Coolier - 新生・東方創想話

幻想郷縁起より 「吸血鬼」

2014/08/16 01:33:50
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魔理沙が、何やら荷物を運んできてくれた。珍しいこともあるもんだ。


咲夜「いつもは持って行ってばかりなのに」

魔理沙「舌切るぜ。」


彼女が持ってきてくれたのは、“幻想郷縁起”という書物だった。


魔「ここらへんにいる妖怪を、纏めた本らしいぜ。」

咲「へえ。あなたは何ページ目に載っているの?」

魔「…。」

咲「もしもし」

魔「…121ページ。」


〜魔理沙帰宅後、レミリア起床〜

レミリア「…あら、咲夜もこの本に取り上げられているのね。」

咲「お嬢さま、私のことなど気になさらず、ご自分のページを…」

レ「あなたのところなんて、もう開いてないわよ。…あ、あったわ。」



【 吸 血 鬼 】

・カリスマの具現


咲(は?)

レ「ふふ…分かっているじゃない。この本を書いたやつは、なかなか見る目があるわね」


・幻想郷のパワーバランスの一角を担う


レ「うふふふふ。そうよねぇ。だって私、強いし!」

咲(もしかしてこれ書いたの、魔理沙かしら…)


・驚異的な身体能力と魔力を誇る


咲「レミリア様は、本気を出すと、さぞお強いのでしょうね。本にも、『大木を片手で持ち上げる』などと書いてありますし」

レ「んー?そりゃあもう、すごいわよぉ。うふふ…」

咲「それでは、実際に試してみましょうか。」

レ「エッ?」



・樹齢1000年の大木を片手で持ち上げる


咲「では手始めに、樹齢100年のものからいってみましょう。」

レ(…え?ちょ、これ大きくない?これでも100年程度なの?無理なんだけd)

咲「すみません、少々ハードルが低すぎたでしょうか。では、こちらの500年のほうを…」

レ「咲夜!」

咲「はい?」

レ「わ、私ねっ、あの…そう、突き指!突き指しちゃったの!」

咲「…何をなさっているときにですか?」

レ「へっ?え、えっとね、んと……弾幕ごっこしてたの、美鈴と!」

咲「…弾幕ごっこで身体接触すること、ありますか?」

レ「……ボール。」

咲「はい?」

レ「なんか美鈴が、いきなりドッヂボール投げてきて、それで…」

咲「次、行きましょうか」



・瞬きする間に人里を駆け抜ける


咲「とりあえず、人里にある地蔵にタッチして、戻ってきて下さい。目標時間は3秒です。」

レ(はあ?3秒なんて、そんなの不可能に決まってr)

咲「よーい、スタート」

レ「ひええぇ」


〜3分後〜

レ「ぜー、ぜー…」

咲「…お嬢さま?」

レ「…人がさあ!」

咲「はい。」

レ「人がすごくいっぱいいて、渋滞がー」

咲「夜中です。今は。」

レ「夏だし、お祭りの頃合いだから…」

咲「今年の祭事は、先週を最後にもうありません。」

レ「じ、じゃあ、信号機が…」

咲「何ですかそれ」



・頭以外が吹き飛んでも、元通りになる


咲「…」

レ「咲夜、それ…」

咲「ギロチンですw」

レ「平然と言ってのけるわね…。でも、抜かったわね。誰がそんなものにノコノコと近づk」

咲「えーと、時計とけい(ガサゴソ)」

レ「やめてーっ!」





咲夜へ

よう、わたしだぜ。幻想郷縁起はどうだった?とりあえず、紅魔館のやつらにはひと通り読んでもらって、感想を伺いたいというのが、
著者からの伝言だぜ。

あと、BoiLから『本文中の“・”以下の文章は、東方求聞史紀から、少し文の形を変えて引用させていただきました』とのことらしいが、一体何のことだか、さっぱり分からないぜ。

BoiL
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コメント



0.160簡易評価
7.30名前が無い程度の能力削除
作者さまが書きたかった内容はおそらく書けているのだと思いますが、
ほぼ全てが会話文、それも長さは一行だけ、では
SSというにはやや力不足かもしれません。
地の文の練習をしてみてはいかがでしょうか?