チルノちゃん、新しいペットってこれ?
そう、これだよ、大ちゃん
おっきいねえ。
アタイが育てればもっと大きくなるよ。
『チルノが地球を拾って育て始めたのは三日前』
三日前
その日は雨の日で、とても寒い日だった。雨はあんまり好きじゃ無いけど、寒いのは好きだったチルノは一人単独行動で遊んでいたのだった。
単独行動だから、普段友達としない遊びの哲学ごっこをしていた。
なんちゃら理論とか、なんとか理論を凍える雨の下で展開した挙句、一つの心理が物理的だったけどね舞い降りたのである。
「……地球が震えている」
実際は地震だったけどね。
「もしかして、捨てられたの?」
チルノは、震える地面である地球に話しかけた。
地球は、何も答えなかった。
「可哀想に」
きっと、ちきゅ(地球にチルノがつけた名前)は悪い飼い主に捨てられて、ショックを受けているんだとチルノは判断したのですよ。
「私が拾って飼ってあげるからね」
こうして可哀想な、ちきゅをチルノは飼うことにしたでやんす。
「すごいね、チルノちゃん」
「そうでしょ。大ちゃん」
「でも、私が育てている。木星の方がもっとすごいよ」
「木星?」
「そ、木星のもーちゃん」
すごく太古な気分な日
その日は、とても綺麗な星空だった。だから、大妖精は一人単独行動で星空を見上げていたのだった。
単独行動だから、普段友達としない遊びの哲学ごっこをしていた。
運命の分かれ目だった気分になる。何かが大妖精から湧き上がる。そうか太陽と木星はライバルだった。あれは恒星という宇宙のアイドル的存在をかけた戦い。
ちょっとの違いかどうかはどういう基準なのかはわからないが、木星はその戦いに負けてしまったのだった。
そんな過去を背負って星空に浮かぶ木星を、儚く可哀想で孤独な存在だと思った。
だから、大妖精はそんな木星に寄り添うって決めたのだった。(なお、木星にある沢山の衛星は大妖精と木星の子供と言う設定らしい)
「もーちゃん? ってあれ?」
「そう、あそこにいるのがもーちゃん」
「小さいね」
「すっごく、遠いところにいるからね」
「ちきゅのが強そうだよ」
「もーちゃんの方が強いよ」
「違う!」
「じゃあ、戦わせて見せようよ」
「そうだね。大ちゃん勝負だ!」
その時から地球と木星の全面戦争がこうして始まったと思った。
それから数時間チルノと大妖精は、お互い地球と木星に命令して戦わせようと必死にお互いのペットや伴侶に話しかけた。
しかし、地球も木星もいう事を聞かずに、地球は公転するだけ。木星は空に浮かんだままだった。
チルノは言うこと聞かない地球を捨て、大妖精は言うこと聞かない木星と寄り添うのをやめると決めて別の遊びを始めたのだった。
おや、大根と人参が生えているのは捨てられているわけじゃないと思うよ
そう、これだよ、大ちゃん
おっきいねえ。
アタイが育てればもっと大きくなるよ。
『チルノが地球を拾って育て始めたのは三日前』
三日前
その日は雨の日で、とても寒い日だった。雨はあんまり好きじゃ無いけど、寒いのは好きだったチルノは一人単独行動で遊んでいたのだった。
単独行動だから、普段友達としない遊びの哲学ごっこをしていた。
なんちゃら理論とか、なんとか理論を凍える雨の下で展開した挙句、一つの心理が物理的だったけどね舞い降りたのである。
「……地球が震えている」
実際は地震だったけどね。
「もしかして、捨てられたの?」
チルノは、震える地面である地球に話しかけた。
地球は、何も答えなかった。
「可哀想に」
きっと、ちきゅ(地球にチルノがつけた名前)は悪い飼い主に捨てられて、ショックを受けているんだとチルノは判断したのですよ。
「私が拾って飼ってあげるからね」
こうして可哀想な、ちきゅをチルノは飼うことにしたでやんす。
「すごいね、チルノちゃん」
「そうでしょ。大ちゃん」
「でも、私が育てている。木星の方がもっとすごいよ」
「木星?」
「そ、木星のもーちゃん」
すごく太古な気分な日
その日は、とても綺麗な星空だった。だから、大妖精は一人単独行動で星空を見上げていたのだった。
単独行動だから、普段友達としない遊びの哲学ごっこをしていた。
運命の分かれ目だった気分になる。何かが大妖精から湧き上がる。そうか太陽と木星はライバルだった。あれは恒星という宇宙のアイドル的存在をかけた戦い。
ちょっとの違いかどうかはどういう基準なのかはわからないが、木星はその戦いに負けてしまったのだった。
そんな過去を背負って星空に浮かぶ木星を、儚く可哀想で孤独な存在だと思った。
だから、大妖精はそんな木星に寄り添うって決めたのだった。(なお、木星にある沢山の衛星は大妖精と木星の子供と言う設定らしい)
「もーちゃん? ってあれ?」
「そう、あそこにいるのがもーちゃん」
「小さいね」
「すっごく、遠いところにいるからね」
「ちきゅのが強そうだよ」
「もーちゃんの方が強いよ」
「違う!」
「じゃあ、戦わせて見せようよ」
「そうだね。大ちゃん勝負だ!」
その時から地球と木星の全面戦争がこうして始まったと思った。
それから数時間チルノと大妖精は、お互い地球と木星に命令して戦わせようと必死にお互いのペットや伴侶に話しかけた。
しかし、地球も木星もいう事を聞かずに、地球は公転するだけ。木星は空に浮かんだままだった。
チルノは言うこと聞かない地球を捨て、大妖精は言うこと聞かない木星と寄り添うのをやめると決めて別の遊びを始めたのだった。
おや、大根と人参が生えているのは捨てられているわけじゃないと思うよ
お馬鹿な妖精たちの哲学が面白くて可愛かった
ただ残念なことに
戸隠さんに期待しているのはこれじゃないので90点ね
意味わかんないのにおもしろくてズルいと思いました
チルノに対抗意識を燃やす大ちゃんはかわいかったです
良いね!