Coolier - 新生・東方創想話

それは始まりに過ぎなかったのか 前編

2005/10/16 18:35:43
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*狐狩りの続きです
 メルランファンの方は要注意かも知れません
 もしかしたら紫ファンの方もそうかもしれません
 そしてかなり使われたネタですみません
 苦情、指摘、意見、感想なんでも受けます
 遠慮なく書いてください









大きな異変はたいてい小さな異変の積み重なりである・・・
それがどんなに大きく見えようとも・・・・・





咲夜は現在飛んでいた
空間に干渉して飛んでいた
薬局目指して飛んでいた






・・・・・狐の発狂騒動が終わって数日、紅魔館はおおむね平和であった
そんなある日の食卓

「パチェ、また食事に出てこないのね・・・ちゃんと食べてるのかしら?」

「まだ体調が優れずこもりっきりだそうです。
 食事は小悪魔が運んでくれていますからたぶん大丈夫だと思いますわ」

パチュリー様はまだ回復しない・・・ちゃんと鍛えた方がいいんじゃないかしら

「そう、お見舞いにでも行こうかしら」

「それでしたらまず、私が様子を見てまいりますわ」

「・・・そうね、私が入ってまずいことがあったら大変だものね」

「その場合は連絡が入ると思いますが、一応念のために」

「分かってるわよ、それくらい。
 図書館でロイヤルフレア使って日光浴でもしてたら
 ・・・悲しませる事になるわ」

それはないだろうと思ったが私の意志を尊重してくれる
お嬢様の優しさだと解釈することにした
親友とはいえ病人の下に確認もなくお嬢様を近づけるわけにはいけない



そして食後・・・
厨房に食器を片付けに入ったら話し声が聞こえた

「それであの娘達まだ回復しないらしいの、
 しかも最近では何かと必死で戦ってるような感じらしくって・・・」

「はぁ、このままじゃ他の面子も過労で倒れちゃうかもねぇ・・・」

「ちょっとその話聞かせてくれないかしら?」

どうやらそのメイド達の話によると体調不良のメイドが回復しないらしい
念のため、そのメイドたちの名前を聞いてみると
・・・発狂騒動のときに体調が悪かった者そのままであった・・・・・


気になったので片付けてすぐに図書館に向かった
そこではいつもどおり小悪魔が本を片付けていたが
司書であるはずの魔女はいなかった

「ねぇ、あなた、パチュリー様のお加減はどう?」

「えっ・・・そのことですか、
 それが『このままだとちょっとした刺激で発狂しかねない、
 自分を幽閉するわ。食事と私の指示する本を持ってきて、お願い』
 って言って閉じこもってます。たまに自分の中の何かと
 戦っているような感じに見受けられますが・・・」

「分かったわ、ありがとう。少しの刺激もだめなら面会は無理ね・・・」

これはお嬢様に報告してなんとしても原因を探らなくては・・・


・・・レミリア私室にて

「・・・ということで私にお時間をくださいませんか」

「いいでしょう、もし駄目で発狂するようだったら
 メイドはフランの手加減の練習に使うわ。
 あの娘もだいぶ手加減できるようになったし、死ぬことは無いんじゃない?」

「あの、パチュリー様は?・・・・・」

「パチェは私が直々にやるわ。最悪の場合私が・・・」

・・・これは失敗できない、せめて正気に戻す方法だけでも手に入れなくては

「もしもに備えて私はここに残るわ。任せたわよ・・・」

信頼されているっ! 一気にやる気の出てくる咲夜であった


まずは図書館にて聞き込み

「ねぇ、体調を崩す前にパチュリー様に何か変わったことは無かった?」

「そうですねぇ、『自分の知らない様な事を知っていそうな者の所に行くわ
 特に年長者がその対象ね』とか言って出かけたことくらいですね」

「なんでまた自分から行ったのかしら?」

体が弱いのだから呼んだ方がいいはずなのに・・・

「私もそう言ったんですけどね、『学ぶ者として呼びつける態度は良くない、
 それにいつかの宴会騒動のときも大丈夫だったし何とかなるわ』
 って言って行っちゃいました」

「なるほどね・・・・」

次はメイドたちの動向だ一体何があったのか
聞き込みを開始した

・・・・・開始して十数分、的外れな答えも聞きながら
漸く知っているらしいメイドに話を聞くことが出来た

「あの娘達ですか。確かパチュリー様が出掛けられた日に
 『今日は非番で暇だからこっそりパチュリー様の護衛をするわよ!
 もしもの事があったら大変だしね!』とか言って出掛けてましたよ」

もう一度メモしておいたメイド達の名前を見る
・・・咲夜は紅魔館の勢力関係はしっかり把握していた
大多数がお嬢様派か自分を慕うもの
門番隊などの体力関係の部署では大体中国
そして残りがパチュリー様派だ
そして・・・このメイド達はパチュリー様派のメイドであった・・・



・・・・・・・・
そんな訳で飛んでいる、薬局目指して飛んでいる
理由はもちろん・・・・皆まで言わんでもいいか答えは上にある
それにしても体調不良→発狂のコンボとは・・・
この間の狐を思い出す、完璧だったはずの策を破られた苦い記憶だ
色々考えつつも咲夜の足取り?はしっかりしていた



そんなこんなで永遠亭
途中、夕食候補や、台所の悪魔と遭ったが無視して通り過ぎた
通り過ぎざまナイフは投げたが・・・・・

「ごめんくださーい」

それはともかく永遠亭、用事を済ます事が先で大事だ

「あら、また病人でも出たのかしら?それとも精神安定剤の方?」

何度かお世話になっているため、それなりに気心は知れている
・・・油断は出来ないが・・・・

「え~わりと近いですね、まずは・・・・」

状況の説明をする、診断をする上で欠かせない事だ

「・・・ということです、個人的にはあの狐のときと関係があるのではと・・」

「・・・そうね、でも原因が分からないと根元から治すのは無理ね。
 まずは他を当たる事をお勧めするわ。原因が分かったら教えてね
 ああ、それと、確かに来たけど、ここでは何も無かったわよ」


そういうわけで最寄りの知識人、慧音の所へ

「全身紫色な魔女?・・・ああ、あれか。確かに来たぞ。
 特におかしい所も見受けられなかったし、ここでも知識について
 談義しただけで終わった」

数少ないまともな人なので普通に対応

「そうですか。分かりました。
 ではこんな状況になる原因に思い当たりはありませんか?」

「ん?無いな・・・すまん、もう少し考えれば出てきそうだ、
 それより、あの隙間妖怪の所に行ったらどうだ?
 狐との関連を疑っているんだろう?」



・・・そういうわけでまよひが・・・・
ここは色々な理由でできれば来たくはなかった
主人が胡散臭いとか
狐狩りをしようとした件とか
そもそも場所が分かりにくい上に迷いやすいとかである
行きたくないと言っても罰はあたらないはずである・・・たぶん

「ごめんくださーい」

正常版の九尾の狐が出る事を祈りながら門戸をたたく

「ああ、いらっしゃい」

「珍しいわね、お上がりなさい」

「いぬにく~、いぬにく~」

・・・確かに正常版藍はいた、しかし八雲ファミリー勢揃いは予想してなかった



「こらっ、橙! お客さんに失礼だろ?」

「え~、だって前に襲って来たし、リリカちゃんが・・・」

「と・に・か・く! 今はお客さんなの。
 おとなしくしてるか外で遊んでらっしゃい」

「は~い」

「それで、何の用かしらお客さん?」

少しにやけている、そんなに自分の式が可愛いのか
それともすべて計算済みなのか
どっちかには違いないが読み取るのは難しい
・・・思考を振り払う、自分は任務を全うしなくてはいけないのだ

「実はですね、・・・・・・と言う事があったのだけど
 何か心当たりはないかしら?
 あと、もしよければ藍が体調不良になった前後の事について教えて」

あまりお世話になっていないので普通にタメ口
胡散臭いので油断できないと言う意味もある・・・と思う

「・・・確かに体の弱い魔女は来たわね、残念ながら何も無かったけど
 確か白玉楼に行くとか言ってたわ、藍の体調不良の少し前にも白玉楼に
 お使いにやったから、あそこに行けば何か分かるかも知れないわね」

「そう、じゃあ行くわ」

こんなところはすぐにでも退さn

「待って、私も行くわ。面白そうだし・・・
 藍、あなたも付いて来なさい」
(自分の式に何があったのかも知りたいしね)


な、なんですとぉー
つまりこの胡散臭い大妖怪と行動を共にする事に!!
精神的に耐えられるかしら
こいつが何かするたびに裏の裏まで深読みしなくてはならない
・・・これも使命よ、使命・・・
藍の気持ちが少しだけ分かった咲夜であった



階段上って白玉楼、いつも無駄に長い階段だと思うが
閻魔様の部下ではないのでどうする事もできない
・・・・・空間を操って似たような事ができないかしら?
・・・疲れそう・・・

野望を断念しつつも、白玉楼到着

「ゆ~ゆ~こ~、いるかしら~?」

さすがは旧知の仲、呼び出すのもこんなものでいいらしい

「いないわよ~」

・・・・・どういうこと?居留守なら声を出したら意味が無いし・・・

「出直しましょう」

「ええっ?ちゃんといるじゃないの、なんで・・・」

「あの返答は、たぶん食事中ね。食事を邪魔すると怖いのよ・・・」

この大妖怪にまで怖いとまで言わせるとは・・・・・
そんなにすごいのかここの死人嬢は・・・
一体どんなもんなのか見てみたい気もするがやめておこう


一時間半後、も一度来てみた白玉楼

「幽々子、いるかしら?」

「あら、何の用?・・・珍しい組み合わせね・・・」

「ええ、実は・・・・・・と言う事があったらしいのだけど
 何か知らない?」

「・・・確か、プリズムリバー三姉妹が演奏の練習に来ていたくらいね
 舞台で合わせると落ち着くとか言って。それ以上は・・・
 ん~、うちの庭師が何か見てるかもしれないわね、妖夢~」

○○○は見た?

「はいはい、何でしょうか?」

「前に、藍や紫色の魔女が来たとき何か変わったことは無かった?」

「変わったことですか、・・・プリズムリバーの次女の様子が
 少しおかしかったですね、落ち着きが無くて・・・」

「・・・・・嫌な事を思い出すわね・・・」

「え? 何があったんですか?」

「覚えてないの? あなた一度錯乱したことがあるのよ
 めるぽーとか叫んでて、しかもそのくせ結構鋭い太刀筋で苦労したわ・・・」

「ああ、あのときの事ね、確かあの時は正気と狂気の境界を
 無理矢理いじって治したのだったわね」

「そんなことが・・・・・どうやら暴走中の記憶は残らないようですね」

・・・この庭師も色々な事があったらしい

「じゃあ、うちのメイド達やパチュリー様も同じ方法で治してくれないかしら?」

「いえ、どうやら別の力が働いてるらしくって境界を動かすのに
 かなりの力を使ったわ。一人ならともかく複数はちょっと・・・」

「そう、なら次はプリズムリバー家か・・・」

「専門家みたいなものですしね」


どうなるパチュリー、そして咲夜は間に合うのか!?
すべてはプリズムリバー家にある!






 







どうもいつもは読者です
あいもかわらず駄文を書いてます
一応自分では改善しているつもりなのですが中々・・・・

言いたい事があればはっきりお願いします
いつもは読者
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コメント



0.370簡易評価
11.無評価名前が無い程度の能力削除
はっきりお願いされました。
 文を読んで情景が見えてこない。 筆者は分かっても読者にはわかりません。
 読んでいて何度も前を読み返してしまいます。
 文章にのめり込ませるにはコレを何とかして治さなくてはいけません。   感情が先走って文が追いついて無いのも致命的です。
 正直、今の文のままでは「サムイ」です。
とりあえず「作品を書き終わってから三日間放置」すると良いと思います。
忘れた頃に見てみると自分の粗がよーく見えます。 それから推敲です。
特にとても素晴らしい作品を読んだ後に行なうと更に効果は上がります。
すげぇ面白い! と自分が思える作品でなければ他人は絶対そう思ってくれません。
そこまでやらなくても構いませんが、どちらにせよ書き上げるのに3時間かかったら推敲には最低3日は必須です。 物書きとして。
書き上げたばかりの時はテンションが上がっていて粗がよく見えませんからね。

最後に。 仕方ないとは言え、後書きのその最後の一文は恐らく読者を不快にさせます。
50点つけようとしても後書きを見て「うわ」と思って20点とか良くある話です。
後書きは筆者と読者を繋ぐ大事な箇所なので本文以上に良く考えて書くと良いと思います。
長々と失礼しました。
12.無評価no削除
言いたいことをさきに言われているので何もいうことはないです。
「名前が無い程度の能力」さんの言葉をそのまま私も。
今のままでは、単なる妄想文でしかありませんよ?
16.無評価名前が無い程度の能力削除
妄想がとまらないのはいいんだけど、ちゃんと読者に伝わるように書いてくれないと。冷静に客観的に自分の文章を眺めてみて。
22.無評価名前が無い程度の能力削除
キッツいことを言われていると思うかもしれませんが、この作品への感想に限らず、今までの作品への感想でも色々な方が指摘されていることは全て的を得ていて、それらを直していけば良い物書きさんになられるのではないかと思います。
せっかくとまらない妄想という羨ましいスキルがあるのだから、感想を血肉にしてこれからも頑張ってください。

文章を書くときは「読み手はよくよく丁寧に何でも説明してやらないと分からないおバカだ」とでも考えて書くと情景描写や状況説明がおざなりになりにくいと思います。というか私はそうしてました。勿論くどすぎるのも何ですが。
25.無評価いつもは読者削除
鋭いご指摘の数々、有難うございます
頭を冷やしながら、練り直しと反省をしたいと思います。

>書き上げたばかりの時はテンションが上がっていて粗がよく見えませんからね。
確かにその通りです、身をもって実感しました

>どちらにせよ書き上げるのに3時間かかったら推敲には最低3日は必須です。
とても勉強になりました、肝に銘じておきます

>ちゃんと読者に伝わるように書いてくれないと。冷静に客観的に自分の文章を眺めてみて。
>文を読んで情景が見えてこない。 筆者は分かっても読者にはわかりません。
読者の身になって考えること、基本的なことを失念していました
申し訳ありません

>指摘されていることは全て的を得ていて
その通りだと思います、やっと落ち着いてきましたので
じっくり指摘された事を考えることにします

>キッツいことを言われていると思うかもしれませんが
正論は大体きつい事です、至らないところがあれば
どんなにきつそうなことでもどんどんお願いします
26.無評価いつもは読者削除
>後書きのその最後の一文は恐らく読者を不快にさせます
他の方にも同じ事を指摘されました
今後はあとがきも本文と同じくらい考えて書くことにします
39.無評価名前が無い程度の能力削除
いや 直せよ