Coolier - 新生・東方創想話

彼†岸

2018/09/28 23:29:36
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「リグルキック!」
「え?嘘っぺちゅーん?」
「え?霊夢さん?大丈夫?」







『霊夢は弾幕ごっこというか、あの懐かしの冒険に再び旅立ったと思った』






……え? ここは?


霊夢が眼を醒ますとそこは河原だった。見知らぬ天井とは違い、見覚えのある川だった。

……なんだか、わからないけど。対岸に行かなきゃ

本当は、船で行きたかった。目線の先に船はあるが、船頭が寝ていて起こすのには忍びなかった。

……歩いてでも渡らなきゃ

霊夢は、川に向かって歩き出した。

もうすぐ、冬が来る季節だったはずだけど、水温を感じなかった。

流れも、急流に見えるけれどすいすい進めた。

……これなら簡単に渡れそうね。

暫く歩いていると、対岸から懐かしいあの人が見えてきた。

……おばさん!

岸には、おばさんとか懐かしい人たちが居る。

……霊夢や、駄目だよこっちに来ちゃ

霊夢に気が付いたおばさんが話しかけてきた。

まだ遠くに居るのに妙に通った声でおばさんが話しかけてきた。

……なんで?おばさん

……とにかく駄目だよ

霊夢の声も対岸に聞こえたようだ。おばさんは今度は大きな声で話しかけてみる。

……なんで駄目なの・・・?

おばさんがなんで来ちゃ駄目というのか気が付いた。

だって、おばさんはもう。






「霊夢さん! 霊夢さん?」
「……リグル?」

霊夢が眼を覚ますと、リグルが目の前に居た。

「大丈夫ですか? え? 大丈夫?ですか?え?」

弾幕ごっこの最中にルールと違う事して霊夢を倒してしまって焦っている。

キックが良くないところに当たってしまって昏倒させてしまった。

「……大丈夫」

特に痛いところは無かった。

なんだか、懐かしい夢を見ていた気がした。

「それよりも、あんた! キックしたわね?」

「え? あ、え? ごめんなさい」

「まあ、いいわ。仕切り直しよ」

もうあんなキックになんか負けないんだからと霊夢は、右側の守りを固めながら。

弾幕ごっこ再開だ。



「リグルパーンチ!」
「な?えちゅーん?」
「えええ? 霊夢さん?」


『リグルは、右利きだった』


霊夢が眼を醒ますとそこは、さっき来た見覚えのある河原。

……今度こそアッチに行かないと。

なんだか、無性に対岸に行きたい。

さっきは、歩いて渡ろうとしてたから無†理だったのだろう。

今度は船頭が起きているから、船に乗せてもらうことにした。

……と、いう事で、小町たのんだわ。

……6文下さい。

……何?6あやって。

……え? もんですけど

……なにそれ、美味しいの?

……あー、文無しに船は乗せられません

……え?でも、私向こうに行かないと。

……次の時はコイン6個持って来たらコンテニューできません。

……コンテニュー?



 


「霊夢さん大丈夫?」
「……あんたの性根がわかったわ」
「え? え?なんですか?え?」

 リグルの弾幕ごっこ対する姿勢ってものがよくわかった。


「とにかく、もう一度。再戦!」

「え? わかりました。霊夢さんええ! わかりましたええ」

 左右の攻撃に霊夢は警戒しながら、再戦だ。
 
 リグルの弾幕ごっこに対する姿勢それは、奴ぁ弾幕ごっこのルールなんて関係ねぇ。ルール虫(無視)の肉弾戦車だ。

 次も卑怯なことをしてくるに違いねぇ!!


「リグルチョーップ」
「ちょちょちょーん?」


『やっちゃえ! リグル! 満身創痍だ!』



 見上げた天井は、白く清潔感のある天井だった。





「っていう夢を、最近見るっぺが、こりはな移植してもらった人の心臓の記録だっぺが? お医者先生様」

「……いいえ、それ。あなたが東方のし過ぎってだけです」

「そうだっぺか? ……そうだっぺなぁ」

 患者も提供者も医者も、皆東方大好きである。

 そして、医者には守秘義務があるから、秘密は秘密のままだった。

 
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珍作品‼︎
3.70仲村アペンド削除
歪みを感じる
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ちくわたべたい
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面白かったです
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君ハイセンス
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くせになるテンポ