Coolier - 新生・東方創想話

地獄の女神考

2017/04/11 22:07:30
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 地獄の女神について、書こうとしている。
 私が地獄の女神に興味を抱いたのは、メリーから「変なTシャツを着た女の看板」について、何か知っていることは無いかと訊ねられたことがきっかけだった。新京極から横道へ入り込んだ奥の、とある喫茶店でのことだった。
 これは振り返って考えると自分ながら不思議であったが、メリーから訊ねられた当初の私は、一応記憶の網を広げてみながらも「そんなのは知らない」「見たことがない」とはっきり答えていた。
 するとメリーはやれやれというように首を傾げて、狭いテーブルの上に一枚の写真を出して見せた。写真は小さく、縦長く、周囲に縁のとられた、古いインスタントカメラのフィルムであった。
「先週二人で行った古物市で、私がカメラを見つけて買ったでしょう。下宿に帰ってから、あれで窓の外を撮ったの」
 メリーの下宿は、アパートの三階の角部屋であった。写真は西側の窓から下を向いて撮ったものらしい。画面の上四分の一には、向かいに建つ住宅の屋根が、初夏の夕日差しを受けて赤い色で写っている。そうしてそれと対比するように、下側に写された住宅とアパートとの間の狭い路地は影になって青黒い。
 メリーはその路地の隅を指さし「見て、ここに、写ってるでしょう」と言った。
 暗い中に注目すると、路地の壁と古い街灯との間に女が一人立っているように見える。私は、それが見覚えのある地獄の女神だとすぐに思い当たった。
 彼女は、表面加工されたアルミ複合板とアクリルを合わせた古い立看板にほぼ等身大と見られる縮尺で印刷された、長身の女である。京都市であれば、彼女は一区ごとに二か所か三か所くらいの割で佇んでいる。看板の中の彼女は、赤青黄色に塗り分けられた派手なスカートと、上には黒いTシャツを着ている。胸に「Welcome」「Hell」と不吉な文句を描いて、血飛沫を散らしている。左手を腰に添えて、右手を頭上に掲げたその格好は、ニューヨークの自由の女神像に似たところがあるのかもしれない。そのためであろうか、私の育った東京では、誰か昔の友達が、彼女のことを「地獄の女神」と呼んでいたことを覚えている。
「ねえ、蓮子も知っているでしょう、これを」
 メリーが私の顔を覗き込みながらもう一度訊ねた。私は唖然として手を挙げ、メリーを留めた。子どものころに忘れたままでいた約束を今になって急かされてでもいるような決まりの悪さを感じながら、私は自分の頭の中を眺め回した。どうして、ここで、メリーに写真を見せられるまで、私は彼女を気に留めなかったのだろう。
「知っているわ。確かに見たことがある」
 私は指で眉間を押さえながら言った。私が認めるとメリーはほっとしたらしかった。
「地元……東京には結構あちこちにあった気がする。小学校のときの通学路にもあったわ。こうして見るとたしかに異様だけど、これが何かなんて考えたことも無かった」
「そう、東京にもあるの。思い出してくれたでしょうけど、京都にもところどころ置かれてるわね」
 メリーの言うとおり、京都へ引き越して来てからも私は地獄の女神を度々目にしてきた。路地裏や、廃材置き場や、登山道の途中や、無人の公園、私はあちこちで彼女を目にしながら、一度も立ち止まらずにきたのである。
 しかし今、街角に佇む地獄の女神の異様さは写真に撮られることでもはや誤魔化しようもないものとして画面の中に固定され、私はそれを見る義務を負って席に座っている。写真とはそうした、一種強硬な性質を持つものらしい。メリーもまた、何気なく取ったこの写真に数分かけて画が浮き出してくるのを見たことで、初めて自宅の前の異物を意識することが出来たのだという。
「それで、この写真を撮っちゃってからは、毎日下宿の門を出て看板の前を通るのが嫌でしようがないのよ。全く気味悪いわ」
 そう言ってメリーは頭を振っていた。
「そりゃあ、改めて見るとおかしな看板ではあるけど、今更気にしちゃだめよ」
 私はそう言って、メリーの頭に平生の呑気さを呼び戻そうとした。私は、子供が救急車のサイレンに敏感になるようなものとしてメリーの悩みを想像していたのだった。しかし、メリーが「気味悪い」ものとして感じているのは、ただ単なる看板についてではないらしかった。
「ねえ、私はね、今更だから気味悪いのよ。私もあなたも、あんなおかしなものがすぐ近くにあるのに、何とも思っていなかったのよ? 道行く人みんな同じよ。気味悪い」
 メリーはまた「気味悪い」を繰り返した。
「……嫌なのを我慢しているくらいなら、いっそアパートの管理人にでも頼んでゴミとして処分してもらえば良いじゃない」
「頼んだわよ。でも、なかなか話が通じなくって、どこにそんな看板がありますか、とか、何か意味があって置いてあるんじゃないですか、とか……。私だって、例えば勝手に看板を処分したせいで胡散臭い団体から文句を入れられたりしたくないし、まずは詳細を知ろうと思って蓮子に訊いたのよ」
「それなら、残念だけれど私は何も知らない」私は両の手の平を見せてそう言った。「でも、面白そうだから調べてみてもいいわ」
「面白そう?」
 メリーは私の言ったことを繰り返して少し笑った。そうして写真を私の方へ突き出した。持って帰るつもりは無いという合図だと思ったから、受け取ってシャツの胸ポケットにしまった。

 翌日から私は、地獄の女神について確かな情報を得ようと調査を開始したが、その設置された経緯や目的について詳しいことは全然知れなかった。
 地獄の女神は広告として全く不可解であった。呼び名についてのおぼろげな印象一つを除けば、かつて私の周囲でこの看板が評判になったり、話題に上げられたという記憶は無い。
 正式な名称すら分からないもので、調査ははじめから困難だった。インターネットでの情報検索は頼りにならず、近隣住民や通行人に直接声をかけて訊ねようにも、メリーから聞いていた通りなかなか話が通じない。それどころか、踏み込んで質問を重ねようとすると大抵相手は訝しんで、反対に私の方が自己説明を求められる羽目になってしまうのだった。
 しかも、地獄の女神に関した場合は、メリーからもらった写真を見せて「これが何か知っていますか」と訊ねたとしても「こんなものは見たことがない」と言ってシラを切られることさえあった(そういう心情は、わからないではない。地獄の女神を目にするような場所といえば、並んだ家の塀と塀の隙間や、廃車の放置されている駐車場や、台風の後で流木の散らかった鴨川の岸といった乱雑な場所が多く、そんなところにゴミと紛れて置かれている彼女を写真に撮って見せられても、「知っている」と言うのは何となく後ろめたいものである)。
 とは言え、少なくとも京都市内で生活している者なら、あの派手派手しい地獄の女神を「見たことがない」などということはまずあり得ない。ならば、目立つ彼女についてこれほどまでに語られることが少ないのは、彼女の持つ異様な雰囲気が人々を無意識のうちに怯ませ、目を逸らさせてしまうせいなのだろう。私達は地獄の女神を視界の端に入れ、見逃せない存在感をはっきりと感じながら、しかし、そのせいで見て見ぬふりをしている。
 意識化された地獄の女神が私にくれるものは謎ばかりではなかった。
 まず、改めて観察してみる地獄の女神は、目元と口角の微妙な曲がりに、笑みのようにとれる表情を宿していた。しかし何のために笑うのだかまるで分からない。こういう解釈に迷う顔を前にすると、おのずと落ち着かない気持ちになってしまう。いくら看板に過ぎないと理解していても、黙って向かい合おうとすると、ついその顔から目線を外したくなった。
 気を取り直して看板の裏面、側面、底面に手がかりを求めてみるが、はたして生産元を示す標章などは一切見つからない。
 そうして一通り調査の手を尽くしてしまうと、私の目に映る彼女は何かしら嫌味な毒を放ち始めた。
 漫画化された絵の女でもなく、ポーズをとった有名女優でもない、そんな得体の知れない女がどういうつもりがあって等身大で何人も街中に突き立っているのか、私はだんだん腹立たしくなりながらこの謎を眺めた。私はまるで、途方も無く大きく長い冗談を聞かされているような気がした。

 喫茶店で例の写真を見た日から二週間が経つと、メリーの方もいよいよ下宿の前の看板女に我慢が出来なくなったと言って、役所や廃物回収業者に問い合わせの電話を掛けるようになった。
 しかし返ってくる返事は、やはりアパートの管理人と大差がなかった。実態の不明なものを不明のまま無断で撤去しては、後で関係者が現れて不都合が起こるかもしれないというもっともらしい理由で、メリーの訴えは保留された。その訴えにしても、放置された看板が生活上に何かしら実害を及ぼしていれば、もう少し強く撤去を主張することも出来たかもしれなかったが、この場合は「市内の美観を損なっています」という以上には苦情の入れようがないのだった。
 要するに街に立つ地獄の女神達は、まさにその無所属さと不可解さによって、誰にも裁かれない位置を保っていた。現に、彼女のことをひどく気にしている当のメリーでさえ、みずからの判断と手で看板を解体して捨てようという勇気は出ないらしい。
「このままじゃあ埒が明かないわ」
 ひと月が経ち、夏が盛りに入る頃、メリーははじめて私に写真を見せて相談を持ちかけたのと同じ喫茶店の席で、疲れたように溜め息した。
 太陽が西へ落ちかかる時刻で、メリーの顔には反面影が差していた。向かいに座る私の顔にも差していただろう。
 私も一応相談を受けた身として、友達のためになる情報を掴めなかったことは情けなかった。私は少し考えてから、市内で地獄の女神が放置されている十か所を印した地図をメリーに見せて「いっそ、目障りなら、こっそり看板を他の場所へ移動させたらどうかしら」と提案した。「もともと近い距離に集まってることも多いみたいだし、同じ場所に二つ捨てたって構わないじゃない」
 二言目は冗談のつもりで言ったことだったが、これにメリーが興味を示した。
「そう、そのとおりだわ。いっそのことそうしましょう。同じ場所に置くのよ。皆が見ないふりを続けるなら、その態度がどこまで続くか試してみたいわ」
 メリーの目は思い付いたばかりの悪戯に輝いていた。
「メリー何するの」
「つまりね、別の場所にある地獄の女神を持ち出して、下宿の前の彼女と並べて置くのよ。夜のうちに、私が一枚と、蓮子が一枚どこかから担いで来て、三つ子にしてやるわ」
 メリーの思い付きは、そのときの私の興味を強く誘うものだった。私はその場で手を打って、「面白いね」と言った。
 私は目を閉じて、三人もの地獄の女神が路地に並び立っている姿を想像してみた。状況の異様さは明らかに意識から締め出せる範疇を越えている。翌朝出かけていく人々がそこへ通りかかれば、流石にぎょっとしないわけにはいかないだろう。もし、ぎょっとしたついでに端末で写真でも撮ろうものなら、写真は例の強硬さで彼女の存在を、或いは人々の目を、互いに言い訳の効かない面会室まで引きずり出してくれる。そうしてさらに多くの人々が長らく日常に潜んでいた奇観に対して自覚的になるはずだった。
 私はすっかり気分がはしゃぎだしてしまった。解から逆算して問いを導くように、メリーの持ち出した悪戯計画はそのまま裏写しで私達が地獄の女神に感じていた気味悪さの正体を教えていた。彼女を処分したいと言って苦情を訴えていたメリーも、彼女を詳しく知りたいと言って手掛かりを探し回っていた私も、つまりはこうしたかったのだった。
 秘封倶楽部の意見は即座に一致し、段取りも瞬く間に決まった。メリーは一旦下宿へ帰り二人分の寝床の準備を整えてから、他のアパート住人らの出入りが落ち着いた頃合いを見計らって近くの鴨川河川敷へ行き、看板を拾って戻る予定。私は大学近辺で夕食の買い物を適当に済ませ、学内で案内板やサークル勧誘の看板等に白々しく紛れている女神を担ぎ出す予定。その道中私は彼女を抱えて電車に乗らなくてはならないが、万が一駅員や他の乗客から何か問い質されるようなことがあったとしても、逃れる言い訳はいくらでも思い付いた。なにしろ地獄の女神とは、はじめからそういう代物なのであった。
 喫茶店を出ると表は夕焼けで眩しかった。日没までにはまだ少し間があったが、「蓮子はまた来るのが遅れそうだから」とメリーが言うので、時間に余裕を見て動き出すことになった。

 これもメリーの霊感が鋭かったというべきだろうか、買い物袋を手に提げたまま等身大の看板女を運ぶには思ったより工夫を要し、看板の抱え方に四苦八苦させられた私は結局想定していた時間に一時間も遅れてメリーの下宿へ辿り着くことになってしまった。待たされたメリーには済まなかったが、それでも計画自体は上手く出来上がってくれたと言うべきだろう。かえって不気味さを感じたほどに、計画には他に何の問題も起きなかった。
 大学の少なからず人目のある場所で地獄の女神を抱え去ろうという最初の瞬間だけは流石にやましさのようなものを感じたが、ついに決心して実行してみると何でもないことだった。常識的行動規範を公然と逸脱した私に対し、想定していたような奇異の視線は実際のところ誰からも向けられることはなかった。私は街に地獄の女神と二人きりで、ただ寒々とした無反応に曝された。それはまるで地獄の女神を抱えた瞬間から私自身も彼女と同体となり、あの不思議な干渉拒否の特権を得て歩き出したかのようだった。恐ろしい体験だった。私は地獄の女神を抱えて往来を歩いた。私は地獄の女神を頭上に掲げて駅の改札を通った。私は地獄の女神を傍らに立たせて電車に乗った。この間、周囲にいた人々は習い事帰りの小学生を除いてほとんど誰も、異様な私に反応を示さなかった。電車を降りると空はすっかり暮れ落ちて星が時間を知らせていた。
 ようやく件の路地へ辿り着くと、既にメリーの手によって地獄の女神がもう一人設置されていた。私はメリーのくれた写真を取り出して見比べてみた。二人の右側で街灯に寄り掛かるように立っている方が写真に写っていた地獄の女神であり、左側に並んでいるやや擦り傷の目立った方はメリーが河川敷から拾ってきたものらしい。
 振り返って見上げると、アパートの三階窓からメリーが顔を出して堪らないというようににやにやしていた。私も逸りながら抱えてきた女神をメリーに倣って左側に並べた。犯行の後は現場を足早に去り、メリーの部屋へ駆け上がった。
 私が部屋へ飛び込んでメリーと目を合わせた瞬間に、二人共ばかばかしい可笑しさが込み上げてきて、しばらく息も出来ないほど笑った。
 窓辺へ寄って改めて路地を見下ろすと、暗い路地を照らし出す街灯の元に、得体の知れない地獄の女神が三人、夢か幻覚のように分身して立っている。単体と向かい合ったときに感じていたあの嫌味な毒などは、すっかり抜けてしまった。案外、こうして三人揃えて飄然と並べておくことの方が彼女の本来的な在り方だったのかもしれない。
「私、あれなら家の前に置いたままにしておいても構わないわ」
 メリーは上機嫌で言った。
「道で見かけても挨拶したいくらい親しくなった気がするね」
 私も自分達の仕掛けた悪戯の出来栄えに十分満足だった。
 私達はこの夜の悪戯を通して地獄の女神との和解を果たしていた。

 翌明け方の、まだ仄暗い薄闇の中でのことだった。
 網戸を掛けた窓の外から人の話す声が耳に聞こえて、私は目を覚ました。ソファから上体を起こしてあたりを見回すと、テーブルの上に昨夜飲み残した水が目に留まり、私は自分の居る場所を思い出した。首を伸ばしてテーブルの向こうを見越すと、メリーはまだベッドで枕を抱いて眠っていた。
 また窓の外から声がした。どうやら表の路地に三人か四人くらいの男が集まって話をしているらしい。
「全く、こんな悪ふざけは腹が立つな」
 一人の男が芝居がかった怒り調子で言った。
「そうですね。悪ふざけですよ」
 一人の男がそれに同調して言った。
「まあ、なんというか、よく側溝に捨てられている煙草の吸い殻なんかと同じですね」と一人の男が落ち着き払ってそう言い、しばらく間を置いてから「世の中は往々にしてそういうことがありますよ」と続けた。「ああして、目立たないように置かれていたからこそ、今まで許すことも出来たんですな」
「けしからん。あてつけがましいことをするくらいなら、勝手に処分してくれればいいものを……。悪ふざけだ」
 最後にまた怒り調子の男がそう言って、後にはしばらく何かガサガサという物音がしていた。
 膝に布団を掛けてソファに座ったまま、三分ほどもそうして耳を澄ませていただろうか。やがて男たちの気配が去ってから、私はようやく立って窓辺へ行き、路地を見た。
 昨夜は三人並んでいた地獄の女神のうち、中央と左側の二人に、今は大きな青いビニールシートが頭から被せられて安っぽい洗濯挟みで留められていた。
 私はしばらく呆然として立っていた。私は失望を感じたわけではなかった。ただ、自分達の起こしたささやかな異変が、想像していたより幾分粗末で子供じみたやり方で隠蔽されてしまったことに、驚きの目を見張っていたのだと思う。
 不意に、一人残されていた右側の地獄の女神と目が合った。彼女は三人のときも一人のときも変わりなく、腹の読めない微妙な笑みを浮かべている。私は、その笑みの中に初めて優しさのような温かい色が見えたような気がして、はっと我に返った。そうして、ビニールシートで隠され蓋をされたのは、彼女ではなく私とメリーの方だったのだと気が付いた。
 まだ太陽の上りきっていない、夕暮れに似たこの時間の中で、私は眠っているメリーを揺すり起こそうかと思った。起きて一緒に地獄の女神の微笑を見て欲しいと思ったが、やっぱり思い直して、あくびをした。地獄の女神を巡る数日間の騒ぎは、夜に見る夢のことのように思えた。
 私は足音を立てないようにそっとまたソファの上へ戻り、今はもう一眠りすることにした。
 いつも感想を下さる方々、本当にありがとうございます。

 科学世紀になっても、インスタントカメラのフィルムは製造されているのでしょうか……。


 https://twitter.com/ubuwarai (ツイッター)
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コメント



0.600簡易評価
1.90名前が無い程度の能力削除
大変お上手です。ただ何だかストーリー展開が地味な気がします。
ビニールなんかじゃなくて空き地で燃やしちゃったほうが派手だし映えるし良かったんじゃないか、とも思いましたが、ビニールで隠すくらいの粗末さだからこそメリーが微笑に気付けたのか、ちょっと分かんなくなりました。そもそも何を言ってんだか分かりませんね、申し訳ない、気にしないでください。
2.100名前が無い程度の能力削除
世界観の奇妙さが実に秘封的で素晴らしいです
3.90奇声を発する程度の能力削除
素敵で良かったです
4.100名前が無い程度の能力削除
三つの看板が並んでいることが正常に感じる描写が好きです。
6.100仲村アペンド削除
先の読めない不安感と奇妙さが相変わらず独特で素晴らしいです。
7.100名前が無い程度の能力削除
ここのところの一連の作品に共通するモチーフは、一見のんびりとしているようで秘封の二人の所在なさをあぶり出す剣呑さがあって、これまで読んだことのない奇妙な読後感を味わわせてもらっています。
8.100名前が無い程度の能力削除
敵意のない疎外感というのでしょうか。自分たちが見つけたはずなのに、自分たちはそれ以上入っていくことができない。それは彼女たち手を離れるか、最初から変わらない姿のままでいる。面白く読みました。
9.90大根屋削除
この日常をななめに切り取ったような、それでいて不自然さを感じさせない奇妙さがとても魅力的です
10.100南条削除
面白かったです
少し不思議を通り越してだいぶ不思議なお話でした
どうしたらこんな発想ができるのか……
11.100名前が無い程度の能力削除
可笑しさと背中合わせにうら寂しさがあるような… 。良いお話をありがとうございます
17.100名前が無い程度の能力削除
目に見えない不気味さと不安な雰囲気に惹かれて一気に読んでしまいました。おもしろかったです。
18.100名前が無い程度の能力削除
メタ的に見ると三人そろえるのは当然と思えてしまうんだけど、蓮子とメリーからすればそんな発想は普通は出てこないし、そこのところの違和を作中では上手いことやってるのでなんかすごいですね(感想下手)