Coolier - 新生・東方創想話

アーバンレジェンド・オブ・ウワバミ・ブレイカーズ

2015/08/25 03:52:11
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「朝まで呑むと別の世界が見える居酒屋があるんだって。さあ、メリー! 飲みに行くよ!」

いつもヘンな情報ばかり持ち込む我がサークルの相棒。今日は一段とおかしなことを言ってる。
どうせ一緒に飲みに行きたいだけなんでしょと思ったけれど、付き合ってあげることにした。

居酒屋は通称「黄昏酒場町」と呼ばれる通りにあるという。
私たちは、18:47に情報提供者の浅間伊佐美さんと合流した。
蓮子が遅刻したせいで私と浅間さんは隣に居たのにお互い気がつかなかった。

「よろしくお願いします。マエリベリー・ハーンです」
「浅間伊佐美です。蓮子が面白そうなサークルをやってるのは知ってたけど、こんな素敵なメンバーがいたのね! 私も秘封倶楽部に入れば良かったなー」

浅間さんは、蓮子の学部の先輩で、2年前に卒業してOLをやりながらお酒を呑み、お酒を呑むためにOLをやってる人である。
小柄で快活そうな女性であり、第一印象はこんな普通の人と蓮子が仲がいいことに驚いた。
もっとも待ち合わせ中に既にビール缶を1本空にしてしまったと聞いて、私はすぐに印象を訂正したけれど。

伊佐美先輩の話を総合すると、黄昏酒場町は無数の飲み屋が軒を連ねているが、その中には朝まで呑むと「世にも不思議な弾幕の世界」が見えてくる店がいくつかあるのだという。

ただし、それらの店にはウワバミたちを酔い潰し、新作メニューの虜にしてしまうヤバイ級の店主たち、通称ウワバミ・ブレイカーズがいるため、朝まで呑み続けるのは至難の業である。
伊佐美先輩はここ1週間ほど黄昏酒場攻略のために会社に行っては酒場に行き、酒場に行っては会社に行き、もはやどっちが生活の主軸なのか分からなくなっているそうだ。

「すでに私は3度ウワバミ・ブレイカーズと交戦しているわ」
「交戦」
「そう、その中で私は不思議な弾幕の世界を見た。貴方たちが私の呑みについてこれたら、きっと異世界が見えるはずよ」






1、ほろ酔い期・大衆居酒屋「八岐大蛇」

一軒目は昔からやっていそうな大衆居酒屋だった。
女子大生や新人OLが入るような店ではない気がしたけれど、クラブ活動だと割り切って店に入った。

数十分後。
伊佐美先輩の前にビールジョッキがドコドコと押し寄せてくる。
先輩は箸でビールジョッキを突いては呑み干し、突いては呑み干す。

「先輩、その箸さばきは一体?」
「弾幕を撃ってるのよ、もっとも、その程度の酒気ではこの攻撃は見えないだろうけれど」

完全に酔っ払いの戯言にしかきこえないけれど、大丈夫だろうか。
私が若干いたたまれなくなっていると、私と蓮子の前にも日本酒が注がれたお猪口がやってきた。
一つ取ってぐいと呑むと、ふわりとフルーティなお米の味が口いっぱいに広がった。
おつまみの脂ののったサバの刺身と合わせると、旨味が何倍にも相乗され、極上の味に化ける。
店のたたずまいからは想像もつかないくらい、美味しいお店だ。
それに、このサバ、このお酒、すべて合成ではないオーガニックものみたい。
一体、どんな値段になるんだろう、と考えるより先に箸が進んでしまう。

横を見ると、先輩は「天然マリモの活造り」という奇天烈なメニューと格闘している。

美味しい。
だけど、料理とお酒の勢いが、激しすぎる。
「あっ」
遂に押し寄せるジョッキをさばききれず、お酒をテーブルに零してしまった。
「ネエちゃん、気を付けな!」と強面でいかにも頑固店主といった風体のお店の親父さんに叱られた。
包丁を持ちながら睨まないでほしい。怖い。
大好きなオーガニック・トロ・スシにも「粗相! 粗相!」囃し立てられてるような気持になるし、とても惨めな気分。
粗相はお酒の場に置いてカナリシツレイとされ、しばらくの時間飲み食いせず後処理を行うのが礼儀だ。
古事記にもそう書かれている。
私の頭の中でおかっぱに和服の女の子が首を横にふりふりしてるイメージが浮かんだ。カワイイ。
ちょっと元気出た。

「メリー、ダイジョブダッテ! よくあるよくある」 
そう言いながら蓮子もお猪口に肘をぶつけ、テーブルに日本酒をぶちまける。
「モッタイナイ!」「粗相!粗相!」
隣のテーブルのサラリマンの集団がこっちを見て囃し立ててる。
「手伝ってあげよう」とすり寄ってくる酔っぱらいサラリマンの申し出を丁重に断り、お水を飲んで心を落ち着け、店内を見渡した。
いつの間にか先輩は居なくなっていた。

「追うわよ、メリー」
そう言ってスッと立ち上がった蓮子。
たとえ酔いが回っても、不思議を探す我がサークルの精神を忘れない。
その心意気や良し。
私も心を奮い立たせ、とことんやってやろうという気持ちになる。

お勘定を済ませて店を出た。
二人合わせて大体70,000円。うん、これだけのんで2人で7千円は安いよね。あれ?






2、酩酊期・Bar「C2H5OH」

「でもどこを探せばいいのかしら」
「酒気が強い方、呑べえ度が高い方へ進めばいいのよ」
「なるほど筋は通ってるわ」

二人で呑べえ的なアトモスフィアが高い方を目指す。
例えば路地裏で買い物バッグを逆さにして頭に被っている人にサラリマンがジャンプキックをしている場面に出くわすとする。
その場合、そちらが正解のルートだ。
大体こんなルールで酒臭いアトモスフィアを感知する。

赤いロシア帽のおじさんがふらふらと歩いているだけの裏通りに、それっぽいのがあった。

「見て、蓮子!Bar C2H5OHだって!」
「C2H5OHと書いてアルコールと読ませるのね。これは高い呑兵衛度ね、間違いない」

「ザッケンナコラーッ!!!」
店に入るなり、オレンジがすぽーんと飛んできて私の腕に当たった。
所詮柑橘類。そんなに痛くない。
みると、気が強そうなクールなママさんがヘンな顔の男にオレンジとザクロをぽんぽんぽんと投げつける。
それにしても、特殊なサービスね。
ひょっとしてそういう人向けのお店なのかな。

男はしばらくよけたりグレイズしたりしてたけど、遂に入口付近で通せんぼしていた店員を突き飛ばし、脱兎のごとく逃げて行った。

最後に「ウワバミ男!殺すべし!」と言ってママさんが放ったオレンジは、私の隣にいた蓮子の頭にクリーンヒットし、憐れな相棒は「ぴちゅーん」という謎の擬音を口にして倒れた。STGでもやってるつもりになっているのかしら。
安らかに眠りなさい蓮子。大丈夫、私、今日はあなたの分まで飲み明かすから…!ユウジョウ……!

「蓮子を、返せー!!!」
私は蓮子を失った悲しみをぶつける。
「ごめんなさいね。ご友人は気がつくまで奥の控室で寝ててもらっていいわ。貴方には好きなお酒を呑ませてあげる。お代はいらないから」
「なら許します」
私は許した。
酒場では争いは避けるべきなのだ。
避けは酒に通じるのだから。

バーのカウンター奥にずらりと陳列した色とりどり古今東西のお酒。観たことも聞いたこともない銘柄も多い。せっかくなので私はこの店のおすすめの赤玉ポートワインというお酒を頂くことにした。
コルクを抜くと、ポンッとカワイイ音がした。
結界の結び目みたいなものがリボンめいて瓶の口に巻き付いていた。

これ、空前絶後に美味しいわ。
なんだか宙に浮いてしまいそうになる。足が地面についてるか自信がなくなる。
酔いも回ってきた。
カクテルやチーズ、クラッカーがふわふわと宙を飛行し、私の方に食べて欲しそうに漂ってくる。
カクテルシェイカーはママさんの手を離れて空中でひとりでにシャカシャカと自分をシェイクしてる。
シェイクのリズムに合わせて光の玉が大量に店内を飛び回った。

「きれい」
「赤玉ポートワインは天狗が良く飲むお酒ね。人間が呑んでもまるで天狗になったかのような気分が味わえるし、ずっと呑んでたら本当に天狗になっちゃうわ」
「天狗いいですね。そういう話、大好きなんです」

私はご機嫌になった。せっかくなのでママさんと世間話をした。
ママさんも宙に浮いてるし、私も宙に浮いている。
浮いたまま人と話すのは初体験。

ママさんの名前は有江ルミというそうだ。
さっきの無銭飲食野郎は近頃良く出没するウワバミ男という奴で、毎回顔が違うから最初に判断できないのがやっかいだと教えてくれた。
大酒飲みだからという理由じゃなくて、なんとなく雰囲気がウワバミ(蛇)っぽいらしい。
なんかヘンな話ね。


「変装のメイジンなんでしょうか」
「もしかしたら妖怪なのかもね。私が煙草を吸おうとパイプを出した瞬間、急に店から飛び出そうとするんだから」
「妖怪ですか」
「この酒場にはときどき妖怪や神さまがお客に来るわ」
「夢があります」

しばらく談笑していると、蓮子がのっそりと起きてきて、会話に加わった。
有江さんは蓮子に頭を下げて謝り、さっきの赤玉ポートワインや天狗ブランなどを振舞った。
私はにこにこしながらお酒を呑んでいたが、相棒が「頭に赤いネクタイを鉢巻みたいに巻いた若い小柄なOLを見ませんでしたか」と言い出したおかげで当初の目的を想い出した。







3、泥酔期・屋上の魔界「サタデーナイトガーデン」

さて次はどこへ?
「マクノウチスゴイタカイビルの屋上を目指すと良いわ」との有江さんのアドバイスで、ドクロめいた赤い月をシルエットに浮かび上がる摩天楼に私たちは向かった。
有江さんはお土産に天狗ブランの小瓶を付けてくれた。

私も蓮子も足がふわりと浮かび上がり、飲み屋が無限に広がる黄昏酒場町を地上10メートルからみおろす。地平線の向こうからサラリマンの酔客が大群で押し寄せ、地上はお祭りのように赤い提灯が光を放つ。路地裏の闇の中では、お酒とは無縁そうな幼い子供たちが光る弾幕のようなものを飛ばし合って遊んでいる。

「この町、こんなに広かったかしら。それに変。月を見ても私たち最初の酒場から20メートルも離れた場所にいないみたいなの」
「私たちよりこの町の方が大きいわ。この町より日本の方が大きいし、日本より世界の方が大きい。けれど世界より酔っぱらったときの私たちの世界の方がもっと大きいのかもしれないわね」
「相対性精神学の話?」
「酔っ払いの話よ」
話している間にも身体はふわりふわりと浮き上がり続け、ビルの側面に沿ってぐんぐん高度が上がっていった。

最上階。屋上のビアガーデン。
そこはまさに魔界。
ビールジョッキが宙を舞い、ピザやドリトスがテーブルの上を飛び跳ね、さながらお酒とつまみのダンスホール。
そこでは人も、人じゃなさそうなものも、全て血中アルコールの脈打つリズムに合わせて踊っていたわ。

そして見わたす限りの酔客の群れ。ここは地上から観た外観の何十倍も広そうに見える。

「広ーい! 先輩はどこ?」
「酒気が高い方よきっと」
だが、この屋上にたどり着いた時点で、なみの酒呑みではない。
360度全てから、異様な酒気がビンビンと伝わってくる。
こんなウワバミ達の中から先輩を見つけることなんてできるのだろうか。

「オーダー入りましたー!とりあえず、ピッチャー2つです!」
「あっちだ!!」
私たちは声の主を追いかける。
人ごみの向こうに、ドイツの民族衣装っぽい服を着た金髪の女性店員が消えていくのが見えた。
両手に樽のようなビールピッチャーをかかえている。間違いない。

中央にあるダンスステージ前。
そこに先輩は居た。
片膝を地面に突きながら、なおもビールピッチャーから直接酒を呑み、時々、誰もいないステージめがけて割り箸を投げ、爪楊枝を自分の周りにばら撒いている。


「うわあ」
私の横で相棒が引いている。
だが、私の境界を見る目は、誰もいないステージの上に巨大な結界のひずみがあるのを見逃さなかった。

「蓮子、これを呑むのよ!」
私は直感的にその場にあった赤玉ポートワインの天狗ブラン割りを蓮子に流し込み、自分も飲む。
「ンアーッ!……あ、アイエエエッ!」
そう、私たちは気がついてしまった。
ステージの上には70は過ぎたと思われるアフロのおじいさんが執事みたいな恰好をしてダンシングしながらありとあらゆる幻想のお酒を振りまいていることに。
酩酊の極みに至ったものしかその姿を見ることができないとでもいうのかしら。

「先輩、ずっと彼と戦っていたんですか!」
「蓮子、それにハーンちゃん。貴方たちもこの高みまで至ったのね」
私たちは先輩に駆け寄る。
泥酔状態だと、先輩は宙に浮かんで割り箸と爪楊枝を無数に分裂させ、それを弾幕にして戦っているように見えた。

「ほう、今日は良いお客さんが多いのう。ドーモ、初めまして。屋上のビアガーデンマスター、ザ・ウワバミ・ブレイカー、甘粕・バーレイ・天治です」
「ドーモはじめまして、宇佐見蓮子です」
「マエリベリー・ハーンです」
挨拶は実際大事だ。古事記にもそう書かれている。
私の脳内でおかっぱの女の子が怪訝な顔をしたが気にしない。

「度数96スピリタスの大銀河」とマスターが宣言する。
スピリタスを満たしたグラスがみるみる地面に積み重なり、ピラミッドのように大きくなり、ついには空まで到達した。
天に輝く天の川銀河は漫画みたいな形のキラキラした星型で覆われる。

「天の光は全て酒……」蓮子が名言風につぶやくけれど意味が分からない。
視界の片隅ではヤクザスーツに天狗オメーンを付けたおじさんがスピリタスを瓶に回収してる。

なんかこの光景みてると、吐きそう。


「イヤーッ」
「グワーッ」
そのとき、甘粕さんが背後から何者かのアンブッシュを受け、倒れ伏す。

「ドーモ、バッカスです」
新たな存在がエントリーしてきた。
幽鬼じみた外見。
きっとこれニンジャだ。
頭がくらくらして姿かたちが不確かだけど、きっとニンジャだと思う。
いまニンジャが現れる文脈では全くないけど、きっとニンジャだ。


「ドーモ、ディオニソス=サン、アサマ・イサミです」
「異なことよ、俺はディオニュソスではない。ドーモ、アサマ・イサミ=サン。バッカスです」
挨拶は実際大事だ。
ちなみに先輩のアイサツの時だけ背景で特撮みたいな爆発が巻き起こった。

「メリー、整理しよう」
「OK、蓮子」
「私たちが生きている世界と別の次元は常に重なり合って存在しているけど、普段は相互に干渉できない。でも、泥酔者の幻想の中では世界と世界を隔てる結界が薄くなっていて、酒を媒介にいろんな世界が重なり合っているのかもしれない。そもそも酒とは古来、人間が神さまとコミュニケーションを取るためのものでもあった。だから、居酒屋で朝まで呑めば別世界が見えてくるのは、ある意味ですごく自然なことなんじゃないかな」
それが蓮子の解釈だった。
「なるほど、さすが蓮子。合理的な推論ね」
「つまりあいつは、酩酊者にのみ相互干渉が可能になるニンジャに違いないわ」
「なるほど」
私は素直に頷く。お酒を呑むと急にいろいろなことが簡単に思えてくる。お酒すごい。

「イヤーッ!!」「イヤーッ!!」
ディオニュソスの放ったスリケンと先輩の放った箸が空中で対消滅。
だが、ディオニュソスの動きは極めて素面のそれ。
対して先輩はふらふらの泥酔状態で、狙いが正確に定まらず、スリケンを撃ち落とす位置が徐々に先輩側の方に押され始めた。このままでは、ジリー・プアー!
「俺は泥酔者の夢に巣食い、泥酔者を食らう影よ。酩酊者を喰らうが我が勤め、我が天命なれば」

だが、その時、ディオニュソス(あれ?バッカスだっけ?)の眉間に精確にヒットした一対の割り箸!

蓮子だ!
蓮子は月を見て場所を知ったり星を見て時間を知ったりする程度の能力を持っており、そのすぐれた空間認識能力はスナイパーの才に通じ、たとえ泥酔状態であっても以下略。

「いまだ!」
先輩はバッカスの隙を突いて距離を詰めると、一斉に口に含んでいたものを吹きかけた。
さらに、復活した甘粕さんが「空飛ぶ呑兵衛のレムリア」という良くわからないけれどなんか凄まじい酒気を放つジツを繰り出してバッカスを吹き飛ばす。

「ヤ・ラ・レ・ター!!!」
泥酔者の夢に生きる恐怖のニンジャ存在は、叫び声を上げながら、ネオサイタ……首都キョート・リパブリック……いや、もうどこでもいいけれど、とにかく夜の闇の中に消えて行った。

やがて、東の空が白み始めた。
ビアガーデンは酔いつぶれた客で死屍累々といった様相だ。
私は、そこで限界が来て、意識を失った。


4、二日酔い

気がつくと、私はビアガーデンの最上階スタッフルームの畳の上に寝かされていた。
すぐ隣には蓮子が同じように寝っ転がっている。
お酒臭い。
けだるい気分で窓の外を見ると、外はとっくにお昼前の時間のようだった。

私たちは、最低限の身支度をして部屋を出て、ホールで大惨事の片付けをしていたビアガーデンの店員にお礼をいった。
良く見ると例のビールピッチャーを両手に持っていた店員さんだ。
店員さんはおっとりした笑顔で、良くあることですから、と笑ってくれた。

ホールにはしばらく前に起きたらしい伊佐美先輩もいて、店員から渡された請求書に蒼い顔をしていた。

蓮子はレトロ調手帳型情報端末を鞄から取り出す。
この一夜の不思議な体験を活動記録に残そうとしているらしく、しきりに「整理しよう」とつぶやいている。

「伊佐美先輩はウワバミで、ウワバミ・ブレイカーはウワバミを酔い潰す店主のことで、ウワバミ男はそれとはあんまり関係がなくて」

全然整理できてないけど。
秘封倶楽部と黄昏酒場とニンジャスレイヤーでカクテルを作りたかったので書きました。
酔っぱらい達が与太話を展開しているだけのSSですが、読んでいただきありがとうございます。
よみせん
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コメント



0.350簡易評価
1.20名前が無い程度の能力削除
色々混ぜたらゴミが出来た。そんな作品でした。
2.100名前が無い程度の能力削除
避けは酒に通じる、って一文は良いと思いました。
3.30名前が無い程度の能力削除
途中から忍殺の泥酔エピのまんまってのはどうかと思う。
5.70大根屋削除
実に面白い内容でした。特に、黄昏酒場の雰囲気は色濃く出ててそこが良かったです。
ただニンスレは少し色濃過ぎて、ssにおける場面描写の説明が必要以上に省かれてしまったように感じるのが残念でした。黄昏酒場とニンスレを良く知らないと楽しめないというのも、惜しい点だと思います。
10.80名前が無い程度の能力削除
酩酊で頭がおかしくなっている事をニンジャスレイヤー構文の浸食で表現しているのは面白い手法だと思いました。
ただ、ナンセンスな世界観を勢いで押し通す黄昏酒場の作風と、ナンセンスな外見で目を引いてまっとうにハードな世界観で殴るニンジャスレイヤーの作風は実は微妙に食い合わせが悪いのかも知れないとも感じた所で、黄昏酒場の二次創作としては胡乱さの極みのような展開で面白いけどニンジャスレイヤーの二次創作としてはその魅力がほとんど表現されていないという感がありました。
ここは創想話なので黄昏酒場の二次創作として高めの評価で。