○月 ○日
今日の天気 晴れ
私の名前は、八雲紫、最近生まれたばかりの妖怪よ、本当なら生まれたばかりの妖怪に
名前はないはずだけど、この名前は自分で勝手につけた。いい名前でしょ?
確かに私はまだ生まれたての妖怪かもしれないけど、そん所そこらの妖怪とは格が違う。
なぜなら私は、あらゆる境界を自由に操ることができるからだ、どんなに力が強い妖怪
でも、私が境界を揺るがせてスキマに落とせばそれでもう私の勝ち。
そうやって、人間や妖怪、妖精と関係なしにスキマに落として遊んでいたら、赤と白の
変な模様の玉を持った巫女がやって来て私を封印しようとした、返り討ちにしようとし
たけど、その巫女は私が作るスキマの穴を全部よけて見せた。それどころかその巫女の
お札にあったって私の方が負けてしまった。
あわや封印という所まできて慌てて、何でもするから許してといったら、案外あっさり
引いてくれた、話を聞いてみると、封印しに来たんじゃなくて私の能力を聞いたこの巫
女が何かの仕事を手伝わせるために私の所へ来たらしい。
で、その仕事というやつを聞いてみたけど、とんでもないものだった。
妖怪の住む場所と人間の住む場所の境目に大きな結界を作って遮るというのだ。
そんな事をしたら山から下りて自由に人間を食べれなくなってしまう、冗談じゃないと
言ったら、問答無用で殴られた、実はこの巫女、人の姿をした鬼じゃないのかしら?
てなわけで、結局私はその仕事を無理やり手伝わされることになった、で結界を張るの
は私とその巫女、あと何人かの僧侶しかいなかった。これなら失敗するかもと期待して
たけど、案外、あっさりと成功してしまった。
ああ、これでもう好き勝手に山から下りて人間を食べることができないと落ち込みなが
ら帰ろうとしたら、巫女は私の襟首をむんずと掴み、帰してくれない。まだ何かあるの
かしら?と聞いたら、巫女はまたとんでもない事を言ってきた。
人間と違って長生きな妖怪である私に、この結果が破れないように管理し、見守れと言
うのだ、今度こそ冗談じゃない、何で私がそんな事をしなければならないのかと文句を
言ったら、また問答無用に殴られた。やっぱりこの巫女は人の姿をした鬼ね。
そんな訳で、これからは毎日、博麗大結界を見守り、日記を書くのが私の仕事になった。
今日の博麗大結界 異常なし
△月 △日
今日の天気 晴れ
あれから何だかんだで、40年経った、結局私はこの仕事を続けている。
仕事を始めてから、1週間に一回は殴ってくれたあの巫女も、もうすっかり老けてしまった。
しかし、今だに元気でやっぱり1週間に一回は殴ってくる。もう年なんだから少しぐらい大
人しくなってくれないかしら。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ×日
今日の天気 曇り
この前、少しぐらい大人しくなってくれないかなと書いた巫女だけど大人しくなるのを通り
越して、あっさり死んでしまった。あんまりにもあっさり逝きすぎて少し呆然としちゃった。
本当に人間は妖怪に比べると短い寿命なのね。
巫女の娘と一緒にお墓を作りながら、私は少し泣いていた。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ◇日
今日の天気 晴れのち曇り
巫女が死んでしまったので、私は神社から出る決意をした。娘は引き止めてくれたけど、な
んだか神社には住みづらくなったので、仕事はちゃんと続けることを約束し、神社から私は
出て行った。
今この日記は、野宿中のスキマから書いている。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ○日
今日の天気 霧
あんまり長く野宿するのも嫌なので、私は早速家を作ることにした。
とは言え、本当に私が家を作るわけじゃなくて、スキマを使って外から、空き家を持ってき
ただけなんだけどね。
ついでに家具がないと寂しいので、家具もスキマから持ってきた、それも普通の家具じゃつ
まらないから、珍しいものをいろいろ集めてみた。
変な物がくるもの嫌だから、家の周りの境界を曖昧にして道に迷いやすくしようかしら?。
今日からここが私の家。
今日の博麗大結界 異常なし(スキマ以外)
●月 ▽日
今日の天気 紅い月
この家(他からはマヨヒガと呼ばれている)に、住んでから100年経った。
100年経ったけど、私の日常は変化がない、あの巫女の娘もきっと死んでいるでしょうね。
紅い月を見ながら、少し寂しいと思ったのはきっと気のせい。
今日の博麗大結界 異常なし
▲月 ★日
今日の天気 大雨
今日は朝から(その時の私は眠っているけど)、雨が降っていて鬱陶しい、そんな事を考えなが
ら結界を見ていたら、何かの気配を感じたので、頭の上に隙間を作り雨を防ぎながら、その気
配を探してみた。
すると傷だらけの妖狐を見つける、他の妖怪にやられたのか酷い怪我をしていてほって置くと
そのまま死んでしまうのは目に見えていたから家に連れ帰り、手当てをしてあげた。
今日あった事はそれだけね。
今日の博麗大結界 異常なし
▲月 ×日
今日の天気 雨のち曇り
拾った妖狐が、目を覚ました。覚ましたのはいいけど私を警戒している。手当てをしようとす
ると暴れだすのでスキマを使って動けなくしてから手当てをする。
始めは嫌がってたけど、私が危害を加える気がないと分かると大人しくなった。
怪我をした理由を聞くが答えてはくれない。仕方がないので怪我が治るまでここに居るように
言うと、ボソッとありがとうと呟いた、私は妖狐の頭をなでて食事を作り一緒に食べた、一人
じゃない食事は随分と久しぶりね。
今日の博麗大結界 異常なし
☆月 ●日
今日の天気 晴れ
拾った妖狐は、怪我が治ったにもかかわらずここに住み着いている、それどころか、私に懐い
てきた。しょうがないので私の式神という事にし、雑用を任せることにした。
名前が無いと言うから、八雲藍と言う名前をつけてあげたら、すごく喜んでいた。
少し騒がしいけどこう言うのも良いかしらと思った。
今日の博麗大結界 異常なし
▼月 △日
今日の天気 にわか雨
藍が来てから、結構余裕ができて最近の私は結界にスキマを作って外の人間を連れてきたり、
散歩に行ったりと遊んでいる。
これ位ならあの巫女も(多分)許してくれるでしょう。
今日の博麗大結界 (私が作るスキマ以外)異常なし
◇月 ×日
今日の天気 雨のち晴れ
生きている人間のお友達ができた。散歩途中に見つけた桜の木をたくさん植えた庭をもつお
屋敷のお嬢様で、名前は、西行寺幽々子ちゃんて言うの、幽々子ちゃんは人間なのに変わっ
た力を持っているけど本人は割りとボケ~としてる。
話しこんでいるうちに意気投合しちゃって、最近では毎日西行寺のお屋敷に遊びに行ってい
る。
今日の博麗大結界 (いくつかのスキマ以外)異常なし
■月 ◎日
今日の天気 曇り
気持ちよく冬眠をしていたんだけど、藍がいい加減に起きて下さいと小言を言うからしょうが
なく起きた、最近小うるさくなってきたわね。
久しぶりに西行寺のお屋敷へ遊びに行ったら、何故か幽々子は幽霊になっていて、私のことを
覚えていなかった。すごいびっくりして、ぼ~っと立っていたら、庭師兼護衛のおじいさん(名前
は知らない)が、何でも妖怪桜を封印するために自殺したと教えてくれた。
あの妖怪桜が危険なのは分かってた、けど私の力じゃどうしようもできないんでほうっておい
たんだけどこんな事になるなんて、久しぶりに落ち込んだ。
まぁ、幽々子とはまた仲良くなったし、庭師のおじいさんもまた来てくださいと言ってくれた
んだけど。
家に帰りながらあの巫女なら何とかできたのかも知れないなんて事を考えてた。
今日の博麗大結界 異常なし
▽月 ▼日
今日の天気 晴れ
いつの間にか藍が自分の式神を作っていた。黒猫の化け猫を式神にして名前は橙と付けたそう
だ、橙は落ち着きなく動き回っていて、なんだか昔の藍みたいでかわいい。
そして今の藍はと言うと、なんだかお姉さんぶって橙になにか言っていた。昔の自分もあんな
感じだったくせに、そのことを藍に言ってみたら、顔を真っ赤にして反応してくれた。
うん、今の藍も十分かわいいわね。
騒がしい式神二匹のおかげでマヨヒガも昔と比べるとずいぶんうるさくなってきた。
けど、そんなのもいいかもしれないわね。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ☆日
今日の天気 晴れ
なんか藍と橙が誰かにやられてしまったらしい、冬眠から起きたら二人とも怪我をしていた。
橙はともかく藍は昔より大分強くなったと思ってたのに、そんな事を考えて、二人の怪我を
手当てして、二度寝をしたら、いつの間にか春になっていてまたびっくりした。
・・・って、なんかこれと同じ日記を10回ぐらい書いた気がする、日記をちゃんと読み返し
てないから分からないけど、まぁ良いわ、今日はもう三度寝をしよう。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ◇日
今日の天気 晴れ
幽々子から、冥界の結界を直してほしいと言われた。自分で壊したんだから、自分で直しな
さいよと思ったけど、友達のお願いだしちゃんと聞いてあげよう、眠いのを我慢しながら冥
界にいったら、いつもより騒がしくなっている。幽々子の趣味でも変わったのかしら?
そんな事を考えながらゆっくり仕事を始めようとしたら、見覚えのある赤と白の模様の玉を
持った紅白巫女がやってきて、さっさと仕事をしなさいと言ってきた、いろいろと言い訳を
していたら、弾幕ごっこやる羽目になって負けちゃった、何者かと聞いてみたら何とあの博
麗の13代目巫女だそうだ。
自分で私をボロボロにした癖に、帰って怪我を治そうとしたら問答無用で殴られた。
博霊の一族には人の血じゃなくて鬼の血が流れている、間違いないわ。
結局、私はフラフラになりながらも何とか結界を修復した。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ◎日
今日の天気 晴れ
結界を直した後、幽々子が冥界に帰る前に、博霊神社で大花見大会をした。
途中で酔いつぶれて眠ってしまった紅白巫女の顔に落書きをしたら、その翌日にわざわざマ
ヨヒガにまで乗り込んできて私を殴って帰っていった。
今日も今日とてあの紅白巫女はあっちこっちに飛び回っている。
その姿を見ていたら、なんだか昔の事を思い出しちゃった。
今日の博麗大結界 異 常 な し
今日の天気 晴れ
私の名前は、八雲紫、最近生まれたばかりの妖怪よ、本当なら生まれたばかりの妖怪に
名前はないはずだけど、この名前は自分で勝手につけた。いい名前でしょ?
確かに私はまだ生まれたての妖怪かもしれないけど、そん所そこらの妖怪とは格が違う。
なぜなら私は、あらゆる境界を自由に操ることができるからだ、どんなに力が強い妖怪
でも、私が境界を揺るがせてスキマに落とせばそれでもう私の勝ち。
そうやって、人間や妖怪、妖精と関係なしにスキマに落として遊んでいたら、赤と白の
変な模様の玉を持った巫女がやって来て私を封印しようとした、返り討ちにしようとし
たけど、その巫女は私が作るスキマの穴を全部よけて見せた。それどころかその巫女の
お札にあったって私の方が負けてしまった。
あわや封印という所まできて慌てて、何でもするから許してといったら、案外あっさり
引いてくれた、話を聞いてみると、封印しに来たんじゃなくて私の能力を聞いたこの巫
女が何かの仕事を手伝わせるために私の所へ来たらしい。
で、その仕事というやつを聞いてみたけど、とんでもないものだった。
妖怪の住む場所と人間の住む場所の境目に大きな結界を作って遮るというのだ。
そんな事をしたら山から下りて自由に人間を食べれなくなってしまう、冗談じゃないと
言ったら、問答無用で殴られた、実はこの巫女、人の姿をした鬼じゃないのかしら?
てなわけで、結局私はその仕事を無理やり手伝わされることになった、で結界を張るの
は私とその巫女、あと何人かの僧侶しかいなかった。これなら失敗するかもと期待して
たけど、案外、あっさりと成功してしまった。
ああ、これでもう好き勝手に山から下りて人間を食べることができないと落ち込みなが
ら帰ろうとしたら、巫女は私の襟首をむんずと掴み、帰してくれない。まだ何かあるの
かしら?と聞いたら、巫女はまたとんでもない事を言ってきた。
人間と違って長生きな妖怪である私に、この結果が破れないように管理し、見守れと言
うのだ、今度こそ冗談じゃない、何で私がそんな事をしなければならないのかと文句を
言ったら、また問答無用に殴られた。やっぱりこの巫女は人の姿をした鬼ね。
そんな訳で、これからは毎日、博麗大結界を見守り、日記を書くのが私の仕事になった。
今日の博麗大結界 異常なし
△月 △日
今日の天気 晴れ
あれから何だかんだで、40年経った、結局私はこの仕事を続けている。
仕事を始めてから、1週間に一回は殴ってくれたあの巫女も、もうすっかり老けてしまった。
しかし、今だに元気でやっぱり1週間に一回は殴ってくる。もう年なんだから少しぐらい大
人しくなってくれないかしら。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ×日
今日の天気 曇り
この前、少しぐらい大人しくなってくれないかなと書いた巫女だけど大人しくなるのを通り
越して、あっさり死んでしまった。あんまりにもあっさり逝きすぎて少し呆然としちゃった。
本当に人間は妖怪に比べると短い寿命なのね。
巫女の娘と一緒にお墓を作りながら、私は少し泣いていた。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ◇日
今日の天気 晴れのち曇り
巫女が死んでしまったので、私は神社から出る決意をした。娘は引き止めてくれたけど、な
んだか神社には住みづらくなったので、仕事はちゃんと続けることを約束し、神社から私は
出て行った。
今この日記は、野宿中のスキマから書いている。
今日の博麗大結界 異常なし
×月 ○日
今日の天気 霧
あんまり長く野宿するのも嫌なので、私は早速家を作ることにした。
とは言え、本当に私が家を作るわけじゃなくて、スキマを使って外から、空き家を持ってき
ただけなんだけどね。
ついでに家具がないと寂しいので、家具もスキマから持ってきた、それも普通の家具じゃつ
まらないから、珍しいものをいろいろ集めてみた。
変な物がくるもの嫌だから、家の周りの境界を曖昧にして道に迷いやすくしようかしら?。
今日からここが私の家。
今日の博麗大結界 異常なし(スキマ以外)
●月 ▽日
今日の天気 紅い月
この家(他からはマヨヒガと呼ばれている)に、住んでから100年経った。
100年経ったけど、私の日常は変化がない、あの巫女の娘もきっと死んでいるでしょうね。
紅い月を見ながら、少し寂しいと思ったのはきっと気のせい。
今日の博麗大結界 異常なし
▲月 ★日
今日の天気 大雨
今日は朝から(その時の私は眠っているけど)、雨が降っていて鬱陶しい、そんな事を考えなが
ら結界を見ていたら、何かの気配を感じたので、頭の上に隙間を作り雨を防ぎながら、その気
配を探してみた。
すると傷だらけの妖狐を見つける、他の妖怪にやられたのか酷い怪我をしていてほって置くと
そのまま死んでしまうのは目に見えていたから家に連れ帰り、手当てをしてあげた。
今日あった事はそれだけね。
今日の博麗大結界 異常なし
▲月 ×日
今日の天気 雨のち曇り
拾った妖狐が、目を覚ました。覚ましたのはいいけど私を警戒している。手当てをしようとす
ると暴れだすのでスキマを使って動けなくしてから手当てをする。
始めは嫌がってたけど、私が危害を加える気がないと分かると大人しくなった。
怪我をした理由を聞くが答えてはくれない。仕方がないので怪我が治るまでここに居るように
言うと、ボソッとありがとうと呟いた、私は妖狐の頭をなでて食事を作り一緒に食べた、一人
じゃない食事は随分と久しぶりね。
今日の博麗大結界 異常なし
☆月 ●日
今日の天気 晴れ
拾った妖狐は、怪我が治ったにもかかわらずここに住み着いている、それどころか、私に懐い
てきた。しょうがないので私の式神という事にし、雑用を任せることにした。
名前が無いと言うから、八雲藍と言う名前をつけてあげたら、すごく喜んでいた。
少し騒がしいけどこう言うのも良いかしらと思った。
今日の博麗大結界 異常なし
▼月 △日
今日の天気 にわか雨
藍が来てから、結構余裕ができて最近の私は結界にスキマを作って外の人間を連れてきたり、
散歩に行ったりと遊んでいる。
これ位ならあの巫女も(多分)許してくれるでしょう。
今日の博麗大結界 (私が作るスキマ以外)異常なし
◇月 ×日
今日の天気 雨のち晴れ
生きている人間のお友達ができた。散歩途中に見つけた桜の木をたくさん植えた庭をもつお
屋敷のお嬢様で、名前は、西行寺幽々子ちゃんて言うの、幽々子ちゃんは人間なのに変わっ
た力を持っているけど本人は割りとボケ~としてる。
話しこんでいるうちに意気投合しちゃって、最近では毎日西行寺のお屋敷に遊びに行ってい
る。
今日の博麗大結界 (いくつかのスキマ以外)異常なし
■月 ◎日
今日の天気 曇り
気持ちよく冬眠をしていたんだけど、藍がいい加減に起きて下さいと小言を言うからしょうが
なく起きた、最近小うるさくなってきたわね。
久しぶりに西行寺のお屋敷へ遊びに行ったら、何故か幽々子は幽霊になっていて、私のことを
覚えていなかった。すごいびっくりして、ぼ~っと立っていたら、庭師兼護衛のおじいさん(名前
は知らない)が、何でも妖怪桜を封印するために自殺したと教えてくれた。
あの妖怪桜が危険なのは分かってた、けど私の力じゃどうしようもできないんでほうっておい
たんだけどこんな事になるなんて、久しぶりに落ち込んだ。
まぁ、幽々子とはまた仲良くなったし、庭師のおじいさんもまた来てくださいと言ってくれた
んだけど。
家に帰りながらあの巫女なら何とかできたのかも知れないなんて事を考えてた。
今日の博麗大結界 異常なし
▽月 ▼日
今日の天気 晴れ
いつの間にか藍が自分の式神を作っていた。黒猫の化け猫を式神にして名前は橙と付けたそう
だ、橙は落ち着きなく動き回っていて、なんだか昔の藍みたいでかわいい。
そして今の藍はと言うと、なんだかお姉さんぶって橙になにか言っていた。昔の自分もあんな
感じだったくせに、そのことを藍に言ってみたら、顔を真っ赤にして反応してくれた。
うん、今の藍も十分かわいいわね。
騒がしい式神二匹のおかげでマヨヒガも昔と比べるとずいぶんうるさくなってきた。
けど、そんなのもいいかもしれないわね。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ☆日
今日の天気 晴れ
なんか藍と橙が誰かにやられてしまったらしい、冬眠から起きたら二人とも怪我をしていた。
橙はともかく藍は昔より大分強くなったと思ってたのに、そんな事を考えて、二人の怪我を
手当てして、二度寝をしたら、いつの間にか春になっていてまたびっくりした。
・・・って、なんかこれと同じ日記を10回ぐらい書いた気がする、日記をちゃんと読み返し
てないから分からないけど、まぁ良いわ、今日はもう三度寝をしよう。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ◇日
今日の天気 晴れ
幽々子から、冥界の結界を直してほしいと言われた。自分で壊したんだから、自分で直しな
さいよと思ったけど、友達のお願いだしちゃんと聞いてあげよう、眠いのを我慢しながら冥
界にいったら、いつもより騒がしくなっている。幽々子の趣味でも変わったのかしら?
そんな事を考えながらゆっくり仕事を始めようとしたら、見覚えのある赤と白の模様の玉を
持った紅白巫女がやってきて、さっさと仕事をしなさいと言ってきた、いろいろと言い訳を
していたら、弾幕ごっこやる羽目になって負けちゃった、何者かと聞いてみたら何とあの博
麗の13代目巫女だそうだ。
自分で私をボロボロにした癖に、帰って怪我を治そうとしたら問答無用で殴られた。
博霊の一族には人の血じゃなくて鬼の血が流れている、間違いないわ。
結局、私はフラフラになりながらも何とか結界を修復した。
今日の博麗大結界 異常なし
◎月 ◎日
今日の天気 晴れ
結界を直した後、幽々子が冥界に帰る前に、博霊神社で大花見大会をした。
途中で酔いつぶれて眠ってしまった紅白巫女の顔に落書きをしたら、その翌日にわざわざマ
ヨヒガにまで乗り込んできて私を殴って帰っていった。
今日も今日とてあの紅白巫女はあっちこっちに飛び回っている。
その姿を見ていたら、なんだか昔の事を思い出しちゃった。
今日の博麗大結界 異 常 な し
紛れもない紫様ですね 感動です。。
なんという弱腰ゆかりさま
たまりません