「姉ちゃん、今、何月?」
「十月よ、間違いないわ。収穫祭だってこれからよ」
秋を司る姉妹がふたり、自宅の前で肩を並べて身構えていた。残暑も落ち着き、ふたりの季節はいよいよ最盛期を迎えるところである。
しかしそのふたりの前には、冬の象徴ともいえる妖怪が首をすくめて立っていた。
レティ・ホワイトロックだ。
「やっぱり秋が長引きすぎてるわけじゃなかったのね。ひと安心かな」
「やめてよ、いくらなんでも早すぎるよ」
「そうよ、冬支度なんて誰もできてないのよ」
「私は冬そのものではないわ」
「知ってるわよ! 良いとこ取りばっかりして!」
「お願いだから立冬までは二度寝しててよ」
「そんなこと言われてもねえ。なんかこう、力がみなぎってきちゃって。もう冬かなってくらい。……ねえ、たまにはいいんじゃない? 秋、なくったって」
「バッッカじゃないの? 私たちが絶好調なのに、あり得ない!」
「そっちがその気ならやってやろうじゃないの。例年以上に調子のいい私たちなら、冬を封じることすら夢じゃない!」
~天界~
「ねー衣玖ー。今年は初雪、いつくらい?」
「およそ例年通りかと。秋の味覚はこれからです」
「十月よ、間違いないわ。収穫祭だってこれからよ」
秋を司る姉妹がふたり、自宅の前で肩を並べて身構えていた。残暑も落ち着き、ふたりの季節はいよいよ最盛期を迎えるところである。
しかしそのふたりの前には、冬の象徴ともいえる妖怪が首をすくめて立っていた。
レティ・ホワイトロックだ。
「やっぱり秋が長引きすぎてるわけじゃなかったのね。ひと安心かな」
「やめてよ、いくらなんでも早すぎるよ」
「そうよ、冬支度なんて誰もできてないのよ」
「私は冬そのものではないわ」
「知ってるわよ! 良いとこ取りばっかりして!」
「お願いだから立冬までは二度寝しててよ」
「そんなこと言われてもねえ。なんかこう、力がみなぎってきちゃって。もう冬かなってくらい。……ねえ、たまにはいいんじゃない? 秋、なくったって」
「バッッカじゃないの? 私たちが絶好調なのに、あり得ない!」
「そっちがその気ならやってやろうじゃないの。例年以上に調子のいい私たちなら、冬を封じることすら夢じゃない!」
~天界~
「ねー衣玖ー。今年は初雪、いつくらい?」
「およそ例年通りかと。秋の味覚はこれからです」
せめて字数に対する密度が欲しい。
「やめてよ、いくらなんでも早すぎるよ」
「そうよ、冬支度なんて誰もできてないのよ」
「私は冬そのものではないわ」
「知ってるわよ! 良いとこ取りばっかりして!」
「お願いだから立冬までは二度寝しててよ」
「そんなこと言われてもねえ。なんかこう、力がみなぎってきちゃって。もう冬かなってくらい。……ねえ、たまにはいいんじゃない? 秋、なくったって」
「バッッカじゃないの? 私たちが絶好調なのに、あり得ない!」
「そっちがその気ならやってやろうじゃないの。例年以上に調子のいい私たちなら、冬を封じることすら夢じゃない!」まで言ってることがよくわからない。