幼いころから私には2人の母親が居る。
母親というには幼いし母と呼ばれるのを2人とも嫌がったから。
お姉さんと私は2人のことを呼んでいる。
片方の姉はレミリアである。
もう片方の姉はさとりである。
2人とも私のことをとても可愛がって育ててくれているのである。
でも、2人の子育ては教育に関しては厳しかった。
厳しさの中にも私が将来苦労しないようにと後で分かると思う。
2人の共通事項は館の主であること。
妹が居ることだ。
これは有名なことだから誰でもわかると思う。
そして、いがいと淋しがりやさんなのであった。
このあたりの語りは特にこの話しには余り関係ない。
……2人とも可愛かったと言いたいのである。
そんな、2人の姉の教育はこんな感じだった。
レミリアお姉さんは言った。
「巫女には好かれなさい。巫女に好かれれば幻想郷でユニークに暮らせる」
私が「はい」と答えると。
「でも、私より好かれるのは駄目よ」と言った。
さとりお姉さんは言った。
「巫女には嫌われなさい。巫女に嫌われれば幻想郷で楽に暮らせる」
私が「はい」と答えると。
「でも、私より嫌われるのは駄目よ」と言った。
レミリアお姉さんは言う。
「部下は信頼しなさい。放っておいても大丈夫。任せておけば良いの」
私が「はい」と答えると。
咲夜は誇らしげだった。
さとりお姉さんは言う。
「部下は信頼しなさい。でも常に指示をしなさい。私の指示で動けば良いの」
私が「はい」と答えると。
お燐は誇らしげだった。
レミリアお姉さんは常に積極的な妖怪である。
「月に行く」
と、周りの嘲笑的な雰囲気でも実行する妖怪だ。
さとりお姉さんは常に消極的な妖怪である。
「お空、何をやっているの?」
と、お空が異変を起こして居ることに困っている様子だ。
あるとき、この2人が私を連れてピクニックに行ったのだった。
「木陰で休みたい」
と、珍しく消極的にレミリアお姉さんは言う。
「日の当たる所で遊ぼう」
と、珍しく積極的にさとりお姉さんは言う。
私は2人の意見の板ばさみにあってしまった。
私が困っていると。
「「じゃあ、木陰で遊べば良いんだよと」」
2人の妹が同時に言った。
素敵なシンクロだったと思う。私達7人は木陰で大いに遊んだのだった。咲夜とお燐もいたよそれで7人。
幻想郷は常に平和ではない。
郷のはずれで盗賊が襲って来たときもあった。
レミリアお姉さんは盗賊をその力で追い払った。
さとりお姉さんは盗賊をその知力で追い払った。
私は、どちらの時も怪我も被害も被ること無く助かったのだった。
いつか知勇で2人に勝ちたいと思った。
悲しい時もあった。
何があったか、語りたくないし思い出したくないから想像と創造に任せる。
普段は、考え方が違う2人でも同じ色の涙を流すし私も同じ色だった。
楽しい事もあった。
むしろ、2人のおかげで楽しいことの方が多かった。
そんな、私もお年頃。
最近、反抗期だからと言い訳に2人に反抗的な事をしてみようと思う。
そこで、相談なのだが。
こんな私も反抗期。
2人に反抗期らしい反抗をしてみたいが10年~30年後笑って回想できる反抗したい。
何か良い知恵は無いだろうか?
母親というには幼いし母と呼ばれるのを2人とも嫌がったから。
お姉さんと私は2人のことを呼んでいる。
片方の姉はレミリアである。
もう片方の姉はさとりである。
2人とも私のことをとても可愛がって育ててくれているのである。
でも、2人の子育ては教育に関しては厳しかった。
厳しさの中にも私が将来苦労しないようにと後で分かると思う。
2人の共通事項は館の主であること。
妹が居ることだ。
これは有名なことだから誰でもわかると思う。
そして、いがいと淋しがりやさんなのであった。
このあたりの語りは特にこの話しには余り関係ない。
……2人とも可愛かったと言いたいのである。
そんな、2人の姉の教育はこんな感じだった。
レミリアお姉さんは言った。
「巫女には好かれなさい。巫女に好かれれば幻想郷でユニークに暮らせる」
私が「はい」と答えると。
「でも、私より好かれるのは駄目よ」と言った。
さとりお姉さんは言った。
「巫女には嫌われなさい。巫女に嫌われれば幻想郷で楽に暮らせる」
私が「はい」と答えると。
「でも、私より嫌われるのは駄目よ」と言った。
レミリアお姉さんは言う。
「部下は信頼しなさい。放っておいても大丈夫。任せておけば良いの」
私が「はい」と答えると。
咲夜は誇らしげだった。
さとりお姉さんは言う。
「部下は信頼しなさい。でも常に指示をしなさい。私の指示で動けば良いの」
私が「はい」と答えると。
お燐は誇らしげだった。
レミリアお姉さんは常に積極的な妖怪である。
「月に行く」
と、周りの嘲笑的な雰囲気でも実行する妖怪だ。
さとりお姉さんは常に消極的な妖怪である。
「お空、何をやっているの?」
と、お空が異変を起こして居ることに困っている様子だ。
あるとき、この2人が私を連れてピクニックに行ったのだった。
「木陰で休みたい」
と、珍しく消極的にレミリアお姉さんは言う。
「日の当たる所で遊ぼう」
と、珍しく積極的にさとりお姉さんは言う。
私は2人の意見の板ばさみにあってしまった。
私が困っていると。
「「じゃあ、木陰で遊べば良いんだよと」」
2人の妹が同時に言った。
素敵なシンクロだったと思う。私達7人は木陰で大いに遊んだのだった。咲夜とお燐もいたよそれで7人。
幻想郷は常に平和ではない。
郷のはずれで盗賊が襲って来たときもあった。
レミリアお姉さんは盗賊をその力で追い払った。
さとりお姉さんは盗賊をその知力で追い払った。
私は、どちらの時も怪我も被害も被ること無く助かったのだった。
いつか知勇で2人に勝ちたいと思った。
悲しい時もあった。
何があったか、語りたくないし思い出したくないから想像と創造に任せる。
普段は、考え方が違う2人でも同じ色の涙を流すし私も同じ色だった。
楽しい事もあった。
むしろ、2人のおかげで楽しいことの方が多かった。
そんな、私もお年頃。
最近、反抗期だからと言い訳に2人に反抗的な事をしてみようと思う。
そこで、相談なのだが。
こんな私も反抗期。
2人に反抗期らしい反抗をしてみたいが10年~30年後笑って回想できる反抗したい。
何か良い知恵は無いだろうか?
反対のことを言いながら、内実は同じことを言っている気がする。
とてもよかったです。
最後に提案される形も、新鮮でした。
最後の4行がすごく好き。
妹二人が入れ替わっていたずらするというのはどうでしょうか