Coolier - 新生・東方創想話

花果子念報コラム選その3

2017/01/15 22:47:34
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 ミスティア・ローレライ氏、リリカ・プリズムリバー氏、鬼人正邪氏にコラムを寄稿していただきました。
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1「できるようになろうとする」 (ミスティア・ローレライ)

平素は当屋台に格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
また、飲食だけでなく音楽活動に関しましても、もったいないほどの御愛顧を賜りまして厚く御礼申し上げます。
今後とも、変わらぬ御贔屓のほどよろしくお願いいたします。

さてさて、二足のわらじで日々の生活を営んでいる私だが、最近楽器の練習中に似たような質問をされるようになった。
それは『どうやったら演奏が上達するか』といった内容だ。
演奏の部分が料理に替わっていることもあるし、飲食店経営に替わっていることもある。

私はその度にこれくらいのことは誰にでもできると回答してきたのだが、やれ才能がどうだとか運がどうだとか、頭をこねくり回して妙な反論をしてくる奴の多さに呆れるばかりだった。
きっと私の説明が不明瞭だったこともあるのだろう。
そう思っていた矢先に恐れ多くも鴉天狗様が発行なさる新聞にコラムを寄稿する機会をいただいたので、これを機に自分を見つめ直し、普段自分が心がけていることをより簡潔に説明するために慣れない筆を取った次第だ。
紙面を汚すことにならないよう気を付けるので、ぜひ最後まで読んでいってほしい。

さて、説明するとは言ったものの、効果的な練習方法となればきっと世にはたくさんの方法論が満ちているだろうし、私に聞くより山の図書館で調べた方が早いだろう。
あの図書館は入場料がかかるが、その分客質が良いので静かに利用できるのでオススメだ。

そういう訳なので、今回私が教えるのは具体的な練習法ではなく、その前段階の話だ。
練習計画の立て方や目標達成への道筋を考える方法といった、実際に練習を始める前にすべきことの原則について書こうと思う。
案外ここを軽視して形から入ろうとする者が多いように思えたからだ。

さてその原則とは、掲題の通り『できるようになろうとする』ことだ。
それをできるようになるにはどうしたらいいか条件を決めるということなのだが、これがいまいち理解できない人が多いらしい。
まず、何かをできるようになりたいと思ったら、それに必要な技術を箇条書きで列挙する。
例えばギターの演奏だとしたら。

・ドレミファソラシドを正確に鳴らす
・代表的なコードを弾く
・滑らかなコードチェンジを行う

などだろう。
必要な技術を全部列挙しようとしたら枚挙に暇がないので、ここでは最初の方に必要になる部分だけ記載しようと思う。
そして箇条書きが終わったら、それぞれに対して『何ができたらその技術を習得したと言えるか』を追記する。

・ドレミファソラシドを正確に鳴らす → ランダムに並び替えた音階をミスせずに弾ける
・代表的なコードを弾く → E・A・F・Bコードで練習用のフレーズを弾ける
・滑らかなコードチェンジを行う → 練習曲を3曲ミスせずに弾ける

習得したと言える条件を追記したら、さらに練習方法を追記する。

・ドレミファソラシドを正確に鳴らす → ランダムに並び替えた音階をミスせずに弾ける → イラストを参考にしながら正しく絃を押さえる
・代表的なコードを弾く → E・A・F・Bコードで練習用のフレーズを弾ける → コードストロークを滑らかにできるよう右手の動きが一定のリズムになるように弾く
・滑らかなコードチェンジを行う → 練習曲を3曲ミスせずに弾ける → 手が勝手にコードを覚えてくれるようになるべく譜面を見ないで弾く

この例は初歩の技術なのであまり特殊な練習方法はないが、ざっとこんな感じだ。
ちなみに私は練習曲をまともに弾けるようになるまで1年くらいかかった。

さらにここから習得までにかかる時間を考え、1日に取れる練習時間から習得までの目標日数を追記する。
私の場合は店のこともあるので1日に2時間程度だった。

・ドレミファソラシドを正確に鳴らす → ランダムに並び替えた音階をミスせずに弾ける → イラストを参考にしながら正しく絃を押さえる → 7日
・代表的なコードを弾く → E・A・F・Bコードで練習用のフレーズを弾ける → コードストロークを滑らかにできるよう右手の動きが一定のリズムになるように弾く → 4か月
・滑らかなコードチェンジを行う → 練習曲を3曲ミスせずに弾ける → 手が勝手にコードを覚えてくれるようになるべく譜面を見ないで弾く → 8か月

こんな感じに予定を立てて、あと何日でこれができるようにならなきゃいけないと考えながら練習すれば、ただ漫然と練習するよりよほど効果的に技術を習得できる。
ただし、ここで重要なことがある。

実はこれが一番大切な事なのだが、上記の箇条書きにした必要技術や習得したと見なせる条件など、これらすべてを『すでにそれができている人』と相談して決めることだ。
素人の生兵法なんて時間の無駄だ。
決して自分1人で決めたりはせず、ギターで言うなら、すでにギターを弾ける人にどんな技術が体系付けられているのかや、具体的にどんな練習方法があるのかを聞きに行こう。

どこの馬の骨ともわからない輩のために時間を取ってもらうのだから、会いに行く際は書籍などで事前に勉強してから行くことは当然だし、手土産も忘れてはならない。
もちろんこれは最終的にお話を聞けなかったとしてもお渡しする。
そして相談に乗ってくれたらその分の謝礼を別に用意する。
これらを怠ることは技術を持った人に対して失礼に当たるのでアポイントを取るときは気を付けよう。

お土産は高価なものである必要はない。
ランチを御馳走するのでもいいし、有名店のケーキとかでもいいと思う。
ただし、報酬に関しては本格的な物を、できるだけ相手が望む物を用意しよう。
現金でもいいし、温泉旅行のペアチケットでもいいと思うし、両方とも私は実際に渡したことがある。
この時のコツとしては、報酬は最初に提示し、断られたらあっさり引き下がることだ。

私はこれをひたすら繰り返してきたに過ぎない。
ギターの弾き方、選び方、衣装の作成方法、ライブ場所の確保の仕方、速やかな設営・撤収の方法。
和食・洋食・中華の作り方、お客様との距離感の持ち方、金銭トラブル対応、泥酔した方への対処法、仕入れ業者の選び方、広報の仕方、各種書類の書き方。
あらゆるものを誰かに師事し、できるようになろうとしてきただけだ。

あなたに憧れてこれを始めましたと言われて悪い気がする奴はそうそういない。
行動と誠意があれば、意外なほど人は話を聞いてくれるものだ。
一番大事なことは、不器用でもいいので礼節を持ち、現実に行動を起こすこと。
それさえできれば、大抵のことはできるようになる。
簡単だ。



2「施しをするときは、ラッパを吹け」 (リリカ・プリズムリバー)

先日起きた大規模な山火事についてはこの新聞の1面にも載せるらしいし、改めて説明はいらないと思う。
山の廃坑で起きた爆発事故が原因だとかで、死者が出なかったことが不思議なほどの規模だったらしい。
火事そのものは天狗によってなんとか消し止められたらしいけど、その後焼け落ちた木々や巻き込まれた集落・工場などの復興作業のためにボランティア活動への参加が呼びかけられていた。

懇意にしていただいている八雲の関係者の方に「人手がまるで足りないにゃん」と死んだ魚のような目で言われたら私としても協力するのにやぶさかではないので、普段共に活動しているメンバーたちと物資の搬送や炊き出しなどの手伝いを数週間に渡り行ってきた。
ポルターガイストが使えるからという理由で私も男衆に混じって土砂の撤去とかもすることになったけれども、お役に立てたのなら幸いであった。

さて、不謹慎かなと思いつつも充実感に満ちた奉仕活動であり、すべての作業が終わってボランティア組が解散になった後も流れるままに飲み屋での打ち上げが始まった。
誘ってくれた方も同席してくれたし、互いの労をねぎらい合う酒は格別だった。
私たち徳でも積めたかな、とみんな自分の活躍を大げさに口にしては笑い合っていたのだが、不意に隣の席に座っていた人から物言いがついた。
その人が言うには、施しをするときは右手のしていることを左手に知られないようにすべきであり、自分がしたことを大声で話すことは偽善そのものなのだそうだった。
そうやって周囲にアピールするのは褒めて褒めてとねだるのと一緒だ、そんな記念写真なんかこれ見よがしに……、と言い出したあたりで懇意にしていただいている八雲の関係者の方がキレたため、店の外へ連れて行かれたその人がその後どうなったのはわからない。その後その人を見ていない。

まあ正直な話、私は善人でも悪人でもないのでボランティアなんてしたくも無かった。
参加したのだって断れない人から頼まれたからだし、バイト探しの際に有利になればいいやと思っていたし、いつかビッグになった時に下積み時代のエピソードとして語るのもいいなとも思っていた。
八雲の関係者の方にも聞いてみたところ、他の参加者も大体そんな感じであり、お金で雇ってる人や完全なる善意で参加している人達だけではとてもじゃないが数が足りず、むしろもっと自慢話をばら撒いて参加を促して欲しいくらいなのだそうだった。
私はこんなに楽しかったよと、だからみんなもやろうぜと。

そういう訳なので私も職場や友人たちとの集いなんかで精一杯自慢してこようと思う。
参加を促せるし私の株も上がるしWIN-WINである。

なんでも、今回のように第三者の助けが必要になる事態が今後増えていくかもしれないという話もある。
そんな時、助けられる側が求めているのは善意ではなく善行だ。
右手で施しをする時は左手にもそれを知らせてはならないだとか、見返りを一切求めないことが真の善意だとか、そんなの知った事か。
下心上等、承認欲求を承認して虚栄心を栄えさせるのがアーティストだ。

施しをするときは、盛大にラッパを吹け。
理由如何を問わず善行を行う者は万雷の拍手を持って迎えられるべきで、それを見た誰かが自分もやりたいなと思うようにすべきだと強く思う。
時には善行するのも案外悪くない。

だからみんな、徳を積むチャンスだと思ってたまには善人ぶろうぜ。



3「観客のいない舞台」 (鬼人正邪)

やあみんなお待たせ。
今日もレジスタンスの活動記録をお茶の間にお届け、鬼人正邪の『逆さまコラム』のコーナーだぞ。
あの野郎イカしたタイトルロゴを載せるっつってたのに、次回に延期しやがった。
最近順調に発行部数が伸びているようで忙しいのかもしれないが、今回ロゴを描かなかったら二度とコラム書かないって言ってやったよ。
そしたらあの記者、隠滅し損ねた物的証拠を突きつけられた真犯人みたいに言い訳し出しやがった、どうなるのか今から楽しみだ。

*編注:今回掲載されているタイトルロゴですが、やむを得ない事情によりラフ画となります。

ところで前に尼と導師のコラムが一緒に載ってたことあったろ?
なんかコラムにどこかで聞いたようなフレーズがあると思ったんで一輪に聞いたみたんだよ。
そしたらあれ外の漫画本が元ネタらしいな、ヘルシングとか言ったかな、布都のコラムも同じ巻だったぞ、しかも寺にシリーズ結構揃ってやがった。
貴重なもんをよくぞ、って感じだな。

ところであいつら漫画本の回し読みでもしてんのか、仲いいな。
今度私も混ぜてよ、寄贈しなかったやつ貸すから。すごいよマサルさん。
カバーと中身逆さまになってるけど。
では本題に入ろうか。

近頃、悪戯と呼ぶには大きく、異変と呼ぶには小さい、そんな事件が幻想郷で頻発している。
私が勝手に『小さな異変』と呼んでいるそれらの事件。
博麗の巫女が出動しないまま自然鎮火するような、そんな大したことのない事件ではあるものの、発生した件数は私が耳にしただけでも20を超えていた。

幻想郷中の“独り言”をかき集めて妖怪の山山頂からお届けする『“君は1人じゃない”拡声放送』、200年以上前に描かれた鳥山石燕の妖怪画集“百器徒然袋”に登場するメンツを集めて夜通し踊る『サタデーナイト百器』、光の屈折を利用して適当な人と赤い糸で繋がったように見せる『VR赤い糸』などなど、聞いた感じ楽しげなものもちらほらあったが、先日、そのうちの2つが予期せぬ大事故を起こしてしまったことは記憶に新しい。

その2つの小さな異変とは、昼夜問わずどこからともなく花火が打ち上げられる『題名のない花火大会』、そして夜空を駆ける火の玉の軌道で星座を形作る『これがデネブアルタイルベガ』である。冬なのに夏の大三角な所がクールだろ?

これらがなにを引き起こしたのかと言うと、異変の一環としてオリオン座を描こうとした火の玉が、不運にも空中に顔を覗かせていた花火玉の射出口に飛び込み、異空間を通して繋がっていた花火と付近に保管されていた大量の火薬に引火してしまったのだ。

火薬が保管されていたのは妖怪の山にある打ち捨てられた廃坑であり、山を震わすような大爆発に連鎖して大規模な山火事も発生し、空気が乾燥していたことも重なって尋常ではない規模の大火災となってしまった。
天狗総出での懸命な消火活動によって事態は収束したものの、死者が出なかったことが不思議なほどであった。

さてこの『これがデネブアルタイルベガ』であるが、実は私も加担していた。
首謀者は別にいたのだが、私は彼をいろんな意味で応援していたのだ。

彼はもともと花果子念報の購読者で、新聞よりむしろ記者に会う事が目当てなのだという変な奴であった。
ツインテールをこよなく愛する彼がもう1歩踏み出したいと言うので、彼女はバラが好きだから花束を用意しろと言ったのだが、それはまだ早いと断られた。
チキン野郎が鴉に惚れるというのも笑えない冗談だが、仕方がないので代替案として最近流行していた小さな異変を起こしてみてはどうかと持ちかけたのだ。
そしてこの新聞の記者に独占取材をしてもらってはどうかと。

彼も最初は戸惑っていたのだが、私も協力を惜しまないと約束すると異変を起こす決心をしてくれた。
私はほら、そういうの初めてじゃないし。

当初の予定では夜空をキャンバスに尾の長い火の玉で図形を作り、特定の方向から見ると星と星を繋ぐ星座になるようにするつもりだった。
それを数日に渡って何回か行い、毎回違う星座を形作るのだが、その『星座として認識できる方向』がある1点で交差するようにする。
その交差点に黒幕の彼がいて『人々に星座を認識させて星の力を高める』などの適当な口上と共に巫女との戦いが始まる。
そして私は協力者としてちょっとだけ登場する。
そういう計画であった。

自分で言うのもなんだが悪くは無かったと思う。
あわよくば私の姫も巫女と組んで遊びに来ないかな、とも思っていたのだが、現実はそう甘くはなかった。

弾道計算や周囲に誰か飛んでいないかなどは確認していたのだが、まさか火の玉の軌道上に火薬庫への空間を繋げる奴がいるとは予測できなかった。
言い訳がましく聞こえるかもしれないが、事後処理が一段落した今となってもこちらがどうしていたら防げていたのか考え付かない程だ。
まさしく天文学的確率だったのだろう。

事故の全容を把握した時は正直言って死を覚悟した。
今にもあの恐ろしい猫又が空間を引き裂いて捕まえに来るんじゃないかと縮み上がった。
さすが本気になった八雲相手に逃走劇を始めるのは無謀だと思った。

結局首謀者の男と共に出頭することになったのだが、このような形で幻想郷のトップの方の前に座ることになるとは思ってもみなかった。
本気で消されると思ったし、そうでなくても死んだ方がマシな目に遭わされると思っていたのだが、現実はそう厳しくもなかった。
事情聴取こそ入念にされたが、事態が収束するまで監視下におかれた程度で、罰や保障といった話はまったくと言っていいほどされなかった。それどころか保護されていると感じるほどであった。
火薬庫で作業していた泥男は木っ端みじんになったそうだが、集めてくっつけたらまた元に戻ったので問題ないという話もそこで聞けたし、そちらも廃坑を勝手に使っていたことと危険物の取り扱い方法、それと空間術式を使用する際に繋げる先の安全確認を怠ったことについて注意されたくらいで、私たちと同じようにすぐに解放されたそうだった。
あまりにあっけなさ過ぎて拍子抜けしたほどだった。
地底に堕ちると言い出した首謀者を記者と2人掛かりで引き止めるのが1番大変だったくらいだ。
どさくさに紛れて記者に告った件に関しても反応に困った程度だ。

解放されて数日後、目の下の隈がようやくとれた橙が言うには、今回のことはあくまで不慮の事故だから気にしなくていいのだそうだった。
どれだけの被害だったとか、今年度の予算使い切ったとか、復興作業に一般市民への協力を募ったとかさんざん聞かされた後にそんな事を言われてもダメージが倍加するだけのように思えたし、現に同じく話を聞いていた首謀者の男や花火をやっていた泥男は自分がしでかしたことの大きさに耐えられずその場に崩れ落ちいていた。
私は立ってたけど。
私はほら、そういうの初めてじゃないし。
凝りずに続けろなんて言われたら、いくらでも続けるさ。

「今回の件でバックアップ体制の見直しが必要になったが、草案はすでにできている」
「幻想郷に平穏は似合わない」
「危機感まで失くして不意の外来勢力に圧されるよりよっぽどマシ」
「君たちはいい線をいっていた」
「次はもっと派手にやれ」

貴様らもっと異変を起こせ。
そんな、いつぞやのセリフを本人の口から直接聞いた。
その表情には余裕たっぷりの、管理者としての威厳があった。

さて、この話をすることで私が何を言いたいのかは、みんなわかっているだろう。
それは事故には気を付けようということでも、管理者の方々が非常に頼りになるということでも、いいかげん橙に頭が上がらなくなってきたということでもない。
一番大事なことは、異変を起こそうとする妖怪が続々と増えているということだ。

彼らはもう気が付いている。
異変の主役は巫女だけではないということを。
自分だって主役になれることを。

この世に観客席なんて無い。
こんな生活を送っていると観客気取りで批判してくる奴も多いが、どんなに目立たないやつだって同じ舞台に立つ演者なのだ。
ただ、大したことをしないからスポットライトを浴びる機会がないだけだ。

そして今、モブから脱却しようとしている奴らが増えている。
見てる側から、催す側へ。
橙もきっと幻想郷の住人にそうであってほしいのだ。
だから内容が悪質じゃなければ止めたりしないし、事故を起こしても守ってくれる。

ならば私も頑張ろう。
以前にもまして下剋上に打ち込もう。
全ての弱者に闘争を。
姫の悲願を叶えるために、またぞろ派手にぶちかまそう。

もし私たちが観客ならば、壇上に登って何かを始めても追い出されるのがオチだろう。
だが実際はどうだ、私たちが事を始めれば、追い出されるどころか舞台は大いに盛り上がる。
望めばいつでも主役を張れる。
それこそが、私たちが観客ではない証拠なのだ。





<花果子念報より抜粋>
21度目ましてこんにちは。
ヒメ 決して走らず 急いで歩いてきて そして早く僕らを 助けて

ミスティア「手ぶらで来るんじゃねーよ」
それではまた。
南条
http://twitter.com/nanjo_4164
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コメント



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1.90名前が無い程度の能力削除
みすちーがすごい社会人してて普通に尊敬した。
2.20名前が無い程度の能力削除
キャラの書き分けをしようという気すら感じませんでした。
3.100名前が無い程度の能力削除
新聞のコラムを模して様々なキャラクターの一人称視点やら思想やらを描写するという発想は大変ユニークですし、面白かったです
ただリリカの意見には個人的に賛成しかねるところがありまして、そこだけちょっと残念でした
7.70奇声を発する程度の能力削除
面白かったです
8.100名前が無い程度の能力削除
幻想郷を多角的に捉える作品のスタイルとそれぞれの考えうる独特の思い、思考がマッチして、とても面白かったです。それぞれの語る話にも、深い共感と納得がありました
10.90名前が無い程度の能力削除
毎回逆さまコラムを楽しみにしてる
自由な新聞は良い