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はっはっは
私の名前は怪盗ぬーX
命蓮寺の秘宝
あの時の魔理沙像を
今晩黄昏時に貰い受ける
怪盗ぬーX
~~~~~~~~~~~~~~~~
210X年命蓮寺タワーに送られてきたお予告お嬢ちゃん
怪盗ぬーXが台頭し始めたのは、ぬえが居なくなってからだったから。
今思い出せば、あの怪盗ぬーXはぬえだったのではないかと、マミゾウ親分はあの輝かしい栄光の日々回顧していう。
「まさか、怪盗ぬーXがあの時の魔理沙像を狙ってくるなんて」
あの時の魔理沙像とは、元命蓮寺の地下3000mから発掘され、あの時の魔理沙を模った人形に高級な宝石がはめ込まれている。時価にしてすごく高い価値があるといわれている。
「怪盗ぬーXに宝物を狙われたら絶対に盗まれるって聞きました」
聖はすごくなやんでいた。普段は飲まないコーヒー片手に文々○新聞を読んでしまうくらいだった。
あと、溜まった鬱憤をラジオに投稿してしまうくらいである。
『えー、ラジオネーム恋する耳口王さん。からの、投稿です。最近好きな人が出来ました。その人はまるで雲のような人で昔かたぎの頑固な人です。今度告白しようと思うのですが、その人には彼女が居るのです』
『雲山、どう思う?』
『一輪が好きなように答えたら良い』
『えっと、恋愛って最終的にその人同士が一番好きっていうのが一番だと思います。だから、略奪愛でもそれが2人にとって一番の幸せならば良いと思います』
「聖様、助っ人を連れてきました」
そんな、悩む聖に朗報もって村紗が奴を連れてやってきた。
「尖る3本の角に素敵なマスク! サイン!コサイン!!タンジェント!!! 私が、勇儀仮面! 正義の味方だ!」
そいつは地下の鬼、勇儀を模した仮面を装着した2本角がはえてる鬼娘だった。
背中に風呂敷を装着してマントみたいにしている。飛べるかどうかは不明だ。
「村紗、本当にこの人で大丈夫なのですか?」
「聖様、多分信頼できる知人の友達の友達の紹介で多分大丈夫」
将官のように胸を張って、勇儀仮面は仮面の下でドヤ顔している。
「私が来たからには、全て安心!」
そして、時刻は黄昏時になり怪盗ぬーXが予告どおり現れた。
空調ダクトからよいしょよいしょと一生懸命出てきた。
ああああ、駄目だ。このままじゃダクトと床までの高さがあるから足が届いてない。
「怪盗ぬーⅩ? ……ぬえ?」
「ねえ。見てないで助けてよ。聖!」
足をばたつかせながら怪盗ぬーXは、聖に助けを求めた。
「仕方ないですね」
聖は仕方なく、怪盗ぬーXの足と腰を支えてやり降ろしてあげた。やさしいいんだね。聖ちゃん。
「はっはっは! あの時の魔理沙像は私が貰い受ける」
降りてから怪盗ぬーXはよれてた背中の飾りとかそういうのを直してから宣言したのだった。
「そうはいかないよ。この勇儀仮面が相手になってやる」
将官のように胸を張って、勇儀仮面は怪盗ぬーXに立ちはだかったのである。
戦うの?戦っちゃうの?拙い戦闘描写しちゃうの?
『赤粉~! ゆうぎぃ~~かめ~ん!』
『青粉~! かいとぅ~~ぬ~~X!!』
『始まりましたね。勇儀仮面vs怪盗ぬーX。解説は私、輝夜と妹紅がします』
『ういーっす』
カン!第一ラウンド!!
『やはりこの戦い、槍を持っている怪盗ぬーXが有利だと思いますね』
『は、武器だったらお前も沢山持ってるだろ! そんなもの、全て私だったら焼き尽くしてしまうがな』
『何? は? 私が妹紅に焼かれるですって?』
『おーっと! 怪盗ぬーXの強烈な三段突きだ!』
『ちょっと、私の話!』
『それを、勇儀仮面がいなす!』
『私の話より勇儀仮面vs怪盗ぬーXの方が大事だっていうの?』
『対する勇儀仮面は素手? 素手かと思ったら握られた拳には栓抜きだー! 卑怯だ!』
『卑怯なのはあなたでしょ! 何? なんなの? 私を無視して!』
『おっと、ここで勇儀仮面の反撃! こんしんの右ストレートだ!』
『ちょっと、妹紅。ぐすん、私の事無視しないでよぐすん』
『……ごめん。ちょっと、いじめすぎた』
『ばか! 妹紅のばか! 絶対ゆるさないんだから! 私が許すまで絶対はなれちゃだめなんだから! ……なでなでして』
こんしんの右ストレートを怪盗ぬーⅩはひらりと蝶のようにその攻撃をかわした。
そして、勇儀仮面のかわされた右ストレートが丁度そこにあったあの時の魔理沙像の顎を捉えたのだった。
「あ」
あの時の魔理沙像はその衝撃によって粉々になってしまった。高級な宝石も全てもうつかいものにならない。
「形ある者はいつか壊れる。宿命だったのさ。儚い事だね」
勇儀仮面は仮面の下でドヤ顔している。でもほんとはこれやばいなって思いながら。
「これじゃあ、もう修復不可能で永遠に正体不明ね。私もこうありたいものだね」
怪盗ぬーXはバツが悪い雰囲気の空気を読んで侵入してきた空調ダクトにもぐりこんで逃げて行った。もちろん帰りは聖に頼んで肩車してもらいながら。
「まあ、私の活躍で、あの時の魔理沙像は盗まれることはなくなった! そういうことで、私は帰るからね!」
将官のように胸を張って、勇儀仮面はずんずんずんずん歩いて去って行った。
こうして、勇儀仮面の活躍によってあの時の魔理沙像は破壊されてどこか遠くに行ってしまった。
もはや、永遠に怪盗ぬーXですら盗むことが出来ないだろう。
「この場合、像の請求書出せばいいのでしょうか?」
言ってからまだまだ私も世俗にまみれてるなと聖は思ったが、後日請求書はしっかり送ったのだった。
はっはっは
私の名前は怪盗ぬーX
命蓮寺の秘宝
あの時の魔理沙像を
今晩黄昏時に貰い受ける
怪盗ぬーX
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210X年命蓮寺タワーに送られてきたお予告お嬢ちゃん
怪盗ぬーXが台頭し始めたのは、ぬえが居なくなってからだったから。
今思い出せば、あの怪盗ぬーXはぬえだったのではないかと、マミゾウ親分はあの輝かしい栄光の日々回顧していう。
「まさか、怪盗ぬーXがあの時の魔理沙像を狙ってくるなんて」
あの時の魔理沙像とは、元命蓮寺の地下3000mから発掘され、あの時の魔理沙を模った人形に高級な宝石がはめ込まれている。時価にしてすごく高い価値があるといわれている。
「怪盗ぬーXに宝物を狙われたら絶対に盗まれるって聞きました」
聖はすごくなやんでいた。普段は飲まないコーヒー片手に文々○新聞を読んでしまうくらいだった。
あと、溜まった鬱憤をラジオに投稿してしまうくらいである。
『えー、ラジオネーム恋する耳口王さん。からの、投稿です。最近好きな人が出来ました。その人はまるで雲のような人で昔かたぎの頑固な人です。今度告白しようと思うのですが、その人には彼女が居るのです』
『雲山、どう思う?』
『一輪が好きなように答えたら良い』
『えっと、恋愛って最終的にその人同士が一番好きっていうのが一番だと思います。だから、略奪愛でもそれが2人にとって一番の幸せならば良いと思います』
「聖様、助っ人を連れてきました」
そんな、悩む聖に朗報もって村紗が奴を連れてやってきた。
「尖る3本の角に素敵なマスク! サイン!コサイン!!タンジェント!!! 私が、勇儀仮面! 正義の味方だ!」
そいつは地下の鬼、勇儀を模した仮面を装着した2本角がはえてる鬼娘だった。
背中に風呂敷を装着してマントみたいにしている。飛べるかどうかは不明だ。
「村紗、本当にこの人で大丈夫なのですか?」
「聖様、多分信頼できる知人の友達の友達の紹介で多分大丈夫」
将官のように胸を張って、勇儀仮面は仮面の下でドヤ顔している。
「私が来たからには、全て安心!」
そして、時刻は黄昏時になり怪盗ぬーXが予告どおり現れた。
空調ダクトからよいしょよいしょと一生懸命出てきた。
ああああ、駄目だ。このままじゃダクトと床までの高さがあるから足が届いてない。
「怪盗ぬーⅩ? ……ぬえ?」
「ねえ。見てないで助けてよ。聖!」
足をばたつかせながら怪盗ぬーXは、聖に助けを求めた。
「仕方ないですね」
聖は仕方なく、怪盗ぬーXの足と腰を支えてやり降ろしてあげた。やさしいいんだね。聖ちゃん。
「はっはっは! あの時の魔理沙像は私が貰い受ける」
降りてから怪盗ぬーXはよれてた背中の飾りとかそういうのを直してから宣言したのだった。
「そうはいかないよ。この勇儀仮面が相手になってやる」
将官のように胸を張って、勇儀仮面は怪盗ぬーXに立ちはだかったのである。
戦うの?戦っちゃうの?拙い戦闘描写しちゃうの?
『赤粉~! ゆうぎぃ~~かめ~ん!』
『青粉~! かいとぅ~~ぬ~~X!!』
『始まりましたね。勇儀仮面vs怪盗ぬーX。解説は私、輝夜と妹紅がします』
『ういーっす』
カン!第一ラウンド!!
『やはりこの戦い、槍を持っている怪盗ぬーXが有利だと思いますね』
『は、武器だったらお前も沢山持ってるだろ! そんなもの、全て私だったら焼き尽くしてしまうがな』
『何? は? 私が妹紅に焼かれるですって?』
『おーっと! 怪盗ぬーXの強烈な三段突きだ!』
『ちょっと、私の話!』
『それを、勇儀仮面がいなす!』
『私の話より勇儀仮面vs怪盗ぬーXの方が大事だっていうの?』
『対する勇儀仮面は素手? 素手かと思ったら握られた拳には栓抜きだー! 卑怯だ!』
『卑怯なのはあなたでしょ! 何? なんなの? 私を無視して!』
『おっと、ここで勇儀仮面の反撃! こんしんの右ストレートだ!』
『ちょっと、妹紅。ぐすん、私の事無視しないでよぐすん』
『……ごめん。ちょっと、いじめすぎた』
『ばか! 妹紅のばか! 絶対ゆるさないんだから! 私が許すまで絶対はなれちゃだめなんだから! ……なでなでして』
こんしんの右ストレートを怪盗ぬーⅩはひらりと蝶のようにその攻撃をかわした。
そして、勇儀仮面のかわされた右ストレートが丁度そこにあったあの時の魔理沙像の顎を捉えたのだった。
「あ」
あの時の魔理沙像はその衝撃によって粉々になってしまった。高級な宝石も全てもうつかいものにならない。
「形ある者はいつか壊れる。宿命だったのさ。儚い事だね」
勇儀仮面は仮面の下でドヤ顔している。でもほんとはこれやばいなって思いながら。
「これじゃあ、もう修復不可能で永遠に正体不明ね。私もこうありたいものだね」
怪盗ぬーXはバツが悪い雰囲気の空気を読んで侵入してきた空調ダクトにもぐりこんで逃げて行った。もちろん帰りは聖に頼んで肩車してもらいながら。
「まあ、私の活躍で、あの時の魔理沙像は盗まれることはなくなった! そういうことで、私は帰るからね!」
将官のように胸を張って、勇儀仮面はずんずんずんずん歩いて去って行った。
こうして、勇儀仮面の活躍によってあの時の魔理沙像は破壊されてどこか遠くに行ってしまった。
もはや、永遠に怪盗ぬーXですら盗むことが出来ないだろう。
「この場合、像の請求書出せばいいのでしょうか?」
言ってからまだまだ私も世俗にまみれてるなと聖は思ったが、後日請求書はしっかり送ったのだった。
あの時の魔理沙像は永遠になったんですね
なでなでしてはずるい。