ぁああああ!
うぁあああ!!
どう驚いた!
……酷いよ。小傘おねえちゃん。
小傘はお腹が空いてたからゾンビーの真似して、10歳前後の子供を驚かせた。
生きるためなんだから仕方ないじゃない。小傘のはお腹いっぱい、大満足である。
でもおどろいた10歳前後子供は・・
「ごめんね。君がそんなになってしまうなんて」
「友達とかくれんぼ中なのに、このまま見つかったら次は鬼どころかハゲって言われるに違いない」
「もらしたのになんで君の友達は、そんなこと言うの?」
兎角この世代のそしりはそんなもん。
「……もらしたって言うなこの小傘ゾンビー」
10歳前後の子供にとってもう卒業したはずのそれ、おねしょだってもうしないはずだったのに。
屈辱だった。
「あ……あ、あはは。局所的にゲリラ豪雨が降ったことにしようよ」
「どうして、僕のおまただけ雨が降るのさ?」
雲が発生して寒い風がふいて、不意に雷神さまと風神さまが怒って・・・ことに出来ないだろうか?
「大人の事情ってやつ?」
「小傘だって子供の癖になんで大人の事情がわかるんだ!」
「う、わちきはこれでも君なんかよりもとっても沢山年上! 君のお母さんやお父さんよりも沢山年上なんだから」
「酷いよ。じゃあなんで、そんな年上のお姉さんが僕になんてことするんだ」
「そ、それは」
オドロキがお腹いっぱいなんて化学変化を科学の先生だって証明できないだろう。
科学とか化学とか難しいことはわかんねえ。
「それは?」
「わちき、わちきは~」
難しいことはわかんねえ。
「ぼ、僕泣ちゃうよ」
驚かせるのが欲しい小傘にとって泣かれるなんてそれは美味しくない。
驚かせた相手を泣かせるなんて後味が悪い食べ物と一緒である。
「……男の子が泣くなんて恥ずかしくないの?」
「恥かしいよ。恥かしいけど。僕の涙で洪水起こして、皆がぬれちゃえば良いんだ! そうに違いない! うわぁあああんんんん」
ここに居る2人では何にもわかんねえ。
「ごめんね。ごめんね! わちきのせいで!」
こんなことになるんて思わなかった。
泣く子をあやすテクニックなんて小傘は持って居ない。
「小傘の馬鹿~!」
「わちき、わちき! ごめん、ごめんね。わちきも君を手伝うから! ぐ、ぐすんだからね! ぐっすん! およよ!」
2人は駄目だって分かっていたけど泣いた。泣いた勢いで小傘がしていたゾンビーのメイクが変に取れて、見つけに来たかくれんぼの鬼役の10歳前後の子供とその驚いた声で集まった友達達のおまたをぬらすには充十分だった。
……10数年後、花束を持って20歳前後になった大人が小傘の眼頭をぬらしたのはまた別の話しである。
うぁあああ!!
どう驚いた!
……酷いよ。小傘おねえちゃん。
小傘はお腹が空いてたからゾンビーの真似して、10歳前後の子供を驚かせた。
生きるためなんだから仕方ないじゃない。小傘のはお腹いっぱい、大満足である。
でもおどろいた10歳前後子供は・・
「ごめんね。君がそんなになってしまうなんて」
「友達とかくれんぼ中なのに、このまま見つかったら次は鬼どころかハゲって言われるに違いない」
「もらしたのになんで君の友達は、そんなこと言うの?」
兎角この世代のそしりはそんなもん。
「……もらしたって言うなこの小傘ゾンビー」
10歳前後の子供にとってもう卒業したはずのそれ、おねしょだってもうしないはずだったのに。
屈辱だった。
「あ……あ、あはは。局所的にゲリラ豪雨が降ったことにしようよ」
「どうして、僕のおまただけ雨が降るのさ?」
雲が発生して寒い風がふいて、不意に雷神さまと風神さまが怒って・・・ことに出来ないだろうか?
「大人の事情ってやつ?」
「小傘だって子供の癖になんで大人の事情がわかるんだ!」
「う、わちきはこれでも君なんかよりもとっても沢山年上! 君のお母さんやお父さんよりも沢山年上なんだから」
「酷いよ。じゃあなんで、そんな年上のお姉さんが僕になんてことするんだ」
「そ、それは」
オドロキがお腹いっぱいなんて化学変化を科学の先生だって証明できないだろう。
科学とか化学とか難しいことはわかんねえ。
「それは?」
「わちき、わちきは~」
難しいことはわかんねえ。
「ぼ、僕泣ちゃうよ」
驚かせるのが欲しい小傘にとって泣かれるなんてそれは美味しくない。
驚かせた相手を泣かせるなんて後味が悪い食べ物と一緒である。
「……男の子が泣くなんて恥ずかしくないの?」
「恥かしいよ。恥かしいけど。僕の涙で洪水起こして、皆がぬれちゃえば良いんだ! そうに違いない! うわぁあああんんんん」
ここに居る2人では何にもわかんねえ。
「ごめんね。ごめんね! わちきのせいで!」
こんなことになるんて思わなかった。
泣く子をあやすテクニックなんて小傘は持って居ない。
「小傘の馬鹿~!」
「わちき、わちき! ごめん、ごめんね。わちきも君を手伝うから! ぐ、ぐすんだからね! ぐっすん! およよ!」
2人は駄目だって分かっていたけど泣いた。泣いた勢いで小傘がしていたゾンビーのメイクが変に取れて、見つけに来たかくれんぼの鬼役の10歳前後の子供とその驚いた声で集まった友達達のおまたをぬらすには充十分だった。
……10数年後、花束を持って20歳前後になった大人が小傘の眼頭をぬらしたのはまた別の話しである。