「そーなのかー」
「あんたは何故いつも'そーなのかー'と言うのよ」
霊夢は唐突に黒のワンピースに金髪の赤いリボンを着けた少女に言い返した。会うたびに思っていることを今、初めて聞いた。
「んー いいよ。聞かせてあげるよ!」
少し考えたそぶりを見せ、笑いながら答えた
?????
暗い森の奥に一人の少女がいたの。だから、私は少女に話しかけた
の。こんな所にいたら怖い妖怪に食べられてしまうよって。
その怖い妖怪は私なんだけどね。 そしたら、少女はこう答えたの
「いいの。私は一人になりたいからこ こにいるの別に、妖怪に喰われたっていいわ。どうせ、死ぬんだから」って少女はすべてを諦めた顔で言ったの。
「どうして死ぬの?」と私が言うと少女は悲しそうな表情でね、こう答えたんだよ。「私はね、生まれた時から死ぬ日、死ぬ時間、死ぬ場所が決まっているのよ。だから、後わずかな時間を好きなようにつかいたのよ」とね。え? なんで残ってる時間を好きなようにつかいたいのに危ない森にいるのかって?まぁまぁ落ちつきなって。
「じゃあ、どうしてこんなところにいるの?」私は聞いたよ
「こんなところって言わないでよ。ここは何だか落ち着くの。
良い場所だと思うわ。あ、私がここにいるのはね、ここが私の死ぬ場所なのよ。そう今日が私の最期。」
少女は清々しい顔で言ったんだよ。よく自分がもうすぐ死ぬっていうのにそんな態度でいられるよね。狂ってるのかな、それとも、彼女にはすべてをやりきったのかな?
************************************************************************
「そうなんだ。じゃあ死ぬまでずっとここにいるの?」
「そうよ。だってここにいるしか何もできないから。ねぇ、あなた
暇なら私が死ぬまで私の生涯のことを聞いてくれないかしら」
しょうがないから彼女のお話を聞くことにしたよ。
「あ、私の名前はね〇〇〇〇と言うのよ。あなたのお名前は?」
「私の名前?ごめんね私名前がないんだ」
名前かーあったほうが良いのかな
「そうなのね。じゃあ、あなたのことはあなたと呼ぶわね」
目の前の彼女は、微笑みながらそう言った。
「いいよー で、何を聞かせてくれるのかな?」
「そうねーまずは私の名前のことと、何故死ぬのかを聞いてちょうだい」
名前のこと?死ぬことに何か関係するのかな。
〇〇〇〇は咳払いをし、語り始めた。
「私が生まれた村はね、小さくて嵐が来ただけでも壊れそうな村だったの。その村にはね、一匹の化け物がいたのよ。その化け物は自分勝手で、傲慢な性格なのよ。気に入らないことがあれば、すぐに村を壊していくの。だから、村人はわざと小さく作り、これ以上壊せば、村はなくなり、お前の住む場所もなくなるぞ。と言ったの。
そしたら、化け物は「ふん! こんな村んぞなくても生きていいける
わ!! 今からこの村を壊してやろうか?」と言ったのよ村人達はこの化け物が本気でこの村を壊すつもりだと悟り、やめてくれ、と言った
でも、化け物は聞く耳を持たなかった。だから村人達は化け物に何か1つ言いうことを聞いてやるといったの。化け物は「ならば、生け贄を一匹の寄越せ。」と言ったわ。村人達は、生け贄など出せるわけないだろうが!と思ったのよ。でもね、わざわざ今生きている人間を生け贄にしなくても良いだろうと考えた。化け物に「いつまでとは聞いてないからな。15年後くらいに綺麗な娘をやろう。」と言い化け物は
「いいだろう。待っててやる! ただし15年後の深夜だ!夜が開けても生け贄がいなかったら、この村の村人全員を食ってやるからな。」
と言いながら村を去っていった。それから化け物は一度も村に現れなくなったの。そうして私という"生け贄"が生まれた。
両親は私に〇〇〇〇という名前をくれた。その意味は光りのように輝いてまっすぐ元気に生きてほしいって意味でつけられたそうよ。
滑稽よね、実の娘を生け贄に差し出すのにそんな名前をつけるなんて
だから、私はこの日まで、その意味どうり暮らしてやったわ。
あぁ....なんて最高なのかしら!! もうなんだって良いのよ!!
この日が来るまで、私はずっと自分がを偽ってきた!
ずっと...
ずっと...!
ずっと...!!!!
怖かったのよ!!!!
でもね、もう良いの、だって村の為に死ねるんだから...」
彼女は涙を流しながら語ってくれた。涙が頬を伝って下に落ちていく様は、まるで彼女が今まで偽ってきた感情が静かに朽ちていくようだった。
そして私達はずっと話しあった、家のこと、家族のこと
楽しい思い出や苦しいことまでも。
どれだけ時間がたったかは知らない。私にとってはこの時間が至福に感じた。なぜだろう? 至福に感じたのに涙が止まらない。
「もう....私は死ぬわ。最期まで私の話に付き合ってくれて
ありがとうっ!...楽しかった..わ。こん..なにも..楽しいなんて..いつぶりかしらね。」
〇〇〇〇は笑いながら泣いている。あぁこれで最期か...
「ねぇ、お願いが..あるの」
「なに」
私は泣きそうにったけど必至にこらえた。だって、泣いてしまったら、自分が情けないから
気づいてしまったんだよ.....あの日のことを
「私を食べて?」
は? 何をいってるの?
「えっ」
「だって、私は貴女に食べられ..るため..に生まれたのよ?
貴女と話ているうちに気づいていたわ。...あなたが...化け物だってことを。」
そっか........気づいていたのか。
ハハ! 約束は守ってくれた...だから私は君のことを食べることにする。
「いいよ。あと、あなたの名前ちょうだい?」
君の名前が恋しいんだ。
「良いわよ...大切に使いなさいよ。"ルーミア" この名前にはね"光"という意味があるのよ。 だから光りのように輝いて元気に生きなさいよね。」
「そーなのかー」
私はふざけたように返事をした。
「ふふっ、何よその言葉... 今日からあなたはルーミアでいつも
"そーなのかー"と返事をしなさい。そして返事をするたび私のことを
思い出しなさい。 良いわね?」
「うん。わかった....」
「ルーミアさようなら。」
......
「そーなのかー.........
いただきます....」
そうして私はルーミアとなり、彼女と喰った。
悲しい....
虚しいよ..
でも、私は彼女を食べ続ける。だって約束したから、"生け贄"を寄越せってね。
*:***********************************************************************
「という出来事があったから、私はルーミアでそーなのかーと
いうんだ」
話し終わったら、なんかスッキリしたような。
「へえー そうだったのね。そんなことがルーミアの過去にあったわね。なんか悲しいお話ね。」
「そーなのかー」
と私は答える
「ていうか、ほんっとうにあった話なの?それ」
「んー私がそうだよーといったら本当で違うよーといったら違うんじゃない?まぁ信じるか信じないかは霊夢次第だよ」
「なによそれ! はっきり答えてくれても良いじゃない!」
霊夢は立ち上がって声を張り上げた。そんなにカリカリしなくて良いじゃん。
「そういう訳だから、じゃあねー」
そう言い私は大空に飛び立っていく。
「ちょっと待ちなさいよー!!」
とある村
小さな村に一匹の化け物がいました。
その化け物はこういいます「お腹が空いただけだよ」と
「あんたは何故いつも'そーなのかー'と言うのよ」
霊夢は唐突に黒のワンピースに金髪の赤いリボンを着けた少女に言い返した。会うたびに思っていることを今、初めて聞いた。
「んー いいよ。聞かせてあげるよ!」
少し考えたそぶりを見せ、笑いながら答えた
?????
暗い森の奥に一人の少女がいたの。だから、私は少女に話しかけた
の。こんな所にいたら怖い妖怪に食べられてしまうよって。
その怖い妖怪は私なんだけどね。 そしたら、少女はこう答えたの
「いいの。私は一人になりたいからこ こにいるの別に、妖怪に喰われたっていいわ。どうせ、死ぬんだから」って少女はすべてを諦めた顔で言ったの。
「どうして死ぬの?」と私が言うと少女は悲しそうな表情でね、こう答えたんだよ。「私はね、生まれた時から死ぬ日、死ぬ時間、死ぬ場所が決まっているのよ。だから、後わずかな時間を好きなようにつかいたのよ」とね。え? なんで残ってる時間を好きなようにつかいたいのに危ない森にいるのかって?まぁまぁ落ちつきなって。
「じゃあ、どうしてこんなところにいるの?」私は聞いたよ
「こんなところって言わないでよ。ここは何だか落ち着くの。
良い場所だと思うわ。あ、私がここにいるのはね、ここが私の死ぬ場所なのよ。そう今日が私の最期。」
少女は清々しい顔で言ったんだよ。よく自分がもうすぐ死ぬっていうのにそんな態度でいられるよね。狂ってるのかな、それとも、彼女にはすべてをやりきったのかな?
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「そうなんだ。じゃあ死ぬまでずっとここにいるの?」
「そうよ。だってここにいるしか何もできないから。ねぇ、あなた
暇なら私が死ぬまで私の生涯のことを聞いてくれないかしら」
しょうがないから彼女のお話を聞くことにしたよ。
「あ、私の名前はね〇〇〇〇と言うのよ。あなたのお名前は?」
「私の名前?ごめんね私名前がないんだ」
名前かーあったほうが良いのかな
「そうなのね。じゃあ、あなたのことはあなたと呼ぶわね」
目の前の彼女は、微笑みながらそう言った。
「いいよー で、何を聞かせてくれるのかな?」
「そうねーまずは私の名前のことと、何故死ぬのかを聞いてちょうだい」
名前のこと?死ぬことに何か関係するのかな。
〇〇〇〇は咳払いをし、語り始めた。
「私が生まれた村はね、小さくて嵐が来ただけでも壊れそうな村だったの。その村にはね、一匹の化け物がいたのよ。その化け物は自分勝手で、傲慢な性格なのよ。気に入らないことがあれば、すぐに村を壊していくの。だから、村人はわざと小さく作り、これ以上壊せば、村はなくなり、お前の住む場所もなくなるぞ。と言ったの。
そしたら、化け物は「ふん! こんな村んぞなくても生きていいける
わ!! 今からこの村を壊してやろうか?」と言ったのよ村人達はこの化け物が本気でこの村を壊すつもりだと悟り、やめてくれ、と言った
でも、化け物は聞く耳を持たなかった。だから村人達は化け物に何か1つ言いうことを聞いてやるといったの。化け物は「ならば、生け贄を一匹の寄越せ。」と言ったわ。村人達は、生け贄など出せるわけないだろうが!と思ったのよ。でもね、わざわざ今生きている人間を生け贄にしなくても良いだろうと考えた。化け物に「いつまでとは聞いてないからな。15年後くらいに綺麗な娘をやろう。」と言い化け物は
「いいだろう。待っててやる! ただし15年後の深夜だ!夜が開けても生け贄がいなかったら、この村の村人全員を食ってやるからな。」
と言いながら村を去っていった。それから化け物は一度も村に現れなくなったの。そうして私という"生け贄"が生まれた。
両親は私に〇〇〇〇という名前をくれた。その意味は光りのように輝いてまっすぐ元気に生きてほしいって意味でつけられたそうよ。
滑稽よね、実の娘を生け贄に差し出すのにそんな名前をつけるなんて
だから、私はこの日まで、その意味どうり暮らしてやったわ。
あぁ....なんて最高なのかしら!! もうなんだって良いのよ!!
この日が来るまで、私はずっと自分がを偽ってきた!
ずっと...
ずっと...!
ずっと...!!!!
怖かったのよ!!!!
でもね、もう良いの、だって村の為に死ねるんだから...」
彼女は涙を流しながら語ってくれた。涙が頬を伝って下に落ちていく様は、まるで彼女が今まで偽ってきた感情が静かに朽ちていくようだった。
そして私達はずっと話しあった、家のこと、家族のこと
楽しい思い出や苦しいことまでも。
どれだけ時間がたったかは知らない。私にとってはこの時間が至福に感じた。なぜだろう? 至福に感じたのに涙が止まらない。
「もう....私は死ぬわ。最期まで私の話に付き合ってくれて
ありがとうっ!...楽しかった..わ。こん..なにも..楽しいなんて..いつぶりかしらね。」
〇〇〇〇は笑いながら泣いている。あぁこれで最期か...
「ねぇ、お願いが..あるの」
「なに」
私は泣きそうにったけど必至にこらえた。だって、泣いてしまったら、自分が情けないから
気づいてしまったんだよ.....あの日のことを
「私を食べて?」
は? 何をいってるの?
「えっ」
「だって、私は貴女に食べられ..るため..に生まれたのよ?
貴女と話ているうちに気づいていたわ。...あなたが...化け物だってことを。」
そっか........気づいていたのか。
ハハ! 約束は守ってくれた...だから私は君のことを食べることにする。
「いいよ。あと、あなたの名前ちょうだい?」
君の名前が恋しいんだ。
「良いわよ...大切に使いなさいよ。"ルーミア" この名前にはね"光"という意味があるのよ。 だから光りのように輝いて元気に生きなさいよね。」
「そーなのかー」
私はふざけたように返事をした。
「ふふっ、何よその言葉... 今日からあなたはルーミアでいつも
"そーなのかー"と返事をしなさい。そして返事をするたび私のことを
思い出しなさい。 良いわね?」
「うん。わかった....」
「ルーミアさようなら。」
......
「そーなのかー.........
いただきます....」
そうして私はルーミアとなり、彼女と喰った。
悲しい....
虚しいよ..
でも、私は彼女を食べ続ける。だって約束したから、"生け贄"を寄越せってね。
*:***********************************************************************
「という出来事があったから、私はルーミアでそーなのかーと
いうんだ」
話し終わったら、なんかスッキリしたような。
「へえー そうだったのね。そんなことがルーミアの過去にあったわね。なんか悲しいお話ね。」
「そーなのかー」
と私は答える
「ていうか、ほんっとうにあった話なの?それ」
「んー私がそうだよーといったら本当で違うよーといったら違うんじゃない?まぁ信じるか信じないかは霊夢次第だよ」
「なによそれ! はっきり答えてくれても良いじゃない!」
霊夢は立ち上がって声を張り上げた。そんなにカリカリしなくて良いじゃん。
「そういう訳だから、じゃあねー」
そう言い私は大空に飛び立っていく。
「ちょっと待ちなさいよー!!」
とある村
小さな村に一匹の化け物がいました。
その化け物はこういいます「お腹が空いただけだよ」と
ルーミアの過去話は珍しい気がしました
ただ、光りのように輝いてまっすぐ元気に生きてほしい、という願いでなぜルーミアなのかわかりませんでした
私は好きです!こういうお話!これからも頑張ってください。