(幻想郷に来て早7年、思えば早いものだなぁ・・・)
私こと東風谷早苗はそんなことを思いふけってた。
そして私は7年前の私たちが幻想郷にやってきた時の出来事を思い出した。
突如現れた少女、博麗霊夢さん。
彼女は突如引っ越してきたばかりの我が家に押しかけて、スペルカードルールに則り、決闘をした。
当時未熟だった私は彼女にコテンパンにされてしまった。
それが悔しくて、そして霊夢さんに憧れてしまった。
彼女は強い、私はその強さに惹かれてしまった。
なぜこんなにも惹かれてしまったのかは分からない、しかし私は彼女との出会いが運命の出会いの如く感ぜられたのである。
ああ霊夢さん霊夢さん、なぜ霊夢さんは私に中々振り向いてくれないのでしょうか?
霊夢さんは私だけを見て欲しいのになぜ魔理沙さんや妖夢さんなどを見るのでしょうか?
私はこんなに霊夢さんの事を思っているのに。
貴方をこんなに思ってるのは私以外にいないと思うのに…
そんな事を思っていると私の中に一つの名案が浮かんだ。
(そうか、霊夢さんの周りに色々な人たちがいるから霊夢さんは私を見ることが出来ないのですね!)
思い立ったが吉日、私は早速台所にある包丁を持ち家を出た。
「おーい、早苗?包丁なんか持ってどこ行くんだい?」
「意外と今日の夕飯の食材調達だったりしてね」
加奈子様と諏訪子様が何かを言ったような気がしたが私の耳には入らなかった。
そして私は魔法の森に向かって空を飛んだ。
魔法の森 魔理沙の家
私は魔理沙さんの家の前に立つとドアをノックした。
因みに包丁は刃に布を巻き、ウェストバッグ(腰につけるバッグ)の中に入れてある。
「はーい、って早苗じゃないか私に何か用か?」
「ええ、ちょっと前に貸した本を返して欲しいと思いまして」
「あぁアレね、あー…どこ置いたっけなぁ…ちょっと茶持ってくるからそこの椅子に座って少し待っててくれないか?」
「ええ、構いませんよ」
「すまないな」
と言って、台所に向かっていった。
そして私は立ち上がり、こっそりと付いていった。
「あれ…紅茶どこしまったっけなぁ」
と魔理沙さんは今戸棚のほうを向いている、このチャンスを逃す手はないだろう。
そして私は包丁を両手で持ち、魔理沙さんのお腹をめがけて包丁を刺した。
「ガッ!さ、さな…え…?」
心臓を刺された魔理沙さんは驚愕の表情をしながらこちらを向いてきた。
「なに…するんだ…?」
「何をするって魔理沙さんが悪いんですよ、貴方がいるから霊夢さんは私に振り向いてくれないんですよ」
「わ、わた…しが…なに…を?」
「魔理沙さん無理しないでください、今楽にしてあげますから」
そういいながら魔理沙さんのお腹に刺さったままの包丁を抜き、心臓めがけて刃を立てた。
「や、やめ…!」
そして魔理沙さんの背中から鮮血が舞った。
「どう…して…」
魔理沙さんは倒れながらそう呟いたが私はそれを無視した。
(霊夢さん、魔理沙さんがいなくなったのでこれで貴方は私を見てくれますよね?)
その足元の霧雨魔理沙はもう動かない。
私こと東風谷早苗はそんなことを思いふけってた。
そして私は7年前の私たちが幻想郷にやってきた時の出来事を思い出した。
突如現れた少女、博麗霊夢さん。
彼女は突如引っ越してきたばかりの我が家に押しかけて、スペルカードルールに則り、決闘をした。
当時未熟だった私は彼女にコテンパンにされてしまった。
それが悔しくて、そして霊夢さんに憧れてしまった。
彼女は強い、私はその強さに惹かれてしまった。
なぜこんなにも惹かれてしまったのかは分からない、しかし私は彼女との出会いが運命の出会いの如く感ぜられたのである。
ああ霊夢さん霊夢さん、なぜ霊夢さんは私に中々振り向いてくれないのでしょうか?
霊夢さんは私だけを見て欲しいのになぜ魔理沙さんや妖夢さんなどを見るのでしょうか?
私はこんなに霊夢さんの事を思っているのに。
貴方をこんなに思ってるのは私以外にいないと思うのに…
そんな事を思っていると私の中に一つの名案が浮かんだ。
(そうか、霊夢さんの周りに色々な人たちがいるから霊夢さんは私を見ることが出来ないのですね!)
思い立ったが吉日、私は早速台所にある包丁を持ち家を出た。
「おーい、早苗?包丁なんか持ってどこ行くんだい?」
「意外と今日の夕飯の食材調達だったりしてね」
加奈子様と諏訪子様が何かを言ったような気がしたが私の耳には入らなかった。
そして私は魔法の森に向かって空を飛んだ。
魔法の森 魔理沙の家
私は魔理沙さんの家の前に立つとドアをノックした。
因みに包丁は刃に布を巻き、ウェストバッグ(腰につけるバッグ)の中に入れてある。
「はーい、って早苗じゃないか私に何か用か?」
「ええ、ちょっと前に貸した本を返して欲しいと思いまして」
「あぁアレね、あー…どこ置いたっけなぁ…ちょっと茶持ってくるからそこの椅子に座って少し待っててくれないか?」
「ええ、構いませんよ」
「すまないな」
と言って、台所に向かっていった。
そして私は立ち上がり、こっそりと付いていった。
「あれ…紅茶どこしまったっけなぁ」
と魔理沙さんは今戸棚のほうを向いている、このチャンスを逃す手はないだろう。
そして私は包丁を両手で持ち、魔理沙さんのお腹をめがけて包丁を刺した。
「ガッ!さ、さな…え…?」
心臓を刺された魔理沙さんは驚愕の表情をしながらこちらを向いてきた。
「なに…するんだ…?」
「何をするって魔理沙さんが悪いんですよ、貴方がいるから霊夢さんは私に振り向いてくれないんですよ」
「わ、わた…しが…なに…を?」
「魔理沙さん無理しないでください、今楽にしてあげますから」
そういいながら魔理沙さんのお腹に刺さったままの包丁を抜き、心臓めがけて刃を立てた。
「や、やめ…!」
そして魔理沙さんの背中から鮮血が舞った。
「どう…して…」
魔理沙さんは倒れながらそう呟いたが私はそれを無視した。
(霊夢さん、魔理沙さんがいなくなったのでこれで貴方は私を見てくれますよね?)
その足元の霧雨魔理沙はもう動かない。
無味無臭です。あとから思うものがなにもない。ひねりもないワンシーンだけ。