Coolier - 新生・東方創想話

白百合散華

2003/10/09 23:16:56
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 その年は、いくら待っても春が来ませんでした。

 私は幾ら何でもおかしいと思って、雲の上まで様子を見に行きました。

 するとそこは、私が、そしてみんなが待ち焦がれていた春になっていました。

 私はとても嬉しくなりました。早くこの喜びを、地上のみんなにも伝えなければなりません。それが私の役目です。

 私は地上を目指しました。





 人間達を見つけました。まずはこの人達にこの喜びを伝えます。



 紅白色の人間がいました。

「春を伝えに来ました」


 放たれた結界が、私の身体を縛りました。



 白黒色の人間がいました。

      「春を伝えに      」


 放たれた光の奔流が、私の身体を灼きました。



 群青色の人間がいました。

            「春を           」


 放たれた刃物が、私の身体を貫いていきました。





 私は地上に向かっていました。飛んではいません。落ちていきます。どこまでも、どこまでも。

 私の身体が光の粒となって、さらさらと風に乗って飛んでいきます。

 悲しくはありません。私の身体は春の欠片となり、地上に降り注ぎます。そしてそれが、新たな春を生むのです。


 それが私の役目です。


 大地に緑を、草木に花を。新たな生命に、春の陽の祝福を。




 みなさん、今年もどうか、良い春を―――
うわしゃーい(謎

急に脳に湧いたアイデアを文章にするとこんな感じになってしまいます。皆さん、気をつけて下さい。
謎のザコ
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コメント



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1.30暖かいかき氷削除
白百合散りて春来たれり・・・儚し
2.40すけなり削除
物悲しい… リリー…