「…………ふぅ。……ねえ」
「……急にどうしたの? パチェ」
「それを、聞きたいの私の方なんだけど。レミィ、あなたがどうしたのか」
「じゃあ質問するけど。私はどうしたの? どうかしてるように見える?」
「どうかしているわ」
「具体的にはどう?」
「そうね。あなたさっきから様子がおかしいわ」
「やっぱりそう見える?」
「見える。で、だからどうしたのレミィ? って、聞き返したら。だから私はどうしたのって聞き返すでしょう? それだと、ずっと同じことの繰り返しよね。私にはレミィがどうしたかは分からない。でも今の雰囲気は何か変よ。さっきからずっと私の様子をうかがって」
「……私やっぱりへん?」
「そうね。この本を30ページ読む間ずっと、対面で座って私の様子をうかがいながら黙っているのだから変だと思う」
「それは、あなたが29ページ目の時でも同じ思いだった? パチェは急に30ページ目からそうなったの?」
「そうね。正確には変と思い始めたのは18ページ目からだった」
「その12ページの間はなんで黙って居て急に話し掛けて来て。何かあったの?」
「そうね。この本の物語の勇者が敵を倒したわ。同時進行していた話の中でポリープを患者から神業を使って切除した医者が住む国の王子様がとってもハンサムだけど凄く悪い暗黒帝国だったから可愛そうな国民が眠りから醒めたの。……革命ね」
「いや、その本の話じゃなくて」
「そうね。確かに本を読んでいる最中にふと辺りを見ると。レミィと何回か眼が合ったけどなぜかあなたは不安そうにしてまるでおぼれた魚のようにそらしたわ」
「確かに3回そらした。でも、それとパチェが30ページ目になって急に話しかける動機にならないでしょ?」
「そうね。そういえばそうね」
「でしょう? それなら、28ページ目でもありえたことよね」
「レミィはそこに座り始めてから私が読んだページ数を数えてたの?」
「パチェだってそうでしょ? きっかり30ページ数えてたじゃない」
「そうね。言われてみればそうね」
「でしょ。同じでしょ?」
「それは同じって分かったけど。それって、あなたにとって重大なことなの?」
「重大かそうでないかはこの後の運命しだいになるわね」
「ねえ、レミィ」
「何? パチェ?」
「今日ね。コアがめずらしく寝坊したのそれとは関係ないでしょ?」
「ええ、それとは関係ないわ。多分関係ない。私には」
「じゃあ、今日ね。咲夜がお茶持って来ないわ。それと何か関係ある? いつもならそうね。この本でいえば180ページ前を読んでいる時に持って来るはずだけど」
「たぶんそれだと思う。私にはソレが重要なことで不味いことだと思っていているんだと思う」
「……レミィが何かしたの? 雨を雪に変えたとか」
「何もしてない」
「ああ、じゃあ。咲夜に何か言ったの? 私は卵に醤油かける派ですとか」
「違う。卵焼きには塩をかけるのが咲夜よ」
「ほかに思いいたるところがあるの?」
「……ちょっとだけ。でも、咲夜がなんであんなに怒るとは思わなかったわ」
「何言ったの?」
「言っても良いの? それ、あなたにも関係あることだけど」
「ん? 悪口? 言ったの? 言われたら嫌だと思うけど」
「違うの。そういうことは、口が裂ける前には言うけど裂けてはいなかった」
「じゃあ、なに? あなたが咲夜を怒らせた思うことは? 言ってくれないと分からないわ」
「……言って良いの? すごく重要なことかもしてない」
「親友のあなたの悩みじゃない。言って」
「……あなたの読んでいるそのお話を咲夜も読んでいたの」
「偶然ね」
「それで、私はその本を既に読んで居ていたから教えてあげたの。その話の犯人は魔理沙よ。あと、120ページ後に自白するわ」
「……レミィ」
「何パチェ?」
「お茶出しに来ないか良く分かったわ」
「……急にどうしたの? パチェ」
「それを、聞きたいの私の方なんだけど。レミィ、あなたがどうしたのか」
「じゃあ質問するけど。私はどうしたの? どうかしてるように見える?」
「どうかしているわ」
「具体的にはどう?」
「そうね。あなたさっきから様子がおかしいわ」
「やっぱりそう見える?」
「見える。で、だからどうしたのレミィ? って、聞き返したら。だから私はどうしたのって聞き返すでしょう? それだと、ずっと同じことの繰り返しよね。私にはレミィがどうしたかは分からない。でも今の雰囲気は何か変よ。さっきからずっと私の様子をうかがって」
「……私やっぱりへん?」
「そうね。この本を30ページ読む間ずっと、対面で座って私の様子をうかがいながら黙っているのだから変だと思う」
「それは、あなたが29ページ目の時でも同じ思いだった? パチェは急に30ページ目からそうなったの?」
「そうね。正確には変と思い始めたのは18ページ目からだった」
「その12ページの間はなんで黙って居て急に話し掛けて来て。何かあったの?」
「そうね。この本の物語の勇者が敵を倒したわ。同時進行していた話の中でポリープを患者から神業を使って切除した医者が住む国の王子様がとってもハンサムだけど凄く悪い暗黒帝国だったから可愛そうな国民が眠りから醒めたの。……革命ね」
「いや、その本の話じゃなくて」
「そうね。確かに本を読んでいる最中にふと辺りを見ると。レミィと何回か眼が合ったけどなぜかあなたは不安そうにしてまるでおぼれた魚のようにそらしたわ」
「確かに3回そらした。でも、それとパチェが30ページ目になって急に話しかける動機にならないでしょ?」
「そうね。そういえばそうね」
「でしょう? それなら、28ページ目でもありえたことよね」
「レミィはそこに座り始めてから私が読んだページ数を数えてたの?」
「パチェだってそうでしょ? きっかり30ページ数えてたじゃない」
「そうね。言われてみればそうね」
「でしょ。同じでしょ?」
「それは同じって分かったけど。それって、あなたにとって重大なことなの?」
「重大かそうでないかはこの後の運命しだいになるわね」
「ねえ、レミィ」
「何? パチェ?」
「今日ね。コアがめずらしく寝坊したのそれとは関係ないでしょ?」
「ええ、それとは関係ないわ。多分関係ない。私には」
「じゃあ、今日ね。咲夜がお茶持って来ないわ。それと何か関係ある? いつもならそうね。この本でいえば180ページ前を読んでいる時に持って来るはずだけど」
「たぶんそれだと思う。私にはソレが重要なことで不味いことだと思っていているんだと思う」
「……レミィが何かしたの? 雨を雪に変えたとか」
「何もしてない」
「ああ、じゃあ。咲夜に何か言ったの? 私は卵に醤油かける派ですとか」
「違う。卵焼きには塩をかけるのが咲夜よ」
「ほかに思いいたるところがあるの?」
「……ちょっとだけ。でも、咲夜がなんであんなに怒るとは思わなかったわ」
「何言ったの?」
「言っても良いの? それ、あなたにも関係あることだけど」
「ん? 悪口? 言ったの? 言われたら嫌だと思うけど」
「違うの。そういうことは、口が裂ける前には言うけど裂けてはいなかった」
「じゃあ、なに? あなたが咲夜を怒らせた思うことは? 言ってくれないと分からないわ」
「……言って良いの? すごく重要なことかもしてない」
「親友のあなたの悩みじゃない。言って」
「……あなたの読んでいるそのお話を咲夜も読んでいたの」
「偶然ね」
「それで、私はその本を既に読んで居ていたから教えてあげたの。その話の犯人は魔理沙よ。あと、120ページ後に自白するわ」
「……レミィ」
「何パチェ?」
「お茶出しに来ないか良く分かったわ」
前十巻→全十巻
本を30ページ読む間すっと→ずっと
ですかね。
空気読めないレミリア可愛い。