Coolier - 新生・東方創想話

こわいゆめ

2017/10/03 16:34:52
最終更新
サイズ
1.34KB
ページ数
1
閲覧数
849
評価数
2/4
POINT
90
Rate
4.60

分類タグ

「目覚め」

それは少女が幾度となく繰り返してきた、そしてこれからも何度も続けていくであろう無数の行為のひとつ。特に意識することもなく自然と続けていく動きのひとつ。
自分と周囲の境が溶けて混ざり合っているようであり、全身を膜に包まれて水中漂っているようでもある不思議な感覚。夢と現の狭間でしか味わえないこの幸せを普段通りに満喫していたとき、ソレは起きた。
少女を優しく包み込む膜に、突如として裂け目が生まれる。初めは手のひらを翳せば見えなくなるように小さく弱々しかったそれは、そうと認識した直後には両手でもってしても隠しきれないまでに拡がってゆく。
やがてその裂け目は少女の視界から膜を全て駆逐しつくし、眺めているだけで呑み込まれるかと錯覚するほど黒々とした深淵を残して消え去ってゆく。
やがて少女はその深淵へとその身を投げる。どこまでもどこまでも、いつまでも沈んでゆく。その身に闇を絡ませながら、沈んでゆく。


「なんなんだ今のは・・せっかくの目覚めを台無しにしやがって」
10年という長い年月を共にしてきたふかふかの布団の上で、恐怖に我が身を掻き抱きながら、寝起きの顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにして私はつぶやいた。
幸せな時間を台無しにされた私は腹を立てながら、しかしいつもと変わらない普段通りの動作を以て身支度を整えていく。
顔を洗って歯を磨いて、癖のついた髪に櫛を通して着替えして。帽子を被って箒に跨り想いを込めたらはい出発。

そうして、少女は空を翔ける。その顔は先ほどまでの不満とは打って変わり、友達との待ち合わせ場所に向かうわくわくとした少女の物だった。
初投稿です。妄想を形にしてみたのはいいですが・・うーん。
よーちん
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.20簡易評価
1.無評価名前が無い程度の能力削除
広がっていくと言いながら消え去っていき、消え去ったと言いながらそこに身を投げた?
そもそも何が?
鼻水垂らしてその後わくわく?

頭の中でビジョンがはっきりしてるあなたならこれだけの情報で物語が成立するのかもしれませんが読者側からしてみればさっぱりです
2.10名前が無い程度の能力削除
妄想が形にすらなってないしよくもない。
5.60名前が無い程度の能力削除
魔理沙ちゃんの少女らしさが垣間見れて楽しかったです。

表現はイイものをお持ちだと思うので、あとはお話に空気感をもたせてみよう!
6.無評価名前が無い程度の能力削除
雑。
7.無評価名前が無い程度の能力削除
話がフラフラしてる
それっぽい表現をしてるけど、意味がわからない
その割に短い
完全なオナニー作品ですね
向いてないと思いますよ