Coolier - 新生・東方創想話

剣の道

2018/06/01 21:59:05
最終更新
サイズ
2.04KB
ページ数
1
閲覧数
1633
評価数
10/19
POINT
1210
Rate
12.35

分類タグ

小手リンゴ!メンズブラ!
バチーン!
面有り!戸隠の勝、妖夢の負
え?嘘?今のが面?


他の強い剣の使い手に負けるならともかく、妖夢は戸隠に負けてしまった。とんでもない不名誉祭りである。

勝ってしまった戸隠も出過ぎたオリキャラ行動をしてしまいひやひやしている。とんでもないことをしてしまった。



「ちょ、ちょっと!幽々子様!待って下さい。メンズブラは掛け声としては有効ではないのでは?」

「そうっす。幽々子さん。戸隠は面ではなくメンズブラとかいう男性の下着を叫んだっす。今のは有効打にならないっす」

ついでに、残身も適当だった。

オリキャラおっさん作者に負けるなんて剣士として不名誉だ。絶対に負けられない戦いだ。

そして、戸隠も絶対に勝ってはならない戦いに勝ってしまったのだ。

「確かに、戸隠被告はメンズブラという虚偽の報告したけど。もし、これが戦場だったら、妖夢、貴女は頭をアイスバケツチャレンジされていたのよ」

そう、戦場だったら。お互いに真剣勝負、掛け声とか残身など関係ないのだ。

「確かに」

「……妖夢分かっているわよね」

「戸隠を倒すまでは、白玉楼に戻りません!」

名誉ある白玉楼の庭師が戸隠に負けたままでは絶対に許されない。

「そうね。強くなって帰ってくるのよ。妖夢、期待しているから!」

「はい!幽々子様!」

こうして、名誉挽回の為に妖夢は修行の旅に出たのだった。

そして、森の木とか山の石とかズバぁ!とかグワァ!とかしてそれぞれの形が変わる程の修行だった。

それから、紆余曲折したりとか森とか山の強者を下したりして。


ついに戸隠との再戦の時が来た。

互いに、竹刀を合わせて蹲踞からの、試合開始!

戸隠の変な動きもこの時の妖夢にとっては、

みえる、戸隠の剣筋が見え・・・・

「おのれ、さいとうどうさん計ったな!」

見えたはずだった。

「オグラホマ!」

 竹刀の切っ先が妖夢の胴に見事に決まってしまう。

「胴有り!戸隠の勝」


結局、戸隠がまた勝ってしまった。

「……馬鹿……妖夢の負け犬…」

まさか、負けるとは思わなかった幽々子はつぶやいた。

「……わおーん」

妖夢の遠吠えはただ虚しく道場に響き、戸隠はパッと負けて小気味よいオチで行こうと思っていたのにこれでは駄目だ。

どうすることも出来ず。戸隠は自らの頭を竹刀で罰バチバチと叩き続けるしかなかった。

それが、どれだけの罪滅ぼしになるのか分からない。

 
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.210簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
なんで勝つんだよバカ!
あんたが負けるのが王道だろ!
2.100名前が無い程度の能力削除
なにしてんねん
3.100奇声を発する程度の能力削除
面白かったです
4.100名前が無い程度の能力削除
なぜかわからないけど超面白い
5.100KoCyan64削除
最初から最後まで爆笑でした。
「ズバぁ!グワァ!」は卑怯すぎます。
6.100仲村アペンド削除
もうどうにもならん。面白いです
7.100南条削除
どうしてこうなったのかわかりませんが面白かったです
8.100スベスベマンジュウガニ削除
面白すぎるでしょ、反則
9.100雪月楓削除
こんな発想できるのがすごい...
羨ましいです
11.100名前が無い程度の能力削除
剣聖戸隠?
なにをばかな
ばかだけどおもしろい
15.無評価名前が無い程度の能力削除
よかったです