※『霧の湖夏恋歌-キリノミズウミカレンカ-』の続編となります。また、作者過去作品とも微妙につながりますが、おそらく読んでいなくても大丈夫なレベルです。
~あたいとえーきとお買い物~
―――あたいの恋人は、かっこいい。
「……むー、むー、うーん……」
―――週末、一緒にお説教巡りしているときなんかは、本当にそう思う。
「これにするべきでしょうか……いえ、しかし、あちらの魅力も捨て難い……」
―――どこで誰を相手にしても堂々と話しているし、そんなえーきの姿を見ていると、あらためてほれぼれとしてしまう。もっともっと、大好きになってしまう。
「うーん……」
「えーき。ショートケーキかチョコレートケーキ、どっちにするか決まった?」
「まだです!」
「……そっか」
―――あたいの恋人は、かっこいい。ときもある。
~私とチルノとお夕飯~
―――愛しい恋人の帰りを待ちながら料理を作れば、自然と気合が入ってしまうものだ。
「ただいまー」
「おかえりなさい、チルノ」
「えーき、今日の夕ごはん作ってくれるって言ってたよね。何作ったの?」
「白米と炭です。白黒はっきりした、私好みのメニューです」
「……おかず作るの失敗しちゃったんなら、素直にそう言おうよ」
「……ごめんなさい」
―――呆れ顔の貴女に、次こそは美味しいお夕飯を。そんな決意の夜だった。
~あたいとえーきと鈍感~
―――誰かが言っていたけれど、恋という字には『下心』があるんだって。あたいは、必ずしもそればかりが恋じゃないと思うんだけどな。
「今日は、風が強いですね」
「うん。軽いものだったら飛ばされちゃいそうなくらい吹いてるね」
「私たちも、気を付けないと」
「そうだね……きゃっ」
「どうかしましたか?」
「……えーき、見た?」
「何を?」
「あたいの、ぱ、ぱん……///」
「パンツのことですか?ええ、見えましたが、それがどうかしましたか?」
「……あの」
「……」
「ねえチルノ、さっきからどうしてそんなに怒っているんですか?」
「……知らないっ」
―――ぜんげんてっかい。やっぱり、恋にもちょっとは下心が必要だ。
~私とチルノと待ち合わせ~
―――私は閻魔だから、嘘を吐くことができない。
「おはよー、えーき」
「おはようございます、チルノ」
「えーきはいっつも早いよね。まだ待ち合わせ時間まで30分もあるよ?」
「ついさっき来たところですよ。それに、チルノだって早いじゃないですか。待ち合わせまでまだ30分もあるんですよ?」
「だって、早くえーきに会いたかったんだもん!」
「ふふっ、私もですよ。チルノに会いたいと思うと、ついつい早く家を出てしまうんです」
―――これは、全部本当の気持ち。チルノに会えると分かっていれば、どれだけ待つのだって苦にならない。
―――だから、2時間前を『ついさっき』と表現するのだって、私にとっては嘘じゃない。
~あたいとえーきとしりとり~
―――お休みの日の午後。えーきの部屋で遊んでいた、午後3時。
「しりとりしようよ!」
「よいでしょう。受けて立ちますよ」
「よーし!しりとり!」
「料理」
「りんご!」
「ゴマ塩」
「おなか空いた!」
「……たい焼きで良ければありますよ?」
―――たい焼き、美味しかったなあ。
~私とチルノと『しき』~
―――チルノはとても無邪気だから。時折、その発言にはドキリとさせられることがある。
「ねえ、えーき」
「何です?」
「最近気が付いたんだけどね。もしあたいとえーきが結婚したらさ」
「きゅ、急に何を言うんですか」
「そしたら、えーきはあたいだけの『しき』になるんだよね。えへへっ。あたい、ゆかりみたいな立派なご主人様になれるかなあ」
―――その場合、どう見ても主人は私になると思うのですが……。まあ、チルノが幸せそうにしているので、何も言わないことにしましょう。
~あたいとえーきとうわさ話~
―――えーきがお仕事で忙しくしているときは、あたいはれーむのいる神社とかへ遊びにいったりする。
「ねー、れーむー、遊びに来たんだけど……」
「―――そういえば、この前映姫とチルノがうちまで説教しに来たんだけどな」
(あれ?まりさの声だ。まりさも遊びに来てるのかな)
「あいつが説教しに来るなんて、いつものことじゃない。何?また、たっぷり絞られたの?」
「まあ、絞られたのは絞られたさ。でも、その時に話していて気付いたんだけど、最近の映姫は、何ていうか前よりとっつきやすくなったよな」
「そうね。チルノとくっついてからは、前よりも丸くなったって言うか」
「チルノ、どうしました?さっきからにこにこしていますが」
「んー?何でもないよ。えへへっ」
―――何気ないうわさ話がどうしようもなく嬉しくて。あたいはしばらくれーむの神社をひいきにしようなんてことを思うのだった。
~私とチルノとうわさ話~
―――町で過ごしていると、聞きたくなくても様々なうわさ話が耳に入ってくるものだ。
「ねえ。最近チルノちゃんを見かけないんだけど、どこで遊んでるんだろ。知ってる?」
「チルノちゃんなら、この所ずっと博麗神社へ足を運んでいるらしいよ」
「へえ。そうなんだ」
「うん。何でも霊夢さんの事、好きなんじゃないかって」
「ところでチルノ。最近よく神社へ通っているみたいですが」
「? うん」
「それは、あれですか。実はもう私の事なんてどうでも良くて、霊夢に心変わりしてしまったとか、そういうことなんですか?」
「ふえ!?ち、違うよ!何言ってるのさ!」
「グス……本当ですか?」
「当たり前だよ!」
―――私の恋人に限って……そう思っても、難しいものです。これでは、パルスィにお説教などできませんね。
~あたいとえーきと幻想郷中のツッコミと~
―――今日はおなじみ、れーむの神社で大宴会。幻想郷中から色んな人や妖怪が集まってきてて、もちろんあたいとえーきもお呼ばれしている。
「ねーえーき」
「何ですか、チルノ」
「さっき橙と話してきたんだけどさ。橙の所、もうすぐ産まれそうなんだって」
「そうでしたか。さっき見かけた時に、お腹が大きいなとは思いましたが」
「それで、橙は相変わらず、なずーりんとラブラブみたいでさ。『ナズ―リンったら、私の体を心配して、何でもやってくれようとするんだよ。そんなに心配しなくたって、私ももう少し動けるのに』なんて、怒ってるふりしてのろけてた」
「ふふっ。微笑ましいですね」
「それで思ったんだけどさ。あたいたちの間に子供が出来たら、どんな子になるんだろ?」
「そうですね。私に似れば、四角四面で融通が利かず、苦労を背負い込むタイプになってしまいそうです」
「でも、それだけ真面目な子になるってことでしょ?」
「言い方を変えればそうですけどね。ただ、私としては、チルノに似た子に育ってほしいです。活発で、人望もあって、そして聡明な」
「「「「「「「「「「えっ」」」」」」」」」」
―――こんなにたくさん人と妖怪がいて。それでも、これだけ声って揃うものなんだ。
あたいの頭に、また一つ無駄な知識が詰め込まれた瞬間だった。
~私とチルノと週末と~
―――金曜日の夜。私は、自宅ではなく、霧の湖にあるチルノの家へと向かう。
「それじゃあ小町。お先に失礼します」
「お疲れ様です。今日もチルノの所へ?」
「ええ、週末ですから」
「四季様も、相当あの子に入れ込んでますよね~。この所毎週じゃないですか」
「もう。からかわないで下さいっ」
小町だって、恋人であるさとりに会うために、しょっちゅう地霊殿へ行っているのに。隠しているつもりかもしれないが、私にはバレバレだ。
にやにやと笑う小町に背を向けて、私はチルノの家へ向けて飛び立った。
「ただいま」
「あ、えーき!おかえり!」
コンコンと扉を叩くと、待ってましたとばかりにチルノが扉を開けて飛びついてきた。
そんなチルノを両手で受け止め、一週間ぶりの抱擁を堪能すると、私とチルノは居間へと向かう。
「いい匂いがしますね」
「分かる?今日はえーきが来るの分かってたから、頑張ったんだよ!」
「そうなんですか。それは楽しみですね♪」
「うん!最近、寺子屋で家庭科の授業が始まってね?けーねがお願いして、ありすが先生をやってくれることになって……」
―――待っていてくれる人がいる。私と一緒に、笑ってくれる貴女がいる。
―――ああ。私は、本当に幸せ者ですね。
~あたいとえーきと夜空の花火と~
―――夏祭りの夜。あたいは今、えーきと一緒に、大きな大きな花火が打ちあがるのを見上げている。
「綺麗ですね」
「うん、そうだね」
「……?何だか、元気がないですね」
「え?そんなことないよ。たださ、花火はとっても大きくてきれいなんだけど、一瞬で消えちゃうのが寂しいなって」
あんなにきれいだからこそ、パッと散ってしまうのが、何だかとてもはかない。
そう思っていると、えーきは笑みを浮かべて
「ふふっ。チルノも、感傷的なことを言うようになってきましたね」
「むう、何で笑うのさ。たしかにこういう事言うのって、あたいらしくないかもしれないけど」
「いえいえ。やっぱりチルノも日々成長しているんだなあと思って、嬉しくなっただけですよ。……それにね、チルノ」
「何?」
「花火は一瞬で消えてしまうけど、こうやってそれを見た私たちの思い出は、ずっと残っていくものでしょう?」
―――だから、寂しがることなんてないんですよ。
―――そう言ってにこりと微笑んだえーきの顔は、花火がかすんでしまうくらい、とってもきれいなものだった。
―――あたいの大好きな恋人と。
―――私の愛しい恋人と。
―――日々は、こうして続いていく。
~あたいとえーきとお買い物~
―――あたいの恋人は、かっこいい。
「……むー、むー、うーん……」
―――週末、一緒にお説教巡りしているときなんかは、本当にそう思う。
「これにするべきでしょうか……いえ、しかし、あちらの魅力も捨て難い……」
―――どこで誰を相手にしても堂々と話しているし、そんなえーきの姿を見ていると、あらためてほれぼれとしてしまう。もっともっと、大好きになってしまう。
「うーん……」
「えーき。ショートケーキかチョコレートケーキ、どっちにするか決まった?」
「まだです!」
「……そっか」
―――あたいの恋人は、かっこいい。ときもある。
~私とチルノとお夕飯~
―――愛しい恋人の帰りを待ちながら料理を作れば、自然と気合が入ってしまうものだ。
「ただいまー」
「おかえりなさい、チルノ」
「えーき、今日の夕ごはん作ってくれるって言ってたよね。何作ったの?」
「白米と炭です。白黒はっきりした、私好みのメニューです」
「……おかず作るの失敗しちゃったんなら、素直にそう言おうよ」
「……ごめんなさい」
―――呆れ顔の貴女に、次こそは美味しいお夕飯を。そんな決意の夜だった。
~あたいとえーきと鈍感~
―――誰かが言っていたけれど、恋という字には『下心』があるんだって。あたいは、必ずしもそればかりが恋じゃないと思うんだけどな。
「今日は、風が強いですね」
「うん。軽いものだったら飛ばされちゃいそうなくらい吹いてるね」
「私たちも、気を付けないと」
「そうだね……きゃっ」
「どうかしましたか?」
「……えーき、見た?」
「何を?」
「あたいの、ぱ、ぱん……///」
「パンツのことですか?ええ、見えましたが、それがどうかしましたか?」
「……あの」
「……」
「ねえチルノ、さっきからどうしてそんなに怒っているんですか?」
「……知らないっ」
―――ぜんげんてっかい。やっぱり、恋にもちょっとは下心が必要だ。
~私とチルノと待ち合わせ~
―――私は閻魔だから、嘘を吐くことができない。
「おはよー、えーき」
「おはようございます、チルノ」
「えーきはいっつも早いよね。まだ待ち合わせ時間まで30分もあるよ?」
「ついさっき来たところですよ。それに、チルノだって早いじゃないですか。待ち合わせまでまだ30分もあるんですよ?」
「だって、早くえーきに会いたかったんだもん!」
「ふふっ、私もですよ。チルノに会いたいと思うと、ついつい早く家を出てしまうんです」
―――これは、全部本当の気持ち。チルノに会えると分かっていれば、どれだけ待つのだって苦にならない。
―――だから、2時間前を『ついさっき』と表現するのだって、私にとっては嘘じゃない。
~あたいとえーきとしりとり~
―――お休みの日の午後。えーきの部屋で遊んでいた、午後3時。
「しりとりしようよ!」
「よいでしょう。受けて立ちますよ」
「よーし!しりとり!」
「料理」
「りんご!」
「ゴマ塩」
「おなか空いた!」
「……たい焼きで良ければありますよ?」
―――たい焼き、美味しかったなあ。
~私とチルノと『しき』~
―――チルノはとても無邪気だから。時折、その発言にはドキリとさせられることがある。
「ねえ、えーき」
「何です?」
「最近気が付いたんだけどね。もしあたいとえーきが結婚したらさ」
「きゅ、急に何を言うんですか」
「そしたら、えーきはあたいだけの『しき』になるんだよね。えへへっ。あたい、ゆかりみたいな立派なご主人様になれるかなあ」
―――その場合、どう見ても主人は私になると思うのですが……。まあ、チルノが幸せそうにしているので、何も言わないことにしましょう。
~あたいとえーきとうわさ話~
―――えーきがお仕事で忙しくしているときは、あたいはれーむのいる神社とかへ遊びにいったりする。
「ねー、れーむー、遊びに来たんだけど……」
「―――そういえば、この前映姫とチルノがうちまで説教しに来たんだけどな」
(あれ?まりさの声だ。まりさも遊びに来てるのかな)
「あいつが説教しに来るなんて、いつものことじゃない。何?また、たっぷり絞られたの?」
「まあ、絞られたのは絞られたさ。でも、その時に話していて気付いたんだけど、最近の映姫は、何ていうか前よりとっつきやすくなったよな」
「そうね。チルノとくっついてからは、前よりも丸くなったって言うか」
「チルノ、どうしました?さっきからにこにこしていますが」
「んー?何でもないよ。えへへっ」
―――何気ないうわさ話がどうしようもなく嬉しくて。あたいはしばらくれーむの神社をひいきにしようなんてことを思うのだった。
~私とチルノとうわさ話~
―――町で過ごしていると、聞きたくなくても様々なうわさ話が耳に入ってくるものだ。
「ねえ。最近チルノちゃんを見かけないんだけど、どこで遊んでるんだろ。知ってる?」
「チルノちゃんなら、この所ずっと博麗神社へ足を運んでいるらしいよ」
「へえ。そうなんだ」
「うん。何でも霊夢さんの事、好きなんじゃないかって」
「ところでチルノ。最近よく神社へ通っているみたいですが」
「? うん」
「それは、あれですか。実はもう私の事なんてどうでも良くて、霊夢に心変わりしてしまったとか、そういうことなんですか?」
「ふえ!?ち、違うよ!何言ってるのさ!」
「グス……本当ですか?」
「当たり前だよ!」
―――私の恋人に限って……そう思っても、難しいものです。これでは、パルスィにお説教などできませんね。
~あたいとえーきと幻想郷中のツッコミと~
―――今日はおなじみ、れーむの神社で大宴会。幻想郷中から色んな人や妖怪が集まってきてて、もちろんあたいとえーきもお呼ばれしている。
「ねーえーき」
「何ですか、チルノ」
「さっき橙と話してきたんだけどさ。橙の所、もうすぐ産まれそうなんだって」
「そうでしたか。さっき見かけた時に、お腹が大きいなとは思いましたが」
「それで、橙は相変わらず、なずーりんとラブラブみたいでさ。『ナズ―リンったら、私の体を心配して、何でもやってくれようとするんだよ。そんなに心配しなくたって、私ももう少し動けるのに』なんて、怒ってるふりしてのろけてた」
「ふふっ。微笑ましいですね」
「それで思ったんだけどさ。あたいたちの間に子供が出来たら、どんな子になるんだろ?」
「そうですね。私に似れば、四角四面で融通が利かず、苦労を背負い込むタイプになってしまいそうです」
「でも、それだけ真面目な子になるってことでしょ?」
「言い方を変えればそうですけどね。ただ、私としては、チルノに似た子に育ってほしいです。活発で、人望もあって、そして聡明な」
「「「「「「「「「「えっ」」」」」」」」」」
―――こんなにたくさん人と妖怪がいて。それでも、これだけ声って揃うものなんだ。
あたいの頭に、また一つ無駄な知識が詰め込まれた瞬間だった。
~私とチルノと週末と~
―――金曜日の夜。私は、自宅ではなく、霧の湖にあるチルノの家へと向かう。
「それじゃあ小町。お先に失礼します」
「お疲れ様です。今日もチルノの所へ?」
「ええ、週末ですから」
「四季様も、相当あの子に入れ込んでますよね~。この所毎週じゃないですか」
「もう。からかわないで下さいっ」
小町だって、恋人であるさとりに会うために、しょっちゅう地霊殿へ行っているのに。隠しているつもりかもしれないが、私にはバレバレだ。
にやにやと笑う小町に背を向けて、私はチルノの家へ向けて飛び立った。
「ただいま」
「あ、えーき!おかえり!」
コンコンと扉を叩くと、待ってましたとばかりにチルノが扉を開けて飛びついてきた。
そんなチルノを両手で受け止め、一週間ぶりの抱擁を堪能すると、私とチルノは居間へと向かう。
「いい匂いがしますね」
「分かる?今日はえーきが来るの分かってたから、頑張ったんだよ!」
「そうなんですか。それは楽しみですね♪」
「うん!最近、寺子屋で家庭科の授業が始まってね?けーねがお願いして、ありすが先生をやってくれることになって……」
―――待っていてくれる人がいる。私と一緒に、笑ってくれる貴女がいる。
―――ああ。私は、本当に幸せ者ですね。
~あたいとえーきと夜空の花火と~
―――夏祭りの夜。あたいは今、えーきと一緒に、大きな大きな花火が打ちあがるのを見上げている。
「綺麗ですね」
「うん、そうだね」
「……?何だか、元気がないですね」
「え?そんなことないよ。たださ、花火はとっても大きくてきれいなんだけど、一瞬で消えちゃうのが寂しいなって」
あんなにきれいだからこそ、パッと散ってしまうのが、何だかとてもはかない。
そう思っていると、えーきは笑みを浮かべて
「ふふっ。チルノも、感傷的なことを言うようになってきましたね」
「むう、何で笑うのさ。たしかにこういう事言うのって、あたいらしくないかもしれないけど」
「いえいえ。やっぱりチルノも日々成長しているんだなあと思って、嬉しくなっただけですよ。……それにね、チルノ」
「何?」
「花火は一瞬で消えてしまうけど、こうやってそれを見た私たちの思い出は、ずっと残っていくものでしょう?」
―――だから、寂しがることなんてないんですよ。
―――そう言ってにこりと微笑んだえーきの顔は、花火がかすんでしまうくらい、とってもきれいなものだった。
―――あたいの大好きな恋人と。
―――私の愛しい恋人と。
―――日々は、こうして続いていく。
やっぱりこの二人は良いですねぇ~。かわいかったです。
とりとめのない話でしたがとても面白かったです。最後の〆が特にステキ!
各章タイトルの対比がもう一歩練られていたら完璧でした
なずちぇんも見れたし満足
そんな気持ちになりました。