「ていやー!!とうぅ!どうだ!?ルーミアぁぁ!!」
シュっ!シュバ! ズドォォォォン!!!!
チルノから放たれた弾幕がいきよいよくルーミアに飛んでいった。
「甘いよ。これじゃ私は倒せないよ?でもチルノにしてはやるじゃん」
土煙から出てきたルーミアはかすり傷すらない。多少服が破けた程度だ
「なにぃ!?あ あたいの攻撃が!」
「もういいでしょ?そんなんじゃ幽香に勝てないよ?ましてやチルノは妖精なんだからー」
もういいだろ?とチルノを促す。これでもルーミアはチルノのことを強いと認めている
「妖精だとか…妖怪だとか…人間だからとか関係ない!!強い奴は強いんだ!種族の壁なんてぶち壊してやる!!」
甲高い声が森じゅうに響き渡る。涙を流しその敵意を籠めた瞳でルーミアを睨み付ける。チルノをこうまでさせるモノはナニか?ルーミアには理解ができなかった。
「諦めなよ。無理な事は無理ってさー」
「うるさい!あたいは絶対に諦めない!そして幽香を倒す!だってあたいは最強なんだから!!」
再び弾幕を張るチルノ。ルーミアはそれに応じ闇を展開する
ルーミアの闇はただ暗くするだけじゃない。弾幕でさいも飲み込む。だがチルノはルーミアに接近し拳を顔面めがけて放つ…
「おしいーお腹ががら空きだよ?」
「ぐっ?!はぁっ!?」
が、チルノの腹に鋭い蹴りが入った。それだけでは終わらず顔を鷲掴みにし、そのまま地面へ叩きつける
バァン!
「っ!? っはぁっ!ぅぅ………くそぅ…」
チルノはもう動くことすらできない。すなわち勝負はついたのだ。
「どう?これでも幽香と戦いたい?」
チルノを見下ろすルーミア。なぜここまでしたか?言うまでもない。友達だからだ。友達だからこそ止めなきゃいけない。
「あ…あたいは……まだ…強くなって……………いつか!…あいつを…………」
そう言い残し、チルノは意識をなくした。
…………………………
……………………………………
「チルノ…なんでそこまで強さを求めるの?強いよ…チルノは…………強いよ…」
「フフッ随分と早い決着ね。もう少し持つと思っていたわ」
薄暗い森の中からゆっくりと歩いて来る影…
「あれ?幽香?何でここに?」
「ちょっと散歩をしてたのよ。そしたらちょうどあなた達が戦っていたのよ。」
「ふーん。そーなのかー」
ルーミアは半信半疑で返信をする。
「それで?どうしてチルノは私を倒したいのかしら?」
「それはねー
数時間前
「あたい、今から幽香倒しにいってくる!」
急に叫び出したチルノ。
「え?いきなりどおしたのー?」
怪訝な顔をして返す。
「だってあいつは幻想郷最強候補なのよ!?………それに……あいつは…」
急にその場の温度が下がったように雰囲気がガラッと変わった。
「あいつは…昔あたいのなわばりを奪った挙げ句このあたいに向かって「馬鹿はいつまでたっても馬鹿なままよ。」といったのよ!?だからあたいは、あいつをぶっ倒す!!」
そう決心し大声を上げる
「あのさーかっこよく宣言してるとこ悪いけどさ、理由がダサいよ…………」
呆れて肩をすぼめる
「それでもいいの!!」
それでも折れないチルノ
「どうしても行くならさ、私を倒してからにしなよ」
「えっルーミアを?いいわ!簡単に倒してやるわ!」
そして現在
「という事があったんだよねー」
「へーそう言う事だったの」
幽香は納得したようだ
「でも何であなたはチルノを止めたのかしら?そんな面倒なことはしない性格でしょ?」
そこは納得していない様子
「…友達だから…かな。だってあのまま行かせてたら幽香は容赦せず”いつもどうり”殺ってたでしょ?」
「そうね。 あなたは優しいわね。あの氷精にそこまでするとは、」
幽香はクスリと笑い空を見上げる
「ねぇ、幽香何でチルノはあそこまで幽香に敵意を向けてるの? 答えてよ 何か知ってるでしょ?」
紅い瞳でジロリと睨めつける。
「あら?さっきのが理由じゃなかったのかしら?」
両者が睨み合い、その場の空気が凍ったかのようにおもわせた
「気づかないとでも~?あんなに幽香に敵意が向いてるんだから、それ相応の理由があるよね?」
「そうよ。フフッいいわ手短に話すわね。 大したことないわ ただ、昔ねチルノの大切なモノを奪っただけよ。そう…ただそれだけの事…」
その表情は冷酷でどこまでも残酷な笑みでどこか嬉しそう
だった。まるで、遠い昔を想い馳せるようだ。
「そーなのかー」
ルーミアはただそれだけを返した。何の感情も込められていない。乾いた返事
「ねえ?あなたとヤりたいわ。本気のあなたとね?昔みたいに」ニヤリと笑う姿はまさに妖怪そのものだった。
 ̄ ̄ ̄ ̄あぁ、どこまでも冷酷で残酷だけれでも、そのなかにあるほんのちょっとの”優しさ”が私の心を震わせる。 ̄ ̄ ̄ ̄
「本気…か…私はもう戦いたいたくないんだよねー」
「嘘ね。あなたはどんな環境だろうが戦いを求めているでしょ?」
見通すかのように、目を細める
「どうだろうねー?」
髪に結んである紅く彩られている゛リボン゛を撫でなから森の奥へと消え去っていった。
「全く、難儀なことね。」
その、言葉を最後に誰もいなくなった。
後日、チルノは回復しいつもどうりな様子で遊んでいる
「おーーい!!ルーミア!!」
遠くから手を振る青い氷精
「まってよーチルノー!」
「大ちゃんを誘ってーカエルを凍らせる!どうよ!あたいの考えた今日の予定は!?わくわくするでしょ!? ”あたいったら最強ね”!」
ほとんど変わった様子がない。
「うん…そーなのかー? って何最後の?」
ルーミアは微妙な反応を示す。
「あーこれ?あたいは最強だって皆に思い知らせてやりたの!!だから、あたいは最強だって言い続ける。例え何度負けようが言い続けてやるわ!!だってそこで負けたら真の”最強”になんてなれないから!! だから、こう言うのあたいったら最強ね!って。そして…いつか…いつか絶対に風見幽香を倒し最強になってやるわ!!ハハハハッ!!!!」
そうたかだかと宣言するチルノ。いつかその、理想が、幻想が、夢が、栄光の輝きとなるのを願いながら静かに幕を閉じる
「そーなのかー」
シュっ!シュバ! ズドォォォォン!!!!
チルノから放たれた弾幕がいきよいよくルーミアに飛んでいった。
「甘いよ。これじゃ私は倒せないよ?でもチルノにしてはやるじゃん」
土煙から出てきたルーミアはかすり傷すらない。多少服が破けた程度だ
「なにぃ!?あ あたいの攻撃が!」
「もういいでしょ?そんなんじゃ幽香に勝てないよ?ましてやチルノは妖精なんだからー」
もういいだろ?とチルノを促す。これでもルーミアはチルノのことを強いと認めている
「妖精だとか…妖怪だとか…人間だからとか関係ない!!強い奴は強いんだ!種族の壁なんてぶち壊してやる!!」
甲高い声が森じゅうに響き渡る。涙を流しその敵意を籠めた瞳でルーミアを睨み付ける。チルノをこうまでさせるモノはナニか?ルーミアには理解ができなかった。
「諦めなよ。無理な事は無理ってさー」
「うるさい!あたいは絶対に諦めない!そして幽香を倒す!だってあたいは最強なんだから!!」
再び弾幕を張るチルノ。ルーミアはそれに応じ闇を展開する
ルーミアの闇はただ暗くするだけじゃない。弾幕でさいも飲み込む。だがチルノはルーミアに接近し拳を顔面めがけて放つ…
「おしいーお腹ががら空きだよ?」
「ぐっ?!はぁっ!?」
が、チルノの腹に鋭い蹴りが入った。それだけでは終わらず顔を鷲掴みにし、そのまま地面へ叩きつける
バァン!
「っ!? っはぁっ!ぅぅ………くそぅ…」
チルノはもう動くことすらできない。すなわち勝負はついたのだ。
「どう?これでも幽香と戦いたい?」
チルノを見下ろすルーミア。なぜここまでしたか?言うまでもない。友達だからだ。友達だからこそ止めなきゃいけない。
「あ…あたいは……まだ…強くなって……………いつか!…あいつを…………」
そう言い残し、チルノは意識をなくした。
…………………………
……………………………………
「チルノ…なんでそこまで強さを求めるの?強いよ…チルノは…………強いよ…」
「フフッ随分と早い決着ね。もう少し持つと思っていたわ」
薄暗い森の中からゆっくりと歩いて来る影…
「あれ?幽香?何でここに?」
「ちょっと散歩をしてたのよ。そしたらちょうどあなた達が戦っていたのよ。」
「ふーん。そーなのかー」
ルーミアは半信半疑で返信をする。
「それで?どうしてチルノは私を倒したいのかしら?」
「それはねー
数時間前
「あたい、今から幽香倒しにいってくる!」
急に叫び出したチルノ。
「え?いきなりどおしたのー?」
怪訝な顔をして返す。
「だってあいつは幻想郷最強候補なのよ!?………それに……あいつは…」
急にその場の温度が下がったように雰囲気がガラッと変わった。
「あいつは…昔あたいのなわばりを奪った挙げ句このあたいに向かって「馬鹿はいつまでたっても馬鹿なままよ。」といったのよ!?だからあたいは、あいつをぶっ倒す!!」
そう決心し大声を上げる
「あのさーかっこよく宣言してるとこ悪いけどさ、理由がダサいよ…………」
呆れて肩をすぼめる
「それでもいいの!!」
それでも折れないチルノ
「どうしても行くならさ、私を倒してからにしなよ」
「えっルーミアを?いいわ!簡単に倒してやるわ!」
そして現在
「という事があったんだよねー」
「へーそう言う事だったの」
幽香は納得したようだ
「でも何であなたはチルノを止めたのかしら?そんな面倒なことはしない性格でしょ?」
そこは納得していない様子
「…友達だから…かな。だってあのまま行かせてたら幽香は容赦せず”いつもどうり”殺ってたでしょ?」
「そうね。 あなたは優しいわね。あの氷精にそこまでするとは、」
幽香はクスリと笑い空を見上げる
「ねぇ、幽香何でチルノはあそこまで幽香に敵意を向けてるの? 答えてよ 何か知ってるでしょ?」
紅い瞳でジロリと睨めつける。
「あら?さっきのが理由じゃなかったのかしら?」
両者が睨み合い、その場の空気が凍ったかのようにおもわせた
「気づかないとでも~?あんなに幽香に敵意が向いてるんだから、それ相応の理由があるよね?」
「そうよ。フフッいいわ手短に話すわね。 大したことないわ ただ、昔ねチルノの大切なモノを奪っただけよ。そう…ただそれだけの事…」
その表情は冷酷でどこまでも残酷な笑みでどこか嬉しそう
だった。まるで、遠い昔を想い馳せるようだ。
「そーなのかー」
ルーミアはただそれだけを返した。何の感情も込められていない。乾いた返事
「ねえ?あなたとヤりたいわ。本気のあなたとね?昔みたいに」ニヤリと笑う姿はまさに妖怪そのものだった。
 ̄ ̄ ̄ ̄あぁ、どこまでも冷酷で残酷だけれでも、そのなかにあるほんのちょっとの”優しさ”が私の心を震わせる。 ̄ ̄ ̄ ̄
「本気…か…私はもう戦いたいたくないんだよねー」
「嘘ね。あなたはどんな環境だろうが戦いを求めているでしょ?」
見通すかのように、目を細める
「どうだろうねー?」
髪に結んである紅く彩られている゛リボン゛を撫でなから森の奥へと消え去っていった。
「全く、難儀なことね。」
その、言葉を最後に誰もいなくなった。
後日、チルノは回復しいつもどうりな様子で遊んでいる
「おーーい!!ルーミア!!」
遠くから手を振る青い氷精
「まってよーチルノー!」
「大ちゃんを誘ってーカエルを凍らせる!どうよ!あたいの考えた今日の予定は!?わくわくするでしょ!? ”あたいったら最強ね”!」
ほとんど変わった様子がない。
「うん…そーなのかー? って何最後の?」
ルーミアは微妙な反応を示す。
「あーこれ?あたいは最強だって皆に思い知らせてやりたの!!だから、あたいは最強だって言い続ける。例え何度負けようが言い続けてやるわ!!だってそこで負けたら真の”最強”になんてなれないから!! だから、こう言うのあたいったら最強ね!って。そして…いつか…いつか絶対に風見幽香を倒し最強になってやるわ!!ハハハハッ!!!!」
そうたかだかと宣言するチルノ。いつかその、理想が、幻想が、夢が、栄光の輝きとなるのを願いながら静かに幕を閉じる
「そーなのかー」
以後気を付けます!