない。
「フランちゃんも頑張ったのよ。私の能力まで借りて、感情を制御する術を学んだの。その努力に報いてくれないの?」
それが本当であるならば、素晴らしいことだと私は思った。彼女の能力は、感情的に扱うには、少々危険に過ぎたから。
けれど、それでも。
「私には無理なのよ。そもそも私は話し下手だし、世間話も物語もこの図書館には殆どないわ。魔法を教えることこそできなくはないけど――」
私は首を振った。
「――それは魔法使いにとって、自殺することに等しいの」
「そっかー、残念ね」
少女は本当に残念そうにそう言って、それでも私と目を合わせ続けた。私は何とはなしに目を逸らそうとして、頭が動かないことにようやく気付いた。
「フランちゃんも嫌がるだろうし、本当はこんなことしたくないんだけど。でもそこまで言うなら仕方ないわ。どうか悪くは思わないでね」
私の意識は、そこで唐突に途切れた。
「まさか、フランが水行に適性を持っているとは思わなかったわ。吸血鬼なのに」
「私からすれば、パチェの心変わりの方が不思議だけどね」
「そうかしら」
私は首を傾げてみせた。そこまで大きな思考の変化があったわけではないのだけど。
「まさかパチェがひとに魔法を教えるとはね。魔法使いの魔法とは個性であり知識であり存在意義、それを譲り渡すのは自殺に等しい。そう言ったのはパチェだろうに。己の死期でも悟ったか?」
「そんなことはないけど。単に今は気が向いただけ、気が向かなくなったらすぐに止めるわ」
「気が向いたから、ね」
レミィは少しばかり考え込んで、それからやおら立ち上がった。
「レミィ、まだ話の途中よ」
「悪いねパチェ、少し用事ができたんだ」
「どんな用事よ」
呆れてついそう文句を漏らすと、レミィはそれが聞こえたのか扉の前で口を開いた。
「私にとってはさ。如何にフランが大切な妹と言えど、パチェはそれ以上に大事な親友なんだよ」
そしてそのまま、レミィは私の反応も見ずに図書館の扉を潜っていった。
「……何が言いたかったのかしら」
私は呟いて溜め息を吐いた。
まあ、けれど分かっていたことではあった。レミィにものを尋ねたところで、はぐらかされるに決まっている。
負けた、と言う割には随分楽しげに、レミィはそんなことを言った。
「何か用?」
「つれないことを言うなよパチェ。親愛なる友人がこうして歓談に来てやったんだぞ? お茶でも振る舞うのが礼儀じゃないか」
「小悪魔、レミィはお冷やをご所望よ。頭からかけてやりなさい」
「オーケー流石におふざけが過ぎた。悪かったからそれは勘弁してくれ」
「冗談よ」
私は本に栞を挟んだ。続きが気になるのは確かだけど、レミィの無駄話に付き合うというのも、時にはなかなか悪くない。
「それで、何があったのかしら」
「いやな、久々にフランが外に出たいと言い出してな」
「はあ。……はあ?」
レミィが事も無げに言うので、一瞬理解が遅れてしまった。けれど、それは。
「負けたの?」
「勿論フランには圧勝だったとも」
そうではない。
「訊き方を変えるわ。結局フランはどうなったの?」
「出て行ったよ」
そういうことは早く言え、と私は眉間を抑えた。レミィのお喋りに付き合ったのは間違いだったのかもしれない。
「……美鈴を雇って正解だったわね。あの子は水を統べる種族だもの、いくらフランでも突破できやしないわ」
「いや、恐らく美鈴も突破されてる」
当然のようにそんなことを言うので、私はついに絶句してしまった。
「どうやらフランの友人とやら、認知を操るらしくてね。戦闘の音も聞こえないし、抜けられたと見ていいだろう」
「駄目じゃない」
呟いて私は席を発った。空気塊にもたれて浮かび、そのまま図書館の出口へ向かおうとしたところでレミィに止められる。
「おいおいパチェ、話はまだ途中だぞ?」
「あのねレミィ、貴方状況分かってる? 今はそれどころじゃないでしょ」
呑気な態度のままのレミィに、私は思わず声を荒げた。
フランが外に出るというのは、正直なところかなりまずい。彼女の能力は非常に危険だし、幻想郷のルールの理解も微妙なところで、それより何より前科がある。外の世界で、街を一つ壊滅させたのは、誤魔化し通すのが大変だった。ここ暫くは落ち着いているけど、幻想郷内でそんなことをされてしまってはたまらない。
だというのに。
「いやいやパチェ、大丈夫だよ。大したことにはならないさ」
レミィは平然とそんなことを言うのだ。
「根拠はあるの?」
「私のサイドエフェクトがそう言っている」
「……幻想入りさせるのは勘弁して頂戴。私は続きが読みたいの」
「大丈夫、私もだ」
すっかり馬鹿馬鹿しくなってしまって、私は椅子に舞い戻った。もうどうにでもなれ。責任は全てレミィにある。
「まあ冗談はともかくとして、なあパチェ。そろそろフランも独り立ちすべき頃じゃないか?」
私が落ち着いたのを見て、レミィが話を続ける。
「そうかしら。私はそうは思えないけど」
「そうともさ。前にフランが霊夢や魔理沙とやりあった時を思い出してみるといい。負かされたにも関わらず、反則の一手も取らなかったんだ。前準備としては十分じゃないか」
「まあ、それはそうかもしれないわね」
「そうだろう?」
加えてそれに、もう一つ。そう言ってレミィは指を立てた。
「フランの部屋に書き置きがあってね。どうやら二人は、旧地獄に向かったらしい」
私は首を傾げた。レミィの意図が分からない、と。
「つまり?」
「簡単なことだよパチェ。鬼の住処に吸血鬼の一人くらいは、潜り込んだって誤差だろう?」
「まあ、一理なくはないわ」
「そういうことさ」
そう言うとレミィは腰を上げた。どうやら雑談は終わりらしい。
その背中を見て私はふと、そこまで考えていて何故レミィはフランに立ちはだかったのだろうと、そんな疑問を頭に浮かべた。
一瞬、レミィに質問をぶつけてみようかとも思ったが、私はすぐに考え直した。よく考えればわかることだ。レミィに訊いても、はぐらかされるに決まっている。
「パッチェ」
数日後。一冊読み終えて伸びをしていると、横から声をかけられた。
「フラン。帰ってきてたの」
「今帰ったところよ。部屋に戻る前に、本を借りようと思って」
「そう」
私の返事に頷くと、フランは本棚の物色に取りかかったようだった。しばし、静かな時間が流れる。
「世界は広いのね」
唐突にフランが呟いた。
「私の拳を受けきるやつがいるなんて、思わなかったわ。おかげで少し熱くなってしまったわ」
「そう」
私はその勝負事の余波でどれほどの被害が出たのだろうと想像した。責任の一端が紅魔館の側にもあることを考えれば、それはなかなかぞっとしない話だった。
「太陽を放つ烏も死体を操る猫も、その噂話も知らなかった。私は本当に狭い世界で生きていたのね」
淡々と話すフランに、私は酷く違和感を覚えた。彼女はこうも理性的だっただろうか、むしろ激情家ではなかったか、と。
「欲を言えば、もっと世界を広げたかったけど。でも暫くはお預けね。流石にこれ以上出歩いていると、お姉様が怖いもの」
「……そう」
私は迷って、結局相槌だけ打つことにした。レミィの言葉を伝えようかとも思ったが、なにしろフランの静かな様子が私にはどうにも不気味だった。
「こんにちは」
声をかけられて顔を上げると、見慣れぬ少女の姿があった。
「どちら様?」
「フランちゃんの友人よ。それ以外の情報は不要よね」
「まあ、そうね」
見慣れぬとはいえ見覚えはあった。間欠泉の異変の直後に、守屋神社で見たのだったか。同時に彼女の能力を思い出して納得した。なるほど侵入も逃亡も防げないわけである。
「すごい数の本ね。お姉ちゃんが見たら喜びそう」
「持ち出しは禁止よ。心を読まれるのも勘弁願いたいわ」
「そんなことしないわよ、魔理沙じゃないんだから」
「そう」
私は本に目を戻した。正直なところ、彼女にあまり興味はない。
「あらら、構ってくれないの?」
「フランみたいなことを言うのね」
「そうかしら」
「ええ」
私は本に目を向けたままにそう応え、
「そっか、フランちゃんにもそう接しているのね」
悲しいわー、と続けられて思わず顔を上げた。
「貴方には関係ないことでしょう」
ついつっけんどんに返したのは、それがあまりよくないことだと分かっていて、けれど直せやしないから。それに気付いているのか否か、フランの友人という少女はじっと私と目を合わせたまま言葉を続ける。
「フランちゃんには言葉が足りないの。言葉を交わした経験が足りないの。今は本から補っているし私もよく話してるけど、やっぱり絶対量が足りないの。世間話でも物語でも、いっそ魔法論でも構わないわ。言葉を交わしてあげないと、いつまでもフランちゃんの心は欠けたままよ」
そんなことは、私とて分かっている。フランの精神に欠けたところがあることも、それが他者との交流の不足に起因することも。
けれど、私にはどうもできない。
「フランちゃんも頑張ったのよ。私の能力まで借りて、感情を制御する術を学んだの。その努力に報いてくれないの?」
それが本当であるならば、素晴らしいことだと私は思った。彼女の能力は、感情的に扱うには、少々危険に過ぎたから。
けれど、それでも。
「私には無理なのよ。そもそも私は話し下手だし、世間話も物語もこの図書館には殆どないわ。魔法を教えることこそできなくはないけど――」
私は首を振った。
「――それは魔法使いにとって、自殺することに等しいの」
「そっかー、残念ね」
少女は本当に残念そうにそう言って、それでも私と目を合わせ続けた。私は何とはなしに目を逸らそうとして、頭が動かないことにようやく気付いた。
「フランちゃんも嫌がるだろうし、本当はこんなことしたくないんだけど。でもそこまで言うなら仕方ないわ。どうか悪くは思わないでね」
私の意識は、そこで唐突に途切れた。
「まさか、フランが水行に適性を持っているとは思わなかったわ。吸血鬼なのに」
「私からすれば、パチェの心変わりの方が不思議だけどね」
「そうかしら」
私は首を傾げてみせた。そこまで大きな思考の変化があったわけではないのだけど。
「まさかパチェがひとに魔法を教えるとはね。魔法使いの魔法とは個性であり知識であり存在意義、それを譲り渡すのは自殺に等しい。そう言ったのはパチェだろうに。己の死期でも悟ったか?」
「そんなことはないけど。単に今は気が向いただけ、気が向かなくなったらすぐに止めるわ」
「気が向いたから、ね」
レミィは少しばかり考え込んで、それからやおら立ち上がった。
「レミィ、まだ話の途中よ」
「悪いねパチェ、少し用事ができたんだ」
「どんな用事よ」
呆れてついそう文句を漏らすと、レミィはそれが聞こえたのか扉の前で口を開いた。
「私にとってはさ。如何にフランが大切な妹と言えど、パチェはそれ以上に大事な親友なんだよ」
そしてそのまま、レミィは私の反応も見ずに図書館の扉を潜っていった。
「……何が言いたかったのかしら」
私は呟いて溜め息を吐いた。
まあ、けれど分かっていたことではあった。レミィにものを尋ねたところで、はぐらかされるに決まっている。
欲を言えばもっと読みたいです。
パチェさんとフランドールに自我は残っているのだろうか。
認識が歪められているのだろうか。
レミリアは赦さないだろうし、こいしちゃんも反省しない。
私たち読者も洗脳されているのではないのか。
古明地こいしを華奢な少女だと観測しているが、実は別のモノなのかもしれない。
認識されない妖怪など、妖怪だと言えるのだろうか。
現象そのものになってしまっているのかも。
愛する妹を助けるために、レミリアはどうするのか。
恐怖と不思議、友情や家族愛がよく表現されています。
それぞれが自分の都合を最優先しているところにグッときました
誰しもに誰かを傷つけてでも守りたいものがあるんですね
こいしは何を望むのかーもっと読み深めたい作品でした。
コメ欄含めて面白かったです
これでは他作家が積み上げた幻想郷の描写を借りて演じているだけだ。
作家ごとの舞台が作られていなければつまらない