「はぁあああい!美鈴特製の青椒肉絲ですよ〜」
今日の晩御飯はいつもとは違い中華一色である。
いつもならば料理担当は咲夜なのだが、美鈴がどうしても腕前を披露したいと言い出し、今日だけ特別に美鈴が料理担当になった。
「青椒肉絲て何?」
レミリアは少し不安そうに聞いた。
「ピーマンとか肉とか炒めたやつですよ〜」
レミリアの顔が更に青くなる。
彼女は隣に座っているフランに耳うちした。
「フラン、私ピーマン嫌い。ピーマンだけそっち移してもいい?」
「ええ〜、私もピーマン嫌いだからやだ」
フランに断られたレミリアは、今度は咲夜を呼びつけた。
「咲夜、私ピーマン嫌い」
「お嬢様いつも言っているでしょう?好き嫌いは健康に悪いですよ。ちゃんと我慢してください」
レミリアはいよいよ涙目になってきた。
さらに、横を見るとピーマン嫌いのはずのフランがピーマンを食べているではないか。
唯一ピーマン嫌い仲間だと思っていたフランも我慢して食べ始め、レミリアは一人置いてきぼりにされた気分である。
それでもピーマンを食べたくなかったレミリアは自分の膝の上に紙ナプキンを敷いた。
そしてそこにピーマンを皿からコソコソと移し始めた。
美鈴や咲夜に見つからないように、ひとつひとつ青椒肉絲からピーマンを取り除いていった。
隣のフランは気付いている様子だったが、アイコンタクトで「黙っていてくれ」と必死に懇願した。
あともう少しで全てのピーマンを取り除き終えるという時、誰かがレミリアの手を掴んだ。
レミリアがはっと顔を上げると、そこには白いモミアゲの男性が立っていた。
「だ!誰だ!?私の館に勝手に入ってきて!」
「愚か者、ワシの顔を見忘れたか」
「...!お父様!?」
「レミリア、久し振りに来てみればこのザマだ。妹のフランさえ頑張って食べているのに恥ずかしいと思わないのか?断じて許しがたい。よって、お尻ペンペンの刑に処す」
「黙れ黙れ!こ奴は父の名を騙る不届き者よ!こ奴を館から生かして帰すな!であえ!であえ!」
「コネで従者を付けさせ
紅魔館も間借りさせ
今までずっと我慢してきた
しかしそれも今日までだ
夜の王の威厳が消えていくのを
隠し通せると思ったか!
これは今まで甘やかしすぎた
ワシの責任も大きい
"うー" "おぜう" "カリスマブレイク"
このサジェストはどういうことだ!
もう言い逃れはできないぞ
さあ歯をくいしばれ」
(スパンキング音)
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こうして悪吸血鬼は成敗され、紅魔館には再び平和が訪れた。
しかし有能吸血鬼に休みはない。
がんばれ親父。
負けるな親父。
今日の晩御飯はいつもとは違い中華一色である。
いつもならば料理担当は咲夜なのだが、美鈴がどうしても腕前を披露したいと言い出し、今日だけ特別に美鈴が料理担当になった。
「青椒肉絲て何?」
レミリアは少し不安そうに聞いた。
「ピーマンとか肉とか炒めたやつですよ〜」
レミリアの顔が更に青くなる。
彼女は隣に座っているフランに耳うちした。
「フラン、私ピーマン嫌い。ピーマンだけそっち移してもいい?」
「ええ〜、私もピーマン嫌いだからやだ」
フランに断られたレミリアは、今度は咲夜を呼びつけた。
「咲夜、私ピーマン嫌い」
「お嬢様いつも言っているでしょう?好き嫌いは健康に悪いですよ。ちゃんと我慢してください」
レミリアはいよいよ涙目になってきた。
さらに、横を見るとピーマン嫌いのはずのフランがピーマンを食べているではないか。
唯一ピーマン嫌い仲間だと思っていたフランも我慢して食べ始め、レミリアは一人置いてきぼりにされた気分である。
それでもピーマンを食べたくなかったレミリアは自分の膝の上に紙ナプキンを敷いた。
そしてそこにピーマンを皿からコソコソと移し始めた。
美鈴や咲夜に見つからないように、ひとつひとつ青椒肉絲からピーマンを取り除いていった。
隣のフランは気付いている様子だったが、アイコンタクトで「黙っていてくれ」と必死に懇願した。
あともう少しで全てのピーマンを取り除き終えるという時、誰かがレミリアの手を掴んだ。
レミリアがはっと顔を上げると、そこには白いモミアゲの男性が立っていた。
「だ!誰だ!?私の館に勝手に入ってきて!」
「愚か者、ワシの顔を見忘れたか」
「...!お父様!?」
「レミリア、久し振りに来てみればこのザマだ。妹のフランさえ頑張って食べているのに恥ずかしいと思わないのか?断じて許しがたい。よって、お尻ペンペンの刑に処す」
「黙れ黙れ!こ奴は父の名を騙る不届き者よ!こ奴を館から生かして帰すな!であえ!であえ!」
「コネで従者を付けさせ
紅魔館も間借りさせ
今までずっと我慢してきた
しかしそれも今日までだ
夜の王の威厳が消えていくのを
隠し通せると思ったか!
これは今まで甘やかしすぎた
ワシの責任も大きい
"うー" "おぜう" "カリスマブレイク"
このサジェストはどういうことだ!
もう言い逃れはできないぞ
さあ歯をくいしばれ」
(スパンキング音)
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こうして悪吸血鬼は成敗され、紅魔館には再び平和が訪れた。
しかし有能吸血鬼に休みはない。
がんばれ親父。
負けるな親父。
何を書きたいにしろ最後を絶叫だけで済ますのはよくないですよ
キャラはいじめるのではなく弄る方向で作成したら面白くなると思います
急展開についていけなかった私が悪いのですが、この点数で。