大ちゃん。今日はねカエルを凍らせる遊びを進化させたよ。
チルノちゃんそれは面白そうだね。どうするの?
カエルのお尻の穴にこの爆竹を突っ込んで爆ぜさせるんだよ。
うわー!!それ怖いねそれは強そうだね。
さて、子供の遊びというのは残酷な物でチルノとカエルと爆竹が出会ってしまったらこうなってしまうのは必然だった。
皆さんの中にも、子供のころに花火で団子虫位焼いたことがあるよって方が居るだろう。それと、同じ感覚で2人は居るんだ。
「アタイ刺すよ」
既に、1個づつばらした爆竹とカエルはチルノの手の中に居たのだった。
「わー、可愛いカエルだね」
「彼の名前はマックス。これから、お尻の穴に爆竹突っ込んで爆ぜるであります!」
カエルの名前はマックス。チルノが名前をつけた。その辺に居る手のひらサイズのカエルだ。
チルノの頭の中では任侠者が全身にダイナマイトをくくり付けて若かしらの仇をとりにいくという設定が出来上がっていた。
「特攻隊だね」
なお、大妖精の頭の中では熟練パイロットが被弾しもう墜落するしかないという状況だから。最期にあがいて空母に特攻するという設定だった。
マックスはチルノが敵だと認識していたから、逃げ出そうと必死だった。しかし、そんな抵抗むなしくお尻の穴に爆竹を入れられてしまったのだった。
そして、チルノはマッチを擦って火をつけようとした。
「おい、チルノ、大妖精そこで何をしている?」
「あ、慧音先生」
「チルノ、何をしている?」
「カエルのお尻の穴にこの爆竹を突っ込んで爆ぜさせる遊び」
「そんなことはやめるんだ」
偶々、近くを通りかかった慧音先生が2人を発見しその不審な動作を発見したのだった。
そして、チルノとカエルと爆竹が出会って居るのを発見したのだからろくなことになってないと思い声を掛けたのだった。
「チルノだって、お尻の穴に弾幕入れられて、それが中で爆発したら痛いだろう?」
「アタイ強いから痛くないし泣かないよ」
チルノは胸を張ってそう答えた。
「いや痛いから! 泣くから」
「大妖精なら分かるよな?」
「……チルノちゃんなら出来ると思います」
大妖精はチルノに希望を抱いているから。それぐらいは、朝飯前にでも出来るんだと思っている。
「もう私は何も言わないぞ」
慧音先生はそれ以上は何を言っても無駄だということを悟った。学ばない子供には興味がないのだ。
その場を去って行ったのだった。
「慧音先生は何が言いたかったんだろね?」
「さあ、本当は私達と一緒に遊びたかったんじゃない?」
「ああ、なるほど。大ちゃん頭良いね」
「えへへ。それよりもチルノちゃん続きをしようよ」
「そうだね。あれ? ジョンは?」
そんな事やっているうちに、捕まっていたカエルのジョンに改名させられたマックスは逃げ出していた。
チルノも大妖精も結局は何も学ばないからまたこの残酷な遊びをするだろう。ただ、少なくとも今回捕まっていたカエルの命は救われたのだった。
「……ねえ、チルノちゃん」
居なくなってしまったカエルに興味は有りません。今ある者で遊びの続きをしないと駄目です。
「何? 大ちゃん」
「お尻の穴に弾幕をいれて爆発させてもチルノちゃんが痛がらなくて強いって証明してよ」
けして意地悪で言ってません。チルノなら出来ます。
「良いよ! ドンと来い!」
このあと、チルノも大妖精も結局学んだのでもうこの残酷な遊びはしないよ。
お尻の穴って自然に言わせる度胸にも関心しました。
チルノは散るのになって学んだのだな、ハッピーエンドだ、やったね大ちゃん
細かいけど、1個「ずつ」ね。