おじいちゃんのにおいをかいでみた~
こいし
おじいちゃんのにおいは~それは~・・・
こいしってば
なお~おじいちゃんで~かくていしていることは~
ねえ、聞いてるの?
おおどけいのおちょうちゃんとはかんけいない~
『紅魔館に何かの記念に花を送るおねえちゃんは、羽の折れた燕のようだ』
「・・・こいし、私の話し聞いてた?」
「何? おじいちゃん」
「おねえちゃんでしょ」
「おねえちゃんは時計だよ」
これが真理かも。
「違う。だから話しを」
「……門限が22時までってことまでね」
「えっと、まあ。割と聞いてたのね。おねえちゃんとして最低限の尊厳は保てたと思うけど。でも違う、門限は19時」
おじいちゃんがいないからおねえちゃんはおじいちゃんのかわりのつもりなのだろうね。
「夜の外には怖い、怖くて洒落にならないおじさんがいっぱいいるのよ」
「それは偏見だと思うよ。そのおじさん世代は初老の域に達しているから、外には怖いおじいちゃんがいっぱいいるが正しいと思う」
江戸で人生50年、でも平安時代は30年、幻想郷では?ここでのおじいちゃんの定義は心の年齢が関係しているんだろうね。
「どっちでもいいけど、そのおじいさんに悪いことされそうになったらどうするの?」
「暗がりに個別に誘い込んで各個撃破」
「撃破って」
「……大丈夫だよ。博麗の巫女にはばれないように上手くするから」
埋めちゃえば大丈夫だって。それに、おじいちゃんでもその後肥えになって大きなひまわりを咲かせると思う。
そうしたら、幽香って妖怪がハッピー。そんな気持大事。
間違えた子持ち大事。幽香ってあれで3児の母と不特定多数と多分知り合いだし。ん?、間違えてなかった?
「魔理沙にばれたらどうするの?」
魔理沙ってあの地上の?
「調略する。それが駄目なら恐怖で魔理沙を全力でオドス」
「調略はペットが増えるからだめだし。魔理沙が恐怖で屈するとは思えない」
「じゃあ、うめ」
「埋めても、ひまわりははえない」
「ひまわりの」
「話は言ってないけど。姉妹じゃない。それぐらいならあなたの気持分かるようになった」
眼を閉じても閉じなくても分かるらしい。さすが、おねえちゃん。おねえちゃんのそういうところ嫌いじゃない。
いやむしろ、好きかな。
「じゃあだめなら。おねえちゃんを呼ぶ! 大きな声でおねえちゃんを呼ぶ!」
「え、それは」
「おねえちゃんなら助けてくれるよねゼッタイ」
「う、うん。そうだけど」
あ、おねえちゃん照れてる。
「だよね。うん!」
「助けるとかそうじゃなくて……門限は19時までって」
いつも私のこと思ってくれているのは最初から分かってるんだ。ありがとうね!おねえちゃん。
これからは、日付が変わる前には帰るよ。
「……ありがとうね。おじいちゃん」
「おじいちゃん?」
……多分。帰るよ。
こいし
おじいちゃんのにおいは~それは~・・・
こいしってば
なお~おじいちゃんで~かくていしていることは~
ねえ、聞いてるの?
おおどけいのおちょうちゃんとはかんけいない~
『紅魔館に何かの記念に花を送るおねえちゃんは、羽の折れた燕のようだ』
「・・・こいし、私の話し聞いてた?」
「何? おじいちゃん」
「おねえちゃんでしょ」
「おねえちゃんは時計だよ」
これが真理かも。
「違う。だから話しを」
「……門限が22時までってことまでね」
「えっと、まあ。割と聞いてたのね。おねえちゃんとして最低限の尊厳は保てたと思うけど。でも違う、門限は19時」
おじいちゃんがいないからおねえちゃんはおじいちゃんのかわりのつもりなのだろうね。
「夜の外には怖い、怖くて洒落にならないおじさんがいっぱいいるのよ」
「それは偏見だと思うよ。そのおじさん世代は初老の域に達しているから、外には怖いおじいちゃんがいっぱいいるが正しいと思う」
江戸で人生50年、でも平安時代は30年、幻想郷では?ここでのおじいちゃんの定義は心の年齢が関係しているんだろうね。
「どっちでもいいけど、そのおじいさんに悪いことされそうになったらどうするの?」
「暗がりに個別に誘い込んで各個撃破」
「撃破って」
「……大丈夫だよ。博麗の巫女にはばれないように上手くするから」
埋めちゃえば大丈夫だって。それに、おじいちゃんでもその後肥えになって大きなひまわりを咲かせると思う。
そうしたら、幽香って妖怪がハッピー。そんな気持大事。
間違えた子持ち大事。幽香ってあれで3児の母と不特定多数と多分知り合いだし。ん?、間違えてなかった?
「魔理沙にばれたらどうするの?」
魔理沙ってあの地上の?
「調略する。それが駄目なら恐怖で魔理沙を全力でオドス」
「調略はペットが増えるからだめだし。魔理沙が恐怖で屈するとは思えない」
「じゃあ、うめ」
「埋めても、ひまわりははえない」
「ひまわりの」
「話は言ってないけど。姉妹じゃない。それぐらいならあなたの気持分かるようになった」
眼を閉じても閉じなくても分かるらしい。さすが、おねえちゃん。おねえちゃんのそういうところ嫌いじゃない。
いやむしろ、好きかな。
「じゃあだめなら。おねえちゃんを呼ぶ! 大きな声でおねえちゃんを呼ぶ!」
「え、それは」
「おねえちゃんなら助けてくれるよねゼッタイ」
「う、うん。そうだけど」
あ、おねえちゃん照れてる。
「だよね。うん!」
「助けるとかそうじゃなくて……門限は19時までって」
いつも私のこと思ってくれているのは最初から分かってるんだ。ありがとうね!おねえちゃん。
これからは、日付が変わる前には帰るよ。
「……ありがとうね。おじいちゃん」
「おじいちゃん?」
……多分。帰るよ。