「私ね、昔は神をやっていたの」
パルスィが唐突にそんなことを言うものだから、私はひどく驚いた。
「…あー、祟神ね」
「違う」
「縁切りとかしてたわけだ」
「違うから」
どれだけ驚いたかといえば、こんな詰まらない冗談しか飛ばせなかったぐらい、と言えば伝わるだろうか。
「まあ、神とは言っても今とやっていたことは変わらないわ。嫉妬を食べて失わせるだけ」
「ははあ、夫婦円満の神様ってわけね」
「そういうこと」
そう言ったきりパルスィは口を閉ざした。おおかた昔を思い出して感慨に耽っているのだろうけど、私としては疑問が残る。
「でもそれならさ、なんで封印なんかされたのさ」
尋ねると、パルスィはふうとため息をついた。
「私からすれば名案に思えたのよね…」
「なにが?」
「嫉妬の養殖」
「よーしなるほどよく分かった」
パルスィが唐突にそんなことを言うものだから、私はひどく驚いた。
「…あー、祟神ね」
「違う」
「縁切りとかしてたわけだ」
「違うから」
どれだけ驚いたかといえば、こんな詰まらない冗談しか飛ばせなかったぐらい、と言えば伝わるだろうか。
「まあ、神とは言っても今とやっていたことは変わらないわ。嫉妬を食べて失わせるだけ」
「ははあ、夫婦円満の神様ってわけね」
「そういうこと」
そう言ったきりパルスィは口を閉ざした。おおかた昔を思い出して感慨に耽っているのだろうけど、私としては疑問が残る。
「でもそれならさ、なんで封印なんかされたのさ」
尋ねると、パルスィはふうとため息をついた。
「私からすれば名案に思えたのよね…」
「なにが?」
「嫉妬の養殖」
「よーしなるほどよく分かった」
短いのに綺麗にまとまってると思います。
続きが思いついたら、ということは、作品が中途であるってことですよね
冒頭の会話の1シーンのみ見せられても、なんだかよく分かりません
一発ネタですがクスッと来ました
これぞまさにSSって感じ