Coolier - 新生・東方創想話

一緒に遊ぼう

2015/01/18 02:44:43
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前回までのあらすじ
まりさと一緒に宝塔を探していたナズーリン。人間の里、迷いの竹林、魔法の森をまわるも見つからず。
そんなとき、ナズーリンはメモを拾う。魔理沙はそのメモを解読し犯人の正体を突き止める。
その犯人とはいったい…

〜霧雨魔法店の近く〜
【ナズーリン】魔理沙、本当にこの近くに犯人はいるのかい?
【魔理沙】ああ、というかずっとついてきてたんだよ。
【ナズーリン】一体、誰なんだい?
【魔理沙】それは…
【???】大丈夫だよ、私が言うから。
【ナズーリン】誰だ!
【こいし】驚かせちゃってごめんね、私は古明地こいしっていうの。よろしくね
【魔理沙】やっぱりいたんだな
【こいし】ええ、見ていて飽きなかったですもの。
【ナズーリン】君が、ご主人の宝塔を盗んだのかい?
【こいし】そうよ。その証拠に、ほら…これよね?あなたのご主人の宝塔は。
【ナズーリン】ああ、そうだ。
【こいし】この菜の花色の中に輝く瑠璃色、すてきだわぁ…
【ナズーリン】君もわかっているようだが、それはご主人の物だ。早く返したまえ
【こいし】もちろんよ、こんな物もういらないわ。
【ナズーリン】早く渡したまえ。
【こいし】はい、どうぞ。
【魔理沙】…お前はどうしてこんな事をしたんだ?
【こいし】
そうねぇ、どこからはなせばいいのかしら。あれは一週間くらい前の事よ…

【こいし】ねぇお姉ちゃん、遊びましょ。
【さとり】ごめんなさい、また今度ね。
いつものように、遊びに誘ったのよ。毎日毎日、同じようにね。でもお姉ちゃんから返ってくる返事はいつも同じ。
「また今度」
私自身もう慣れていたし、いつもならそこで諦めてほかの所へ遊びにいっていたのだけれど、その日は違ったの。
【こいし】いいじゃん、遊ぼうよ〜
【さとり】駄目よ、また今度。
【こいし】でも〜、たまにはいいzy…
【さとり】うるさい!!
お姉ちゃんに怒鳴られたのは久々だったかな。そのあと、口論になってお姉ちゃんにこんな事を言っちゃったの。
【こいし】お姉ちゃんなんてっ!殺してやる!
そのあと、お姉ちゃんがこういったの。
【さとり】やれるものなら、やってみなさい!


【魔理沙】お前…まさかっ!
【こいし】うん、その通り。殺しちゃったんだ。
【魔理沙】お前ってやつはぁ!
【ナズーリン】魔理沙、落ち着きたまえ!
【魔理沙】落ち着いてられるか!こいつは…こいつが人を殺したんだぞ!なんで落ちついてられ…
【ナズーリン】魔理沙いきなり倒れてどうしたんだ!?
【?】ほっといても大丈夫よ。
【ナズーリン】…誰かと思ったら君か。
【紫】ごきげんよう
【ナズーリン】何かようかい?ないなら帰ってくれ
【紫】あるからきたのよ。ちょっとそこの「さとり」に説教をしに、ね。
【こいし】あら、わたしはこいしよ。
【紫】はぁ、そうねぇ。じゃあこれを見てもそういえるのかしら?
【ナズーリン】それは…鏡か。一体何が写っているんだい…っ!これは。
【こいし】え?なに…これ
【紫】これは『真実の鏡』本当の事だけを映す鏡。これに映っている物が本当の姿なのよ
さて、こいしさん?あなたはどんな姿?
【こいし】そんな…。そんな…
【紫】一応こんな人もつれてきたわ
【うどんげ】どうも
【紫】永遠亭のお医者さん、あなたの所に来た『古明地さとり』はどんな人だった?
【うどんげ】私が見た古明地こいしはカチューシャをつけた目の開いた『悟り』でした
【こいし】やめろ…
【紫】そう、ではどんな感じの性格だった?
【うどんげ】ひとずきあいが苦手そうでした。
【こいし】ヤメろ…
【紫】では最後に。口癖は何だった?
【うどんげ】はい。たしか…
【こいし】ヤメロ…
【うどんげ】『私には、かわいい妹がいるんです。』
【こいし】うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!あぁっぁぁぁぁぁぁぁ、あっぁぁぁぁ!
【ナズーリン】どうしたんだ!?
【紫】ちょっと効きすぎちゃったかしら。うどんげさん、ありがとう。もう帰っていいわよ
【うどんげ】あ、はい。
【ナズーリン】紫!これは一体どういう事なんだ!?
【紫】それはね…
【こいし】あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
【紫】…ちょっとまってね
【こいし】あぁぁぁぁぁ!
【紫】だまりなさい、古明地さん
【こいし】うぇ…(倒れる)
【紫】おまたせ、答えは簡単。古明地さとりは二重人格だったのよ。
【ナズーリン】だが、今私達の目の前にいるこの子は…
【紫】…もうすぐね。
【ナズーリン】何が始まるんだ…っ!これは
【紫】そう、幻覚よ。偽りの姿だったのよ、彼女は。だから『真実の鏡』にはこの服装が映らなかった
【ナズーリン】だが、この子がさとりを殺したんじゃ、
【紫】それは間違いないのよ、この子は自分の人格の中から『古明地さとり』という人物を消したのよ。
【ナズーリン】なぜ、そんなことを。
【紫】こういうことよ…

地霊殿に住んでいたさとりは一人で地獄の関係の仕事をしていた。
そのさとりは、一人で寂しくて友達が欲しいとずっと考えていた。
でも、地霊殿には人は近づこうとはしなかった。
彼女は本を漁りとある魔導書をみつけた。
そこには、心の中に友達を作る方法が書いてあった。
彼女はその方法で人間の友達が欲しいと願った。
あるとき、さとりの中に『猫』の人格が生まれた。
しかし、彼女が欲しいのは猫の友達じゃない。
あるとき、さとりのなかに『鴉』の人格が生まれた。
しかし、彼女が欲しいのは鴉の友達でもない。
彼女は何十、何百とその方法を試した
そしてあるとき、さとりの中にもう一人の少女の人格が生まれた。


【ナズーリン】だとしたら、八坂神奈子はお空にどうやって催眠を効かせたんだい?
【紫】あの人が来たとき、たまたまお空の人格だっただけの事よ。
【ナズーリン】ではなぜ、ご主人の宝塔を盗んだんだい?何も関係ないだろう。
【紫】あの子は、こいしの人格のときにさとりにみせてあげたかったのよ。きれいな物だって。でも、さとりの人格はこいしの人格のときにあまり喋ってはいけないのを知っていた。なぜなら、彼女が混乱してしまうから。でも、こいしの人格になかなかはなしてもくれない、遊んでもくれない、とかのイライラが積もっていた。そしてそれも頂点を超えて、さとりの人格を殺した。いや、乗っ取った。のかしら。
【ナズーリン】…
【紫】まぁ、深く知らない方がいい事もあるわ。後はなんとかしておくから。あなたは帰りなさい
【ナズーリン】あぁ…


【ナズーリン】
(そうしてこの一件は終了。魔理沙も記憶をなくしていたが目を覚まし、私もご主人に宝塔を渡す事ができた。)
【星】ありがとうございます、ナズーリン。
【ナズーリン】みつかってよかったよ。
(しかし、あの一件以降地上で古明地こいしを見る事はなかった。それどころか、地霊殿にいたという古明地さとり、霊鳥路空、火焔猫燐も行方不明になったそうだ。)
【星】?ナズーリン、どうかしたのですか?
【ナズーリン】いや、なんでもない。大丈夫だ、ご主人。
(あの子がどうなったかはわからない。1日1日を大切に生きていかなければならないと思った。一生懸命に生きていくのだ。)


【星】ねぇナズーリン。
【ナズーリン】なんだい、ご主人?
【星】私と一緒に遊びませんか?
来週からは「幻想小話」第13幕風見幽香編をお送りします(嘘)
どうも、根岸です。今回は書き方をかえてみました。…文章もイマイチだし読みづらいですね。はい。
すいませんでした、次回以降考えます。

元々、こんなストーリーになる予定はありませんでした。
1、無意識でこいしがやった事にしよう!
2、どうせならこいしの悟りとしての能力はなくなってない事にしよう!
3、さとりとけんかして色々あった事にしよう!
そしてこの次に今回の話のパターンになりました。どうしてこうなった

次回は私が入試があるので大幅に遅れる事が懸念されます。
のんびり待っていただけると幸いです。今度はほんわかしたのが書きたいですね。

以上、今年の目標は同人誌を出す事、根岸でした

追記
誤字訂正した…と思います。指摘ありがとうございました
根岸
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コメント



0.170簡易評価
1.無評価名前が無い程度の能力削除
古明「地」ですよ
2.10名前が無い程度の能力削除
>さとりの中に『猫』の人格が生まれた。
>さとりのなかに『鴉』の人格が生まれた。
古明地さとり「4面の中ボスもボスも5面の中ボスもボスも6面の中ボスもボスも全部私だ」
はえ~すっごいタフガイw
10.80名前が無い程度の能力削除
複数の人格か…
自覚がないところに自我があるけど複数の人格を自覚したら自我はどうなってしまうんだろ…
13.100レベル0削除
四重人格の古明地さん。
あなたはだあれ?
前回の話が気になります(嘘)