お、もう少しで彼岸に着くね。お話も終わったところだし、ちょうどいい。
この少女がどうなったかって? 閻魔の堂々とした姿に見惚れた少女は、閻魔の下で精一杯働いたそうだよ。でもある時、浄土へと赴いてしまったら、この閻魔と二度と会えなくなるってことに気づいてね。それ以降は、仕事をサボっては叱られ、サボっては叱られの繰り返しさ。少女にとっては、浄土よりも地獄にいる方が、幸せなのかもねぇ。
さぁ着いたよ。長かった……げぇ、四季様。なんでこんなところに? え、遅かったって、サボってたわけじゃないんですよ。この魂が、あまりに聞き上手だったから、つい話し込んじゃって……口も耳も無い魂に、聞き上手も下手もあるかって、たまぁに頷いてくれるような気がするんですよ。
ごめんなさい次からはちゃんと仕事しますから! だからお給料だけは下げないでください。これ以上さがったら、あたい生きていけません。まぁ、死んでるんですけど。
え、そりゃあ誰だって、最初の頃は頑張りますよ。けどほら、人だろうと神だろうと、変わっていくものじゃないですか。
生きがいなんてそれぞれですし。
――でも四季様、あたいは幸せですよ。
幻想郷に海無いので四季映姫は担当にならないだろうから別の四季って言う閻魔様の話じゃね?
少女は自分のことあたいとしか言って無いから小町と断定できないし。
実は閻魔になる前の四季映姫とか
そういう設定だったりするんかな?
ともあれ
短いながらも良い話だったと思う
次回作も楽しみにしてる
願わくば、これをベースに話を広げて、もう少し量を読みたかったです。
次の作品、楽しみにしています
欲を言えば、これを筋にもう少し膨らませた内容が欲しかったと思います
何はともあれ投稿お疲れ様でした。また次に期待しています
小町の過去話は珍しい気がしますが、妙に納得できてしまいました
面白かったです