あらすじ
突然アリスと魔理沙に襲い掛かってきた殺人人形!
彼女らはそれをなんとか撃退するも、人形は新たな得物を求めて逃げ去ってしまう!
二人は相談の末、博麗神社に向かうことにした!
どーなる!アリスと魔理沙と人形!
今回もドッキドキのワックワクだぜ!(AA略)
「・・・改めて考えると、神社って遠いのねー」
まだ二人は全速力で博麗神社に向かって飛んでいた。
「ああ そーだなー・・・・ん?」
目の前にふよふよ飛んでいる人影を発見。
「・・・あいつは・・・」
「えーと・・誰?」
アリスは知らなくて当然です。
「えーと、確か・・・ そーだ、ルーミアだ。紅魔郷一面ボスのあいつだ。」
「こーまきょー?何ソレ?」
「あー 知らないものは知らなくていいぜ。」
「なにそれー・・・」
すると、ルーミアが向こうから近づいてきました。
「ここで遭ったが百年目!今回は新スペルカードでいざ、勝負!」
ルーミアは妙に気合いが入っているようです。
「まだ、6ヶ月ぐらいだ、と。」
魔理沙は普通に返しました。
「喰らえ!月符「閉じるムーンライトレ・・・」
「恋符「マスタースパーク」」
「白符「白亜の露西亜人形」」
ドォーン!
ルーミアは二人のスペルカード攻撃により、あっけなく吹っ飛ばされてしまいました。
「みなさぁぁぁーん!良い夜をお楽しみくださぁぁぁぁぁぁい・・・・・・」
ヒュールルルルルー・・・・
ルーミアは、謎のセリフを吐きながら落ちていきました。
「・・・行くか。」「そーね。」
目の前の障害を取り除いた二人は、博麗神社へ向かいました。
少女飛行中・・・・
「ついたぜ。」「着いたわ。」
二人は境内に着地しました。
「麗夢!居るかー?」
「・・・・」
アリスは何故か少し落ち着かない様子です。
「霊夢じゃないのなら居るわよー」
神社から声が聞こえてきました。
「お前は誰だー?」
「日光がダメで銀色のアレが苦手で臭い野菜が苦手な病弱っ娘よー」
「なんで説明的なのよ・・・。」アリスは少し呆れます。
「二人いるから分かんないぜー? 姉様の方かー? 妹君の方かー?」
「姉様の方よー」
神社の奥からレミリアが出てきました。
「・・・誰?」
「あぁ、紅魔郷ラスボス、紅魔館の主のレミリア・スカーレットだぜ。」
魔理沙は目の前のレミリアを親指で指差しながら言いました。
「だから、こーまきょーって何よ?」
「気にする必要は無いわ。」
「ラスボスのあんたが言うセリフじゃねえだろ・・・っと、そうだ。用件を忘れるところだった。霊夢のヤツを知らないか?」
「霊夢・・・?あぁ、霊夢なら『ちょっと野暮用で人間界に行ってくるから留守番頼んだ』って・・・。」
「「な、なんだってー!!」」
二人の声がキレイにハモりました。
「・・・どーしたの?そんな大声上げるほど重要なことでも?」
二人はレミリアに状況を説明しました。
「なるほど、確かにそー言うのを封印できるのは霊夢ぐらいしかいなさそーね。」
レミリアは冷静です。
「れ、冷静にそんな事言われても・・・・」
「ど、どーする?」
この二人は冷静じゃないようです。
とか何とか考えてるうちに・・・
シュイイィィィイイン・・・・・
「・・・今、何か聞こえたよな。」「今、何か聞こえたわよね?」「今、何か聞こえたわね。」
3人は音のする方向を向きました。
すると、そこには・・・
巨大なチェーンソーを持った殺人人形が立っていました。
「ねぇ・・・あの回転してる刃、何?」
「あんなの、幻想郷に無いしねぇ・・・。」
「咲夜なら知ってるかもな・・・。」
この3人は勿論チェーンソーを知るはずがありません。
しばしの沈黙、そして・・・・
「「に、逃げろー!!」」
3人・・・いや、2人は逃げ出しました。
レミリアがそこに残りました。
「おい、レミリア!?」
「危ないわよ!?」
二人はパニック状態です。
殺人人形はレミリアを無視し、まっすぐアリスに向かってきます。
銀色の チェーンソーを ギラつかせながら・・・
「アリス、逃げろ!」
魔理沙が叫びます。
「こ、腰が抜けちゃって・・・。」
アリスは泣きそうです。
その時です。
ガッ バターン!
突然、人形が石につまづいて転びました。
「「ハ!?」」
ヒューン・・・クルクルクル・・・・
チェーンソーは宙を舞い・・・
バリバリバリ・・・!
アリスの後ろの賽銭箱に引っかかりました。
「・・・・?」
「運命を操る程度の能力・・・なんて便利なのかしら。」
殺人人形を足で踏みつけ、動けないようにしながらレミリアが言いました。
「あっけ無い・・・。」
魔理沙も腰を抜かし、へなへなと座り込んでしまいました。
「そこの貴女、大丈夫?」
人形を足でグリグリやりながら、レミリアはアリスに話しかけます。
「・・・・・・ふぇぇぇーん・・・・」
アリスは突然泣き出してしまいました。
「お、おい?アリス?」
魔理沙は恐る恐るアリスに話かけました。
すると、アリスは魔理沙に抱きついて、
「ふえぇぇえぇん まりさー こわかったよー!」
「分かった!分かった!だからっ・・・離れろって・・・・」
魔理沙の顔がどんどん赤くなっていきます。
「・・・・人間って、よくわからないのね。」
悟ったような声でレミリア。人形はジタバタもがいてます。
「・・・アリスは人間じゃないんだがなー・・・つーか、離してくれ・・・。」
しばらくアリスをなだめたり
人形をスマキにしたり
元凶の魔理沙をボコボコにしたりしてるうちに、霊夢が帰ってきました。
手には何やら酒のような物体を持っています。
「・・・何してるの?七色魔法莫迦と魔理沙とレミリアで。」
「何で私だけ・・・」
アリスはちょっと悲しそうです。
「いや、あの、ちょっと、な。」
魔理沙は顔面が腫れています。。
「あの、賽銭箱がぶっ壊れてるんですが。」
「目の錯覚よ。それより・・・・」
レミリアはスマキにした人形を取り出しました。
「この人形の中の悪霊を封じ込めて欲しいんだけど?」
「いや、あの、その前に賽銭箱が。」
「・・・だから、目の錯覚だってば。」
「明らかに違うんですが。」
レミリアはカリスマ性を漂わせました。
「・・・封じ込めて欲しいんだけど?」
霊夢の第六感が「逆らったら殺される」と警鐘を鳴らしました。
「・・・分かったわ、でも、賽銭箱直してよね。」
霊夢は、人形を境内に置くと、
「霊符『夢想封印 集』」
ドンドンドンドーン!
霊夢から放たれた光の玉が、人形に直撃します。
そして、人形は動かなくなりました。
「いやー これで一件落着というわけだn(バコッ」
魔理沙はアリスに思いっきり後頭部を殴られ気絶してしまいました。
「・・・なんで魔理沙を殴るの?」
「・・・今回の騒動の原因が魔理沙だからよ。」
「ああ、なるほど。賽銭箱も直してもらおうかしら。」
「じゃあ、私はそろそろ帰るわ。咲夜も心配してるだろうし。」
と、レミリアは飛びさって行きました。
「ばいばーい・・・って、そこの七色魔法莫迦、あなたはどうするの?」
アリスはしばらく立ちすくんでいました。
「聞いてるー?」
ガンッ!
アリスは霊夢の頭をブッ叩きました。
「痛い! 何するのよー!」
霊夢は頭を抑えてアリスに言いました。
「七色魔法莫迦じゃ・・ないもん!霊夢のばかぁ!」
とそれだけ叫ぶと、アリスは飛び去って行きました。
「・・何よ、もう・・・・。」
霊夢は賽銭箱をチラリと見ました。
そして、ため息一つ。
「・・・魔理沙ー?」
魔理沙は完全に気絶しているよーです。
「ま、放っていてもいいわね。私も寝よう・・・。」
霊夢は魔理沙を境内に放置して、床につきました。
マーガトロイド邸
「グスッ・・・・」
アリスはベッドの上で泣いてました。
「私のバカー・・・霊夢に「ありがとう」って言わなくちゃいけないのに・・・」
人形たちがアリスの回りを囲んで慰めているような仕草をしてます。
「そうだ、明日はありがとうって言わなくちゃ・・・うん。」
翌日
博麗神社の木の影で
「・・・言わなくちゃ、言わなくちゃ・・・・」
とブツブツ言ってるアリスがいましたとさ。
幻想郷の魔法少女たちの話はまだまだありますが、
この話はこれでおしまいです。
突然アリスと魔理沙に襲い掛かってきた殺人人形!
彼女らはそれをなんとか撃退するも、人形は新たな得物を求めて逃げ去ってしまう!
二人は相談の末、博麗神社に向かうことにした!
どーなる!アリスと魔理沙と人形!
今回もドッキドキのワックワクだぜ!(AA略)
「・・・改めて考えると、神社って遠いのねー」
まだ二人は全速力で博麗神社に向かって飛んでいた。
「ああ そーだなー・・・・ん?」
目の前にふよふよ飛んでいる人影を発見。
「・・・あいつは・・・」
「えーと・・誰?」
アリスは知らなくて当然です。
「えーと、確か・・・ そーだ、ルーミアだ。紅魔郷一面ボスのあいつだ。」
「こーまきょー?何ソレ?」
「あー 知らないものは知らなくていいぜ。」
「なにそれー・・・」
すると、ルーミアが向こうから近づいてきました。
「ここで遭ったが百年目!今回は新スペルカードでいざ、勝負!」
ルーミアは妙に気合いが入っているようです。
「まだ、6ヶ月ぐらいだ、と。」
魔理沙は普通に返しました。
「喰らえ!月符「閉じるムーンライトレ・・・」
「恋符「マスタースパーク」」
「白符「白亜の露西亜人形」」
ドォーン!
ルーミアは二人のスペルカード攻撃により、あっけなく吹っ飛ばされてしまいました。
「みなさぁぁぁーん!良い夜をお楽しみくださぁぁぁぁぁぁい・・・・・・」
ヒュールルルルルー・・・・
ルーミアは、謎のセリフを吐きながら落ちていきました。
「・・・行くか。」「そーね。」
目の前の障害を取り除いた二人は、博麗神社へ向かいました。
少女飛行中・・・・
「ついたぜ。」「着いたわ。」
二人は境内に着地しました。
「麗夢!居るかー?」
「・・・・」
アリスは何故か少し落ち着かない様子です。
「霊夢じゃないのなら居るわよー」
神社から声が聞こえてきました。
「お前は誰だー?」
「日光がダメで銀色のアレが苦手で臭い野菜が苦手な病弱っ娘よー」
「なんで説明的なのよ・・・。」アリスは少し呆れます。
「二人いるから分かんないぜー? 姉様の方かー? 妹君の方かー?」
「姉様の方よー」
神社の奥からレミリアが出てきました。
「・・・誰?」
「あぁ、紅魔郷ラスボス、紅魔館の主のレミリア・スカーレットだぜ。」
魔理沙は目の前のレミリアを親指で指差しながら言いました。
「だから、こーまきょーって何よ?」
「気にする必要は無いわ。」
「ラスボスのあんたが言うセリフじゃねえだろ・・・っと、そうだ。用件を忘れるところだった。霊夢のヤツを知らないか?」
「霊夢・・・?あぁ、霊夢なら『ちょっと野暮用で人間界に行ってくるから留守番頼んだ』って・・・。」
「「な、なんだってー!!」」
二人の声がキレイにハモりました。
「・・・どーしたの?そんな大声上げるほど重要なことでも?」
二人はレミリアに状況を説明しました。
「なるほど、確かにそー言うのを封印できるのは霊夢ぐらいしかいなさそーね。」
レミリアは冷静です。
「れ、冷静にそんな事言われても・・・・」
「ど、どーする?」
この二人は冷静じゃないようです。
とか何とか考えてるうちに・・・
シュイイィィィイイン・・・・・
「・・・今、何か聞こえたよな。」「今、何か聞こえたわよね?」「今、何か聞こえたわね。」
3人は音のする方向を向きました。
すると、そこには・・・
巨大なチェーンソーを持った殺人人形が立っていました。
「ねぇ・・・あの回転してる刃、何?」
「あんなの、幻想郷に無いしねぇ・・・。」
「咲夜なら知ってるかもな・・・。」
この3人は勿論チェーンソーを知るはずがありません。
しばしの沈黙、そして・・・・
「「に、逃げろー!!」」
3人・・・いや、2人は逃げ出しました。
レミリアがそこに残りました。
「おい、レミリア!?」
「危ないわよ!?」
二人はパニック状態です。
殺人人形はレミリアを無視し、まっすぐアリスに向かってきます。
銀色の チェーンソーを ギラつかせながら・・・
「アリス、逃げろ!」
魔理沙が叫びます。
「こ、腰が抜けちゃって・・・。」
アリスは泣きそうです。
その時です。
ガッ バターン!
突然、人形が石につまづいて転びました。
「「ハ!?」」
ヒューン・・・クルクルクル・・・・
チェーンソーは宙を舞い・・・
バリバリバリ・・・!
アリスの後ろの賽銭箱に引っかかりました。
「・・・・?」
「運命を操る程度の能力・・・なんて便利なのかしら。」
殺人人形を足で踏みつけ、動けないようにしながらレミリアが言いました。
「あっけ無い・・・。」
魔理沙も腰を抜かし、へなへなと座り込んでしまいました。
「そこの貴女、大丈夫?」
人形を足でグリグリやりながら、レミリアはアリスに話しかけます。
「・・・・・・ふぇぇぇーん・・・・」
アリスは突然泣き出してしまいました。
「お、おい?アリス?」
魔理沙は恐る恐るアリスに話かけました。
すると、アリスは魔理沙に抱きついて、
「ふえぇぇえぇん まりさー こわかったよー!」
「分かった!分かった!だからっ・・・離れろって・・・・」
魔理沙の顔がどんどん赤くなっていきます。
「・・・・人間って、よくわからないのね。」
悟ったような声でレミリア。人形はジタバタもがいてます。
「・・・アリスは人間じゃないんだがなー・・・つーか、離してくれ・・・。」
しばらくアリスをなだめたり
人形をスマキにしたり
元凶の魔理沙をボコボコにしたりしてるうちに、霊夢が帰ってきました。
手には何やら酒のような物体を持っています。
「・・・何してるの?七色魔法莫迦と魔理沙とレミリアで。」
「何で私だけ・・・」
アリスはちょっと悲しそうです。
「いや、あの、ちょっと、な。」
魔理沙は顔面が腫れています。。
「あの、賽銭箱がぶっ壊れてるんですが。」
「目の錯覚よ。それより・・・・」
レミリアはスマキにした人形を取り出しました。
「この人形の中の悪霊を封じ込めて欲しいんだけど?」
「いや、あの、その前に賽銭箱が。」
「・・・だから、目の錯覚だってば。」
「明らかに違うんですが。」
レミリアはカリスマ性を漂わせました。
「・・・封じ込めて欲しいんだけど?」
霊夢の第六感が「逆らったら殺される」と警鐘を鳴らしました。
「・・・分かったわ、でも、賽銭箱直してよね。」
霊夢は、人形を境内に置くと、
「霊符『夢想封印 集』」
ドンドンドンドーン!
霊夢から放たれた光の玉が、人形に直撃します。
そして、人形は動かなくなりました。
「いやー これで一件落着というわけだn(バコッ」
魔理沙はアリスに思いっきり後頭部を殴られ気絶してしまいました。
「・・・なんで魔理沙を殴るの?」
「・・・今回の騒動の原因が魔理沙だからよ。」
「ああ、なるほど。賽銭箱も直してもらおうかしら。」
「じゃあ、私はそろそろ帰るわ。咲夜も心配してるだろうし。」
と、レミリアは飛びさって行きました。
「ばいばーい・・・って、そこの七色魔法莫迦、あなたはどうするの?」
アリスはしばらく立ちすくんでいました。
「聞いてるー?」
ガンッ!
アリスは霊夢の頭をブッ叩きました。
「痛い! 何するのよー!」
霊夢は頭を抑えてアリスに言いました。
「七色魔法莫迦じゃ・・ないもん!霊夢のばかぁ!」
とそれだけ叫ぶと、アリスは飛び去って行きました。
「・・何よ、もう・・・・。」
霊夢は賽銭箱をチラリと見ました。
そして、ため息一つ。
「・・・魔理沙ー?」
魔理沙は完全に気絶しているよーです。
「ま、放っていてもいいわね。私も寝よう・・・。」
霊夢は魔理沙を境内に放置して、床につきました。
マーガトロイド邸
「グスッ・・・・」
アリスはベッドの上で泣いてました。
「私のバカー・・・霊夢に「ありがとう」って言わなくちゃいけないのに・・・」
人形たちがアリスの回りを囲んで慰めているような仕草をしてます。
「そうだ、明日はありがとうって言わなくちゃ・・・うん。」
翌日
博麗神社の木の影で
「・・・言わなくちゃ、言わなくちゃ・・・・」
とブツブツ言ってるアリスがいましたとさ。
幻想郷の魔法少女たちの話はまだまだありますが、
この話はこれでおしまいです。