Coolier - 新生・東方創想話

バトルロワイヤル IN 幻想郷 『ギャグとシリアスの境界』

2003/12/09 07:43:42
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久しぶりにこちらの世界に来てみたら、いきなり悪霊に拉致られた。
そんな経緯をもつ『岡崎 夢美』と『北白河 ちゆり』は、せっせと何かを作っていた。

    夢美「ねえ。」
   ちゆり「何だ?」
    夢美「何で、前回は私たちは名前が出てなかったの?」
   ちゆり「ああ、きっと作者の陰謀・・・・。」

 ぴんぽんぱんぽ~ん

    魅魔『放送禁止コード言ったやつ!くれぐれも気をつけるように。』

 ぴんぽんぱんぽ~ん

   ちゆり「盗聴されてるのか?」
    夢美「地獄耳なだけじゃないかしら。」

その後は、黙々と製作を続ける。

    夢美「・・・・・出来た。」
   ちゆり「何作ってたんだ?」

ちゆりは、特に何もしてなかったらしい。

    夢美「爆弾。」
   ちゆり「そんなもん、どうするつもりだ?」
    夢美「決まってるじゃない。あの悪霊のところに投げつけるのよ。」

 ぴんぽんぱんぽ~ん

     魅魔『今、悪霊って言ったやつ。出て来な。』

 ぴんぽんぱんぽ~ん

   ちゆり「・・・・それで、どさくさにまぎれて船に逃げ帰るか。」
    夢美「そういうことよ。それじゃ、がんばってね。」
   ちゆり「・・・・・・は?」
    夢美「あんたが、あの建物に爆弾をしかけてくるのよ。」  
   ちゆり「でも、あの辺はもうとっくに禁止エリア・・・・・。」
    夢美「そこは、知恵で乗り切って。」
   ちゆり「根性のほうが必要だと思うけどな。」
    夢美「それに、主催者さんもお呼びみたいだし。」
   ちゆり「用があるのは、御主人様のほうじゃなかったか?」
    夢美「つべこべ言わずに、さっさと行く。」
   ちゆり「とほほ・・・・・。」

主人の命には逆らえない。
仕方なく、建物の方へ向かうちゆり。
そこへ現われる人影。

     ?「それじゃあ、困るのよ。」
   ちゆり「誰だ!?」
     ?「人に名前を聞くときは・・・・。」
   ちゆり「ああ、私か?そうだな。岡崎 夢美だ。職業、変態科学者。」
     ?「フランドールよ。邪教徒さん。」
   ちゆり「あ~、この世界では、科学は邪教か。ところで、何で困るんだ?」
フランドール「こんな楽しいこと。簡単に終わってもらったら、つまらないじゃない。」
   ちゆり「いや、私たちは、早く帰りたいんだけど・・・・。」
フランドール「問答無用!」

フランドールは本を振りかざし、ちゆりに殴りかかった。

 パコーン!

   ちゆり「ぐは・・・・・・・。」
     
ちゆりは防ぎきれず、本の角を脳天に喰らって倒れた。
その一部始終を見ていた、薄情な御主人。

    夢美「まあ、素敵。前に来たときはこんなの見れなかったわ。」
フランドール「あなたも、これの一撃がほしいのかしら?」
    夢美「何で、こんな時に限って、データの収集が出来ないのかしら・・・・。」
フランドール「お話、聞いてるの?」
    夢美「・・・・そもそも、何でこの世界に生まれなかったのかしら・・・・。」
フランドール「・・・・・。」
    夢美「考えてたら、悔しくなってきたわ。」
フランドール「悔しかったら、どうするの?」
    夢美「こうする!」

夢美は、懐から何かを取り出す。

    夢美「夢美謹製!超小型地球破壊爆弾!」
   ちゆり「それだけはやめろ~!!」

死んでたはずのちゆりが、突如復活した。
そして、何処からともなく取り出したパイプ椅子で、思いっきり夢美の頭を殴りつけた。

 バコーン!

    夢美「・・・・・・きゅう・・・・・。」

 ぱた

地球の破壊者は、倒れた。

   ちゆり「やった・・・。私は・・・、地球を救った・・・ん・・・だ・・・・。」

 ぱた

地球を救った救世主も、倒れた。
残された幻想郷の破壊神は、

フランドール「これは、使えるわね・・・・・・。」

パイプ椅子を拾い上げると、その場から去って行った。
小さな地球防衛戦争になど、興味はないのである。

 ・
 ・
 ・

こっちは妖夢。
主人はまだ見つからないらしい。

    妖夢「・・・・・・寝てるのかな?」

幽々子がやられたという放送は、未だに無い。
それ故妖夢は、幽々子を探し続けている。

    妖夢「う~ん、どうしようか・・・・。」

なんて考えてたその時、

 ヒュ!

上から何かが飛んできた。

 キン!

それを刀で打ち落とす妖夢。

    妖夢「出てきな。」

妖夢は、それ、ナイフが飛んできた方に向かって語りかけた。

    咲夜「流石ね。」

出て来たのは、咲夜。

    妖夢「名無しの中国と、ちんどん長女を見たわ。アレは、あなたがやったのね。」
    咲夜「そうよ。」
    妖夢「次は私・・・・、ってこと?」

構えを取る妖夢。

    咲夜「そのつもりだったんだけどね。」
    妖夢「?」
    咲夜「やっぱりあんたは、一筋縄じゃいかないみたいね。だから、今はやめとく。」
    妖夢「・・・・・・ふ!」

妖夢は咲夜に斬りかかった。

 カキィン!

刀をナイフで受け止める咲夜。

    咲夜「・・・・殺る気なの?」
    妖夢「さっきのナイフのお返しよ。それ以外なんでもないわ。」
    咲夜「そう。」

二人の殺気が消える。

    咲夜「ところで、うちのお嬢様、見なかった?」
    妖夢「あんたのとこのお嬢様なら、手下を連れて歩いてたわ。」
    咲夜「その手下とは?」
    妖夢「紅白なのと白黒なの。」
    咲夜「やっぱり。」
    妖夢「で、お返しに、私の質問に答えて。」
    咲夜「見てないわ。」
    妖夢「まだ、何も言ってない。」
    咲夜「あんたのところのお嬢様でしょ?見てないわ。残念だけどね。」
    妖夢「そう。」

情報交換をする二人。

    咲夜「・・・・・・さて、これでお互いに貸し借りは無く、用も無くなったわね。」
    妖夢「次に合ったときは・・・・・。」
    咲夜「どうなるのかしら?楽しみね・・・。」

二人は、互いに背を向けると、それぞれ別方向に歩いて行った。

 ・
 ・
 ・

ここは・・・・・。
何処?
神社?
あー、帰って来れたんだ。

   魔理沙「あー、帰って来れたぜ。」

あら、魔理沙。
生きてたのね。
言っとくけど、あんたの家じゃあないわ。

  レミリア「やっぱりここが、一番居心地がいいわねー。」

・・・・あんたは自分の家に帰れ。
ま、無事だったからいいか。

   魔理沙「それにしても、まさか霊夢がなあ。」
  レミリア「そうよねえ。今でも信じられないわ。」

え?
ちょっと、何のことよ?

   魔理沙「あのまま行方不明になるなんて、誰が思ったことやら。」
  レミリア「今ごろ地獄ね。」
   魔理沙「地獄の鬼の大将になってたりな。」

何で?
私はここにいるわ。

   魔理沙「ま、そう簡単に死ぬようなやつじゃないから、そのうちフラっと帰ってくるだろ。」
  レミリア「それもそうね。」

いや、だから。
私、ここにいるって。

  レミリア「それじゃあ、鬼が居ないこの機会を利用して・・・・。」
   魔理沙「お嬢様、あんたも悪(ワル)だねえ。くくく・・・・。」
  レミリア「ふふふ・・・・。」


待て。
何しようっての?

   魔理沙「略奪、開始~!!」   
  レミリア「おじゃましま~す。」

!!
こら!
勝手に人の家に上がるな!
魔理沙、箪笥を漁るな。
レミリア、台所行っても血なんてないわよ。

   魔理沙「お。」
  レミリア「どうしたの?」
   魔理沙「来いよ。面白いもん、見つけたぜ。」

何見つけたのよ・・・・。

   魔理沙「霊夢の日記。」


何ぃ~~!

  レミリア「面白そうね。読ませて。」
   魔理沙「慌てるなって。ゆっくり見ようじゃねえか。」

見るな!
見るな!

   魔理沙「・・・・・・・・。」
  レミリア「・・・・・・・。」

・・・・・・・。

   魔理沙「・・・・・・・プ。」
  レミリア「・・・・・・ふふ。」
   魔理沙「ぶわはははははは!」
  レミリア「あはははは。」

こら。
何を見た!?

   魔理沙「あ~、あいつらしいぜ。まさかこんな・・・・。」
  レミリア「ね~。そんなんでこんなんだなんてねえ。」

何よ?
何処見てるのよ?
やめて。
これ以上見るな。
 
   魔理沙「それじゃあ、続きを・・・・・。」

やめてって!
 
  レミリア「うふふふふ・・・・。」

やめろ~~~!!!

 ・
 ・
 ・

    霊夢「やめろ~~~!!!」

 ガバ!

布団から飛び起きる霊夢。

    霊夢「って、あれ?ここは何処?」
   アリス「お目覚めかしら?」
    霊夢「見ての通りよ。」
   アリス「見ての通りね。」

傍にいたのは、七色の人形使い『アリス・マーガトロイド』。

    霊夢「あんたがここまで運んできたの?」
   アリス「そうよ。旧友のよしみでね。」
    霊夢「トドメぐらい、簡単にさせたんじゃない?この状況だったらね。」
   アリス「それも考えたんだけどね。」
    霊夢「けど?」
   アリス「まあ、あんたが生きてた方が、何かと都合がいいと思ってね。」
    霊夢「それはどうも。で、あんたは何してるの?それに、ここは何処?」
   アリス「ここは、島にある灯台よ。」
    霊夢「で?」
   アリス「私はここで、新しく手に入れた人形たちと篭城しているところよ。」
    霊夢「新しく手に入れた人形?」
   アリス「ええ。」

アリスは自慢気に説明し始めた。

   アリス「ええと、まずは民家で拾った『名無しの中国人形』。」
    霊夢「・・・・・・は?」
   アリス「次に『宵闇のそーなのかー人形』。」
    霊夢「・・・・・・ちょっと。」
   アリス「それから、『合奏ちんどん人形』。これは三体セットね。」
    霊夢「待て待て。」
   アリス「何よ?」
    霊夢「その人形って、もしかして・・・。」
   アリス「その辺で拾ったのよ。」
    霊夢「・・・・・あんた、何時からネクロマンシーまでやり始めたのよ。」
   アリス「人形の操術を応用しただけなんだけど。」
    霊夢「ひょっとして、私も死んでたら・・・・。」
   アリス「そうねえ。『博麗の腐乱死体人形』になってたかもね。」
    霊夢「腐らすな。」
   アリス「『博愛の仏蘭西人形』みたいな名前で、お洒落じゃない。」
    霊夢「そんな寒いギャグのネタにされるなんて、絶対いやだ。」

人形の説明は、とりあえず終わったようだ。

   アリス「まあ、しばらくここで、ゆっくりしていくのがいいわ。」
    霊夢「うん。そうさせてもらう。」
   アリス「何か、聞きたいこととか、ある?」
    霊夢「そうねえ。私が気絶してる間、誰か死んだって放送無かった?」
   アリス「ええと、確か、異世界がどうこう、邪教徒がどうこうって放送があったとおもうわ。」
    霊夢「あ~、わかんないわ。」
   アリス「後は、悪霊言うな、放送禁止コードに気をつけろとか言う放送くらいね。」
    霊夢「魅魔も必死ね。」
   アリス「そうだ。忘れてたけど、あんた、今までどうしてたの?」
    霊夢「今まで?そうね。わがままお嬢様のお守りかな?」
   アリス「それで、盾にされてこのザマと。」
    霊夢「まあね。それで、あとは魔理沙が一緒だったんだけど。」
   アリス「盾にされて。」
    霊夢「このザマよ。」
   アリス「二人とも、案外心配してるんじゃない?」
    霊夢「それは、絶対に無い。」

 ・
 ・
 ・

   魔理沙「へ~っくしょい!」
  レミリア「くしゅん。」
   魔理沙「あ~、誰かウワサしてんのか?人気者は困るぜ。」
  レミリア「霊夢、大丈夫かな?」
   魔理沙「あいつのことだ。死にはしないだろ。」
  レミリア「死んでなきゃ、後が怖いわ。」
   魔理沙「・・・・・それもそうか。霊夢、極楽浄土は、きっといいところだから、さっさと逝くのがいいぜ。」

 ・
 ・
 ・

   アリス「で、そんな二人と、何でチーム組んでたの?」
    霊夢「魔理沙が言うには、脱出の方法があるって。」
   アリス「ほんとなの?」
    霊夢「さあ?」
   アリス「信用できないわ。」
    霊夢「実のところ、私もあんまり信用してない。っていうか、信用出来なくなった。」
   アリス「それじゃ、私と組まない?手数と盾は多いわよ。」
    霊夢「う~ん・・・・・・。考えとく。」
   アリス「そう。それじゃあ、私は人形の様子を見てくるわ。ごゆっくりね。」
    霊夢「・・・・・・。」

そう言って、アリスは部屋を去っていった。

 ~~~・・・、~~~~・・・

    霊夢「何か、外が騒がしいわねえ。」

 ・
 ・
 ・

アリスが拾った人形の自慢をしていたころ、灯台のある一室。
テーブルにイス、時計、料理用と思われるガスコンロなどが備わっている部屋。
その部屋の中では、

    美鈴「ナマエ、ナマエ!ワタシノナマエ、イウヨロシ!」
   リリカ「チュウゴク、チュウゴクー!」
    美鈴「チガウチガウ。ワタシメイリンアルヨ。」
  ルーミア「ソーナノカー。」
  メルラン「ワタシ、スゴクフツウ!」
   ルナサ「・・・・・オチツケ。アンタ、フツウジャナイ・・・・・。」

当の人形たちが騒いでいた。

   リリカ「ワーイ!ヒアソビヒアソビ~!」

何を思ってか、ちんどん人形の一人が、ガスコンロをいじり始めた。

   ルナサ「・・・・ヒアソビ、ヨクナイ・・・・・・・。」
  メルラン「ジョウショウキリュウ、オコル。」
  ルーミア「ソーナノカー。」
    美鈴「ワタシ、ホンメイリンアルヨ!チュウゴクチガウアルネ!」
   リリカ「チュウゴクウルサイヨー。ヤイチャエー。」

 ボッ!

ちんどん人形3は、中国人形に火をつけた。

    美鈴「アツイ!アツイアルヨ!」
   リリカ「ヒダルマ、ヒダルマ~!」
   ルナサ「・・・・・・カジ、ナル・・・・・。」
  ルーミア「ソーナノカー。」
   ルナサ「・・・・・ショウカ、スル・・・・。」
  メルラン「エキタイハッケン。ブッカケル。」
   ルナサ「・・・・・ソレ、アブラ・・・・・。」

 パシャ

ちんどん人形2が、液体(油)を中国人形にぶっかける。

 ボワアアア~!

火が油に引火した。

    美鈴「ギイヤアアアア~!アツイアルヨ~~!」
   ルナサ「・・・・・・ヒ、コッチ、キタ・・・・・・・。」
  ルーミア「ソーナノカー。」
  メルラン「アツイ~。」
   リリカ「ネエサン、タノシソウ。」

部屋は、火の海と化した。    

 ・
 ・
 ・

アリスは霊夢と話を終えると、人形の様子を見に行った。

   アリス「・・・・なんとなく騒がしかったけど、何かあったのかな?」

アリスの中に、疑惑が湧く。

   アリス「・・・・・気温が上がってきたわねえ。」

そう思っているうちに、部屋に着いた。
そして、部屋のドアのノブに手をかけて開けようとした。
      
 カチャ・・・・。

   アリス「・・・・・・・あれ?」

 カチャ、カチャ・・・・。

開かない。

   アリス「どうしたのかしら?」

仕方ないので、ちょっと力をこめて開けようと試みた。

   アリス「せ~の・・・・!」

 どど~ん!!!!

 ・
 ・
 ・

 どど~ん!!!!

    霊夢「なによ、もう。うるさいなあ・・・・。」

あまりの騒々しさに、霊夢はベッドから這い出た。
そして、先ほどアリスが歩いていったほうへ向かって行った。

    霊夢「なんか、気温が上がってきたわねえ。」

なんて思っていると、霊夢の視界に、大変なものが映った。
何かと黒焦げの廊下、そして廊下に落ちている黒焦げの人。

    霊夢「・・・・・何があったのよ?」
   アリス「・・・・・・・・。」

アリスに話し掛けても返事は無い。
続いて霊夢は、部屋を覗いてみた。
そこには、黒焦げの人形が五体。

    霊夢「・・・・・だから、一体何があったの・・・・?」

霊夢にはわからんが、部屋は密室でその中で火災。
人形たちはまとめて焼死。
アリスはドアを開けたときに発生したバックドラフトで死亡。
まあ、そういうわけである。

    霊夢「誰も答えてくれないし、さっさと行くか・・・。皆の衆、ご冥福をお祈りするわ・・・・。」

霊夢は灯台を後にした。

 ・
 ・
 ・

二人に合流(して仕返しでも)しようと、歩いていた霊夢。

    霊夢「・・・・・こっちの方かしら?」

とりあえず、勘を頼りに道を定めた。

    霊夢「まったく、何だってこんな目にあわなきゃならんのやら・・・・・。」

なんて独り言を言ってると、何かを見つけた。

     橙「ええ~と、これをこうして、あそこにはこれを描いて・・・・。」

見ると、『橙』がなにやら作業をしていた。

    霊夢「何してるのよ、紅白な猫。」
     橙「結界を張ってるの。」
    霊夢「結界?」

見ると、地面に魔方陣が描いてあったり、人形(ひとかた)がおいてあったりしている。

     橙「そ。完成したら、並みの妖怪は入って来れないって。」
    霊夢「そんなもん、何処で覚えたのよ?」
     橙「前に、藍様が教えてくれた。」
    霊夢「ふ~ん。」
     橙「ここに篭城してれば、安全でしょ?」
    霊夢「ほんとにそう思う?」
     橙「よし、あとは中央で呪文、と・・・。」
    霊夢「こら。人の話を聞け・・・・。」

橙は魔方陣の中央に立ち、

     橙「つきたてのほやほや~、たきたてのほかほか~・・・・。」
    霊夢「適当に言ってない?」

妖しげな呪文を唱え始めた。
そして
    
     橙「・・・・・・・・・テンコォォォォ~~!!!}
    霊夢「!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴ!!

橙が叫んだと同時に、橙の周りに結界が張られた。

     橙「やった、大成功!」
    霊夢「は~、うさんくさい結界だこと。」
     橙「これで安全ね。」
    霊夢「どれ・・・・・。」

試しに霊夢は、結界に触ってみた。

 ぱり~ん!

     橙「あ~~~~~~~~~!!!!!」

結界は、壊れた。

    霊夢「何よ。脆い結界ね。」
     橙「・・・・・・・・・。」
    霊夢「これじゃ、蚊帳にもなりやしない。」
     橙「・・・・・・・・・。」

橙は、放心している。

    霊夢「身を守りたいなら、うちの結界ぐらいじゃないとね。それじゃ、頑張ってね。」

そういうと霊夢は、去っていった。

     橙「・・・・・・・・・・。」

橙はまだ放心している。
と、そこへ。

フランドール「紅白の臭いがする・・・・・・。」

フランドールが現われた。
 
フランドール「微妙に違ったかしら?」
     橙「・・・・・・・・・・・。」
フランドール「猫ね。でも私、猫の皮の剥ぎ方なんて知らないし・・・・。」

そう言ってフランドールは、戦利品の一つ、パイプ椅子を取り出し、

 ばこ~ん!

橙をぶん殴った。

     橙「・・・・・・・・・。」

 ぱた

橙は、倒れた。

フランドール「さて、次、次。」

次の標的を求め、フランドールは去って行った。

 ・
 ・
 ・

魔理沙は、とりあえず待っていた。

   魔理沙「・・・・待ってたところで、帰ってくるのか、こないのか。」
  
すぐそこでは、レミリアがお昼寝中である。

   魔理沙「こうして見ると、害は無さそうなんだがな。」
     ?「そうね。」

背後から声。

   魔理沙「まったく、可愛いもんだろ。あんたを待つって言ったりして。」
    霊夢「休憩の口実がほしかったのよ。きっと。」

現われたのは、博麗霊夢。

    霊夢「ほら、起きなさい。」
  レミリア「う~、あと五分・・・・・。」
    霊夢「起きないと、虫眼鏡を通して日光を当てるよ?」
  レミリア「おはようございます。」

レミリア、目覚める。

  レミリア「あら、生きてたのね。」
    霊夢「おかげさんでね。」
   魔理沙「さて、役者がそろったところで、出発といこうか。」
  レミリア「そうね。」
    霊夢「待て。」
   
出発しようとした二人を引き止める霊夢。

   魔理沙「何だ?」
    霊夢「今度、私を見捨てて逃げ出したら、背中から容赦なく針と札を撃ちこむわよ?」
   魔理沙「・・・・・ああ、わかったよ。」
  レミリア「・・・・・うん。」
    霊夢「解ればよろしい。」

二人に釘を刺すと、霊夢は歩き出した。

  レミリア「どれくらい、本気だと思う?」
   魔理沙「そうだな。神社ぶっ壊されたときを想像してみな。」
  レミリア「・・・・・大層、おそろしや。」
   
 ・
 ・
 ・

一方、妖夢は。

    妖夢「これだけ探しても見つからないなんて・・・。まさか、幽々子様に遊ばれてるとか?」

割とありえない話ではない、と思ったりする。
そんなことを思いながら歩いていると、

    妖夢「あら・・・・・・・。」
     藍「・・・・・・・・・。」←(例のポーズ)

妖夢は何かを発見した。

    妖夢「どっかで見た地蔵、ね。」

と、どっかで見た地蔵を検分していると、

     藍「わあっ!」

地蔵が大声をあげた。

 ちゃ・・・・

    妖夢「・・・・・・・・・・。」
     藍「あれ・・・?」

妖夢は微動だにせず、さらに、藍に刀を向けた。

    妖夢「その方法で、何人殺った?」
     藍「いや~、別に殺るつもりはなかったんだけど。」
    妖夢「けど?」
     藍「約一名をちょっと驚かせたら、走って逃げて行って、そこの肥溜めにドボン、さ。」
    妖夢「ちょっと拝見。」

見ると、そこには何やら青っぽいのが浮いている。

    妖夢「で、私がそんな手にかかると思って?」
     藍「やってみなけりゃわからん。」
    妖夢「まあ、いいわ。ところで、うちのお嬢様、見なかった?」
     藍「知らない。」
    妖夢「そう。じゃ、あなたには用無しということで・・・・・。」
     藍「こらこら。罪も無い狐を捌くのか?」

妖夢は、藍に向けていた刀を振りかざした。

     藍「・・・・・・・(やられる!)」
    妖夢「そこに隠れてるやつ、出てきなさい!」
     藍「!?」

 ひゅ~ん

と、妖夢が向いた方向から、すごい勢いで何かが飛んできた。

 スコーン!

    藍「おうあ・・・・・・・。」

飛んできたそれ、本は、藍に命中した。

   妖夢「く・・・・・・!」
 
妖夢は正面に駆け出し、刀を振った。
そして、出て来たのは

フランドール「やるわね。ちょっとは楽しめそうかしら?」
    妖夢「・・・・・・・・。」

殺る気満々のフランドール。
妖夢は無言で構えをとり、そして

 ばっ!

斬りかかった。

 カキィン!

    妖夢「せい!はぁ!」
フランドール「ふふふ・・・・・・。」

 カキィン!

 カキィン!

金属同士の接触音が響く。

     藍「いたたたた・・・・・。」

その間に、藍が復活した。

     藍「誰よ?本なんか投げてきたのは。」

見ると、妖夢とフランドールが、激闘を繰り広げている。

     藍「あ~、今のうちに、地蔵になりすましておくか。」

割とシリアスな展開に置いていかれる藍。
やむえず、地蔵のポーズをとる。

    妖夢「く・・・。私の楼観剣が、パイプ椅子ごときに・・・・。」
フランドール「もうおしまい?」

相手が一筋縄ではいかないことを確信する妖夢。

    妖夢「(幽々子様を見つけなければならない以上、こんなところで時間は取れない・・・)。」
フランドール「それじゃあ、今度はこっちからいくわよ!」
    妖夢「(敵に背を見せるは恥!しかし、私は今しばらく生き恥をさらす!)。」
フランドール「人のお話、聞いてる?」
    妖夢「(さて、どうやって離脱したものか・・・・)。」
フランドール「・・・・聞いてないみたいね。」

フランドールはパイプ椅子で、人の話を聞かない妖夢に攻撃を仕掛けた。
そして

 ぱか~ん!

フランドール「ふふふ・・・。手応えアリね。」

確かな手応えに満足するフランドール。
しかし

     藍「(・・・・・・・痛い)。」
フランドール「む・・・。変わり身の術・・・・。」

殴られたのは、地蔵に扮した藍だった。
見ると、妖夢の姿は無い。

フランドール「逃げるなんて卑怯よ。」
     藍「そーだそーだ。私を盾にするなんて、卑怯千万!」
フランドール「ん?」
     藍「(っとと、いかんいかん)。」

うっかり声をあげた藍は、努めて動くまいとする。

フランドール「はて?誰か喋らなかったかしら?」
     藍「(叫んだけど、喋ってはいない)。」
フランドール「ん~・・・・・・。気のせいね。」
     藍「(まあ、気のせいだ)。」

とりあえず、気のせいだったということにしておく。

     藍「(ふふふ・・・。私の足元には、さっきあんたが投げた本がある。)。」
フランドール「さて、本を回収しなきゃね。」
     藍「(いい子だ。ご褒美に、ギャフンと言わせてやるよ)。」

何故か、地蔵化した(?)藍を気にすることなく、フランドールは本を回収する。
そして、

     藍「わああぁぁぁぁ~~~~!!!!」

藍が大声をあげた。

     藍「わあああああ~~!!」
フランドール「・・・・・・・・・・。」
     藍「わあああ~!」
フランドール「・・・・・・・・。」
     藍「わあ~・・・・・・。」
フランドール「・・・・・・・・・。」
     藍「テンコ~・・・・・。」

 ゴン!

     藍「ギャフン・・・・・。」

 ぱた・・・

本の角で頭を殴られ、藍はその場に倒れ伏した。

 ・
 ・
 ・

で、無事撤退を果たした妖夢。

    妖夢「あ~、疲れた。」

先ほどの戦いで、随分と体力を消耗したらしい。
でもって、幽々子捜索で精神的にも疲れているらしい。

    妖夢「もう、打ち上げるかなあ、これ。」

狼煙をあげて、霊夢らと合流しようかと考えた妖夢。
と、そのとき

 ガサ・・・

     妖夢「?」

茂みから、音がした。

     妖夢「誰かいる・・・・?」

妖夢は、そちらの方に近づく。
そして、そこにいたのは

     妖夢「幽々子様・・・・?」

妖夢の目に映ったのは、開始以来ずっと探していた妖夢の主人、『西行寺 幽々子』そのひとである。

     妖夢「幽々子様!」

たまらず妖夢は、声をあげる。

    幽々子「あら、妖夢。」

事もなさげに反応する幽々子。
しかし、妖夢にはそんなことはどうでもよかった。

     妖夢「幽々子様!よくぞご無事で・・・・。」
    幽々子「あなたも、よく無事だったわね。よかったよかった。」
     妖夢「迎えに上がるのが遅れて、申し訳ございません。」
    幽々子「ほんとよ~。退屈だったわ。」

そして互いに駆け寄る主従。
と、そのとき

     妖夢「う・・・・・。」

 ばた~ん

妖夢は、派手に倒れた。

    幽々子「妖夢?」
     妖夢「・・・・・・・・・。」  
    幽々子「お昼寝かしら?」

妖夢の身体は、動かなくなっていた。

    幽々子「・・・・・・あ、やっちゃったんだ。」
     妖夢「・・・やっちゃったんだ、じゃないです。」

幽々子がやっちゃったと思った瞬間、妖夢の半分が話し掛けてきた。

     妖夢「も~、折角の感動の再会なのに、いきなり魂抜くことないでしょう。」
    幽々子「ごめんごめん。うれしくって、つい。」
     妖夢「つい、じゃありません。」

どうやら幽々子は、妖夢の半分人間の部分に、うっかり死を与えてしまったたようだ。
で、妖夢の意識は、人魂の部分に移ったらしい。
人魂からは短い手がはえて、頭の部分には顔がうっすらと映っている。
        
    幽々子「で、どうしようか?」      
     妖夢「どうしようって、私を元に戻してはくれないんですか?」
    幽々子「ほら、死と反魂を一緒にしちゃいけないって・・・。」
     妖夢「・・・・・・・・・。」
    幽々子「冗談はさておき、早く戻しちゃいましょうか。」

そう言って、幽々子は妖夢の身体に近づく。
その瞬間、

      ?「悪いけど、そのままでいて頂戴。」

 ガッ!

    幽々子「う・・・・・・・。」

 バタ・・・・

     妖夢「ゆ、幽々子様!」
     咲夜「騒がない。死人に口なし。」

突然現われた咲夜は、幽々子に当て身を喰らわせた。
幽々子は意識を失い、その場に倒れた。

     妖夢「ちょっと!なんてことするのよ!」
     咲夜「だって、あなたが生き返ったら、また相手しなきゃいけないし。」
     妖夢「だからって、当て身かますことないじゃない。」
     咲夜「・・・・しょうがないじゃない。あんなことがあった後じゃ。」
     妖夢「あんなことって・・・・・・?・・・・・あ~。」
     咲夜「殺せる保障なんて、あったもんじゃないわ。」
              
まあ、ルナサのことであろう。
   
     妖夢「でも、幽々子様はギャグキャラじゃないわ。」 
     咲夜「ほとんどネタキャラじゃない。似たようなもんよ。」
     妖夢「む~・・・・・。」
     咲夜「と、いうわけで、悪く思わないでね。」
     妖夢「あ~、ちょっと待って。」
     咲夜「何よ?」
     妖夢「何か来るわ。」
     咲夜「?」

 ・
 ・
 ・

     霊夢「ふと思ったけど。」
    魔理沙「唐突だな。で、何だ?」
     霊夢「あっちの方で、度々シリアス臭いにおいがプンプンするんだけど。」
    魔理沙「ああ。それは気のせいじゃないぜ。実は、あんたが行方不明の間に。」
     霊夢「何があったの?」
    魔理沙「鳥肌が立つくらいのシリアス臭さがにおってな。たまらんぜ、あれは。」
   レミリア「誰が、そんなにおい出したのかしら?」
    魔理沙「主犯は、庭師だろうな。あれは真面目すぎていかん。」
     霊夢「大丈夫かな?」
    魔理沙「お、珍しく人の心配か?」
   レミリア「雨・・・、いや、槍が降るわね。私は雨のほうが困るけど。」
     霊夢「失礼ね!私はただ・・・。」
    魔理沙「ただ・・・、何だ?」
     霊夢「そんなシリアス臭いのと、無事一緒にいられるのかって、思っただけ。」

 ・
 ・
 ・

    咲夜「へぷし!」
フランドール「くしゅん!」
    妖夢「は、は、はっくしょん!」

咲夜とフランドール、そして妖夢の半分は、同時にクシャミをした。

    咲夜「人気者は困るわ。」
フランドール「そうね。」

気を取り直して、戦闘に入る二人。

    咲夜「さっきは驚いたわ。私に気配を感じさせないで、背中をとるなんて。」
フランドール「ふふふ・・・・・。」
    咲夜「余裕ですわね、妹様?」
フランドール「余裕よ!」

弾幕飛び、ナイフ飛びの激戦を繰り広げる二人。

    妖夢「・・・・・私は、どうすれば?」

身体は幽々子に殺られ、意識はもう半分の部分に有る妖夢。
そんなんじゃあ、何も出来ない。

 ガッ!

    妖夢「!?」

妖夢は、音をした方を見た。
すると、咲夜の攻撃を受けたフランドールが吹っ飛んできた。

 ゲシッ!

    妖夢「ぶっ!」

フランドールは、妖夢に直撃した。

    妖夢「こら!もうちょっと方向を考えろ~!」

短い手を上下させて、妖夢は訴えかける。
しかし、死人の訴えは聞こえていないらしい。
   
    妖夢「・・・・・・化けて出るよ?」

聞こえません。

    咲夜「余裕があるのは結構ですが、もっと相手を見ていただきたいものです。」
フランドール「・・・・・・・・・・。」

 バッ!

妖夢のことなど眼中に無い咲夜が、フランドールに駆け寄る。

    咲夜「(この距離、この速さなら、反撃は受けない・・・・!)」

咲夜はそう確信した。
フランドールは、膝をついたままである。
膝をついたまま何をしているかというと、

    妖夢「って、ちょっと、人の身体を漁らないでよ!」
フランドール「今忙しいから、ちょっと黙っててくれない?」
    妖夢「火事場の泥棒じゃない!ああ、楼観剣だけは・・・・・。」

死体から武器を剥ぎ取っていた。

    咲夜「剣ごときで、私の攻撃を防げるとお思いですか!?」
フランドール「・・・・・・・・・ふふ。」

勝利を確信している咲夜に、フランドールは不適な笑みを浮かべる。
そして、

フランドール「恋符『マスタースパーク』!」
    咲夜「な・・・・・!」

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

咲夜の攻撃が、フランドールに当たる直前の出来ごとである。
突然の、予想外のカウンター攻撃に、咲夜は成す術なく光にのまれていった。
薄れ行く意識の中、咲夜の頭の中は
   
    咲夜「(普通に死ねるのね。よかった、ギャグキャラ扱いじゃなくて・・・・・・)。」

という思いで一杯だったそうな。

フランドール「さてと、この剣、借りてくわよ?」
    妖夢「丁寧に使ってね。もう、とっとと元に戻りたいから、早く決着をつけてきて頂戴。」
フランドール「言われなくてもそうするわ。」
    妖夢「ああ、それと、紅白一行がこっちに向かってると思うから。」
フランドール「何で、そんなことがわかるのかしら?」
    妖夢「さっきのマスタースパークが、集合の合図だったのよ。」
フランドール「ふ~ん。」
    妖夢「そういうわけだから、さっさと行ってきて。」
フランドール「もう逃がさないわ。」

楼観剣と白楼剣を持って、フランドールは全てに決着をつけに行った。

    妖夢「はあ・・・・。ずっとシリアスで通してきたつもりなのに、こんなオチはないじゃない・・・。」

残された妖夢の独り言。

    妖夢「・・・・・グレるよ、本気で・・・・・。」


 続く


 バトルロワイヤル第三回目です。どんどん取り返しのつかない方向へ行ってしまってます。
 咲夜VS妖夢の場面、私の中で何が起こったのでしょう?シリアスっぽいもののみ、というより、ギャグらしきものが一切見当たりません。おかしい・・・。
 アリスと人形たちについては、最も頭を使った気がします。原作では6人ほどいっぺんに消えるところですが、貴重な人材をそんなに浪費できないと思い、死んだキャラたちをリサイクル。その結果、消えたのはアリス一人。死に方は無理矢理っぽかったですけど。資源は大切に。
 それと、幽々子と妖夢の場面。『死を操る程度の能力』を、私的にあらわしてみました。操るんだから生き返らせるのも可能では、と勝手に想像。程度だから、実はこれくらい軽いもんじゃないかと思ったりしました。
 フランドールとパイプ椅子。楼観剣でも切れないってどういうこと?とお思いでしょうが、深くつっこまないでおいてくれると幸いです。きっと、特殊合金か何かで出来ていて、僅かにしかない斬れない物の一つなのでしょう。多分。
 あと、キャラについての言い訳を少し。

美鈴:前回、普通に忘れてた気が。とりあえずさっさと死んで今回復活。そして火だるま。ある意味、最も可哀想な扱いかも。
夢時空組:とりあえず出場してもらいました。爆弾は地球を破壊しそうなので使わせず、残ったのはフランに奪われたパイプ椅子だけ。
妖夢:シリアス一直線で最後は投げやりに。ちょっと浮き気味だったかなあ。
アリス:もっと活躍させたかったキャラの一人ではありましたが、彼女のおかげで当SSは助かりました。感謝。
人形:出来るだけ、個性が出るように心がけました。
橙:ぱりーんと割れる結界(バリア)、わかる人にはわかると思います。
藍:・・・・・たまには、おバカな藍もいいじゃないか!え、ダメ?
幽々子:この場面の組み合わせは、ルナサ-リリカとどっちにしようかと最後まで悩みましたが、結果的に今の組み合わせで正解かと自惚れてます。

それでは、何時になるかは解りませんがまた次回。(出来るなら年明けまでに)
Piko
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コメント



0.1040簡易評価
1.40アーち削除
面白い!面白い…と言いたいが……アリス・゚・(ノД`)・゚・
2.50MDFC削除
もうアリスが倒れてしまったのは残念極まりないのですが、実にアリスらしい死に方だったので満足(マテ   …他に言う事は無いのか自分(笑
3.40PITS削除
灯台シーンがなんかドリフっぽくになったり橙が某光研究所だったり・・・
最後に妖夢…今まで中々キマってたのになぁw
4.40ななすぃ削除
テンコ~……。笑い死にそう。
5.40ぽっけ削除
ルーミア人形かわいい!反則でしょ、あれは。