どっちの人間ショー
『遅めの春を迎えた幻想郷。さて咲夜シェフの本日の特選素材は？』
「本日の特選素材は白黒魔女。普段からいろんなところ飛び回っている分、
身のしまりが期待できるわ。」
咲夜がテーブルにかけられていた白いシーツをはがすと、中には縛り付けられた魔理沙の姿が…。
「こらっ、はなせ！私は美味しいが食料じゃない！」
さて五月蝿い魔女はほっておいて、本日のゲストを紹介しよう。
まずは紅魔館よりレミリア、フランドールのスカーレット姉妹。
「咲夜の得意技、時を止めての調理は素材の新鮮さを失わない画期的な調理法ね。期待してるわ。」
「今日は人間をケーキにするところ見せてくれるんでしょ。早く見せて。」
そして、人食い妖怪の代表、ルーミアと中国…
「美鈴です！紅・美・鈴！」
「そーなのかー」
「そーなのかーってさっき自己紹介したじゃない（しくしく）」
余談ではあるが、ルーミアの周りには他より多くの照明機材が置かれている。
こうでもしないと闇に隠れてしまいカメラに写らないのだ。
「なぁ？ゲストが四人ってニ対二になったらどうするんだ？」
魔理沙が縛られたままの体勢で頭に浮かんだ疑問を口にした。
「そのときは引き分けってことで全員に料理を振舞うわ。」
「勘弁してくれ…。」
『さぁ、対するは妖夢シェフの特選素材。』
「言わなくても分かると思うけど、こっちの特選素材は紅白巫女。
陰陽玉のおかげで太らない体型が魅力ね。」
「こらぁ～、なんてことするのよ！」
魔理沙と同じように縛られた霊夢登場。
「切れない物はあんまりない楼観剣の切れ味が彼女の持ち味ね。
普通の料理ならこんにゃくが入れられないのが難点だけど。」
「それに巫女は食べてもいい人類っていいますしね。」
「そーなのかー。」
『さぁ今夜のご注文は…。』
「どっち！？」×2
（あのSE）
紅白（レミリア）白黒（フランドール）紅白（ルーミア）紅白（中国）
「美鈴です！紅…（以下略）」
「えーっ、そんなー。」
うなだれるフランドール。
「言っておくけど、暴れるのは無しよ。」
「うー咲夜ぁ。」
「申し訳ありません妹様…。」
負けたことよりレミリアに選んでもらえなかったことにショックを受けている咲夜だった。
「やはり食材は紅白巫女にしておくべきだったか…撤収！」
こうして咲夜シェフは撤収したのだった。
「ふぅ助かったぜ。」
安堵のため息をつく魔理沙であった。
「さて、それじゃあ霊夢をいただきましょうか…。」
ドゴォォォォォォン！
爆発音とともに煙の中から現れたのは頭に青筋を浮かべた霊夢と、
倒された妖夢の姿であった。
「あんたたち、いいかげんにしなさい！」
無想封印・集
「うう…どうせ私はこんな役（しくしく）」
と、飛ばされる中国と、
「そーなのかー」
こちらも飛ばされるルーミア。
「あんたそれしか言ってないじゃない…ふぅまったく今日は災難…」
カプッ♪
「痛っ、ってレミリアなんで無事なの！？」
「こうもりになって回避したのよ。それじゃあいただくわ。」
「ああっ…」
レミリアだけはしっかりお食事できたのだった。
おまけ
「たしか負けシェフの晩餐ってのが…。」
「やるな！」
『遅めの春を迎えた幻想郷。さて咲夜シェフの本日の特選素材は？』
「本日の特選素材は白黒魔女。普段からいろんなところ飛び回っている分、
身のしまりが期待できるわ。」
咲夜がテーブルにかけられていた白いシーツをはがすと、中には縛り付けられた魔理沙の姿が…。
「こらっ、はなせ！私は美味しいが食料じゃない！」
さて五月蝿い魔女はほっておいて、本日のゲストを紹介しよう。
まずは紅魔館よりレミリア、フランドールのスカーレット姉妹。
「咲夜の得意技、時を止めての調理は素材の新鮮さを失わない画期的な調理法ね。期待してるわ。」
「今日は人間をケーキにするところ見せてくれるんでしょ。早く見せて。」
そして、人食い妖怪の代表、ルーミアと中国…
「美鈴です！紅・美・鈴！」
「そーなのかー」
「そーなのかーってさっき自己紹介したじゃない（しくしく）」
余談ではあるが、ルーミアの周りには他より多くの照明機材が置かれている。
こうでもしないと闇に隠れてしまいカメラに写らないのだ。
「なぁ？ゲストが四人ってニ対二になったらどうするんだ？」
魔理沙が縛られたままの体勢で頭に浮かんだ疑問を口にした。
「そのときは引き分けってことで全員に料理を振舞うわ。」
「勘弁してくれ…。」
『さぁ、対するは妖夢シェフの特選素材。』
「言わなくても分かると思うけど、こっちの特選素材は紅白巫女。
陰陽玉のおかげで太らない体型が魅力ね。」
「こらぁ～、なんてことするのよ！」
魔理沙と同じように縛られた霊夢登場。
「切れない物はあんまりない楼観剣の切れ味が彼女の持ち味ね。
普通の料理ならこんにゃくが入れられないのが難点だけど。」
「それに巫女は食べてもいい人類っていいますしね。」
「そーなのかー。」
『さぁ今夜のご注文は…。』
「どっち！？」×2
（あのSE）
紅白（レミリア）白黒（フランドール）紅白（ルーミア）紅白（中国）
「美鈴です！紅…（以下略）」
「えーっ、そんなー。」
うなだれるフランドール。
「言っておくけど、暴れるのは無しよ。」
「うー咲夜ぁ。」
「申し訳ありません妹様…。」
負けたことよりレミリアに選んでもらえなかったことにショックを受けている咲夜だった。
「やはり食材は紅白巫女にしておくべきだったか…撤収！」
こうして咲夜シェフは撤収したのだった。
「ふぅ助かったぜ。」
安堵のため息をつく魔理沙であった。
「さて、それじゃあ霊夢をいただきましょうか…。」
ドゴォォォォォォン！
爆発音とともに煙の中から現れたのは頭に青筋を浮かべた霊夢と、
倒された妖夢の姿であった。
「あんたたち、いいかげんにしなさい！」
無想封印・集
「うう…どうせ私はこんな役（しくしく）」
と、飛ばされる中国と、
「そーなのかー」
こちらも飛ばされるルーミア。
「あんたそれしか言ってないじゃない…ふぅまったく今日は災難…」
カプッ♪
「痛っ、ってレミリアなんで無事なの！？」
「こうもりになって回避したのよ。それじゃあいただくわ。」
「ああっ…」
レミリアだけはしっかりお食事できたのだった。
おまけ
「たしか負けシェフの晩餐ってのが…。」
「やるな！」